ヤフオクに出品する際は、商品選定や説明文の書き方に気をつけないと、余計なトラブルに巻き込まれてしまいます。
そこで今回は、トラブルを回避するために気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
ヤフオクの取引で気をつけるべきこと
まずヤフオクの取引で最低限気をつけるべきポイントを4つ紹介します。
出品禁止商品を出品しない
まず1つ目は、出品禁止商品を出品しないことです。
・医薬品
・たばこ
・ハンドメイド化粧品
・動物
などはヤフオクでの出品が禁止されています。出品禁止商品の他にも、禁止されている出品方法もいくつかあります。詳しくはヤフオク規約をご確認ください。
商品の欠点を全て記載する
2つ目は、商品の欠点を正直に記載することです。
中古品を出品する場合、傷・汚れ・使用感・動作不良などのマイナス点が必ずあります。それを商品説明に記載せずに出品してしまうと、取引後にトラブルになります。
傷や汚れがあるときは、その場所・数・程度を具体的に記載しましょう。また、喫煙者は商品に臭いがついている可能性があるので、その旨も必ず書いてください。
商品の保管状況に注意
3つ目は、商品の保管場所です。
ヤフオクでは、一度の出品では落札されないことがしばしばあります。その場合は再出品して落札されるのを待つことになりますが、出品期間が長いと、出品前に撮った写真より実際の商品が劣化してしまうことがあります。
そのため、出品物の保管状況には十分配慮してください。特に、梅雨の時期は箱にカビが生えやすいので注意しましょう。
発送曜日を明記しておく
4つ目は、発送曜日を明記しておくことです。
落札後の商品発送が遅いと、クレームが来ます。しかし、仕事の都合などで週末しか発送できないなど、出品者にもそれぞれ都合があるでしょう。
したがって、そうしたトラブルを避けるために、商品説明文にあらかじめ発送可能な日時や曜日を記載しておきましょう。そうすればクレームも少なくなります。
ヤフオクに出品する際に気をつけること
続いて出品する際に気をつけるべきポイントを4つ紹介します。
商品タイトルにキーワードを含める
まず1つ目は、商品タイトルに検索されやすいキーワードを含めることです。
入札希望者はキーワードで商品を検索します。検索されやすいキーワードがタイトルに入っていないと、検索結果に表示されません。
検索されやすいキーワード例を以下に示します。
- 商品名
- メーカー名、ブランド名
- 新品
- 未開封
- 送料無料
オークション開始価格は相場を参考に決める
2つ目は、オークション開始価格の決め方です。これは過去の落札相場から決定しましょう。
過去の落札相場は以下のサイトで確認できます。
開始価格を落札相場の半分程度に設定しておけば、入札もされやすく、落札額も上がりやすいのでおすすめです。
即決価格はケースバイケース
3つ目は、即決価格の決め方です。即決価格は設定しなくても出品できます。
即決価格を決めた方が良いのは、定価がある商品です。定価よりほんの少しだけ安い価格にしておくと、落札されやすいです。
ただし、限定品や非売品など、定価がないものは設定しない方が良いでしょう。
送料無料
4つ目は、送料無料にすることです。
「送料無料」とタイトルに記載しておくだけで、入札されやすくなります。ただし、送料は地域によって若干変わる場合があるため、「送料~円まで無料」などと限定しておくのが良いでしょう。
商品写真で気をつけること
続いて商品写真を撮影する際の注意点を解説します。
10枚の写真それぞれの役割をはっきりさせる
まず1つ目は、写真1枚1枚の役割をはっきりさせることです。
ヤフオクには10枚まで商品写真を投稿することができますが、同じような写真を何枚も投稿しても意味がありません。1~3枚目には商品の全体写真をアングルを変えて撮影したものを使い、残りは傷や汚れを写したものや付属品の写真などを掲載するのがおすすめです。
写真は4:3の比率にする
2つ目は、写真の比率です。
スマホで撮影する場合は、縦横比率4:3で撮影しましょう。縦長すぎると、以下のように写真が小さくなってしまいます。
比率に関しては、撮影後にトリミングで調整するのも良いでしょう。
色合いが変わった場合は商品説明文で補足する
3つ目は、写真の色合いです。
できるだけ見栄え良く撮った方が良いので、明暗調整は積極的に行いましょう。ただし、調整の結果、写真と実物の色合いが違って見える場合は、「実物は写真より若干色が薄いです」などと、商品説明文で補足するようにしましょう。特に洋服を出品する場合は、色合いが違うだけでクレームが来るので要注意です。
ヤフオク出品時に設定すべきポイント
続いて、ヤフオクに出品する際に設定しておくべき各種設定について解説します。
自動延長をON
1つ目は、自動延長機能です。無料会員の場合は自動的にONになっています。プレミアム会員の場合は自分で設定することができますが、これは必ずONにしておきましょう。
自動延長をONにしておくと、オークション終了まで残り5分の間に入札があった場合、自動でオークション期間が5分延長されます。これにより、終了直前のスナイプ入札を防ぐことができます。
オークション終了時間
2つ目は、オークション開催期間についてです。オークションは日曜の夜に終わるように設定しましょう。
連休最終日の夜8~10時は、ヤフオク利用者が一番多くなる時間帯です。通常は日曜の夜です。その時間にオークションが終了するように設定しておけば、入札数が増えるので、結果として落札額も上がりやすくなります。
ただし、日曜の夜に終わらせるために、オークション期間を短くしてしまっては落札額が思ったようには上がりません。最低でも4日は開催しましょう。
入札者評価制限を積極的に活用する
3つ目は、入札者評価制限を活用することです。これは総合評価が低い人や、悪い評価の割合が多い人の入札を制限できる機能です。この機能を使えば、いたずら入札を防止することができます。
あわせて、入札者認証制限にもチェックを入れておきましょう。これで本人確認が済んでいない人の入札を防ぐことができます。
これらの機能は、無料会員の場合は自動的にONになっています。プレミアム会員の場合のみ設定を変更可能です。
取引トラブルを避けるために注意事項に書いておくべきこと
続いて注意事項に書いておくべきことを解説します。
ノークレーム・ノーリターンは無意味
ヤフオク出品者の商品説明欄に「ノークレーム・ノーリターン」と書かれているのをよく見かけますが、このような記載には何の意味もありません。
商品に不備があれば、注意書きが存在するにもかかわらず損害賠償請求されます。
ノークレーム・ノーリターンと書くことで、無責任な印象を与える場合もあるため、むしろ書かない方が無難です。
注意事項に書くべきこと
注意事項に書いておくべきことは以下の通りです。
- 商品の保管状況(喫煙の有無・ペットの有無)
- キャンセル権について
- 商品に不備があった場合の具体的な対応
ヤフオクのフリマ出品で気をつけること
最後にヤフオクでフリマ出品する際の注意点を解説します。
フリマ出品とは、メルカリに出品するときのような定額出品を指します。ヤフオクといえばオークションというイメージがありますが、比率でいうとフリマ出品されている商品の方が多いです。
フリマ出品のメリット
フリマ出品はオークション出品と違って、細かい設定が必要ありません。決めなければならないのは即決価格のみです。
そのため、オークション初心者や、フリマ好きには使いやすい出品形式となっています。
フリマ出品のデメリット
しかし、フリマ出品は価格設定が難しいというデメリットがあります。
フリマ出品では価格が固定されているため、1円でも安い商品が売れます。したがって、過去の落札相場を確認することに加えて、現在出品されているライバル商品の価格も確認する必要があります。
そのため、人気カテゴリだと値下げ競争になってしまい、あまり利益が出ない傾向があります。
ヤフオクで稼ぐならオークション出品が本命
ヤフオクで生計を立てられる程度に稼ぎたいのであれば、フリマ出品よりオークション出品の方がおすすめです。
ヤフオク取引には細心の注意を!
今回紹介した注意点を押さえた上で出品しておけば、余計なトラブルを予防することができます。ぜひご活用ください。