Amazon詐欺手口を紹介!身に覚えのない商品が代引きで届いた場合は?

Amazonを利用した詐欺が年々増えてきています。その中でも、代引き詐欺と呼ばれる、頼んでもいない代引き商品が送られてくる詐欺が、ネット上でもたくさん報告が上がっています。Amazonはネット通販の最大手の1つであるがゆえに、その名前を使って詐欺に利用されてしまうことも多いようです。

今回は、そんなAmazonを利用した詐欺の手口をいくつかご紹介していきます。また、詐欺に遭わないための対策や、実際に詐欺に遭ってしまった時の対策についても併せてお伝えしていきます。

目次

Amazonから頼んでいない商品が届く7つのケース

Amazonから頼んだ覚えのない商品が届くということは、いくつかのケースが想定されます。

知人からのサプライズプレゼントのような嬉しいハプニングの場合もあれば、注文の誤操作や詐欺の場合もあります。

ネット通販は注文が簡単であるがゆえにミスも発生しやすいので、不注意による損害を受けないために、以下でおもな7つの原因を1つずつ順に詳しく解説します。

1.知人からのサプライズプレゼント

Amazonから頼んでない商品が届いた場合は、自分の住所を知っている人が、事前に知らせずにプレゼントを送ってくれたということも考えられます。

サプライズのプレゼントで記念日を祝いたいという人は多く、受け取った側も嬉しいものでしょう。

品物にはたいてい送り主の名前が書かれているので、その相手によってどのような目的で送られてきたかもある程度察することができるはずです。

送り主が判明したら、連絡を取ってお礼を伝えながら相手の目的を確認すると良いでしょう。

2.アカウントに登録されている「ほしいものリスト」を見た人が発送

Amazonを日常的に使用しているユーザーは、今欲しいと思っているものを自分のアカウントの「ほしいものリスト」に登録していることがあります。

ほしいものをメモ代わりにチェックしておき、バーゲンセールなどのお得なお知らせを手に入れやすいように設定できるのです。

さらに「ほしいものリスト」は公開することもでき、全ての閲覧者、もしくは知人などの限られた人だけが見られるように設定することも可能です。

親密な関係の人がリストを閲覧した場合、気を利かせてプレゼントしてくれる可能性も高くなります。

さらに「サプライズ機能」という設定も可能で、他の誰かが「ほしいものリスト」を見て購入してくれたことをさり気なく知らせてくれます。

もしAmazonから頼んでない商品が届いたときは、Amazonのアカウントに登録されている「ほしいものリスト」を確認してみると良いでしょう。

3.可能性は低いがAmazon側の発送ミス

Amazonの商品倉庫はハイレベルに管理されており、発送は正確で迅速なシステムが確立されています。

新規で商品倉庫に配属された従業員は、その管理の様子に驚くことが多いと言われています。

それゆえ、めったに起きることではありませんが、Amazon側が発送ミスをする可能性もゼロではありません。

高度にシステム化されているとはいえ、人の手で作業するところもあり、毎日膨大な数の商品を取り扱っているので間違いに気付かないこともあります。

もしAmazonから頼んでない商品が届いた場合は、注文履歴を確認し、履歴に残っていない場合はAmazonに問い合わせてみましょう。

電話での問い合わせも可能ですが、チャットでの問い合わせが便利で、カスタマーサービスからアクセス可能です。

やり取りによってAmazon側の配送ミスだと判明した場合は、後日お詫びのクーポンが贈られることもあります。

4.誤動作を起こしたスマートフォンによる注文の確定

Amazonに代表されるネット通販の多くは、ショッピングカートに商品を入れた後に購入するという流れになっています。

しかし、ネット通販を利用したことがある人ならば、一度はショッピングカートに商品を入れたまま放置してしまったことがあるでしょう。

スマートフォンで注文するときには、この状態には落とし穴があり、自分で購入の手続きをしていなくても誤動作で注文が確定してしまうことがあるのです。

例えば、商品購入前の画面が表示された状態でカバンやポケットに入れると、画面の接触により購入の手続きが行われてしまうケースがあります。

なぜなら、Amazonの商品購入はクレジットカードを使用すると簡単に決済できるので、わずかな回数のタップでも購入が成立してしまうからです。

忙しい中で通販を利用することが多い人や、うっかりミスが多い人は特に注意してください。

5.アカウントのハッキング

ネット通販を使用するときに必ず頭の中に入れておきたいことは、自分のAmazonアカウントが他人に乗っ取られる危険性があることです。

起きてはならないことですが、実際にアカウント乗っ取りの被害に遭っている人も増えており、他人事ではないと認識しなければなりません。

日常的にパスワードの変更などの対策を行うことはもちろんですが、もしAmazonから頼んでない商品が届いた場合は、アカウントの乗っ取りを疑ってみましょう。

乗っ取りの被害に遭った可能性を調べるには、自分のアカウントにログインしてみて最近のログイン履歴を確認し、不審な履歴がないか見てみることが1つの方法です。

また、ログイン自体ができなくなっている場合は、乗っ取りによってパスワードが変更されてしまっている可能性があります。

いずれの場合も、早急にAmazonに連絡し対応してもらいましょう。

6.個人情報を狙って詐欺メールが送信されてくる

以前からAmazonの偽メールによる多くの被害も報告されています。

自分のメールアドレスがどこかから流出し、悪徳業者に渡ってしまうと、詐欺メールに利用されることがあるのです。

Amazonに偽装して届くメールには、購入していない商品の代金を要求する内容や、リンク先のサイトで個人情報を聞き出す内容が書かれていることが多くなっています。

リンク先のサイトは巧妙にAmazon公式サイトに似せて作られているので、金銭を要求されて判断力が鈍っている状態では区別がつきにくい人もいるでしょう。

しかし、偽サイトは文章など所々に不自然な箇所があるので、落ち着いて見れば分かるはずです。

疑問に感じたときは、まずAmazonで購入履歴を確認し、履歴に残っていないならば詐欺メールに間違いないので無視しましょう。

特に、詐欺メールに記載されているリンク先は絶対にクリックしないようにしてください。

7.代引き決済を伴う発送詐欺と受け取り詐欺

Amazonから頼んでない商品が代引きで届いた場合は、「発送詐欺」や「受け取り詐欺」と呼ばれる詐欺行為の可能性があります。

発送詐欺や受け取り詐欺は、ショップが主導して行う詐欺で、中華系の販売者によって行われることが主流です。

また、発送詐欺や受け取り詐欺は、代引き決済で発送されてくることがほとんどです。

普段全く代引き決済を利用していない人で、注文した覚えのない商品が届き、代引き決済を要求されたときは、発送詐欺や受け取り詐欺を疑ってみましょう。

ところが最近では詐欺の方法がより複雑になっており、アカウントをハッキングして受け取り詐欺を行う悪徳業者も存在しています。

具体的な手口は次のような流れです。

最近の複雑化した受け取り詐欺の行動パターン

①アカウントをハッキング

②アカウントに登録されたクレジットカードを使用して商品を購入

③購入した商品を発送

④発送されてきた商品の受け取り

この流れで商品が購入された場合、購入がキャンセルされない限りは、売上金が業者に流れます。

突然、身に覚えのない商品が届いて混乱し、判断力が落ちた状態で受け取ってしまう人もいるようです。

このような状態を防ぐには、まずアカウントをハッキングされないように、最低限パスワードのこまめな変更を行いましょう。

Amazonを利用した詐欺とは?代引きなどを利用した4つの主な手口をご紹介

突然自宅に送られてくる、頼んでいないAmazonの代引きの荷物。普段代引きなんか利用しないし、心当たりもないけど何だろう?

あなたの身の回りでこんなことが起こったら、それはきっとAmazonの代引き詐欺です。

「代引き」とは、代金引換を略したもので、商品を受取る際に宅配業者に代金を支払うことによって決済する支払い方法のことです。

ここからは、代引き詐欺を中心に、Amazonを利用した詐欺の手口をご紹介します。

1.【Amazonで身に覚えのない商品が届いた】代引き詐欺

代引き詐欺とは、注文していないAmazonの商品が代引きで購入者のもとに代引きで送られてくる詐欺の手法です。

まずは、宅配業者から荷物のお届けに関するメールが来ます。そのメールには、「代引き」との記載が…。普段からクレジットカード払いを利用し、代引きは利用していない方にとっては不審なメールです。当人が応対に出た場合であれば、代引きで頼んだ商品に心当たりが無い旨を伝えて持ち帰ってもらうこともできるでしょう。しかし、当人が不在であれば、家族が代わりに代引き料金を立て替えてしまうケースもあります。

代引き詐欺を働く詐欺師は、代引きに応じて「なんとなく支払ってくれる人」をカモにしようとしているのです。

2.マーケットプレイス詐欺

続いてご紹介するのは、Amazonマーケットプレイスを利用した詐欺です。

まずは、Amazonマーケットプレイスについてご説明しましょう。Amazonマーケットプレイスとは、Amazon以外のお店や個人がAmazonで商品を販売・出品できる仕組みです。

Amazonマーケットプレイス詐欺とは、商品代金だけを先に支払わせておいて商品自体は発送しない詐欺のことです。

Amazonマーケットプレイス詐欺には、主に2つのケースが考えられます。

(1)そもそも商品を売るつもりがなく、最初から詐欺目的で出店しているケース

(2)お店のアカウントが乗っ取られてしまっているケース

2つ目のケースだと、本来はきちんとしたお店なのにアカウントが乗っ取られて詐欺に利用されていることになります。この場合はお店も詐欺の被害者です。

どちらのケースにしても、購入した商品が届かない事態になります。購入者側だけでなく、Amazonマーケットプレイス出品者側も詐欺に遭っているケースがあるのです。

3.架空請求詐欺

3つ目は、SMSや電話などを利用した架空請求詐欺です。

こちらは、買ってもいない商品の代金を支払うよう請求してくるタイプの詐欺です。

SMSという、電話番号を利用したショートメッセージを送るサービスがありますが、これを利用してAmazonやドコモ、NTT、ソフトバンク、楽天といった大企業の名を騙ったメッセージが送られてきます。

SMS以外にも、メールで届く場合もありますが、文面は大抵似たものになります。「料金が未納の商品がある」と書かれており、更に「本日中に支払わなければ法的措置を取る」や「明日までに支払わないと法的手続きに移行する」といった文面です。

法的措置という言葉にびっくりし、思わず支払ってしまう人もいるそうです。また、詐欺だと見破ることができず、SMSやEメールに記載された電話番号に連絡してしまうと、ものすごい数の電話がかかってきたりします。また、電話で直接請求してくる強引な手口も存在します。

しかし、Amazonに関して言えば、このような方法で商品代金を請求されることはありません。Amazonが後払いを請求してくること自体あり得ないことだと知っていれば、この手の詐欺に引っかかることはないでしょう。

4.Amazonギフト券を騙し取られる

4つ目の詐欺は、Amazonのギフト券を騙し取られる詐欺です。

Amazonギフト券とは、Amazon内の買い物に利用できるギフトカードのことです。お友達などに「これでAmazonで好きなものを買ってね」とプレゼントすることもできる便利なカードです。

Amazonギフト券は、コンビニなどで簡単に購入できます。カードに記載されているコード番号さえ分かれば、誰でもその額面での買い物ができてしまいます。

この性質を利用して詐欺に利用している人がいます。Amazonギフト券のコードを「教えろ」「送れ」と催促してくるタイプの詐欺です。

例えば、「100万円プレゼントに当選した」「くじに当たった」「有益な情報を教える」などと騙り、その見返りとしてAmazonギフト券のコードを教えて欲しいと要求してきます。もしくは、支払い自体をAmazonギフト券で行わせるケースもあります。

安易にAmazonギフト券のコードを教えないようにしましょう。また、Amazonギフト券で支払いを要求された場合は、詐欺である可能性が高いので用心してください。

代引き詐欺…家族が受け取ってしまう

先ほども少し触れましたが、代引き詐欺では家族が受け取ってしまうケースが頻発しています。

実家に代引きで商品が送られてきて親が受け取ってしまったり、祖父母が「孫の物なら」と受け取ってしまうこともあるようです。

代引き詐欺で送られてくる品物は、手元にあるお金ですぐに払える2,000円から5,000円前後のものが多くなっています。その辺りも計算済みということです。

家族が勝手に代引きで送られた商品受け取ってしまうケースを防ぐためには、普段から家族間でルールを決めておくことが必要でしょう。

代引き詐欺の目的とは???

代引き詐欺の目的とは、一体何なのでしょうか?間違って代引きで支払ってしまったとしても、詐欺師のもとに商品代金が入る可能性は低いです。にもかかわらず、一体何の目的で代引き詐欺をはたらいているのでしょうか?

本当の目的は犯人にしか分かりませんが、代引き詐欺にはこのような理由が考えられます。

・いたずら目的

・ポイントを得るため

・業者が在庫処分をしている

・無在庫転売をするため

おそらく、代引きで支払った瞬間に犯人のアカウントにポイントが入るので、そのポイントを悪用するのが主な目的だと考えられます。

Amazonのカスタマーサポートに相談

これまでに紹介した詐欺に遭遇した場合は、Amazonのカスタマーサポートに相談してみてください。

具体的な手続きは、以下の通りです。

1.Amazonのカスタマーサポートページを開く

2.「今すぐチャットをはじめる」をクリックし、「注文した商品」を選択すると過去の注文履歴が出てきます。その中に該当する商品があれば商品名を選択する。表示されない場合は、右上の「×」をクリック

3.「その他」を選択すると「カスタマーサービスの担当者におつなぎします」と表示されるので「はい」を選択するとAmazonのカスタマーサービスとチャットが始まる

本物のAmazonなのか確認する方法

詐欺に遭わないためには、「これは本当にAmazonなのだろうか?」と疑う姿勢も大切です。

代引き詐欺に関しては、ほとんどの場合でAmazonのシステムを利用し、本物のAmazonを通して送られてくるので判別は難しいです。しかし、それ以外の詐欺については、ほぼAmazonの公式ではないものから送られてくるので、ある程度判別できます。

メールやSMSに記載された電話番号には、絶対に電話しないようにしましょう。詐欺集団のカモにされてしまう可能性があります。

ここからは、公式のAmazonからの連絡なのかどうかを判別する方法をお伝えしていきますので参考にしてください。

Amazonの公式なアドレス

Amazonからの連絡かどうかを見分けるには、URLを確認するのが一番です。

https://◯◯◯◯.amazon.co.jp

最後がamazon.co.jpで終わるものがAmazonの公式アドレスになります。また、アドレスの始まりはhttps://で始まります。

上記に当てはまらないアドレスはAmazonではない可能性が高いです。

メールなどに添付されているアドレスをしっかり確認し、不審なアドレスは不用意にクリックしないよう注意しましょう。

Amazonの公式送信番号

SMSと呼ばれる電話番号だけでメッセージを送れるシステムがあります。このシステムを利用すれば、電話番号だけで誰からでもあなたにメッセージが送れてしまいます。電話番号というのは所詮数字の羅列ですので、当てずっぽうで送っていても誰かしらにメッセージが届いてしまうのです。

SMSは詐欺のツールとして利用されやすいので注意が必要です。

AmazonがSMSを送るときに利用している電話番号がありますので、ご紹介しておきます。

09090097540

08021585817

01085264515445

05053704545

Amazon

TheDrop

この6つが、現時点でAmazonが利用しているSMSの送信番号です。上記6つの番号以外からAmazonを名乗るSMSが届いた場合は、詐欺集団が送っている可能性があります。

ただし、情報は変わる可能性がありますので、最新情報を常にチェックするようにしてください。

Amazonのメールアドレス

Amazonが利用している、公式のメールアドレスの末尾の例をお伝えします。

amazon.co.jp

amazon.jp

amazon.com

business.amazon.co.jp

email.amazon.com

marketplace.amazon.co.jp

m.marketplace.amazon.co.jp

gc.email.amazon.co.jp

gc.amazon.co.jp

payments.amazon.co.jp

Amazonからの連絡メールには、末尾に上記のドメインのいずれかが使用されています。
末尾が上記以外のものはAmazonを装った偽メールですので、無視するようにしましょう。

心配であれば、Amazonの公式窓口に問い合わせてみてもよいでしょう。

詐欺に遭った際の相談先

Amazonを利用した詐欺に遭ってしまった場合は、どこに相談すべきなのでしょう。

先程紹介したように、Amazonのカスタマーサポートに問い合わせるのも1つの方法ですが、内容によってはAmazonではとりあってもらえない場合もあります。

例えば、Amazonを通して送られてきた代引き詐欺であればAmazonも対応してくれるでしょう。しかし、架空請求詐欺のようなAmazonを騙っているだけの場合は、しかるべきところへの相談を提案されることもあります。そのような場合は、消費者生活センターや警察署に相談することも検討してみてください。

警察相談番号

もし詐欺に遭ってお金を騙し取られてしまったら、警察に相談するというのも1つの方法です。

警察の相談専用番号は、「#9110」です。#シャープを押してから、数字の9110を押してください。

警察庁の振込詐欺対策のホームページも記載しておきます。

参考:警察庁振込詐欺対策ホームページ

国民生活センター

詐欺に遭遇した場合、最寄りの国民生活センターに相談するというのもよい方法です。消費者ホットラインという電話番号に電話すると、近くの消費生活相談窓口や、消費生活センターを紹介してくれます。消費者ホットラインの電話番号は「188」です。

年末年始以外は毎日相談できます。ただし、「188」にかけても近くの消費相談窓口の電話番号を教えてもらえるだけです。ご自身の近くの消費生活センターの番号を知っている場合はそちらに直接かけてもよいでしょう。

国民生活センターのホームページもご紹介します。

参考:独立行政法人 国民生活センターホームページ

こちらは、独立行政法人国民生活センターのホームページのURLです。

「詐欺に遭ってしまったかも」と思ったときは、プロに相談するようにしましょう。

詐欺に遭わないために

Amazonマーケットプレイスで代引き詐欺などに遭わないためには、事前に対策を立てておく必要があります。家族などとあらかじめ話し合っておくことも大切です。

ここからは、先ほどご紹介したAmazonを利用した4つの詐欺に遭わないための対策をお伝えしていきます。

1.代引き詐欺対策

Amazonの代引き詐欺については、家族が誤って支払ってしまうケースが多いです。そのため、家族間でルールを決めておきましょう。

(1)そもそも代引きで買い物はしない

(2)代引きで買い物した場合は必ず事前に伝える

(3)事前に言われていないものが届いた時は受け取りを断る

以上のようなルールを家族で共有しておけば、代引き詐欺の被害に遭う可能性は低くなるでしょう。

2.Amazonマーケットプライス詐欺の対策

Amazonマーケットプレイス詐欺の対策をお伝えします。

Amazonマーケットプライス詐欺には、大きくわけて4つの特徴があります。

(1)出品者が新規の出品者、または最近あまり出品していない業者(評価が無いなど)

(2)商品の値段がとても安い

(3)出品者情報の電話番号や住所が架空のもの

(4)到着日が先の日付になっていたり、海外発送だったりする(国内発送のケースもある)

以上の特徴がある場合は警戒してください。安い商品にはつい飛びつきたくなってしまいますが、Amazonマーケットプレイスで標準的な価格よりかなり安い場合は詐欺の可能性があるので気をつけましょう。

Amazonマーケットプレイス詐欺に遭わないためには、「Amazonが出品している商品のみを買う」のも一つの方法です。

上の画像のような、primeマークが付いているものがAmazonが出品している商品ですので、この手の商品のみ購入していればAmazonマーケットプレイス出品者から購入することを避けられます。

もちろん、全てのAmazonマーケットプレイス出品者が詐欺師なわけではありません。ほとんどのマーケットプレイス出品者は信頼できます。ただ、極一部に詐欺師が紛れ込んでいるというだけです。したがって、Amazonが出品している商品だけを買うという手段は、どうしてもAmazonマーケットプレイス詐欺を避けたい場合の最終手段だと考えてください。

3.架空請求対策

続いて、架空請求詐欺対策についてお話します。

購入した覚えのない請求が来た場合は、無視するのが一番です。

メールに書いてあるURLのアドレスをクリックしたり、SMSなどに書いてある電話番号に電話をかけないようにしてください。電話がかかってくる場合もありますが、知らない番号からの電話には出ないようにしましょう。

URLをクリックしてしまうと、詐欺サイトに飛んでしまいます。また、不用意に電話をかけてしまうと、詐欺にひっかかりやすい人と思われ、折返しの電話がかかってくる可能性もあります。

繰り返しますが、身に覚えのない請求については完全に無視するようにしてください。どうしても心配な場合は、消費生活センターなどに相談してみてください。

4.Amazonギフト券詐欺対策

4番目は、Amazonギフト券詐欺についてです。

Amazonから、Amazonギフト券を使った支払いを要求されることはありません。Amazonからそのような連絡が来た場合は、詐欺だと思って間違いないでしょう。

ギフト券コードを一度教えてしまうと、使われた分を取り返すことは困難です。たとえ警察などに相談しても、一度使われてしまったお金を取り返すことはほぼ不可能です。知らない人物や、不審な人には、Amazonギフト券のコードは教えないようにしてください。

また、知人や友人を装って「Amazonギフト券のコードを教えて」と言ってくることもあります。しかし、「Amazonギフト券を送って」と言われた時点で、疑うようにしてください。

代引き詐欺で支払ってしまう前に

代引き詐欺に会った人の情報を見ると、「金額が安かったからつい払ってしまった」「後で家族に確認しようと思い、取り合えず支払ってしまった」といったケースが目に付きます。

一度支払ってしまうと、取り返すまでに色々な手続きが必要になります。Amazonに連絡したり、返品や返金の手続きをしなくてはいけません。中には面倒でそのままにしてしまう人もいるようです。

支払う前によく考えて、心当たりがなければ受け取り拒否をしてください。

一人暮らしの人であれば、一度Amazonの購入履歴を確認するのも1つの方法です。「まず支払う」のではなく「とりあえず支払わない」という姿勢のほうが、詐欺に遭う可能性を減らせます。

宅配業者も代引き詐欺については把握しているので、気になった場合は宅配業者に相談してみてください。

家族が買った可能性があるという場合は、一度家族に確認してみましょう。心当たりがなかったり、分からない場合は、支払う前に一度持ち帰ってもらうのが得策です。

事前の対策で詐欺を防止しよう!

今回はAmazonを利用した詐欺についてご紹介しました。

Amazonの詐欺と一口に言っても、Amazonの名を騙ったものや、代引きで送りつけてくるものなど様々な手法があります。

詐欺集団というのは日々新しい方法を考え模索しています。今後も新しい詐欺の手法が生み出されてくることでしょう。

頼んでもいない代引き商品については、料金は支払わないようにしましょう。少しでも怪しいと感じたら、Amazonのカスタマーサポートに相談したり、家族や周りの人に相談するようにしてください。

最後に、消費者庁からのAmazon架空請求に関する注意喚起をご紹介しておきます。

参考:消費者庁 注意喚起のPDF

「私は絶対詐欺に遭わない」と思っている方にかぎって詐欺に遭うとも言われています。

詐欺に遭わないためには、日頃の対策が大切です。是非、こちらの記事で紹介した方法を実践してみてください。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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