クレジットカードは特別な手続きをすることなく買い物ができますが、昨今のネット情報漏洩などからできればクレジットカードを登録したくない、ということも多いのではないでしょうか。
AliExpressは品揃えも多く、価格も安いので利用したいサイトの1つですが、クレジットカードの登録が心配で買い物ができないというのはもったいないですよね。
そんな時におすすめの支払い方法がVプリカです。
今回はVプリカとはどういったカードなのか、またVカードでの支払いの仕方について、詳しくご紹介します。
Vプリカとはどんなカード?その3つの特徴とは
Vプリカとは、「バーチャルプリペイドカード」の略ですが、よく懸賞などのプレゼントなどでもらえるプリペイドカードとはまた違うカードです。
一体どんなカードなのか、その特徴を詳しくご紹介します。
バーチャルカードなのでカード本体は発行されない
クレジットカードは事前に申込書を記入したり、ネットでサイトに必要情報を入力した後に、プラスチック製のカードが送られてきます。
一方Vプリカは、バーチャルカードという言葉の通り、実体はありません。
そのためリアル店舗などでの使用はできず、インターネット上の取引でのみ利用ができるカードとなります。
Vプリカはブランドの発行しているカード
クレジットカードは、国際ブランドというものがついています。
これはカード会社に対して、世界中にある加盟店で決済ができるよう機能を提供している会社のことで、よく知られているのがJCBやVISA、MasterCardの3つです。
クレジットカードを作る際には、カードを発行している会社がどこの国際ブランドと提携しているかで選択することになりますが、VプリカはVと付いていることから分かるように、VISAの提供しているサービスです。
VISAは世界中に加盟店がありますので、海外のショップで買い物をするならおすすめの国際ブランドとなっています。
Vプリカは安心の前払い!入金した分だけ使用できるカード
Vプリカはプリペイドカードであるため、事前入金型のカードとなります。
一般的にプリペイドカードは金額が決まっていて、その金額までしか使用ができませんが、最近ではカードに入金(チャージ)することで、同じカードが繰り返し使用できるプリペイドカードが主流になってきています。
楽天Edyやnanacoといったお店で使うことができる電子マネーも、プリペイドカードの1つです。
Vプリカは、VISAに加盟しているネットショップなどを利用した際、またネットサービスの支払いに、利用できる決済方法の1つであるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
Vプリカは便利な決済方法!その3つのメリット
ライフカードが2011年から発行を開始したVプリカは、インターネット上のVISA加盟店で使うことのできる、カードのないプリペイドカードです。
元々はライフカードの公式サイトでしか購入ができなかったのですが、コンビニに設置されている端末で購入が可能になったことから、さらにそのメリットを活かした使い方ができるようになりました。
クレジットカードは便利ですが、物理的にも、また使用上でも不安な要素が多々あります。
磁気不良の読み取り不可といった事態や、スキミングの心配、またカードをなくしてしまうとその対処も大変です。
クレジットカードと同じように使えるVプリカは、そういったクレジットカードの不安やトラブルを解消してくれるメリットがあります。
そのメリットについて、詳しくご紹介します。
Vプリカには審査は不要!即発行ができる
クレジットカードを作るためには、審査が必要となります。
これはクレジットカードが信用支払いである後払いであり、またきちんと支払いができるかどうか収入の状態などを調査する必要があるためで、収入のない人や学生、主婦の方などはクレジットカードの審査が厳しくなります。
Vプリカは親権者の同意があれば、18歳未満の方でも利用可能で、事前の審査が必要ありませんので、誰でも購入が可能です。
ネットショッピングでクレジットカードが必要な時に、クレジットカードがない場合にはVプリカが使えますし、ゲームの課金にも使えますので、子供にお小遣いの範囲でVプリカを購入して渡すといった使い方も可能です。
ネットショップでクレジットカードと同じようにお得に使える
クレジットカードを持っていないと、コンビニ支払いや代引きといった方法でしか購入できないため、ショッピングをする時にクレジットカードを持っている人よりも余計なお金を支払わなければならず、損したなあと感じることはありませんか。
Vプリカならクレジットカードと同じように使えますので、入金確認後の発送で待たされたり、送料を負担したりといったコストを削減することができます。
世界中のオンラインショッピングで利用可能
Vプリカの強みは、VISAのオンライン加盟店なら、クレジットカードと同様に利用できるというのが大きなメリットです。
日本国内のショッピングサイトなら、クレジットカードがなくても買い物ができますが、海外のAmazonなど世界中のオンラインショップでは、コンビニ支払いや代引きといった支払い方法がそもそもありません。
外国ではクレジットカードが身分証明書と同じぐらい信用できる価値のあるものですし、そもそも現金を使って買い物をするということはリアル店舗でもほとんどありません。
ただやはりクレジットカードだと、データを読み取られたりといった危険も隣り合わせです。
Vプリカならクレジットカードと同じように安心して利用できます。
Vプリカは誰でも使えるけどデメリットもある!気をつけたい3つの注意点
Vプリカは誰でも購入して利用でき、また個人情報が読み取られないといったメリットがありますが、同時にデメリットもあります。
また利用する際にはいくつかの注意点もありますので、あわせて詳しくご紹介します。
利用しない期間が続くと維持費を支払う必要がある
Vプリカはプリペイドカードなので、入金をしておけばいつでも使えるのですが、未使用のまま3ヶ月を超えると手数料が請求されます。
これは休眠カード維持費というものです。
使用しないまま3ヶ月が過ぎた場合、翌月の25日に、手数料として125円(税込)がVプリカから引き落とされてしまうのです。
残高がない場合は引き落としはされません。
休眠カード維持費の請求は、引き落とされる前にメールで連絡が来ますので、その時点でチャージや買い物をしましょう。
125円でもやはり引き落とされるともったいないですし、できれば0円の状態にしたいところですが、なかなかVプリカの残高を0円にするような使い方は難しいもの。
この場合はAmazonギフト券の購入がおすすめです。
Amazonギフト券は100円以上1円単位で購入可能なので、使い切ることができます。
Vプリカは購入の時に手数料が必要
Vプリカは、購入時に手数料がかかります。
コンビニ端末だと、2000円から10000円まで購入可能ですが、2000円と3000円、5000円はそれぞれプラス200円、7000円だと280円、10000円だと390円がプラスで手数料として支払わなければなりません。
インターネットでの購入だと、30000円まで購入が可能ですが、やはり1枚のVプリカに200円の手数料がプラスされます。
ただしライフカードで購入すると、この手数料が無料になります。
クレジットカードなので審査が必要になりますが、できるだけ手数料は支払いたくないということであれば、検討してみましょう。
Vプリカはチャージしてから1年が有効期限
Vプリカには有効期限があります。
1回使った後、残高があるのを忘れていると、発行日の1年後の月末に残高は消滅してしまいます。
使用する際に有効期限が表示されますので、それまでに使うことを忘れないようにしましょう。
もしくは新しくVプリカを購入し、古いカードの残高と一緒にすることも可能です。
そうすると有効期限は新しいカードの方になります。
有効期限が心配であれば、定期的にVプリカを購入して買い足すようにするといいでしょう。
Vプリカにはアカウントの開設が必要!変更や削除はどうやればいい?
Vプリカを利用するためには、まず公式サイトでアカウントを開設しなければなりません。
開設方法はメールアドレスがあればすぐできますので、その登録方法について詳しくご紹介します。
また登録内容の変更の仕方や、不要になった際の削除方法についてもご紹介します。
すぐできる!Vプリカのアカウント開設の手順方法
Vプリカを利用するためには、まず公式サイトでアカウント開設が必要となります。
こちらのページで、チェックボックスにチェックを入れ、個人情報の取り扱いに関する同意約款を確認してチェックを入れ、次のページに行きます。
事前登録画面にて、自分のメールアドレスを登録し、画像認証を入力し、「確認」をクリックします。
事前登録確認画面にて、入力内容を確認し、「登録」をクリックします。
登録したメールアドレスに、確認メールが届きますので、メールに記載されたURLをクリックして、飛んだページの先でそのまま本登録にすすみます。
本登録の画面で、名前と性別、生年月日、居住地(都道府県のみ)、電話番号、ログインIDとログインパスワードの登録、秘密の質問と答え、ニックネーム(ローマ字)を入力し、画像認証を入力します。
間違いがないかどうかを確認して、問題なければ「登録」をクリックします。
登録したメール宛に、登録完了メールが届いたら、入力したIDとパスワードでログインすることが可能となります。
登録情報を変更するには?
登録している内容に変更があった場合も、公式サイトから手続きができます。
公式サイトの「Myページ」にログインして、「ご登録情報」をクリックします。
Myページでは、会員情報、ログインパスワードの変更、Vプリカを購入するためのクレジットカード情報の変更が可能です。
変更したい項目をクリックして、修正もしくは変更を行いましょう。
正確に入力しないと、Vプリカの登録時に認証されず使用ができなくなったりしますので、注意が必要です。
またログインパスワードの変更で、以下の項目に該当する文字列は登録しないよう記載されてます。
・生年月日、電話番号、氏名や住所の一部など
・2種類のみの英数字の組み合わせ(例:1111aaaa、A2A2A2A2 など)
・他サイトと同一のパスワード
Vプリカのアカウントを削除することはできる?
Vプリカで一度作ったアカウントを、Myページなどネット上では削除することができません。
何らかの事情でアカウントを削除する必要がある場合には、Vプリカのインフォメーションセンターに連絡をしましょう。
アカウント削除は本人にしかできませんので、インフォメーションセンターのオペレーターに本人確認をしてもらった上で手続きをすることになります。
【Vプリカインフォメーションセンターの連絡先と営業時間】
連絡先:045-279-1515
営業時間:10:00~17:00 (土日祝・年末年始休み)
Vプリカはどうやって購入する?コンビニ端末やそれ以外の購入方法
ショッピングやゲームの課金がしたい時に、クレジットカードがない、そんな悩みを解決してくれるのがVプリカです。
Vプリカはコンビニに設置してある端末で、すぐに購入することが可能です。
コンビニでどうやって購入すればいいのか、その方法について詳しくご紹介します。
コンビニ別!Vプリカを購入する際の端末の操作方法
コンビニでVプリカを購入する前に、まずはVプリカのアカウントを登録しておきましょう。
そうすれば、コンビニでVプリカを購入して、番号を登録すればすぐ使うことができます。
それではコンビニ別のVプリカの購入方法を見ていきましょう。
・ファミリーマートのマルチコピー機
メニュー画面にある「プリペイドの購入」をタッチし、「オンラインマネー(電子マネー)」、Vプリカの順にタッチします。
注意事項を確認して、「OK」ボタンをタッチします。
金額の画面が出ますので、希望の額面をタッチし、確認画面で確認ができたら「発行」のボタンをタッチします。
ファミリーマート申込券が印字されますので、レジで代金を支払い、発行コードを受け取り、30分以内に支払いをします。
VプリカのサイトでMyページにログインし、コードを入力することで完了します。
・ローソンのLoppi
「各種サービスメニュー」の画面にある、「携帯・国際プリペイド・ネット用マネー」をタッチし、ネット用マネーからVプリカの画面を表示させます。
内容を確認して、「OK」ボタンをタッチすると、金額の画面が表示されます。
希望の額面をタッチし、「OK]ボタンをタッチし、再度確認してから「OK」ボタンをタッチします。
プリペイドサービス申込券が印字されますので、レジで代金を支払い、発行コードを受け取ります。
VプリカのサイトでMyページにログインし、コードを入力することで完了します。
・セブンイレブンのマルチコピー
マルチコピー機のメニュー項目から、「プリペイド」を選びます。
次の表示画面で「Vプリカ」をタッチします。
内容を確認し、「OK」ボタンをタッチします。
注意事項を確認した後、「同意する」ボタンをタッチします。
券種(金額)の画面が表示されますので、希望金額をタッチします。
購入枚数と金額を確認してから「OK」ボタンをタッチします。
再度申し込み内容を確認してから、「OK」ボタンをタッチします。
マルチコピー機で「プリペイドサービス代金払込票」が印刷されますので、レジで代金を支払い、発行コードを受け取ります。
VプリカのサイトでMyページにログインし、コードを入力することで完了します。
・セイコーマートのサンプルカード
店頭にある「Vプリカ」のサンプルカードをレジへ持っていきます。
購入金額を店員に伝え、Vプリカの購入代金を支払います。
レジでVプリカ発行コードが記載された、プリペイドIDシートを受け取ります。
VプリカのサイトでMyページにログインし、コードを入力することで完了します。
発行コードを受け取った後のチャージ方法
各コンビニで代金を支払うと、発行コードを渡してもらえますので、この内容を見ながら、Vプリカで登録したアカウントでMyページにアクセスします。
コード入力という項目がMyページにありますので、ここを開いて発行コードを入力すれば、すぐにVプリカを利用することができます。
この登録の日から有効期限は1年後の月末です。
Myページでも確認はできますが、忘れないようにしましょう。
コンビニ端末以外でもVプリカは購入できる?その方法とは
Vプリカは、公式サイトのMyページからでも購入が可能です。
この場合の支払い方法は、クレジットカード、もしくはゆうちょ銀行などを除くネットバンクから支払う方法があります。
ただしどちらの場合も、購入した履歴が残ってしまいます。
購入手数料がお得になる、またコンビニでは購入できない高額なVプリカが購入できるというメリットもありますが、クレジットカード情報などをできるだけ登録したくないといった事情がある場合には、コンビニでの購入をおすすめします。
またポイントを貯めることができるお小遣いサイトで、交換商品にVプリカがあるサイトもあるので、それを利用するのもおすすめです。
げん玉やポイントインカム、アメフリなどがポイントが貯めやすいのでおすすめです。
VプリカでAliExpressの買い物代金を支払う3ステップ
AliExpressは、中国で注目されているオンラインショッピングサイトです。
その品揃えの豊富さも魅力ですが、代理店を通さないので1個から商品が購入可能で、また格安で購入することができます。
輸入ビジネスをしている人にも必須のショッピングサイトとして、人気のあるサイトなのです。
基本的に海外サイトでショッピングをすると、支払いはクレジットカードでしかできません。
事情でクレジットカードを持っていない人は買い物ができない…と考えてしまいますが、VプリカがあればAliExpressで買い物をして支払いも可能です。
そこでAliExpressでVプリカを使って支払いをする方法について、詳しくご紹介します。
まずはAliExpressの決済システムに登録する
AliExpressでは、クレジットカードとPayPalの2種類の支払い方法があります。
クレジットカードはVISAカード、MASTERカード、JCBカード、AMEXカードなどで支払いができます。
PayPalでも支払い可能なので、この2つの支払い方法から選択することができます。
AliExpressにVプリカを登録したら買い物をしよう
AliExpressでのショッピングは、日本でのショッピングサイトと同じです。
基本は英語表記ですが、日本語に切り替えも可能なので、日本語でショッピングしてみましょう。
<AliExpressのショッピングの流れ>
1.商品を選んで、「今すぐ購入」か「カートに追加」を選びます。
2.「カートに追加」を選択した場合、「チェックアウト」を選択します。
3.発送先の情報を入力します。
必要となる情報は、パソコン版でもスマートフォン版でも同様です。
具体的には国名/地域、連絡先(ここに名前を入力します)、電話番号、住所(郵便番号、都道府県、市町村、詳しい住所)をそれぞれ入力していきます。
4.入力内容を確認し、「デフォルトの配送先住所として設定」にチェックを入れて、「確認」をクリックします。
5.支払い方法を選択して、「注文する」をクリックすれば購入が完了となります。
Vプリカを買ってみたいけど気になる3つの疑問にお答えします
Vプリカが便利なことは分かったけれど、本当に大丈夫なのかな?と心配な方に気になる疑問点についてお答えします。
Vプリカの登録にはお金がかかるの?
Vプリカを使用するためには、公式サイトでMyページにアカウント登録をすることが必要となります。
登録をしたことで、入会金や年会費が発生することはありませんが、使用していくにあたっては、以下の部分で費用が発生します。
・Vプリカ自体に手数料がかかる
コンビニで購入したVプリカには、基本200円の手数料がかかります。
そのため、3000円の金額しか使えないVプリカでも、実質的には3200円が必要です。
・Vプリカを使用していないと休眠カード維持費が請求される
3ヶ月以上使用がないと、休眠カード維持費として翌月25日に月額125円(税込)がVプリカから引き落とされます。
ただし残高が0円の場合は引き落としはされません。
またマイナスになるまで維持費が引き落とされることもありません。
Vプリカをお得に使う方法は?
Vプリカにチャージする度に、手数料がかかってしまいますので、必要な金額があらかじめ分かっているならまとめてチャージする方がお得です。
ただし頻繁に使わないなど、休眠カード維持費が発生するのももったいないので、端数が出てしまった時には、Amazonギフト券を購入するなどして、残高を0円にしておくことをおすすめします。
使う分だけチャージして、余計な金額を残さない方がお得です。
Vプリカに登録する時には本名じゃないとダメ?
Vプリカはニックネームでの登録が可能なので、本名を入力する必要はありません。
ただし入力時には、アルファベット表記の場合は18文字以内で、スペースは使用不可です。
ニックネームのまま、ショッピングサイトの買い物の支払いができますし、ゲームの課金も可能です。
とはいっても、ショッピングサイトの入力画面で、「姓」と「名」を別々に入力する必要がある場合は困りますよね。
このような時には、ニックネームを適当なところで切って、姓と名に入力すれば大丈夫です。
AliExpressでVプリカを使えるようにする方法
最後に、AliExpressでVプリカを使えるようにする方法を解説します。
支払い方法選択で「カード」を選ぶ
AliExpressはカード決済が可能で、種類も豊富にあります。
Vプリカは通常のクレジットカードと同様に使えるので、あらかじめチャージして支払いできるようにしておきましょう。
Vプリカの支払い方法は、「新しいカードを追加」し、カード番号、名前、セキュリティコード、有効期限を入力することで利用できます。
まとめ
Vプリカはクレジットカードを持っていない人でも、コンビニで気軽に購入し、登録すればクレジットカードと同じように使える便利なカードです。
磁気不良やスキャニングの心配をしなくてもいいですし、必要な時にはチャージも可能です。
しかし、比較してみるとVプリカの方に軍配が上がるでしょう。
ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。