海外転売ビジネスの中でも今注目なのはやはり韓国せどりです。
特に韓国は日本から非常に近く、「電脳せどり」だけでなく実際に現地で「店舗せどり」もできる条件が整った魅力的な国です。
今回の記事を読むことで韓国せどりを始めるための基本知識を得ることができますので、あなたも今が旬な韓国せどりにチャレンジすることができますよ!
韓国せどりのメリットとは?
最初に韓国で商品を仕入れるメリットについて考えていきましょう。
まだライバルがそれほど多くない
中国や欧米からの輸入に比べて、韓国せどりの認知度はまだそれほど高くありません。もう少し説明しますと、韓国転売を行っている人が少ないために、まだ国内で出回っている韓国の商品数が少ないということです。
もしあなたが韓国の商品を転売しようとする時にすでに同じ商品が出品されていたらどうしますか?購入者が見るのは値段ですので、値下げ競争をするなどして買ってもらう努力をしなければなりません。
しかし韓国の商品は同じ商品を出品するライバルが少ないため、このような状況になりにくく販売と利益を確保しやすいのです。
もちろん売れ筋の商品の情報が少なく、自分で試行錯誤していく必要はありますが、その反面これから始めようと思っている人にとっては稼ぐチャンスが大きいという意味でもあります。
人気商品をしっかり調べれば、稼げるチャンスはまだまだあります。
韓国では日本語も通じやすい
輸入転売の場合、言語ができないというのは大きなハンデになります。インターネットの仕入れにせよ、現地での仕入れにせよ店舗とのやり取りがほとんど外国語になってしまうからです。
しかし、韓国の場合は事情が少し違います。韓国では日本文化や日本語への関心が高く、日本語が通じるお店が多くあります。実際、韓流ブームで多くの日本人観光客が韓国を訪れていますし、韓流スターの中にも日本語を流ちょうに話す人もいますよね。
そういう訳で韓国の大きな通販サイトや実店舗の多くは日本語に対応しており、言葉の違いを気にすることなく取引することができます。
これも韓国で直接商品を仕入れる際のメリットと言うことができます。
日本よりも安く仕入れることができる商品が見つかる
以前韓国は物価が安い国という認識でしたが、ここ数年で韓国の物価は上昇しており今ではあまり日本と比較して安いとは言えない状況になっています。
しかし、日本よりも安く購入できる商品もまだまだ存在します。例えば、コスメやアパレル商品などです。
このような商品をリサーチしてしっかり押さえておけば、安価で品質の良い商品を仕入れることができます。
韓国から商品を仕入れるデメリットとは?
もちろん韓国仕入にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
では次にそのデメリットについて見ていきましょう。
言葉の壁がある
先ほど韓国は日本語が通じやすいことがメリットだとご紹介しましたが、全てのお店には当てはまりません。小規模な店舗になると日本語に対応していないところもあります。
せめて英語に対応してくれていれば片言でもコミュニケーションを取れたり、文字を読めたりしますが、英語にも対応していなければ韓国語を使うしかありません。そして文字はハングルです。読み方を知らない人にとっては記号にしか見えません。
すべての店舗で日本語が使えるわけではないというのは、やはり海外輸入全般に当てはまるデメリットになります。
仕入れるための手配を自分でしなくてはならない
中国や欧米に比べて韓国への旅費は非常に安いです。ですから実際に現地で商品を見て仕入れることができるというのは韓国せどりの大きな魅力であり、さらに言えば現実的な方法でもあります。
というのも韓国の通販サイトからの仕入れる場合には、価格が高い/海外発送に対応していない/会員登録に韓国の電話番号が必要/決済にクレジットカードやPayPalが使えない等の問題に遭遇する場合があるからです。
そのような場合には実際に韓国に行って仕入れをするしかありませんが、仕入れのたびに何度も韓国に足を運ぶとなると渡航費用もバカになりません。それほど稼ぎが多くない時には大きな負担になってしまうでしょう。
さらに大量に商品を仕入れた後には、それを日本に送る手段も考える必要があります。日本であれば車で運ぶことができますが、海外ではそうはいきません。
航空券の種類によって手荷物や預け入れ荷物で何キロまで運べるかが違ってきますので、商品を厳選して仕入れる必要が出てきます。また電子タバコなどの商品は手荷物でしか飛行機に持ち込めない場合がありますので、仕入れる量を調整する必要があります。
自分で運べる量を超えて仕入れようと思えば日本へ送る手段を考える必要があります。店舗が海外発送に対応していなければ自分で国際郵便や宅配便を手配する必要がありますし、商品の中には飛行機に載せることのできないものも存在しますので、その場合は船便になります。
このような手続きをすべて自分でするか、代行業者に頼む必要があります。
韓国仕入を行うべきタイミングとは?
韓国仕入には外してはいけない2つの重要なタイミングがあります。
ではタイミングごとに解説していきます。
(1)流行している商品があるとき
日本では2003年に放送開始された韓国ドラマ「冬のソナタ」の影響で空前の韓流ブームが起こりました。その後、少女時代やKARA、東方神起などが火をつけた第2次韓流ブームが起こり、「TWICE」「チーズタッカルビ」「ウユクリーム」などが10~20代の女性を中心ブームを巻き起こした第3次韓流ブームが、現在では「イカゲーム」などからはじまったエンタメブームや新大久保の韓国ショップなどが人気となり第4次韓流がブーム来ていると言われています。
このような時には流行に関連したトレンド商品が爆発的に売れたり、プレミア価格が付くこともあります。ですからタイミングを逃さず、売れ筋商品を扱うことができれば、短期間でたくさん稼ぐことができるでしょう。
このような輸入転売を「トレンドせどり」と呼ぶこともあります。
しかし、流行は必ず終わります。トレンド商品も売り時を逃すと価格が一気に下がりますので注意しましょう。
(2)セール期間
韓国では毎年夏と冬に大規模なセールが行われています。そのような時期にはいつもよりも安く商品を仕入れることができるので、仕入れるにはもってこいのタイミングです。
また、外国人観光客を対象にしたソウルサマーセールが7月頃に、コリアグランドセールが1月~2月頃に行われていますので、その時期も狙い目です。特にこの時期は航空券が安いのはもちろん、デパートやショッピングモール、ホテルやレストランでも割引や特典を受けられるので、お得に仕入れをしてしまいましょう!
韓国仕入を行う際の3つのポイント
ではここからは韓国せどりを成功させるために押さえておくべきポイントについてご紹介していきます。
3つのポイントがありますので、一つずつ説明していきます。
(1)偽物に注意する
輸入転売に付きものなのが、偽物のブランド品を仕入れてしまうことです。有名かどうかにかかわらず偽物を転売することは違法行為になります。
韓国にも偽物のブランド商品が多数売られていますので、常に本物を仕入れるように注意する必要があります。
偽物を避けるために相場より安く売られているモノには注意し、ブランド品はできるだけ正規の販売店を利用するようにしましょう。
またノーブランド品であれば偽物の心配はありませんので、ブランド品自体を避けるという方法もあります。
(2)現地でもしっかりとリサーチする
韓国で商品を仕入れる時にも、商品が売れ筋かどうかをリサーチすることは大切です。商品が単に安いかどうかではなく、売れるか・利益が出るかどうかを考えながら仕入を行いましょう。
そのために必要なのは、いつでもリサーチできる準備をしておくということです。
現地でインターネットに接続できるように、モバイルルーターや現地の格安SIMなどを用意しましょう。
また、コンセントの形状が日本と違いますのでモバイル機器を充電するために変換器や変圧器を準備することも重要です。韓国の一般的なコンセントは「Cタイプ」と「SEタイプ」です。また、電圧は220V(ボルト)で周波数は60Hz(ヘルツ)になります。
(3)安定して売れる商品を見つける
先ほどご紹介した流行を狙う方法や、セールの時期を狙った転売は非常に効果の高いものですが、どちらも短期集中型の転売方法です。その期間にはライバルたちも転売に力を入れているので競争が激しくなりますし、流行が終わってしまえば全く売れなくなってしまいます。これでは一年を通して安定した収入を得るのは難しいですよね。
このようなデメリットを払拭するために、安定して長期間売れ続ける商品を見つけるようにしましょう。
安定して売れる商品とトレンド商品/セール期間商品を組み合わせて転売することによって、朝から晩までトレンドを検索し続けなくても済むようになり、収入面だけでなく生活のリズムも安定させることができるようになります。
日本ではどんな韓国商品に需要があるのか?
日本で売れている韓国商品にはどんなものがあるのでしょうか。
転売を始める際にオススメできる商品のジャンルを紹介していきます。
韓国のアイドル関連商品
韓国と聞くと「韓流アイドル」を一番にイメージする方も多いかと思います。日本でもTWICE、Blackpink、BTSなどのグループは大人気ですし、少し前にはTWICEの韓国人プロデューサーによる日本初の韓国アイドルNiziU(ニジュー)も注目を集めました。
それだけ注目されている韓流アイドルですから、本場の韓国で仕入れたアイドルグッズには常に需要があり、転売でも稼げるジャンルとなっています。
2022年のメルカリトレンドワードには、「IVE」「Kep1er」というアイドルグループがそれぞれ2位と8位にランクインし、「BTS Proof」というCDが7位にランクインしています。
また、日本でのイベントが行われる際などにはトレンドが発生する可能性が高いので、アイドルグループの動向には常に注目しておきましょう。
キャラクターグッズ
メルカリには様々な韓国のキャラクターグッズが出品され、人気商品となっています。
例えば2019年の上半期のメルカリトレンドワードには、4位に 「うさぎ かぶりもの 韓国」 がランクインしていますが、これもキャラクターグッズカテゴリです。
これは横についている肉球部分を押すと耳が動くうさぎ帽子のことです。
2018年に韓国の人気アイドルが被り物を着用した姿をSNSにアップしたことがきっかけで大流行となり、日本でも中高生や若い女性に人気の商品となっています。
コスメ商品
現在韓国には3万ものコスメブランドがあるとみられており、互いにしのぎを削って新しい製品を生み出しています。
2018年に小さなブームを起こして業界のトレンドになったシカ(肌再生)クリームなどは、もはや日本でも1つのカテゴリーとして定着するほどの人気となってます。さすが美容大国とも呼ばれる韓国ですね。
このように韓国のコスメ商品は種類が多く、日本にない珍しい人気商品も続々と誕生していますので、美容に敏感なアンテナをはっている女性たちをターゲットにした転売にはもってこいのジャンルです。
韓国限定品
定番人気商品ともいえる「限定品」は韓国にもたくさんあります。
さきほどのアイドルグッズはもちろん、スニーカーやスターバックスのタンブラー、電子タバコなどコレクターが多いジャンルには常に大きな需要があります。
転売によって利益が出やすい反面、同じ限定アイテムを狙ってくるライバルも多いため、手に入れるためには情報を早くつかんだり、徹夜で並んだりする必要が出てくる場合も多くなります。
韓国限定のアニメやゲームコラボグッズ
韓国でも日本のアニメやゲームは非常に人気があり、コラボイベントなどがよく行われていますし、漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のテーマカフェであるCafe de ONE PIECE(カフェ・ドゥ・ワンピース)のように公式にコラボしているお店も存在します。
そのようなイベントやコラボカフェでしか手に入らないグッズは、メルカリ等でも高く売ることができます。
まとめ
韓国せどりはまだまだチャンスの多い転売ビジネスだといえますが、この状態がいつまで続くかは分かりません。韓国せどりを始めるなら、今がチャンスだといえます。
まずは稼げそうな商品や自分が欲しいと思う商品をリサーチして、実際に韓国に行ってみるのはいかがでしょうか?楽しみながら商品を仕入れてみることができるなら、あなたも稼げる韓国せどりの魅力を発見できるはずです!