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AliExpressのバイヤープロテクションの保護期間は延長できる!

この記事では、AliExpressのバイヤープロテクションについて解説します。

バイヤープロテクションというのは、AliExpressの返金保証制度のことです。これがあるおかげで、商品が届かなかったり商品説明と明らかに異なる商品が届いたりした場合でも、返金を受けることができます。

ただ、バイヤープロテクションによる保護を受けるためには、いくつかの注意点があります。この記事でバイヤープロテクションのことを知って、AliExpressで安心して買い物ができるようになってください。

AliExpressとバイヤープロテクションについて

最初にAliExpressとバイヤープロテクションの概要を説明しておきます。

AliExpressというのは、中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)が運営しているECサイトです(アリババグループは、Alibaba.comをはじめ数多くのECサイトを運営している巨大企業です)。

AliExpressの特徴は、国際取引を想定したBtoCのサイトであることです。国際取引を想定しているため、原則として英語でサイトが構築されています。企業間取引を想定したBtoBサイトとは違って、消費者を相手にするBtoCサイトであるため、商品は1個からでも購入可能です。

バイヤープロテクションの概要

バイヤープロテクションは、AliExpressが用意している買い手を保護するための仕組みです。商品が配達期間内に届かなかったり、届いた商品が商品説明と違っていたりといった場合に、返金を保証してくれます。

AliExpressを利用していて何かトラブルがあった場合、まずはセラー(売り主)と問題解決に向けて交渉します。それでも話がまとまらない場合は、紛争を開始(open dispute)し、最終的にはAliExpressが買い手・売り手双方の主張を勘案して、返金の有無や金額について裁定することになります。

このバイヤープロテクションによる保護は、受けられる期間が決まっていて、それを過ぎると保護が受けられません。

保護期間の延長について

もっとも、バイヤープロテクションの期間は延長することができます。

例えば、商品はまだ到着していないが、発送されたことは確認できている。しかし、保護期間の終了が間近で、そのまま放置していると保護期間が切れてしまうという状況にあるとします。

このような場合は、バイヤープロテクションによって返金を求めることができますが、商品が到着するのを待ちたいときは、保護期間を延長することもできるのです。

保護期間を延長しておけば、最終的に商品が届かなかったり、遅れて届いた商品に不備があったりした場合にも、バイヤープロテクションの保護を受けられるというわけです。

注文の処理期間の延長方法と、バイヤープロテクションの保護期間を延長する際の注意点

ここでは、注文の処理期間の延長方法と、バイヤープロテクションの保護期間を延長する際の注意点について説明します。

注文の処理期間の延長も可能

AliExpressでは、バイヤープロテクションの延長とは別に、注文の処理期間を延長することも可能です。

AliExpressで商品を注文すると、セラーが注文を受けた後、いつまでに発送するかの処理期間が提示されます。この期間内にセラーが商品の発送処理を行わなかった場合は、注文は自動的にキャンセルになります。

処理期間が過ぎてしまいそうな状況で、セラーの発送処理が終わるのを待ちたいなら、買い手側で期間を延長することができます。

具体的には、AliExpressにサインインして、My Ordersから該当する注文を探します。そこに「Extend Processing Time」というボタンがあるので、これを押して、延長したい日数を指定すればOKです。

バイヤープロテクションの延長は商品到着までの期間の延長

処理期間の延長は発送までの期間の延長でしたが、バイヤープロテクションの延長は、発送後に商品が届くまでの期間の延長です。

商品によって異なる場合がありますが、AliExpressの多くの商品には60日間の配送期間が設定されています(なお、現在はコロナウイルスの影響で一時的に90日の配送期間に変更されています)。

この期間を過ぎても商品が届かない場合は、紛争を開始(open dispute)することによって、返金を請求できるようになります。

ただし、紛争開始は配送期間終了後15日以内に行う必要があります。配送期間が終わった後、何もせずに荷物の到着を待っていると、バイヤープロテクションの保護が受けられなくなります。それを防ぐために、保護期間の延長ができるようになっているのです。

なお、商品が手元に届いた場合で、商品の不備を理由にバイヤープロテクションの保護を受ける場合は、商品が届いてから15日以内に紛争を開始する必要があります。

保護期間の延長は一方的にはできない

このバイヤープロテクションの保護期間は、買い手側からの一方的な請求だけでは延長できない仕組みになっています。買い手からの要求に対して、セラーが承諾したときにはじめて保護期間が延長されます。

ただし、セラーが承諾のメッセージを送ってきても、AliExpress上の手続が未了の場合もあります。セラーからメッセージが返ってきても、それだけで安心せず、商品のステータスを確認して実際に保護期間が延長になっているか確認するようにしましょう。

このように、セラーに承諾されてはじめて延長となるので、保護期間が切れるギリギリにセラーに延長を求めると手続が間に合わない恐れがあります。そのため、保護期間が切れる10日前くらいにはセラーに延長を申し出ておいた方がいいでしょう。

配送期間の経過で紛争開始が可能に

保護期間を延長した場合でも、延長前と同様、当初の配送期間が経過すれば紛争を開始できるようになっています。

したがって、配送期間は60日で設定されていることが多いので、これを過ぎれば、バイヤープロテクションの保護期間延長の有無にかかわらず、紛争が開始できることになります。

保護期間を延長する日数は?

保護期間を延長する日数は場合によって異なります。荷物の追跡ができる配送方法で送られていて、到着予定日がだいたい分かっているなら、その日数にプラス10日~20日くらいを目安にするといいでしょう。大体の場合は、30日~40日くらいの延長をしておけば問題ないはずです。しかし、荷物の追跡ができない場合は、長めの50日程度を請求しておくといいでしょう。

もっとも、前述のとおり、保護期間の延長は買い手の一方的な意思ではできません。セラー側の承諾が必要なので、こちらが要求した日数よりも短く延長される可能性もあります。この場合は、延長した期間が切れそうになったら、再度延長を依頼してください。

バイヤープロテクションの保護期間を延長する方法

それでは、バイヤープロテクションの保護期間を延長する方法を具体的に見ていきましょう。

荷物の到着が遅れる理由は様々ですが、最近ではコロナウイルス蔓延の影響で国際航空便が減便されていることが大きく影響しています。一時期に比べれば、航空便も届きやすくなってはきていますが、コロナ以前と同じ状態にまで回復したとは言い難い状況です。

AliExpressの荷物も到着が遅れる可能性はありますから、荷物の追跡ができる場合は、定期的に様子を確認しつつ、バイヤープロテクションの保護期間を延長すべきか否かを判断しましょう。

うっかりバイヤープロテクションの保護期間を切らしても荷物が無事に届けば問題ありませんが、届かなかった場合は保護が受けられなくなってしまいます。この場合でも、セラーとの個別交渉次第では返金を受けられる可能性はありますが、AliExpressによる裁定はなされません。こうなると返金されない可能性が高くなるので、保護期間には注意が必要です。

保護期間の確認方法

バイヤープロテクションの保護期間ついて、まずはPC用のページで確認する方法を解説します。

まずは、AliExpressにサインインし、「私の注文(My order)」を開いてください。

「発送待ち(Awaiting delivery)」を選ぶと、発送待ちの注文だけに表示が絞り込まれます。

保護期間を確認したい注文を見ると、Awaiting deliveryとあり、そこには「Your order will be closed in: 〇〇days」という表示があります。この〇〇の部分がバイヤープロテクションの保護期間です。

保護期間の延長の仕方

次は保護期間の延長の仕方です(ただし、セラーが承諾しない限り延長されないので、正確には延長の申し込み方ということになります)。

先ほどと同様に、AliExpressにサインインして、「私の注文(My order)」を開きます。

期間を延長したい商品を選んで、「詳細を見る(View Details)」をクリックします。

そうすると、Reminderの下のところに「Extend Processing Time」というボタンが設けてあるので、こちらをクリックしてください。

ただし、このボタンは、発送作業が終わると無くなってしまいます。この場合は、Reminderのところに「2.To extend the Byer Protection for this order, please click here.」という表示がされるようになります。この「click here」の部分がリンクになっていますから、こちらをクリックしてください。

上のどちらの方法を取った場合でも、「Submitting a Purchase Protection Extension Request」という画面が開きます。延長を希望する日数を入力する欄がありますから、ここに希望する日数を入力しましょう。

スマホでAliExpressを利用する場合

AliExpressにはスマホ用のアプリもあります。こちらを利用した場合のバイヤープロテクションの保護期間の延長方法もチェックしておきましょう。

スマホでAliExpressを使う場合はアプリがおすすめ

AliExpressにはスマホ用のブラウザからアクセスすることもできますが、機能が制限されていて使いやすくはありません。スマホでAliExpressを利用するなら、アプリをインストールしましょう。

アプリを使えば、商品価格が割引になったり、コインが貯まったりといった特典が受けられます。

スマホアプリでの保護期間延長の仕方

スマホアプリの場合は、パソコンで手続きした場合とは違って、バイヤープロテクションの保護期間延長のための特別なボタンなどは用意されていません。

代わりに、スマホアプリにはセラーにメッセージが送れる機能が実装されているので、メッセージに要求を記載して延長を依頼しましょう。

「私の注文(My order)」から「Order Details」を開いたところに「Message」とあります。ここからセラーにメッセージを送ります。例えば、以下のような文です。

My package delivery seems to have been delayed. Please extend the protection period by 50 days.
(荷物の配送が遅れているようです。保護期間を50日間延長してください。)

この場合も、保護期間が延長されるか否かはセラー次第です。メッセージを送った後で実際に期間が延長されているか確認し忘れないようにしてください。

保護期間の延長に応じないセラーへの対処法


保護期間の延長を申し込んでも、セラーが承諾しなければ期間は延長されません。また、そもそも申し込みに対して返答せずに放置するセラーもいます。

そこで、こういった場合の対処法についても見ておきましょう。

粛々と紛争開始(open dispute)する

保護期間が延長されない場合は、保護期間が切れたと同時に紛争開始(open dispute)しましょう。

バイヤープロテクションは、無条件の返金制度ではなく、AliExpressが双方の主張を聞いたうえで裁定を下すものです。この裁定に当たって、保護期間の延長を申し込んだけれど応じてもらえなかった、あるいはメッセージを無視されたというのは、こちらにとって非常に有利な要素になります。

こうなると、ほぼ間違いなく全額返金の裁定が下るでしょう。商品は手に入りませんが、少なくともお金は返ってきます。

紛争開始(open dispute)の後で商品が届いた場合は?

紛争開始(open dispute)した後に商品が届いた場合は、当事者の問題とされ、AliExpressは関与してくれません。

代金が返金された後で商品が届いた場合は、そのまま受け取っておくこともできないわけではありません。ただ、それでは気分が悪いという場合は、個別に対処することになります。例えば、セラーに連絡を取って個別に代金を送金する、商品を再度注文した形にして商品は発送してもらわずに代金だけを支払うという方法などが考えられます。

コロナウイルスによるAliExpressへの影響

コロナウイルスの蔓延によって国際便の配送状況が悪化しています。配送業務の停滞はAliExpressにも影響しています。

一つは、バイヤープロテクションの保護期間が60日から90日になった点が挙げられます。確認できた範囲では、全ての商品が一律に90日になっているようです。

また、AliExpressからメールが届くようになりました。メールには2種類あって、1通は「間もなく商品が届きます」という、実質的にはあまり意味のないものです。

注目すべきなのは2通目で、「バイヤープロテクションの保護期間が延長された」という内容となっています。

通常であれば、商品を注文した側が延長を申し込みセラーが応じることで延長が決まるのですが、現在は一方的に「延長された」という決定の通知が来るようになっているのです。

配送遅延の対策か?

この自動保護期間延長処置は、おそらくは、コロナウイルスの影響で荷物の到着が遅れるケースが増えていることに対する暫定的な処置でしょう。

正確なことは分かりませんが、コロナウイルスの影響がなくなれば本来の形に戻るはずです。

保護期間延長の影響は?

バイヤープロテクションの保護期間というのは、言い換えれば、商品が届くのを待っている期間です。

保護期間が切れる間際になると、購入者は、商品を諦めて返金を求めるか、商品が届くのを待つために保護期間を延長するかを選択できるのが通常です。

これ対して、一方的に保護期間が延長されるというのは、「商品が届くまで待って欲しい」というAliExpressからの意思表示のように思えます。

はっきりしたことは言えませんが、紛争開始(open dispute)をした場合も、商品が届くまで待つように裁定がなされる可能性が高まるのかもしれません。

もっとも、消費者としての対応は基本的に同じです。保護期間が長くなったとはいえ、保護期間が切れそうになれば延長を申し込むべきですし、必要に応じて紛争開始(open dispute)もすべきです。

コロナウイルスの影響を脱するまでは、以前よりも気長に荷物の到着を待つ必要は出てくるでしょうが、基本的な対処法は同じと考えてください。

バイヤープロテクションをよく理解し、安心して買い物を楽しもう


補償を受けるのに多少の手間はかかりますが、バイヤープロテクションがあるおかげで、AliExpressでは安心して買い物ができます。

もちろん、AliExpressで買った物のほとんどは問題なく届くので、バイヤープロテクションを使う機会はほとんどありません。

ただ、万一の事態が生じた時、バイヤープロテクションに関する知識があるのとないのとでは安心感が異なります。

ぜひ、AliExpressでの買い物でトラブルが起こったときは、この記事の内容を思い出してください。