仕入れすると、必ず商品の在庫・仕入れ管理することになります。受注・発注をしながら在庫を安定させることがネットビジネスの基本ですね。エクセル(excel)を使うと比較的簡単に管理出来たりもするのですが、軌道に乗れば乗るほど在庫が増え、管理も大変になります。
excelで効率よく在庫や仕入れ管理をするためには、自分が使いやすい、または項目や計算式があらかじめ入力されている「無料在庫管理テンプレート」などを利用してみましょう。
excelテンプレートを使って仕入れ管理の効率向上しよう
ネットビジネスが軌道に乗ると、扱う商品数も増えていき、やがて一人では管理しきれなくなることでしょう。嬉しいことですが、商品を取り扱う以上、在庫・仕入れ管理は適切に行わないといけません。そこで多くの人が仕入れ管理に活用しているのが「エクセル(excel)」です。
excelのセルに数式を入力しておくだけで自動計算してくれる非常に便利なものですね。しかし白紙のexcel表に、1から罫線や項目などをはめ込み、膨大な数の数式を入力するのは非常に煩わしく、1人では難しい場合もあります。しかも制作工程で入力ミスをしようものなら、間違った在庫を表示しかねないのです。
ここはすでに罫線や項目が作られていて、さらに数式や必要項目があらかじめ入力されている「エクセル(excel)テンプレート」を利用してみましょう。仕入れ管理における在庫数など必要な項目のみを入力していくだけで、今日からでも活用していけるほど便利なものです。excelテンプレートは無料でダウンロードできるものも多いので、積極的に仕入れ管理で活用していきたいですね。
仕入帳をエクセル(excel)で作成した場合の仕入れ管理をする3つのメリット
初心者でも、仕入帳はexcelで作成したほうが仕入れ管理がしやすい!
エクセル(excel)に数式を設定すると聞くと、excel初心者は敬遠してしまうと思いますが、エクセルテンプレートは、あらかじめすでに数式や項目が入力されているものもあります。私たちはエクセル(excel)をマスターしたいのではなく、今すぐ在庫・仕入れ管理に使用したいだけですので、エクセル初心者ほどエクセルテンプレートは非常にありがたいものです。
仕入れ管理に便利なエクセルの数式も見つかる
いざエクセルで仕入れ管理や在庫管理をするとなった場合、自分で表を1から作るとなると、必要最低限の項目のみで終わることがほとんどだと思います。エクセルテンプレートだと、自分では気が付かないような項目、より必要、より便利だと思われるであろう項目がすでに用意されていることが多く、自分で仕入帳を作るよりもはるかにビジネスに活かせることが多いのです。
(例)仕入れ価格・出品価格・商品リンク・Amazonランキングなど
拠点が複数でも仕入れ管理をエクセルで共有可能
ネットビジネスをしている人で、複数の拠点を持っている人は珍しいかもしれませんが、エクセルテンプレートを利用した仕入帳のメリットとしては「共有できる」という点があります。それぞれの拠点から正しい在庫数を確認することが出来るので、拠点によって把握している数に差があるという問題は起こりません。
仕入れ管理でエクセルを使用する場合の注意点
エクセルテンプレートは手軽で便利なものです。複雑さはなく、大企業の在庫管理でもない限り、エクセルテンプレートを利用した仕入帳で間に合うことが多いはずです。販売管理ソフトは便利で正確なものですから、これを利用すれば問題ないのですが、それなりの価格はします。
ネットビジネスを個人でしている個人事業主ほど、エクセルテンプレートを利用する傾向にあるのは、いわば当然なのかも知れません。しかしエクセルテンプレートで在庫管理するには注意しておきたいことがあります。
【入庫】仕入れなどで手元に入ってきた商品
【在庫保管】出庫を待っている状態
【出庫】出荷など手元から離れた商品
このうちの在庫保管している状態のものを在庫管理するわけですね。商品を仕入れて販売するまでの間もそうですが、在庫廃棄などでも在庫数は変動します。在庫数が変動するたびに、在庫数を上書きする簡単な方法を行うのですが、この方法では「この数字はすでに上書きしたのか・それともまだ上書きしていないのか」という問題が起こりかねません。
ありがちな問題ではあるものの、在庫数を正確に把握していないという大問題に発展してしまいます。
・どの商品がいつ何個入庫したのか
・どの商品をいつ何個出庫したのか
これらも把握しながら在庫管理をするようにしましょう。
関連情報も一緒にエクセルに載せると仕入れ管理に役立つ
在庫管理は製造業のみならず、商品を扱うなら必ず必要なものであり、業種によっては在庫管理に必要な情報を一緒にしている場合も多いです。
不良品集計・原価計算・利益率・ロス率などがそうですね。これらの情報を一緒に載せておくと、今後の発注や在庫・仕入れ管理に活かす事ができます。
色々ある!仕入れ管理のためのエクセルテンプレート
ネットビジネスを始めようとしている、または始めている人に、まずエクセルテンプレートの種類をご紹介しましょう。
1 在庫管理のエクセルテンプレート
在庫管理は「誰が見ても」「より正確に」在庫が把握できないといけません。数量はもちろん入出庫日などもそうですね。
「在庫管理表があるものの担当者にしか分からない」
「情報が多すぎて複雑になって分かりにくい」
「入力を間違ってしまっても誰も気づかない」
これではせっかくの在庫管理表でも、効率化にならないどころか、余計な処理が増えかねません。エクセルテンプレートを利用して必要項目のみで管理しましょう。在庫管理という事務労力もかなり減るはずです。
2 仕入れ管理のエクセルテンプレート
仕入れ管理は、無駄を見つけ、省き、販売目標をより早く実現できるようにするためにも必要なものであると考えて間違いないでしょう。
仕入れ管理を継続することで、売れない商品など不良在庫になりかねないものを見極めて、仕入れを減らすなどの工夫をすることが出来るようになります。仕入先開拓や仕入れ計画などの参考にも役立ちます。
3 発注書・仕入帳(仕入れ表)をエクセルと並行して仕入れ管理に活用
【発注書】
1 注文者の情報
2 注文内容の詳細(商品名・数量・単価など)
3 納期や納品場所を指定
4 支払方法の記載
5 確かに発注した・受注したことの確認
電話などによる聞き間違いや受注漏れなどを防ぐために、発注書は重要な書類です。在庫数や利益率などのエクセルデータと併用して上手に活用したいものです。
【仕入れ台帳】
1 仕入日
2 商品名
3 仕入先
4 仕入金額
この項目を最低限記載し、さらに利益率やAmazonランキングなど詳細な情報があればなお良いでしょう。
エクセルでの仕入れ管理にオススメ!在庫管理テンプレート 1
在庫管理テンプレートでおすすめのものを3つ厳選しました。自分に合いそうなテンプレートを見つけて下さいね。
【無料ダウンロード】エクセルの在庫管理テンプレート 1
Excel97-2003ブックで作成しているこのエクセルテンプレートは、ほぼすべてのバージョンで使用できます。
日付・入庫数・出庫数・在庫数があり、1つの商品を管理し、必要最低限の項目だけで十分だと考える人に向いています。
エクセルでの仕入れ管理にオススメ!在庫管理テンプレート 2
先ほどは1つの商品向けでしたので、違うタイプのものをご紹介します。
【無料ダウンロード】エクセルの在庫管理テンプレート 2
こちらはシンプルで必要最低限の項目のみを記載したタイプです。先ほどのテンプレートが1つの商品向けだったのに対し、こちらは複数の商品を管理できます。
エクセルでの仕入れ管理にオススメ!在庫管理テンプレート 3
在庫数が自動計算されるように数式があるテンプレートも存在します。
【無料ダウンロード】エクセルの在庫管理テンプレート 3
自由に加工して良い無料テンプレートです。複数の商品に対しての在庫管理テンプレートですが、数式がすでに入力されており、入庫数・出庫数を入れると自動計算されるようになっています。
excel棚卸表を活用し、在庫・仕入れ管理に活用しよう
在庫管理をしていれば、棚卸しは必要なさそうに感じます。在庫管理テンプレートは便利ですが、これに頼りきりでは失敗することもあります。
・入力ミスや社内不正、盗難など実際の在庫と差があっても気づかない
・在庫数は把握できても品質自体は把握しきれていない
・売れないなど不良在庫を把握しないと改善できない
定期的に棚卸しを行うことで、上記のような問題は解決するはずです。棚卸表も活用していきましょう。
【無料ダウンロード】エクセルの棚卸表テンプレート
この棚卸表もエクセルテンプレートになっています。商品名や商品コードのほかに、数量・単価・金額欄があり、備考には品質なども記載することが出来ます。また、こちらは「商品マスタ」というシートとセットになっていて、商品マスタのシートに商品コード・商品名・単価を登録しておけば、棚卸表で商品コードを入力しただけで商品コードや商品名が表示されるシステムになっています。
仕入れ管理にはエクセルの入出庫表も活用しよう
入出庫表は在庫管理表とよく似ていますが、在庫管理表と比較して「入庫先」「出庫先」など、より詳細になっています。
【無料ダウンロード】エクセルの入出庫表テンプレート
入出庫表の無料エクセルテンプレートになっています。数式がすでに入力されており、商品マスターに「商品コード」や「商品名」を事前に入力しておくとより便利に使うことができます。
仕入れ管理に大切な発注書もエクセルで
電話注文のように「聞き間違い」「勘違い」が発生しないようにするためにも発注書の発行は重要な工程です。発注の詳細な内容をお互いが確認できるので、仕入れ管理のためにも必ず発行するようにしましょう。
【無料ダウンロード】エクセルの注文書テンプレート
エクセルテンプレートになっていて、注文書として基本的な項目はそろっており、シンプルで使いやすく実用的です。件名欄が設けられているので、より分かりやすく相手に要件が伝わるのですが、不要だと感じるなら簡単に削除できるので削除しておきましょう。
すでに数式が入力されているので自動計算されますし、備考欄も設けられているので、納期や支払方法などの情報が必要であれば活用してください。
エクセルの受注書付き注文書は仕入れ管理にオススメ
注文書を出すからには、確かに受注しましたという受注書がほしいところですね。しかし、必ずしも受注書を用意している企業ばかりではありません。こちらから督促するのも気が引けるなんてこともあるでしょうが、そんな時に役立つのが「受注書付き注文書」です。
注文書の下に切り取り線があって、先方の受注書になっているのです。先方はここに簡単に受注日や納品予定日などを記載してFAXか郵送で返信すれば良いだけなのです。とても好感度が上がって便利ですので、積極的に活用していきましょう。
【無料ダウンロード】エクセルの受注書付き注文書テンプレート
注文書としての必要な項目は満たしており、さらに受注書が添付されていることでとても便利に活用できます。無料ダウンロードしてくださいね。
仕入れ管理に最適!仕入れ台帳のエクセルテンプレート 1
仕入れ台帳は「仕入商品名」「仕入数量」はもちろん、「仕入先社名」などの情報を詳しく把握するために必要とする場合もあります。仕入れ台帳のテンプレートも無料ダウンロードできるものがあります。
【無料ダウンロード】エクセルの仕入れ台帳テンプレート 1
こちらの仕入れ台帳テンプレートは、必要最低限の項目しかありません。これで十分だと感じる人にはおすすめです。
仕入れ管理に最適!仕入れ台帳のエクセルテンプレート 2
より詳細な仕入れ台帳が欲しい人におすすめのテンプレートがありますので、ご紹介していきましょう。
【無料ダウンロード】エクセルの仕入れ台帳テンプレート 2
数式はすでに入力されていて、仕入先名や原価などの欄があり、より詳細に確認することが可能です。
受注管理表のエクセルテンプレートは仕入れ管理でも必要
在庫管理もそうですが、受注管理も非常に重要なものです。受注してから納品するまで何もしないということはありません。
受注→発注→入荷→入金→出荷→納品と、無事に納品するまでにしなければならないことがたくさんあり、管理も大変になります。多くの企業では受注管理ソフトで管理していますが、個人事業主などコスト的に難しい場合は、エクセルテンプレートを利用する場合もあります。
この受注管理のエクセルテンプレートを上手に使いこなしましょう。
【無料ダウンロード】エクセルの受注管理表テンプレート
ネットショップを想定しているテンプレートなので、メールアドレスなどの顧客情報欄もあります。
氏名・住所・連絡先・メールアドレス以外にも、商品名・数量・単価・代金・注文日・入金日・入荷日・出荷日など、様々な項目が用意されています。項目名や順番などは自分が使いやすいように変更しておきましょう。
無駄に複雑であると、受注管理表も使いづらく分かりにくいです。自分の必要な項目のみで作成し直し、管理を一元化してスムーズに作業が出来るようにしてください。
自分に最適な仕入帳エクセルテンプレートで仕入れ管理を
仕入帳としてテンプレートを利用することは便利ですが、項目数が多くて複雑なほど良いわけではありません。簡素なものでも自分が使いやすい、これで十分だと思うのならそれで良いのです。今まで大変だった管理が無料でダウンロードできるエクセルテンプレートを使用することで効率化できるなら、使わない手はありませんね。
作業が効率よくスムーズに進めば、商品リサーチなどに時間がとれます。ネットビジネスを上手く軌道に乗せたいなら、エクセルテンプレートをしっかり使いこなして下さいね。