せどりに必要なものとは?用意すべきものやあると便利なものについて詳しく解説します

せどりとは、品物を安く仕入れて適正価格で売りに出し、儲けを得る事業です。主にネット上で業務を行い、場所や時間に縛られず自由に働ける点が魅力です。誰でも簡単に始められ、副業としても人気があります。

しかし、せどりビジネスを始めようとする人の中には、どんなものを準備すればよいか分からないという人もいるのではないでしょうか?この記事では、せどりに最低限必要なものに加えて、あると便利なグッズなども紹介していきます。

目次

用意すべきもの

用意すべきもの

せどりは、PCやスマホさえあれば誰でも簡単に始められるビジネスだと言われますが、それはあくまでも必要条件の話です。実際にビジネスを行うめには、他にもある程度用意すべきものがあります。では、せどりを行う上で最低限必要なものとは、一体どんなものなのでしょうか?

ここからは、実際にビジネスを始める際に必要となるものについて解説していきます。

PC・スマホ

せどりでは基本的にネット上で品物を販売するため、インターネットが利用できる端末が必須です。最低限の環境を整えるだけなら、スマホやタブレットでも問題ありません。ただし、本格的なビジネスを行うのであれば、やはりPCが必要になります。

また、作業を効率的に行うためのツールを使用する場合は、利用するインターネットブラウザにも注意が必要です。ほとんどのツールはGoogle Chrome向けに作られていて、他のブラウザでは利用できません。特に理由がなければ、Google Chromeを標準ブラウザとして使用することをおすすめします。

なお、OSに関してはWindowsとMacのどちらでも問題ありません。一部のツールはWindows専用となっていますが、ほとんどのツールはブラウザに依存しており、MacからGoogle Chromeを起動すれば問題なく利用できます。

クレジットカード

せどりを始めるには、まず売り物を用意しなければなりません。そのためには、品物の仕入れから始める必要があります。仕入れは現金を使って行うことが可能ですが、せどりをより効率的に進めるためには、クレジットカードの利用をおすすめします。

クレジットカードなら、その月の仕入れの代金をまとめて後払いできるからです。購入する時点でまとまった資金が用意できなくても仕入れを行うことができ、その月の売上金を支払いに充てることが可能です。効率的に資金を運用することができます。

また、クレジットカードなら、さまざまなショップの利用明細をまとめて管理できます。各種ショップのレシートを保管し、ひとつひとつチェックする手間を省くことができて便利です。帳簿付けなどの事務作業もスムーズです。

ただし、いくら後払いとはいえ、支払いの計画を立てず、むやみに買い物をするのはおすすめできません。もし支払いが滞れば、信用問題にかかわります。最悪の場合、ブラックリストに入る可能性もあるので気を付けてください。

銀行の口座

銀行の口座自体は既に持っている人が大半ですが、ビジネスを効率的に進めるなら、せどり専用の口座を用意することをおすすめします。個人的な口座とは別にすることで、資金の出入りがより分かりやすくなり、管理がシンプルになります。特にインターネットバンキングが利用できるサービスなら、いちいち記帳をしなくても資金の出入りが確認できて便利です。

なお、せどりに楽天を活用している場合は、楽天銀行がおすすめです。楽天関連サービスを利用すると、ポイントがたまったりなど、さまざまな恩恵を得られます。

調査用ツール

せどりを本格的に行うためには、綿密な調査が必要です。そのすべてを自分の手で行うことも可能ですが、それでは効率がよくありません。そのため、多くのユーザーは便利なツールを活用しています。

せどりツールの中には、さまざまな種類があります。例えば、品物の需要を調べることができるものや、相場価格の推移を調べることができるものなどが挙げられます。これらを効率的に活用することで、適切な品物を適切な価格で売りに出すことが可能になります。

代表的なせどりツールは、以下です。

これらの他にも便利なツールがたくさんあります。どれが一番よいということはなく、自分に合ったものを選ぶことが大切です。各ツールの特徴をよく確認し、自分のビジネススタイルに適したものを選びましょう。

参考:Keepa

参考:メルリサーチ

参考:NEW TYPE-DELTA TRACER

ECサイトのユーザーID

仕入れや販売のためには、各ECサイトのユーザーIDが必要です。なお、販売ユーザーと購入ユーザーでは登録の窓口が異なることがあるため、間違えないように気を付けてください。登録の際には身分証明書の提示が求められるケースなどもあります。必要な書類を準備した上で手続きを始めましょう。さらに、サービスによっては登録の際に審査が必要なこともあります。審査にはある程度の期間が設けられることが予想されるので、余裕をもった日程で行動することが求められます。

ちなみに、販売・購入を行うサイトをどこにするべきかは、扱う品物によって異なります。サービスによって主なユーザー層が異なるため、それをふまえた使い方をするのが理想的です。例えば、メルカリは比較的幅広い層のユーザーが利用しており、女性のユーザー数がやや多いのが特徴です。

対して、ヤフオク!はメルカリに比べて比較的ユーザーの年齢層が高く、男性のユーザー数が多い傾向にあります。つまり、大人の男性向けの品物を扱うならヤフオク!が適しており、若い女性向けの品物を扱うならメルカリが適していると言えます。

ネット回線

せどりは、基本的にネットを介して行うビジネスです。よって、ネット環境は必須です。最近では、フリーWi-Fiを活用すれば誰でもインターネットに接続できます。しかし、ビジネスを行う際にフリーWi-Fiを使用するのは適切ではありません。カフェなどの施設で利用できるパブリックWi-Fiへは不特定多数のユーザーが接続するため、同じ回線を介してアカウント情報などが盗まれる危険性があるからです。

せどりは、仕入れに使うECサイトの購入アカウントや、販売に使うセラーアカウントなど、他人に知られてはいけない情報を多数扱うビジネスです。もしこれらのアカウントがハッキングされたら、金銭的被害はもちろん、各サービスからの信用を損なう危険性があります。これらの情報は、丁重に保護しなければなりません。そのためには、パスワードなどで保護されたプライベートのネット回線が必要不可欠です。

もしすでに自身のアカウント情報が盗まれた場合には、各サービスのヘルプセンターなどに相談することをおすすめします。

プリンター

せどりは主にネットを介して行うビジネスであるため、そのすべてがネット上で完結するとイメージする人が少なくないのではないでしょうか?しかし、実際にはそういうわけではなく、紙の書類を用意しなければならないシーンもあります。

書類を印刷する場合、コンビニのプリンターでも行えます。しかし、長期的に見ると、コストパフォーマンスがよくありません。自家用プリンターを購入した方が安上がりです。

プリンターは特に高性能のものでなくても問題ありません。写真やイラストを印刷するわけではなく、白黒のテキストを印刷するのが主な目的なので、最低限の機能さえあれば十分です。

価格改定ツール

せどりビジネスの効率をアップさせるツールの中には、調査をサポートするものだけでなく、他の作業を自動化するものが存在します。価格改定ツールがその代表的な例です。

せどりにおいて重要な要素の一つは、適正価格で品物を販売することです。しかし、適正価格は日々変動しています。そのため、時間が経つと、品物を売りに出した時の値段設定が適切でなくなることがよくあります。相場の動向を見ながら価格を頻繁に調整し、適正な値段を維持する必要があるのです。

上記を手作業で行うと、時間と手間がかかります。さらに、取り扱う品数が多ければ多いほど、負担は大きくなります。こうした作業を自動化できるのが、価格改定ツールです。代表的なものとして、以下の2種が挙げられます。

これらのツールを活用することで、作業の効率を大幅にアップさせることができます。その分、他の作業に集中でき、利益を増やすことが可能です。

参考:プライスター

参考:マカド!

会計ソフト

せどりビジネスは個人事業として扱われ、確定申告などの事務作業を自分で行わなければなりません。これは本業として本格的に取り組んでいるユーザーだけでなく、副業として一定の収益を得ているユーザーにも当てはまります。

確定申告を手作業で行おうとすると、非常に多くの作業が必要となります。よって、ある程度自動化ができる会計ツールを導入することをおすすめします。ツールを活用することで情報の管理が簡単になり、ミスも減ります。

古物商許可

中古品を仕入れたり、売りに出したりすることを考えている場合は、古物商許可が必要です。これは法律で定められており、違反すると罰則の対象となるので気を付けてください。手続きは管轄の警察署で行い、いくつかの書類の提出が求められます。具体的にどんな書類を用意すべきかは、地域や事業の形態によって異なります。あらかじめ相談を行っておくとスムーズです。

なお、古物商許可を得るには、審査に通過する必要があります。審査にはかなりの時間がかかるため、余裕をもって手続きを行ってください。

梱包材

品物を買い手の元へ届ける際には、梱包材を使用しなければなりません。段ボールや封筒だけでなく、必要に応じて緩衝材やOPP袋なども用意しなければなりません。配送中に品物が破損する危険性があるためです。

例えば、壊れやすい品を緩衝材を使わずに梱包して発送した場合、配送中の衝撃で破損する可能性があります。壊れた状態の品物を受け取った買い手は返金を求めます。時には大きなトラブルを引き起こすこともあります。

上記のような問題を事前に回避するためには、丁寧な梱包が欠かせません。その分経費はかかりますが、買い手に満足してもらうためには必要な投資です。

ちなみに、少しでも経費を節約したい場合は、業務用の資材をまとめて購入することをおすすめします。ホームセンターや各ECサイトでは、セラー向けの資材がセット販売されています。それらの中から安いものを探してください。

あると便利なもの

あると便利なもの

利益率を上げるためには、ビジネスを効率化することが重要です。ここからは、絶対に必要というわけではないものの、あるとビジネスがはかどるものについて解説します。

拡張キーボード

作業を効率化するための手段の一つとして、ひとつひとつの手順をスピーディーに行うという方法が挙げられます。その助けとなるのが、拡張キーボードです。拡張キーボードには、さまざまなショートカットが登録できます。よく使うサービスやツールを登録しておけば、ボタン一つで立ち上げることが可能となります。

作業環境に合ったモニター

せどりはたくさんの情報を扱うビジネスであり、作業環境を整える際には視認性の良さを重視したいところです。そのための1つの要素として、PCモニターの選定が重要です。

特にモニターの大きさや形状は、自身の作業環境に合うものを選択することをおすすめします。作業画面を横に広く取りたい場合はワイドタイプを、縦に広く取りたい場合は縦型タイプを選びましょう。

高性能カメラ

品物の魅力をアピールするための手段として、品質のよい画像を使用することが挙げられます。そのためには、性能のよいカメラできれいな画像を撮影することが大切です。必要に応じて撮影テクニックなども学び、魅力的な画像を用意しましょう。

梱包グッズ

ネットを介した物販ビジネスでは、品物の梱包作業が頻繁に行われます。これらの作業が効率化できれば、負担を大きく軽減できるはずです。ダンボールカッターやテープカッターなど、専用の道具を活用すれば、安全かつ素早く作業を行うことができます。

撮影ブース・小物

品物の画像をより魅力的にするためには、背景にもこだわってみましょう。背景に生活感のある小物が映り込むと、だらしない印象になるうえ、品物の色や形などが分かりにくくなります。

専用の撮影ブースなどを使えば、よりきれいで分かりやすい写真が撮影できます。併せて雰囲気の合う小物を配置すれば、より洗練された印象に見せることも可能です。

レタースケール

品物の配送料は、サイズや重さによって異なります。したがって、できるだけコンパクトに梱包することが重要です。あらかじめ送料がいくらくらいになるのかを知るためには、自分で大きさや重さを計って計算しなければなりません。

レタースケールは郵便物専用のはかりで、料金表を差し込むことができる機能が付いていたり、目盛りが付いていたりするものなどがあり、非常に便利です。ものによって機能が違うので、よく調べて自分に合ったものを見つけてください。

バーコードリーダー

実店舗で仕入れを行う際には、バーコードリーダーがあると便利です。バーコードを読み取ることでその品物について瞬時に調べることができ、効率的に調査を行えます。

モバイルバッテリー

せどりにスマホを活用している場合、バッテリーの消耗が気になります。特に出先でバッテリーがなくなると作業ができなくなってしまうため、死活問題です。そんな時にモバイルバッテリーがあれば、すぐに充電ができて非常に便利です。

必要なものをそろえて、せどりビジネスを始めましょう

必要なものをそろえて、せどりビジネスを始めましょう

せどりは、誰でも手軽に始められるビジネスですが、本格的に始めようと思うといくらかの準備が必要です。準備が不足しているとビジネスの効率が落ち、思うような稼ぎが得られません。必要なものをしっかりそろえて、効率的にビジネスを行いましょう。

また、利益率をさらに上げたい場合は、便利なグッズなどに投資してビジネスの効率をさらに向上させることが有効です。その分費用がかかりますが、結果として大きな成長につながるはずです。ぜひとも、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人

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