Yahoo!オークション(ヤフオク!)のガイドラインに違反すると、出品制限などの処置が下されます。出品制限になると文字通りYahoo!オークション(ヤフオク!)に商品を出品できなくなります。Yahoo!オークション(ヤフオク!)で生計を立てている方にとっては死活問題です。
そこで今回は、出品制限になる原因と、出品制限を解除する方法を解説します。
規約違反者に対するYahoo!オークション(ヤフオク!)の3つの措置
Yahoo!オークション(ヤフオク!)規約・ガイドラインに違反すると、Yahoo!オークション(ヤフオク!)では3つの措置が取られます。
Yahoo!オークション(ヤフオク!)内での出品制限
まず最も軽い措置が、Yahoo!オークション(ヤフオク!)内での「出品制限」です。
出品・再出品・自動再出品の機能に制限がかかり、利用できなくなります。出品中の商品がある場合は、オークションが強制的に取り消されます。ただし、入札・落札機能は引き続き利用可能です。
利用停止
2つ目は、Yahoo!オークション(ヤフオク!)の利用停止です。こちらは出品制限より少しだけ重い措置です。出品・再出品だけでなく、入札・落札、取引ナビの利用など、Yahoo!オークション(ヤフオク!)の機能ほぼ全てに制限がかかり、利用できなくなります。
Yahoo!ID登録削除
そして、最も重い措置が「Yahoo!ID削除」です。ログインができなくなるため、Yahoo!オークション(ヤフオク!)を含めたYahoo!関連サービスが全て利用できなくなります。
Yahoo!オークション(ヤフオク!)で出品制限になる10個の原因
続いて、Yahoo!オークション(ヤフオク!)で出品制限などの措置が取られる原因を10個紹介します。
手元にない商品を出品した
1つ目は、手元にない商品の出品です。これはガイドラインで禁止されています。出品制限の対象になるため、予約商品の出品などは避けましょう。
商品画像の無断転載
2つ目は、画像の無断転載です。
Yahoo!オークション(ヤフオク!)に掲載する商品画像は全て自分で撮影する必要があります。別の出品者の写真を無断で使用すると、最悪の場合、訴えられる危険もあります。
高額出品を繰り返す
3つ目は、高額商品の連続出品です。Yahoo!オークション(ヤフオク!)ストアなら高額商品を続けて出品しても問題ありませんが、個人でやると出品制限の対象になります。
大量出品
4つ目は、大量出品です。
何十、何百という商品を一度に出品すると、Yahoo!オークション(ヤフオク!)のシステムに引っかかることがあります。
不適切なカテゴリでの出品
5つ目は、不適切なカテゴリで出品することです。
ノーブランドの商品をブランドカテゴリで出品するなどの行為は、ガイドラインで禁止されています。
商品タイトルに関係ないキーワードを入れる
6つ目は、商品タイトルに関係のないキーワードを入れることです。
例えば、ノーブランドの商品を高く落札してもらうために、「ヨウジヤマモト」などの人気ブランド名を商品タイトルに入れたりすると、出品制限の対象になります。
商品と関係のない広告掲載
7つ目は、広告の掲載です。出品商品と関係のない広告・宣伝行為はガイドラインで禁止されています。
別のアカウントで自分の商品に入札
8つ目は、複数のアカウントを用いて自分の商品に入札して落札額をつり上げることです。
これは詐欺行為に該当します。最悪の場合、Yahoo!ID削除処分になることもあります。
代金・送料以外の請求
9つ目は、商品代金と送料以外の料金を請求することです。
落札システム利用料やオプション利用料、プレミアム会員費などは、全て出品者の負担です。これらの利用料を落札者へ請求することは固く禁じられています。
著作権を侵害する商品の出品
最後は、Yahoo!オークション(ヤフオク!)で出品が禁止された商品を出品することです。
例えば、海賊版DVDなどの著作権を侵害する商品を出品した場合、Yahoo!オークション(ヤフオク!)での処分に留まらず警察に逮捕されます。間違っても出品しないように注意してください。
Yahoo!オークション(ヤフオク!)の出品制限を解除する方法
ID登録削除処分に対してはどうすることもできないため、新しくYahoo!アカウントを作るしかありません。
しかし、出品制限・利用停止に関しては解除も可能です。そこで、出品制限・利用停止を解除する手順を解説します。ただし、以下の方法で確実に出品制限・利用停止が解除される保証はありません。あくまで解除される可能性があるという話です。注意してください。
出品制限・利用停止の解除依頼フォームから謝罪文の送信
解除をご希望の場合には、メインメールアドレスあてのメールをご確認のうえ、出品制限・利用停止の解除依頼フォームより連絡しましょう。
参考:Yahoo!オークション – ガイドライン違反による出品制限・利用停止の解除依頼フォーム
違反の内容によっては、一定期間を過ぎれば自身で出品制限を解除することができます。今後、違反行為をしないことを同意し解除することが出来ます。「解除する」をクリックして期限付きの出品制限解除ページで手続きしましょう。
もし出品制限の原因に心当たりが無い場合は、第三者による不正利用の疑いで停止された可能性があります。パスワードの無効設定をおこなったうえで「不正利用の被害」に関するお問い合わせフォームより連絡しましょう。
参考:Yahoo!オークション – 「不正利用の被害」に関するお問い合わせフォーム
謝罪メール例文
原因に心あたりがある場合は、すぐに謝罪メールを送信しましょう。謝罪メールの例文を以下に示します。
いつもお世話になっております。◯◯(自分のYahoo!ID)です。この度はご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
いま一度ガイドライン・利用規約を確認いたしましたところ、出品制限となった原因を確認いたしました。
・◯◯(原因1)
・◯◯(原因2)
私の認識不足でお手数をおかけしてしまい申し訳ありません。今後このような違反行為をしないよう徹底いたしますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
商品画像の提出
謝罪メールを送ると、2日以内にYahoo!オークション(ヤフオク!)運営から返信がきます。
違反行為の種類によって、商品画像の提出や質問への回答などが求められます。手元にない商品の出品を疑われている場合は、商品写真の提出を求められます。
質問に回答
また、質問事項への回答を求められた場合も、速やかに回答メールを返信してください。主に以下のような内容を聞かれます。
・商品の入手方法
・商品の保管場所
・出品理由
・Yahoo!アカウントの登録名義
・制限解除後の対応について
解除される保障はない
質問への回答・商品画像を送ると、1日以内に以下のようなメールが届きます。
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◯◯様から提出いただいたメール・画像を確認いたします。
出品制限が解除される場合は、3日以内にメールにてお知らせいたします。
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このメールから3日以内に返信が来なかった場合、出品制限は解除されません。新しいYahoo!アカウントを作成してください。
Yahoo!オークション(ヤフオク!)利用規約を確認してください
Yahoo!オークション(ヤフオク!)の出品制限・利用停止は解除が可能ですが、手間がかかる上、解除される保証もありません。
やはり出品制限・利用停止を受けないことが一番です。いま一度ガイドライン・利用規約を確認してください。