せどりを始める際に、どうやって学んだらいいか悩む人は少なくありません。独学で学ぶよりも、だれかに教えてもらったほうがいいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、せどりは独学でも一定の成果を出せます。現在は有益な情報が無料で手に入るので、独学でも諦めずに行動すれば、成功できる確率は十分にあると言えます。
そこで今回は、せどりを独学で成功させるためのポイントや、注意点などを紹介していきます。せどりの勉強方法が分からない人は、ぜひ参考にしてください。
また、「コンサルやスクールはダメなの?」と疑問に思っている人にむけて、それらの是非や効果的な利用方法についても、併せて紹介します。
せどりは独学でも稼げる?
結論から言えば、せどりは独学であっても稼げます。個人差はありますが、正しい知識を元に行動していれば、半年~1年ほどで、ある程度の結果が出せる確率が高いです。
インターネットやSNSをはじめ、せどりに関する情報は無料でも簡単に調べられます。情報の真偽を確認することは重要ですが、試行錯誤して片っ端から試していくうちに、おのずと情報の取捨選択ができるようになっていくケースが多いです。
むしろ、最初から高額のコンサルやスクールで学ぼうとすると、コストをかけすぎてせどりに使うお金が無くなってしまいます。せどりが継続できなくなり挫折する要因となってしまうので、学ぶのにコストをかけすぎるのはおすすめできません。
独学でせどりを学ぶメリット
独学のメリットは、なんといっても初期コストがかからない点です。せどりはただでさえ仕入れや発送でコストがかかってしまうので、余計なコストは資金繰りが悪化して挫折の原因になってしまいます。
初心者のうちは、無料で手にはいる情報も非常に有益なものばかりです。独学なら、コストを抑えつつせどりを学べます。
また、誰かから聞いた知識よりも、自分で実際に実践して感じたことのほうが、学びが大きいです。実際に試行錯誤しながら学んでいくことで、より成長速度が速くなる点も、独学のメリットと言えます。
独学でのせどりを成功させるためのポイント
せどりを独学で学ぶ際に、どうやって勉強したらいいかわからず困ってしまう人も多いでしょう。勉強方法を間違えてしまえば、いくら独学でやっても成果が出ない可能性も十分にあり得ます。
また、学ぶことばかりに集中して、行動を起こせない人も、同じく結果を出せません。独学でせどりを勉強するなら、失敗しないためのコツや成功するためのポイントを押さえておきましょう。
ここでは、独学でせどりを成功させるために意識すべきポイントについてまとめました。いずれも重要なことなので、すべて覚えておきましょう。
自己投資にお金をかけすぎない
自己投資は聖域になりやすく、いくらでもお金をかけてしまう人がたくさんいます。しかし、いくら勉強しても行動に移さなければ、せどりで成果は出せません。
勉強のための自己投資は、確かに大切です。しかし、実践せずに勉強した内容よりも、失敗してでも実際に体験したことのほうが、より多くの学びがあります。
特に始めたての内は、実践しながら覚えたほうが早く上達します。自己投資はほどほどにして、せどりを行動に移すことを最優先に実行することが、成功するためになによりも大切です。
リサーチの仕方を最優先で学ぶ
商品リサーチは、せどりで最も時間をかける部分です。仕入れた商品の価値によって、せどりの成否が決まると言っても過言ではありません。
独学でせどりを学ぶ際は、仕入れ方について重点的に勉強しましょう。販売のしかたや交渉力、発送方法などほかの要素は、実践する中でいくらでも学べます。
仕入れは時期も重要であり、タイミングを逃すと仕入れられない商品もたくさんあります。お得な商品の仕入れ時を逃さないためにも、仕入れのやりかたやリサーチの方法は、最優先で勉強してください。
同業者の発信を参考にする
ブログやYoutubeでは、せどりで稼いでいる同業の人が役に立つ情報をたくさん発信しています。成功者の体験談やリアルな話が詰まっているので、初心者が学ぶにはうってつけです。
もちろん、誤った情報を発信しているケースもあるので、情報の取捨選択はおこなう必要があります。参考にする相手も、信用できる相手なのか確認しましょう。
また、情報が多すぎると混乱するので、最初のうちは一人に絞って学ぶのがおすすめです。慣れてきたら、ほかの人の発信を参考に、自分なりの方法を確立していきましょう。
学んだことはすぐに実践する
いくら良い知識を得たとしても、使わなければすぐに忘れてしまいます。インプットした知識はアウトプットを繰り返すことではじめて定着するので、学んだらすぐ行動に移しましょう。
行動して結果が出れば、その結果をもとに行動内容を修正して、次はより良い行動ができるようになっていきます。行動のアップデートを繰り返すことが、独学での成功率を高める効果的な方法です。
また、行動は先延ばしにすると、その間に学んだ内容を忘れてしまいます。どんなときでも即行動をこころがけ、知識を定着させていきましょう。
最初は小さく始める
最初は小さく始めることを徹底して、徐々に規模を大きくしていきましょう。規模が小さいうちは、いくら失敗しても大した損失にはなりません。
せどりで、はじめから大金を稼ぐのは難しいです。仕入れるのにコストがかかる以上、売れなければ稼げないどころか、損失を抱える結果にもなりかねません。
いきなりたくさん仕入れて売れず、在庫を抱えて挫折してしまうのは、せどり初心者にありがちな失敗です。独学での学びが不十分だと感じているうちは、仕入れ過ぎに十分注意してください。
PDCAを回して行動を改善する
PDCAとは、Plan(計画)、Do(行動)、Check(評価)、Action(改善)のサイクルを表したものです。独学でせどりを勉強するなら、どれだけPDCAのサイクルを回せるかが、成功できるかの分かれ目になっていきます。
計画を立てて行動し、結果をもとに行動内容を評価、改善してまた新しい計画を立てる。このサイクルを回していくことで、どんどん計画や行動の質が向上していき、知識も実力もついていきます。
やみくもに行動を繰り返すだけでは。同じミスを繰り返すことになりかねません。PDCAのサイクルに従って、常に行動を改善していくことが大切です。
最後は自分の頭で考える
独学で学んでいると、新しい情報がどんどん入ってきます。情報に呑まれて取捨選択ができなくなったり、自分がお気に入りの発信者の情報を鵜呑みにしてしまったりする人は少なくありません。
しかし、学んだ情報はあくまで情報であり、それを元にどう行動するかは自分が判断することです。行動の結果損をすることがあっても、情報発信者が責任を取ってくれるわけではありません。
様々な情報を頭にいれたうえで、最終的な判断は自分の頭で考えましょう。そうすることで行動に責任感が伴ってきますし、オリジナリティがでてほかの同業者との差別化にも繋がります。
独学でのせどりの始め方
独学が失敗する一番の要因は、何をしたらいいかわからず行動に移せない点が挙げられます。
そこで、ここではなにから始めてどう行動すればいいのかを、順序だてて紹介します。
せどりを独学で始めたい人は、行動方針の参考にしてください。
情報収集
せどりについて右も左もわからない人は、まず情報を集めます。情報収集の先としては、同業者のブログやYoutube、書籍などがおすすめです。
学び始めのうちは、細かいテクニックや戦略よりも、せどりのおおまかな流れを覚えてください。最初から細かい技術などを覚えても、実践する前に忘れてしまう確率が高いです。
ここでは具体的な行動内容までは覚えなくていいので、自分がせどりをする際に必要な行動をざっくり把握できれば十分です。
取り扱う商品やプラットフォームの選定
せどりの流れについて把握したら、続いては取り扱う商品のジャンルや、販売するプラットフォームを決めていきます。
主な販売先として、Amazonやメルカリ、ヤフオク!などは初心者でも参入しやすいです。海外への販売を検討しているなら、eBayなども視野に入ります。
取り扱う商品については、リサーチ方法も含めて入念に勉強してください。ここの学びをおろそかにすると、いくら仕入れても売れずに利益が出せません。
せどりに必要な道具を用意する
せどりを始めるまでの流れや、商品などが決まったら、せどりに必要な道具を用意していきます。
基本的には、パソコンとスマホ、梱包資材があれば、最低限の販売は可能です。質を上げていくなら、撮影専用のカメラや、撮影スペースの購入も検討してください。
繰り返しになりますが、最初にコストをかけすぎるのは失敗のもとです。最初は最低限のものだけ揃え、必要だと感じたら徐々に買い足していきましょう。
アカウントの作成
道具が揃ったら、利用するプラットフォームへの登録をおこなってください。最初は複数の販売先を考えず、1カ所に絞ったほうがよいです。
プラットフォームのアカウントに加えて、Googleアカウントも併せて用意しておきましょう。各種サービスとの連携ができるほか、Googleの便利なツールも利用できます。
私用のアカウントを持っているなら、可能な限り別のアカウントを作成してください。プライベートとビジネス用のやりとりが混合してしまうのを避けられます。
実際に商品を仕入れて販売する
ここまできたら、せどりをおこなう準備は万端です。あらかじめ決めた商品を仕入れて出品してみましょう。
出品の方法や利用者とのやり取り、発送方法などはやりながら覚えれば問題ありません。
また、仕入れる数は少数に抑えておきましょう。仕入れ過ぎると売れなかったときに、それだけ損失が増えてしまいます。
失敗を糧に行動を改善する
せどりを始めたてのうちは、失敗するのが当たり前です。仕入れた商品が売れないケースも珍しくありません。
大切なのは失敗しないようにするのではなく、失敗を元に次の行動を改善していくことです。最初の仕入れは売れなくても仕方ない、くらいの気持ちで出品しましょう。
あとはひたすら、仕入れ→販売→改善の繰り返しです。ここまで実践できた人であれば、失敗を恐れず行動を継続させることで、いずれ結果が出てくるので、諦めず継続しましょう。
せどりのコンサルやスクールは必要?
せどりは独学でも結果を出せるので、必ずしもコンサルやスクールに入る必要はありません。事実、この手のコンサルやスクールには悪質なものも多く、せどりを始める前に大損してしまうケースも多々あります。
とはいえ、コンサルやスクールが悪いもの、というわけではなく、成功の近道になる人も少なくありません。
ここでは、コンサルやスクールを受講したほうが良い人の特徴を紹介します。当てはまる項目がある人であれば、独学よりもコンサルやスクールに参加したほうが、成功できる可能性が上がります。
独学での学びに限界を感じた
独学で学んでいると、いずれどこかで限界がきます。限界までに十分な成果を出せる人なら良いですが、現在の成果に満足していないなら、今より成果を出すためにコンサルやスクールを利用するのは有用です。
限界まで独学で学べた人であれば、悪質な情報商材に引っかかる確率も少ないため、初心者よりも効果的に学べます。コストをかけた分のリターンを回収できる見込みがあるという意味でも、独学に限界を感じた人はコンサルやスクールも検討してみましょう。
独学では目標に届かない
せどりで稼ぎたい金額に明確な目標があるなら、独学だけよりもコンサルやスクールを利用したほうが、より早く結果を出せます。
目標達成のためのモチベーションアップにもなるので、自分にはっぱをかけるという意味でもおすすめです。
ただし、前述した通り初心者の内からコンサルやスクールを利用するのはおすすめできません。かけたコストの回収が難しいのに加えて、騙される確率も高いからです。
コンサルやスクールのメリット
情報を収集していると、コンサルやスクールは初心者を騙して高額なお金をだまし取られるだけ、という意見も少なくありません。確かに、そういったコンサルやスクールがあることも事実です。
しかし、適切なコンサルやスクールの利用は、せどりで結果をだすうえで大きなメリットがあります。独学では得られないものばかりなので、検討する価値は十分にあります。
自分の弱点を克服できる
独学では、どうしても自分の苦手分野や弱点の克服が難しいです。しかし、他人から教えてもらえるコンサルやスクールであれば、苦手分野に絞って学ぶこともできます。
自分では理解ができなくても、他人から教えてもらうとすんなり理解できた、というケースは少なくありません。せどりでも、苦手分野は自分で努力するより、素直に教わったほうがよい場合も多いです。
最短で結果を出せる
コンサルやスクールで誰かに教わりながらせどりをおこなう行為は、独学よりも結果を出すまでの期間を短縮しやすいです。
改善点にすぐ気が付けるため、PDCAのサイクルを素早く回せます。独学よりも気づきを得るまでの時間が短縮されるので、その分結果が出るまでの時間も早いです。
コストをかけてでも素早く結果を出したい人は、コンサルやスクールの利用も十分検討できます。
仲間と一緒に頑張ることでモチベーションアップになる
コンサルやスクールには、自分と同じせどりをおこなう仲間がたくさんいます。
自分一人では挫折しそうな場面でも、みんなで励まし合いながらであれば、乗り越えられるケースも多いです。
一人で黙々と作業することに耐えられない人は、コンサルやスクールで一緒に頑張る仲間を見つけることが、結果的に成功につながっていきます。
まとめ
せどりは、独学でも十分に稼げます。むしろ、最初は独学で試行錯誤したほうが、コストをかけずに多くの知識や経験を得られます。
独学でのせどりを成功させるためには、とにかく行動することが大切です。行動の結果をもとに改善して、次の行動に移すことを繰り返すことで、少しずつ得た知識が定着していきます。
独学で限界を感じた人や、一人での作業に耐えられなくなった人は、スクールやコンサルも検討してみましょう。初心者のうちは不要ですが、中級者が今以上に実力を伸ばす場所としては、最適と言えます。