転売関係のサイト・メルマガでは、よく「せどりリスト」というものが配布されています。しかし、配布されているせどりリストは、あまり使い物になりません。なぜなら、 ほとんどの情報が古いからです。
そこで、せどりリストは自分で作ることをおすすめします。今回は、せどりリストの注意点・使い方、そして自分で売れる商品をリサーチしてリストを作る方法を解説します。
せどりリストとは?
まず最初に、せどりリストの特徴や注意点を解説します。
せどりリスト=商品リスト
一般的にせどりリストと言われているのは、商品リストのことです。
転売で稼ぎやすい商品をリスト化したものです。ビジネスマニュアルの一種だと思ってください。
せどりリストの配布
転売関係のビジネスサイトやメルマガでは、せどりリストを無料でプレゼントしたり、商材として配布・販売したりすることがあります。しかし、配布されているリストの多くは、そのまま使ってもほとんど稼げません。
市場が飽和している
無料配布されているせどりリストは、多くの転売屋の手に渡っています。
ということは、リストに載っている商品はすでに多くの転売屋が扱っているということです。そのため、ライバルが多く稼ぎにくいと言えます。
大きく稼げる商品はリストにない
有料商材として配布されているリストは、無料のものと比べれば売れる商品が掲載されている可能性が高いと言えます。しかし、大きく稼げるような商品は絶対にリストに載っていません。
なぜなら、本当の売れ筋商品を公開してしまうと、ライバルが増えてリスト作成者が稼ぎにくくなってしまうからです。自分の首を絞めるような真似をする転売屋はいません。
せどりリストは自分で作るもの
せどりリストとは、本来は人から教えてもらうようなものではなく、自分で試行錯誤して作っていくものなのです。
配布されているせどりリストは、リサーチやリスト作りの参考程度に考えましょう。
リストは複数作る
一口に売れる商品と言っても、新品と中古品とではその性質が異なります。中古で売れる商品は人気があり、安定した需要が見込めます。しかし、新品で売れる商品は、単に目新しいから売れているだけで、今後人気がなくなる可能性があります。したがって、せどりリストを作る際は、新品と中古品を分けて作りましょう。
また、市場によって売れる商品は異なります。そのため、「Amazonリスト」「メルカリリスト」というように、市場ごとにリストを作ることをおすすめします。
せどりリストは変わる
せどりリストは一度作ったらそれで終わりというわけではありません。売れる商品というのは日々変わっていくので、常に新しい商品をリサーチ・販売して、リストを更新していきましょう。これが転売で稼ぎ続けるコツです。
未来予測ができるようになる
せどりリストを更新し続けていくと、データが溜まっていきます。そのデータを解析すると、今後どのような商品が売れるのかをある程度予測できるようになっていきます。
予測の精度はデータの量に比例します。つまり、転売歴が長くなるほど今後売れる商品がわかるようになるのです。
転売初心者がまずすべきこと
とはいえ、未来予測などは先の話です。
せどりリストを作るためにまずすべきことは、リサーチと実験です。
他人のせどりリストの使い方
前述の通り、ビジネスサイトやメルマガで配布されているリストはそのままでは使えませんが、リサーチやリスト作りの参考にはなります。
複数のリストを取る
「せどり リスト」や「転売 商品 リスト」で検索すると、商品リストを無料配布しているサイトがいくつか見つかります。とりあえず、無料で手に入るリストは全て手に入れましょう。
共通点を探す
配布されている商品リストには嘘情報もあります。
そのような情報に惑わされないために、まずは全てのリストを確認して、複数のリストに共通して書かれている商品だけをピックアップしましょう。共通している商品は売れ筋商品である可能性が高いからです。
ライバルチェック
続いて、ピックアップした商品を、Amazon・メルカリ・ヤフオクなど主要なプラットフォームで検索してみてください。ここで確認するのはライバルの数と質です。
強いライバルが多い場合は、その商品は本当に売れる商品と言えます。これから新規参入して稼ぐことは難しいですが、売れる商品として参考にはなります。
ライバルが少ない場合は、儲からない商品である可能性が高いと言えます。
関連商品リサーチ
ライバルが多い「売れる商品」を見つけたら、その商品は一体どんな顧客に売れているのかを調べて、その顧客に需要のある周辺機器・関連商品を見つけ出しましょう。
人気商品の関連商品は意外と穴場です。
おすすめの転売ジャンル
転売で稼ぎやすい商品ジャンルをいくつか紹介します。
ブランド品
ブランド品転売は単価が高いため、短時間の作業で大きな利益を上げることができます。商品の状態やブランドにもよりますが、利益率が50%以上になることも珍しくありません。また、他のジャンルと比べるとライバルも少なめです。
ただし、ブランド品転売にはデメリットがいくつかあります。
(1)仕入れ値が高い
そのため、ある程度の資金が必要です。ブランド品を安く仕入れるコツは、付属品が欠品した本体のみと付属品のみを別々に仕入れることです。完備商品は仕入れ値も高くなりがちですが、欠品商品や付属品単体なら安く仕入れることができます。あとは組み合わせて販売すれば高く売れます。
(2)ブランド品は偽物が多く販売されている
ブランド品を扱う場合は、仕入れ時の検品が欠かせません。中には精巧な偽物も存在するため、確証が持てない場合は鑑定士に査定を依頼しましょう。出品する際は、購入時のレシート、ブランドのログやタグの写真等を掲載して、本物であることを証明しましょう。
(3)回転が悪い
高価な商品は一般的な商品と比べると売れにくいため、必然的に出品から売上までの回転が悪くなります。
サプリメント
需要が大きくて安く仕入れらるサプリメントも転売向きです。特に、定期便で購入することになるタイプのサプリメントは利益を出しやすいのでおすすめです。なぜなら、「定期便ではなくお試しで1回飲んでみたい」という人が通常価格に近い価格で買ってくれるからです。
また、サプリメントは消耗品であるため、回転率が高いのが特徴です。リピーターもつきやすいため、安定して稼ぐことができます。
一口にサプリメントと言っても、数百円のものから数万円のものまであります。そのため、資金が無いうちは安いサプリから転売を始めることができます。慣れてきて資金も貯まってきたら、数万円の高単価サプリを転売していきましょう。サプリを利用している人は年代が高めで経済的に余裕がある人ばかりです。そのような人たちは「価格が高い=効果が高い」と思っている人が多いため、高単価サプリでも購入してくれます。
携帯電話・スマホ
携帯電話・スマホは個人転売で儲かりやすいジャンルの1つです。
しかし、ある程度の専門知識が必要になります。
携帯端末には白ロム・赤ロム・黒ロムの3種類があります。
白ロムとはSIMカードが抜かれた携帯端末のことで、2種類に大別できます。1つ目は、最初からSIMフリーで購入した端末です。情報が何も入っていない本当に空っぽの端末で、新しくSIMカードを挿入すれば、そのまま使用できます。もう1つは、ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアとの契約を解約して、SIMカードを抜いただけの端末です。
赤ロム端末は、料金の未払いや盗難等を理由に通信会社にロックが掛けられた端末です。SIMカードを抜いて他社のSIMカードを挿入してもモバイル通信は使えません。
黒ロム端末は、契約中のSIMカードが入っている携帯端末です。誰でも利用可能ですが、契約者の個人情報が入っています。これを売る人はいないでしょう。
携帯電話・スマホの転売では基本的に白ロム端末しか売れません。巷には白ロムを謳った赤ロム端末が多く出回っているため、仕入れ時は赤ロム端末を掴まされないように端末のIMEI番号を確認する必要があります。
携帯転売で最も稼げる端末はiPhoneシリーズです。iPhoneはどのモデルでも需要が大きい商品ですが、その分ライバルも多くいます。Android端末ではZenFoneシリーズやHUAWEIが人気です。
おもちゃ・ホビーグッズ
おもちゃ関係もおすすめです。特に稼ぎやすいのがLEGO商品です。
レゴシリーズは常に新商品が発売され、過去のシリーズはすぐ廃盤になります。廃盤になった商品は正規店では手に入らなくなるためプレミア化します。つまり、プレミア化の早いLEGOシリーズを販売すれば大きく稼ぐ可能性が高まるのです。
他にも、非売品や限定物のフィギュアは、オークションに出品すると高く売れます。
家電
家電は転売初心者でも比較的稼ぎやすいジャンルです。
おすすめの家電メーカーは以下のとおりです。
・パナソニック
・SONY
・ダイソン
・CANON
・Apple
特に、SONYの家電はプレミア価格がつくものが多く、大きく稼ぎやすくなっています。ただし、新品を扱う場合は、ほとんどのメーカーで規制があるので注意して下さい。
また、ダイソンの美容家電の中古品はメルカリやラクマで安く仕入れられます。
家電で利益が大きいのはパソコンです。1台売るだけで数千円~数万円の利益になります。転売にはデスクトップPCよりノートPCをおすすめします。なぜなら、ノートPCの方が需要が大きいだけでなく、小さくて軽いため送料を抑えられるからです。
売れ筋商品のリサーチ方法
前述の通り、売れる商品というのは市場によって異なります。主なマーケットプレイスの市場調査方法を紹介します。
メルカリのリサーチ方法
メルカリの場合は、条件検索するだけで売れる商品を把握できます。
検索フォームに出品予定の商品名を入力して検索してみてください。検索結果が表示されたら、左サイドバーにある「販売状況」の項目内の「売り切れ」にチェックを入れて絞り込み検索してください。
売り切れ商品は需要が高いと言えるので、どんな商品が売り切れになっているかをチェックすれば、メルカリでのおおまかな需要がわかります。
ヤフオクのリサーチ方法
ヤフオクやモバオクなどのネットオークションのリサーチは、オークファンを使えばすぐ分かります。商品名で検索するだけで、過去の落札数や落札相場を確認できます。
参考:オークファン
Amazonのリサーチ方法
Amazonの市場調査には「ERASE(イーリサ)」が便利です。
参考:ERASE(イーリサ)
ERESA(イーリサ)ではAmazonでの商品の売れ行き・相場・出品数などを確認できます。そのため、ERESA(イーリサ)を利用すれば売れる商品だけを効率よく把握することができます。
まずは、トップページにある入力フォームに商品名、もしくはASINかJANコードを入力してください。
検索をクリックすると、商品が表示されます。
スクロールすると、以下のようにグラフが2つ表示されます。
一段目、紫色のグラフは中古最安値です。これを見れば出品するときの価格設定の参考になります。最安値で仕入れて最高値で売るのが理想です。
二段目は出品数のグラフです。
出品数が多いほど売れにくい傾向がありますが、出品数=ライバル数とは限りません。Amazonで実際にその商品の出品者をチェックしたときに、全員が最安値で出品していた場合は出品者全員がライバルとなりますが、価格差が大きい場合は、上位5人までがライバルです。
一段目、ランキングのタブをクリックするとAmazonにおけるその商品の人気ランキングです。山になっている時期がよく売れた時期です。
グラフの統計期間はグラフ右上の「3ヶ月」「6ヶ月」「12ヶ月」「全期間」をクリックすることで変更できます。ただし、6ヶ月以上は有料版のみ見ることができます。
また、左上の「すべて」「新品」「中古品」「コレクター」のタブで商品の状態を絞り込むこともできます。
さらに、グラフの下までページをスクロールすると、日別にランキング順位、出品者数、最安値の変動を新品・中古品・コレクター品別に確認できます。
世間のトレンドを知る方法
市場ごとの需要を調べるだけでなく、世間全体のトレンドにもアンテナを張っておくと、今後売れる商品の予測がしやすくなります。以下の2つのサイトを確認すれば、世間のトレンドを大雑把に把握することができます。
せどりリスト=経験値
きちんとリサーチして転売し続けていれば、自然とせどりリストはできていきます。他人のリストを信用せず、自分だけのリストを作りましょう。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
ここではアクシグ編集部が予め登録した上で責任者に直接取材をし、有用性を確認した教材やサービスのみを厳選してご紹介します。無料ですのでお気軽にご登録またはご相談ください。
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