パソコンを使った初心者向けの在宅ワーク7選！仕事をする上で押さえるべきポイントもご紹介

昨今では、初心者でもパソコンを使って在宅でできる仕事が数多く存在します。出勤する必要がなく、勤務時間が選べるので、自分の都合に合わせて自由に仕事をすることが可能です。

しかし、在宅ワークの経験がなかったり、パソコンが不慣れだったりすると自分にもできるか不安という方も多いのではないでしょうか。しかし、初心者で特別なスキルがなくてもできる仕事がたくさんため心配ありません。

今回は、初心者の方でも在宅でできるパソコンの仕事をご紹介します。パソコンを使って在宅で仕事をするメリットやデメリット、注意するべきポイントについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

パソコンを使ってできる在宅ワークとは？

まずは、パソコンを使って在宅でできる仕事とはどのようなものなのか、基本的なことを解説いたします。

まったく経験がないという方も、当項目に目を通してイメージを膨らましてみてください。

在宅の仕事は急増している

近年、パソコンでできる在宅ワークは、凄まじい勢いで増加しています。その主な理由は、以下の3点になります。

• インターネットの普及によりスマホやパソコンユーザーが増加した
• ビジネス環境に急速なデジタルシフトが起きた
• コロナ禍でテレワークが急増した

在宅での仕事というと、かつては内職のイメージが強くありました。手作業で作ったものを段ボールに詰めて送るといったスタイルです。

しかし現在は、そのような仕事はなりをひそめ、仕事の獲得、契約、納品、報酬の受け取りまでをすべてネット経由で行うというのが主流になっています。

このスタイルだと、子育てやパートをしながらスキマ時間を使って働くことができ、会社員でも仕事終わりや土日などの休日を利用して副業というかたちで行うことも可能になります。

仕事を依頼する企業にとっても発注から支払いまでの業務が大幅に効率化できるので、時間やコストを削減できる点がメリットと言えるでしょう。

加えて、この数年で副業を許可する企業が急増している点も、パソコンを使った在宅ワークにとって大きな追い風となっています。

在宅ワークの報酬は？

先述したように、報酬の支払いもネット経由になるので、在宅ワークの報酬形態は登録した銀行口座に振り込まれるのが一般的です。

報酬のタイプは、以下の2つが主流です。

• 案件ごとに単価が決まっている
• 時間給

最初に条件が提示され、それに同意すれば契約となり、問題なく仕事が納品できれば報酬が支払われます。

初心者でもできる在宅ワーク7選

この項目では、本題の初心者でもできる在宅ワークを7つご紹介いたします。

いずれも特別なスキルや資格などがなくても、すぐに始められる仕事となっていますので、ぜひチャレンジしてみてください。

データ入力・文字起こし

初心者にもっともおすすめのパソコンを使った在宅ワークの一つが、データ入力や文字起こしです。

データ入力は、与えられた数字や名前などのデータをExcelなどの表計算ソフトに入力していく仕事です。同じ作業の連続のため、難しいパソコン操作はほぼありません。慣れるとこなせる仕事量も増えるため、報酬アップが期待できます。

文字起こしは、インタビューなどの音声データを文章にする仕事です。データ入力に比べると内容が多彩で聴覚も多用するため、こちらの方が楽しくてやりやすいという方もいらっしゃるかと思います。

ライティング

ビジネスや趣味、ライフスタイルなど、自分が得意だったり、ネットで調べたりしたものをWeb記事にするのがライティングです。

文章や構成を考えたり、読者にささる記事を考えたりするのが好きな方にはうってつけです。1文字ごとに単価が決まっていたり、記事数で報酬が決められていたりします。

自分でブログを立ち上げ、そこでクライアントの商品やサービスを宣伝し、売上に応じて成果報酬をもらうアフィリエイトもあります。

アンケートモニター

パソコンだけでなく、スマホで簡単にできるのがアンケートモニターです。

アンケートに答えたり、試供品を試した感想を伝えたりして報酬をもらいます。スキマ時間を有効活用したい方にはピッタリでしょう。

コールセンター・テクニカルサポート

商品の注文を受けたり、アポ取りをしたりするコールセンターの仕事も在宅でできます。

商品やサービスの使い方を説明したり、トラブル対応をしたりするテクニカルサポートも完全在宅で行うことができます。

最初に研修を受ける必要があるうえ、会話や説明が得意でなければ難しいかもしれません。しかし、慣れればある程度方にはまっている上、他の在宅ワークに比べると時給や単価が高いことが多いので、やり甲斐はあるでしょう。

動画配信

YouTubeなどの動画サービスで動画配信をし、動画再生数を稼いで報酬を得る方法もあります。

買っているペットの様子や、趣味、得意技など独自性の高い動画を配信するとフォロワーが増えたり、一気に拡散されることがあったりするので、上手くいくと高報酬が狙えるでしょう。

覆面調査

覆面調査とは、実店舗を訪れたり、Web上のサービスを利用したりして、客を装い、接客態度や使い勝手を調査・報告する仕事です。

完全在宅とは限りませんが、チェック項目は決められているのでさほど難しくはないでしょう。ただし、一定以上のコミュニケーション能力が求められるため、人との交流が苦手な方にはおすすめできません。

せどり

自分の好きな商品を仕入れて、ネットで販売するのがせどりです。

仕入れるのが難しければ、フリマサイトで不要品を売ることから始めてもよいでしょう。手先が器用ならハンドメイド作品を扱う方法もあります。

特に、メルカリやラクマといったフリマサイトは、アプリにアカウント登録をすれば誰でもすぐに出品できるうえ、収益を得ることができるのでせどりの入り口としてはおすすめです。

パソコンを使う在宅ワークのメリット

この項目では、パソコンで在宅ワークをするメリットをご紹介いたします。具体的には、以下の4点です。

• 時間に縛られない
• 場所を選ばない
• 人間関係が楽
• 身なりに気を遣わなくていい

時間に縛られない

パソコンを使った在宅ワークは、納期さえ守ればいつ仕事をしても構いません。

会社に勤務する場合は、労働時間が決められているのでそれに間に合うように出社し、退社時間までは完全に拘束されます。しかし、パソコンを使った在宅ワークなら、24時間・365日好きな時間に好きなだけ仕事ができます。

5分でやめてもよいですし、自分さえよければ10時間ぶっ通しでやり続けることもできるのです。しかも誰からも何も注意されることはありません。

ツールもパソコンがなければできないものばかりではありません。アプリやソフトによってはスマホで作業できる業務も多いので、通勤中や、旅行や買い物の隙間時間、美容院やエステの待ち時間などに行うことも可能です。

場所を選ばない

時間だけでなくネット環境さえ整っていれば、どこで仕事をしても問題ありません。電車や車、カフェや図書館、公園やキャンプ場で行っても構いません。

在宅だからといって必ずしも自宅にいる必要がない点は、非常に自由度が高く気が楽なため続けやすいでしょう。

人間関係が楽

パソコンを使った在宅ワークは人間関係も非常に楽です。Zoomなどのビデオ通話を使うケースもありますが、それよりも案件数としてはアプリ内のやり取りやチャットやメールだけで完結するものの方が多いです。

そのため、基本的に直接誰かと会って仕事したり、仕事ぶりを上司から監視されるといったことや、部下の様子をうかがって仕事を頼んだり注意したりといったこともありません。

中には、氏名や住所といった個人情報を伏せてできる仕事もあるので、立場上、顔出しや実名公表を避けたい方にもうってつけでしょう。

身なりに気を遣わなくていい

パソコンを使った在宅ワークは、服装やメイク、髪型といった身なりに気を遣わなくて済む点も大きなメリットでしょう。顔出しがない案件が大半のため、寝起きのままやお風呂から出た後でも気にせず仕事ができます。

メイクやヘアーセットは意外と時間がかかります。メイク落としやシャンプーの手間まで考えれば、これらを省けると非常に楽ではないでしょうか。

洋服選びに時間を取られることもありません。その時間を仕事や家事などに充てることができるのは、大きな利点でしょう。

パソコンを使う在宅ワークのデメリット

続いて、パソコンで行う在宅ワークのデメリットについて考えていきましょう。具体的には、以下の5点になります。

• 地道な作業が多い
• 高報酬を得るのが難しい
• 長時間労働を強いられるケースがある
• 確定申告が必要な場合がある
• 自分にトラブルがあると無収入になる

地道な仕事が多い

在宅ワークのパソコン作業は地味にコツコツと行うものが多いです。

パソコン画面を見ながらひたすら同じ作業を繰り返したり、誰とも会話せずに何時間も仕事を続けなければならなかったりするケースも少なくありません。

そのため、モチベーションを維持するのが難しく感じられたり、飽きっぽい人には苦痛に思えたりすることがあるでしょう。

高報酬を得るのが難しい

とくにスキルがなくてもできる在宅のパソコン業務は、報酬が低いケースが少なくありません。

高報酬が期待できる仕事の場合でも、そこに至るまでに数ヶ月あるいは年単位の時間がかかることが多いです。

お小遣い稼ぎやちょっとした生活費の足しにする目的なら問題ありませんが、ローン返済や子どもの学費、車の購入費といった高額資金を稼ぐのは容易とは言えません。

長時間労働を強いられるケースがある

パソコンを使った在宅ワークは、一つの案件でも長時間労働が強いられることが多いです。場合によっては、1日に数時間ずっと座ったままで作業しなければなりません。

ミスがあれば修正が必要なうえ、期限が決まっている場合は、夜中や早朝でも仕事をしなければならないことがあります。慣れると格段にスピードアップできるものも多いですが、それまでとくに初心者にとってはストレスに感じることもあるでしょう。

運動不足や不摂生を引き起こすケースも少なくないため、しっかりとした自己管理が求められます。

確定申告が必要な場合がある

専業で行うにしても、副業にしても、パソコンでの在宅ワークでは確定申告が必要になるケースがあります。確定申告が必要なのは以下の場合です。

• 専業（専業主婦や学生などどこにも勤務していない）：収入が48万円以上になった場合
• 副業（会社に勤務している）：収入が20万円を超えた場合

この場合の収入とは、純粋な報酬や売上高ではありません。パソコンやその他、在宅ワークにかかった経費がある場合は、その金額を差し引いた額が対象となります。

よって、もしフリマアプリなどでせどりをする場合、仕入れや送料、梱包に必要な段ボールのコストは経費として計上できます。覆面調査などでかかった交通費も経費になります。

自分にトラブルがあると無収入になる

怪我や病気などのトラブルがあって仕事ができなくなると、完全に無収入になってしまうのもデメリットです。

会社員であれば、復帰までの給与や入院代や治療費が社会保険などで補償されるケースが大半です。しかし、在宅ワークの場合は、自身でこれらのリスクに備える必要があります。

初心者がパソコンで在宅ワークをする際のポイント

この項目では、初心者がパソコンで在宅ワークをする際のポイントや注意点について解説いたします。

派手な成果を狙わない

上述のように、パソコンで行う在宅ワークは地味で低報酬のものが多いです。そのため、最初から高報酬を狙って稼ごうとしないように気をつけてください。

欲を出しすぎて「短期で高報酬！」「1日で30万円稼げる」といった案件に手を出すと、詐欺に遭うなどして痛い目に遭う可能性があるので要注意です。

あくまで地道にコツコツと続けて、徐々に収入をアップさせるというのが賢明なやり方だと肝に銘じておきましょう。

スケジュール管理を重視する

パソコンで行う在宅ワークは、納期がきっちりと決められていることが多いです。納期を遵守すれば信頼が得られて、さらに好条件の仕事をもらえることにつながります。

しかし、納期に遅れると契約が打ち切りになり、報酬をもらえなかったりする場合もあります。

そのため、本業や日常生活とのバランスを考えてしっかりとスケジュール管理を行ったり、最初から無理に多くの業務を詰め込まないように気をつけたりする必要があるでしょう。

誠実に仕事をする

とりわけ副業の場合は忙しい中で在宅ワークをすることが多いため、つい仕事が雑になってしまう恐れがあります。しかし相手もプロなので、いい加減な仕事をしているとすぐに見破られてしまうでしょう。

特に最初のうちは時間がかかるかもしれませんが、ミスなく丁寧に一つ一つの案件をこなすようにしてください。それがかえって先で条件のよい仕事につながるため、最後まで誠実にやり遂げましょう。

本業の就業規則を確認する

副業で在宅ワークをする場合は、現在勤務している会社の就業規則で、副業が許可されていることを確認してから始めるようにしてください。中には公務員のように副業が禁止されていることがあるので十分に注意する必要があるでしょう。

また、副業が許可されていても、その内容によっては本業に支障が出たり、会社に迷惑をかけたりする可能性もあります。判断が難しい場合は、上司など然るべき立場の人に相談してから始めるのが無難でしょう。

まとめ

初心者でも、パソコンを使えば在宅でできる仕事が数多く存在します。 最初から稼ぐことを意識しすぎず、まず楽しく続けやすそうなものから試してみるのもよいでしょう。

そしてパソコンを使って在宅ワークをするというスタイルに慣れてきたら、徐々に変化をつけたり手を広げたりするのもおすすめです。

誠実に続けていると、思わぬクライアントからオファーが来たり、やり甲斐のある仕事に出会えたりすることもあるので、楽しみにして頑張ってください。