メルカリは、不要になった靴を出品する先として重宝されています。使わなくなった靴を気軽に出品してお金に換えられるため、メルカリで靴を出品している人もたくさんいます。
しかし、靴が思うように売れなくて困っている人も多いです。靴はあらかじめ売り方のポイントを押さえておかないと、簡単には売れません。
そこで今回は、メルカリで靴を売る際のコツや、意識すべき点について紹介します。メルカリで靴の出品を検討している人は、ぜひ目を通してください。
不要になった靴を売る方法
靴を売るための方法は、一つではありません。それぞれの売り方によって、売値や手間ひま、必要なものなどが異なるため、どの売り方が自分に合うのか知っておきましょう。
ここでは、靴を売るための方法について紹介します。いずれの方法も気軽に実践できるものばかりなので、不要な靴が多い人は参考にしてください。
最寄りの中古買取店で売る
付近に中古買取店があれば、靴を持って行って売却できます。靴を持ち込むだけなので、最も手軽に売却できる方法と言えます。
ただし、近くにお店がない場合、遠方までわざわざ向かわなければいけません。売りたい靴が大量にあるなら、それらすべてを持ち込まないといけないため、手間がかかります。
持ち込み後すぐに査定をしてくれるため、直接交渉しやすい点は、大きなメリットです。一方で、ブランド品以外は大した買値がつかず、労力に対してリターンが見合わないケースも多々あります。
宅配可能な買取業者を利用
買取業者の中には、宅配による買取が可能な場合もあります。家にいながら買取を依頼できるため、靴が多くて運ぶのが面倒な場合でも、手軽に買取を依頼できます。
靴を送ってから査定まで時間がかかるため、結果が出るまで数日かかる点が、主なデメリットです。また、査定結果に納得いかずに返送してもらう場合は、別途送料が発生する可能性もあります。
フリマアプリで売る
メルカリをはじめとしたフリマアプリで、靴を出品して販売する方法もあります。自分で出品したりやり取りしたりと手間こそかかるものの、得られるリターンも大きいです。
価格をこちらで決められるので、大抵の場合買取業者の査定価格より、高価格で販売できます。得られる金額が大きいのは、大きなメリットです。
ただし、必ずしも希望価格で売れるとは限りません。購入を希望する人が現れない場合、いつまでも売れずに残ってしまう点も、買取とは違う明確なデメリットと言えます。
靴を売るためのコツ
靴を売るためには、売る前の下準備が欠かせません。より良い状態で出品することで、売れやすくなることはもちろん、高値で売れる確率も高められます。
メルカリは、商品を直接手に取って確認ができません。その分、靴をどれだけ魅力的に出品できるかどうかで、売れ行きが大きく変動していきます。
ここでは、靴を売るためのコツについて紹介します。靴が売れずに悩んでいる人は、必ず頭に入れておきましょう。
靴を洗って汚れを落としておく
靴は外で着用するものなので、どうしても汚れてしまいがちです。使った靴をそのまま出品すると、汚れている写真を使うことになってしまい、なかなか購入されません。
出品する写真を撮る前に、最低限靴をきれいにしておきましょう。布でこすったり、水で洗ったりするだけでも、見た目が大きく変わります。
注意点として、革靴のように専門的なお手入れが必要な靴の場合は、事前に方法を確認しておいてください。間違った方法で手入れをしてしまうと、シミが残ったり傷がついたりして、余計に売れなくなってしまいます。
靴のにおいを落とす
長く使用した靴は、どうしてもにおいがついてしまいます。出品前に必ずにおいはケアしておきましょう。洗って干しておけば、大抵のにおいは落とせます。
においは購入するまで分からないので、一見販売には無関係に思えます。しかし、購入後ににおいが残った状態だと、購入者から低評価をつけられる確率が高いです。
低評価が増えると、ほかの靴がどんどん売れにくくなってしまいます。長期的にメルカリを利用するのであれば、売る前だけでなく売った後のことも考慮することが大切です。
付属品の有無を記載する
ブランド品の靴になると、本体以外にも外箱やアクセサリー、保証書など、付属するものが多くなってきます。出品するなら、なるべくこれらすべてが揃っていることが好ましいです。
付属品については、商品説明欄でなにがあってなにがないのかを記載してください。記載漏れがあると、後々トラブルの原因になってしまいます。
すべてそろっている場合は、写真を使ってそろっていることを強調すると、より売れる確率を高められます。
売れる確率を上げるための写真の撮り方
メルカリで靴を売るために、写真の撮り方は非常に重要です。同じ靴でも、撮り方一つで売れるかどうかは大きく変わってきます。
売れる確率を高めるためには、靴の状態を少しでも良く見せる必要があります。撮影のポイントを知っていれば、素人でも見栄えの良い写真を撮るのは難しくありません。
ここでは、靴を良く見せるための写真の撮り方について紹介します。出品時の写真に悩んでいる人は、ぜひ撮り方の参考にしてください。
撮影環境を整える
写真の良し悪しは、撮影環境に大きく左右されます。まずは、良い写真を撮るための環境作りから始めてください。
大前提として、写真は明るいところで撮ったほうが良いです。日光に頼れない場合は、照明やライトを駆使して、光量を確保してください。
撮影時の背景は、白一色にすると靴が強調されてきれいに撮れます。室内で撮影する際は、撮影キットの活用がおすすめです。
ちなみに、カメラにはそこまでこだわる必要はありません。スマホを使った撮影でも、撮影環境さえ整っていれば、十分きれいな写真が撮れるからです。
加工した写真を使わない
現在は、写真を加工することでいくらでも被写体をきれいにできます。しかし、メルカリでは商品の加工は厳禁です。
理由は、写真と実物の差が大きくなってしまうからです。写真だけ良くても、実物の靴がきれいでなければ、低評価の原因になってしまいます。
前述した通り、低評価はメルカリで出品を続けるうえで絶対に避けるべきものです。撮影環境は積極的に整えるべきですが、写真そのものを加工する行為は避けましょう。
写真は複数用意する
出品時の写真は、複数アングルから撮ったものを用意してください。一つの方向だけだと、商品の状態がよくわからず、購入されにくいです。
最低でも、3~4方向から撮った写真を用意して、靴の全体が把握できるようにしましょう。
特に、シミや傷など商品に不備がある場合は、必ずその部分が分かるような写真を用意してください。傷を隠したほうが売れやすいですが、売れた後確実にトラブルになってしまいます。
靴を売るために必要な紹介文
メルカリで写真と同じ位重要なのが、商品の紹介文です。必要事項を漏れなく記載していないと、購入者が不安になってしまい、購入まで踏み切ってくれません。
とはいえ、すべての情報を詰め込み過ぎても、見づらくなって購入者が敬遠してしまいます。過不足ない内容で、なおかつ読みやすい文章を心がける必要があります。
ここでは、靴の紹介文を書く際に意識すべき点について紹介します。
必要な情報のみを記載
商品の紹介文には、必要なことだけを記載してください。不要な内容までもれなく記載すると、文章量が多くなってしまい、読み手が理解できなくなってしまいます。
たとえば、購入時の価格や売却する理由などを書く人は、それなりに存在します。しかし、これらの情報はいずれも購入者にとって重要な情報ではなく、必要な情報を探す際のノイズになりがちです。
ブランド名やサイズ、色に状態など、必要な情報だけを過不足なく記載することが大切です。商品説明文を書き終わったら、一度時間を置いてから確認して、不要な内容が入っていないか確認してください。
商品のブランド名
靴はハイブランドの商品も多く、ブランドから検索して購入する人も少なくありません。
ブランド品の靴であるなら、必ずブランド名は記載してください。商品説明だけでなく、タイトルにも記載すると、より効果的です。
注意点として、ブランド物を出品する際は、偽物だと思われないようにしてください。ロゴや保証書などを一緒に掲載し、本物だと証明することが重要です。
使用状況
履き心地や履いた感想などは、購入者にとって不要な情報です。一方で、靴をどのくらいの期間、どの程度の頻度で履いていたかは、非常に重要な情報なので、必ず記載してください。
実物の靴を直接確認できないメルカリでは、使用状況から靴の状態を判別しなければいけません。その際、靴の使用状況が記載されていないと、状態を確認できず購入に踏み切れません。
最低でも使用頻度や購入時期、目立った傷や汚れの有無などは、正確に記載してください。靴の具体的な状態が分かるほど、購入者も買いやすいです。
サイズおよびサイズ感
靴のサイズは、必ず記載してください。どんなに良い靴でも、サイズが合わなければまともに使用できません。
また、実際のサイズとは別に、履いた際のサイズ感も併せて記載すると、購入者が靴の履き心地をイメージしやすいです。
ナイキなどの一般的な靴と比べ、履き心地やサイズ感がどう違うかなどを記載することで、より購入してもらえる確率を高められます。
値下げ交渉の可否
メルカリでは、値下げ交渉が頻繁に行われています。そのため、あらかじめ商品説明文に値下げ交渉の可否を記載しておけば、余計なやり取りを減らせます。
当然ながら、値下げ不可より値下げ歓迎と書いたほうが、購入者の反応は良いです。あえて相場より少し高めの価格設定をして、値下げを前提にするといった戦略も効果的です。
商品のマイナスポイント
靴の傷や汚れ、シミなどの情報は、必ず記載が必要です。状態の悪さを隠して売ったとしても、トラブルになる確率が高いからです。
マイナスポイントを記載することで、確かに売れる確率は下がります。しかし、それでも良いと納得した購入者だけが購入を希望してくれるため、低評価をつけられる心配はほぼありません。
文章で説明するだけでなく、該当箇所の写真を撮って一緒に掲載することで、より誠意が伝わります。
メルカリの出品におけるよくある質問集
ここでは、メルカリに関するよくある質問をまとめました。多くの人が気になっている部分なので、だれもが一度は疑問に思ったこともあるでしょう。
事前に知識として知っておけば、効率的にメルカリを利用できたり、うっかり規約に触れてしまうことを防げたりするので、あらかじめ頭に入れておきましょう。
出品が禁止されているものを出品したらどうなる?
メルカリにも、出品できないものはいくつかあります。誤って出品が禁止されているものを出品した場合、その商品は即座に削除されてしまいます。
一回だけであれば、商品が削除されるだけで終わりです。しかし、何度も出品を繰り返すと、ペナルティとして期限付きのアカウント停止処分を受けます。
最悪の場合、アカウントを凍結されてメルカリを利用できなくなってしまいます。あらかじめ規約を確認し、出品禁止の商品を取り扱わないよう注意しましょう。
特定の出品者を検索することは可能ですか?
結論から言うと、メルカリでは出品者を個別に検索する機能はありません。
気に入った出品者がいる場合は、フォローしておくと新商品や値下げの通知が来るので、活用してください。
または、気になる出品者の商品にいいね!をつけておくことで、間接的にブックマークとして利用することも可能です。
出品した商品は取り消しが可能?
出品した商品は、何度でも取り消しが可能です。再出品するための手間こそかかりますが、ほかにコストは一切かかりません。
一度出品した商品を取り消して再出品することで、再び検索上位に表示させるというテクニックがあります。出品後しばらく経っても売れなかった商品に対しては、積極的に活用していきましょう。
ただし、出品と取り消しを短期間で連続しておこなうと、ペナルティを受ける可能性があります。特に、再出品は短期間でやりすぎると、出品した商品が検索結果に表示されなくなってしまうので、ある程度時間を空けてから作業をするようにしてください。
まとめ
メルカリでは、靴も積極的に取引されています。靴は見た目や履き心地などによって売れるかどうかが変わってくるため、出品した状態でこれらを購入者にどれだけ伝えられるかが重要です。
出品前には、靴の汚れやにおいを落とし、傷や付属品を確認してください。掲載する写真の撮影環境にも気を配り、できるだけ良い商品に見せることが、売るためのポイントです。
サイズや履き心地、傷の内容などは、商品説明欄にもれなく記入します。客観的に見て、実物を見なくても靴の状態がわかるような説明文を心がけてください。
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