この記事では、Amazonでモノを販売する際に知っておきたい商品同梱広告について解説していきます。
商品同梱広告はダイレクトマーケティングの1つであり、とくに40代以上の方をターゲットにしている場合は必ず押さえておくべきです。リストを獲得したいAmazonセラーには役立つ内容なので、是非最後までご覧ください。
Contents
商品同梱広告とは?
同梱広告とは、注文された商品を届ける際、箱のなかにチラシなどを同封する広告手法です。総合通販サイトやAmazonで購入した商品に同梱されることはしばしばあります。
通販・EC商品同梱のメリット
同梱広告を入れる販売者側のメリットは以下の通りです。
・アクティブユーザーに広告を届けられる
・100%の開封率で、広告を見てもらいやすい
・商品が届いた直後でお客様の感情が高まり、広告に興味を持ってもらえる
・カタログ同封よりもレスポンスが高くなりやすい
Amazonで販売する商品にチラシを同梱する際のルール
次に、Amazonで販売する商品にチラシを同梱する際のルールについて解説します。ルールを守らないとアカウントが停止される恐れがありますので、注意しましょう。
まずは、商品を梱包する際の注意点をまとめるとまとめると以下になります。
・同一倉庫で管理しているSKUアイテムは1つにまとめて納品する
・AmazonのFBAセンターで組立作業が発生する商品は受領できない
・セットで販売する商品は、誤って開封されないように目立つ場所にラベルを貼り付ける必要がある
・単品商品をまとめている場合は、箱のバーコードを白のテープや線を入れて隠さなければいけない
・商品本体以外に読み取り可能なバーコードが存在してはいけない
・商品の箱の中はなるべく隙間を作らないようにする
・Amazonの許可を得ていないマーケティング資料の使用は禁止されている
・大型商品についてはテレビのディスプレイとスピーカーなどの複数で1つの商品を取り扱うことはできない
・大型商品・外部からの圧迫により外装箱が変形、破損しない商品・おもちゃやホビーカテゴリの商品は、Amazonの箱で梱包されない
Amazonが定める梱包要件
Amazonが定める具体的な梱包要件は以下の通りです。
・配送のラベルにはFBAの商品であることと、PO/納品番号を明記する
・輸送中やFBAセンターで入荷を受けいれる際に中身が十分保護されるよう、輸送に耐える梱包をする
・使用が可能な緩衝材はエアキャップや紙、クッションなど
・ラベルが貼られていない場合は受領拒否の原因となるため、輸送の箱には「配送ラベル」を貼付する
・輸送箱へのカッターなどの異物混入は作業者や購入者の安全に関わるため、梱包の際に必ず再確認する
・出荷作業時に傷が入らないよう、ラッピングも丁寧におこなう
なお、梱包ルールの詳細は以下の記事で解説されています。
Amazonで受領不可になる商品の例
Amazonは、すべての商品を受領してくれるわけではありません。受領不可になる商品の例としては以下の通りです。
・箱が潰れている商品
・日焼けして色が褪せてしまっている商品
・梱包からはみ出ている部分がある商品
・袋が破損している商品
「箱が潰れている商品」は、お客様に届けることができません。「外装に破れや汚れはないか」「化粧箱で輸送する場合は剥離タイプのラベルを使用する」などに気を使う必要があります。
「日焼けして色が褪せてしまっている商品」は、ダメージ品として取り扱われますので受領してもらえません。商品イメージと実物が一致するように心がけましょう。
「梱包からはみ出ている部分がある商品」も納品を拒否されてしまいます。商品がはみ出ないように梱包するようにしてください。
「袋が破損している商品」はモノの抜け落ちが想定されます。なので、専門の梱包用の袋を使用し、なおかつ口をしっかりテープで止めることが重要です。
輸送する際のルール
ASINが複数梱包で分離されている商品を納入することはできません。ASINは1つにまとめて納品する必要があるのです。納品手続き番号を1つの箱に混在している状態は悪い例です。
コミックセットの場合は、「全10巻揃い」「1巻~10巻」などのタイトル表記と合わせてASINでまとめて納品する必要があります。巻数が多い場合は、コミックの全巻を強度のある梱包箱にまとめ、商品ラベルを貼付します。その際、開封厳禁シールを貼付することも忘れてはいけません。
悪い例としては、以下のように複数のASINがまとめて梱包されている状況です。
一方で、コミックセットの良い例は以下のような状況です。
また、各種パーツに分かれている家電製品などは、セット商品であることの表示やラベルをできるだけ目立つ位置に貼付します。
悪い例で言えば、型商品で複数個口で1セットとなる商品は取り扱いできません。必ずセット商品は1つの箱の中にまとめるようにしましょう。複数の箱をバンドやテープでまとめて1個口としている場合も受領拒否になるので注意が必要です。
商品に貼付するのは剥離タイプのラベルおすすめです。ただ、ラベルが剥がれたり剥がれかけたりしていると受領してくれないので注意しましょう。例えば、以下のような場合です。
最低限必要なラベル、バーコード以外は隠すようにします。不要なバーコードを隠す際は縦に線を入れる、もしくは白いバーコードを貼り付けましょう。
複数の単品商品をまとめて発送する場合、外装箱には単品のコードがあります。複数商品が1点として認識されるのを防ぐため、外装箱のバーコードを隠し、1つ1つのラベルが中の商品に存在することを確認してください。
同梱広告の意味を再確認する
次に、商品同梱広告の意味と詳細を再確認します。同梱広告とは、注文された商品を届けるとき、箱のなかにチラシなどを入れる広告手法です。
同封チラシは必ず目に入る
先ほども述べた通り、同梱広告は購入者の目に必ず入ります。最近では、メルマガを読まないユーザーが増えつつありますが、同梱広告はそんな人にもほぼ確実に開封されます。商品を手にするときに広告を見ることにもなるため、そこに伝えたいことを記載したチラシを同封しておけば効果を得られやすいわけです。
広告は、パンフレットのようなしっかりしたものではなく、白黒のA4用紙1枚でも構いません。「他にもこんな良い商品がありますよ」と紹介する気持ちで同封しておくと良いでしょう。
同封クーポンでお得感を演出
同封クーポンはお客さんのリピート率をアップさせます。「お得に買える」と分かれば次回も利用してもらえる可能性が高いからです。例えば、「次回購入時1000円引き」や「特定の商品を15%OFF」などのクーポンを付けておけば、自分の店で購入する理由をつくることができます。
他の商品のサンプルを同梱するのも同様の効果を得られます。サプライズプレゼントは、同封クーポンと同様で「お得感」をアップさせるものだからです。
同封クーポンの例は上記の通りです。割引クーポンと同時にさりげなく商品紹介もしています。
AmazonのFBAにおける同梱品の注意点
AmazonのFBAにおいては、商品の同梱広告に注意が必要です。先ほども述べた通り、AmazonのFBAでは商品の欠品や余計な添付品がないかをチェックしているからです。
たとえば、お店独自の予約特典や、商品情報として登録されていない限定品を同梱するなどです。このようにルールを破ってしまうとAmazonから返品されてしまうことになるので注意しましょう。
このシステムは一見自由がないように見えますが、商品を出荷する際にAmazonが責任を持って商品のチェックしている証拠です。非常に大切なことなので、ルールを守ったうえで販売するようにしてください。
同封広告による媒体社側のメリット
媒体社側のメリットとしては以下の通りです。
・広告料の負担が軽減する
・顧客に対して新しい商品や話題の商品、関連商品などの情報提供ができる
同封広告による広告主側のメリット
広告主側のメリットは先ほども紹介しました。
・アクティブユーザーに広告を届けられる
・100%の開封率で、広告を見てもらいやすい
・商品が届いた直後でお客様の感情が高まり、広告に興味を持ってもらえる
・カタログ同封よりもレスポンスが高くなりやすい
上記の4つのメリットを得られるので、同封広告は効果的です。
同封広告のおおよその単価
約12円〜25円になります。
この単価の幅は、発注部数や媒体社が定める媒体価値によって異なります。例えば、Amazonも同梱広告の媒体化をしていますが、しっかりセグメントができないのが大きな特徴です。よって、男女年代等が関係ないサービスを扱う広告主がついていることが多いです。
どこから購入するべきか?
同梱広告を得意とする代理店から購入するべきです。なぜなら、媒体社から購入するよりも断然効率的だからです。
同梱広告の値段は、媒体社でも代理店でも変わりません。それだったら、媒体審査対応や特価情報、他媒体との比較等を考えて、代理店とお付き合いしておいた方がメリットは大きいです。
同送広告と同封広告の違い
同送広告と同封広告の違いとしては以下の通りです。
・同封広告は、開封率ほぼ100%のため、同送広告よりも単価が高い
・購入商品だけに入るため、部数は同送広告より少ない
・同送広告は一気に発送されるのに対し、同梱広告は商品出荷時のみ発送される
・同送広告の効果は一気に上がるのに対し、同梱広告の効果はじわじわと出てくる
Amazonの梱包ルールにフラストレーションを感じる販売者たち
同梱広告は自社の売上を伸ばす武器となりますが、Amazonで販売する場合は運営側が定める梱包ルールに縛られることになります。Amazonは利用ユーザー数が多いため何百万人もの顧客にアプローチできるメリットがありますが、その一方で、自社のリピーターを獲得しづらいというデメリットがあるのです。
Amazonで商品を購入した人は、所詮「Amazonで購入した」のであり、販売元のメーカーから購入したという認識は薄くなりがちです。これでは顧客とのつながりに支障が出てくるため、Amazonで販売するブランドやメーカーはこの梱包ルールにフラストレーションを感じています。中には、このルールをかいくぐるための抜け道を探そうとする業者も現れるほどです。
AmazonのFBAを利用する場合、チラシを同封してリストをとることはできるのか?
例えば、これまで解説してきた同梱広告もその1つです。Amazonで販売する商品の中にチラシを同封し、リストを獲得しようとする試みですね。
繰り返しですが、AmazonのFBAを利用する場合は、広告を同封する際に制限がかけられます。それに露骨なやり方だとリスクが高くなってしまうというデメリットもあります。自由に顧客へアプローチしたい場合は、FBAを利用せず、自社で発送を行った方が良いでしょう。
Amazon外取引に誘導する行為は禁止されている
Amazonでの自由度が低いので、「Amazon以外の販売ルートへ誘導すれば良いのでは?」と考える販売者も当然一定数はいます。例えば、自社サイトに誘導する内容のチラシを同封したりする行為です。
しかし、Amazon外取引に誘導する行為も禁止されているため、やはり販売者はリストが取りづらくなっている現状にあるのです。
梱包ルールを捻じ曲げようとする販売者たち
そのような中、Amazonが定める梱包ルールを捻じ曲げようとする販売者たちが現れ始めました。たとえば、マーケティング資料を商品の一部としてみなし、梱包物に別のものを差し込こむ、広告となるステッカーを商品に同梱するといった行為です。
また、とある販売者はAmazonブランドの梱包箱のなかに自身のブランドの梱包箱を入れ、さらにその箱の中にマーケティング資料を同梱しています。この販売者の主張は次の通りです。
「自社の梱包箱の中にはマーケティング資料が同封されているが、Amazonブランドの梱包箱にはいかなるマーケティング資料も入っていない。」
コンサルタントとともに、梱包ルールの許容範囲を探ろうとしている販売者も出てきており、Amazonの梱包ルールを捻じ曲げようとする販売者が後を絶ちません。
自由を持つ販売者が現れ始めている
Amazonの梱包ルールにフラストレーションを感じている販売者がいる一方で、自由を持つ販売者も現れ始めています。
例えば、Amazon内で寝具を取り扱うバッフィー(Buffy)という会社です。この会社はAmazonの梱包箱ではなく、自身のブランドの梱包箱に商品を入れる許可の申請をAmazonに提出しました。申請手続きには1か月を要しましたが、Amazonからこの申請に対して咎められることは一切なかったとのことです。
つまり、今後はより強い力を持つ販売者が出てくる、という結果をもたらすことになります。Amazonを利用する販売者の中に格差が生まれ、自由にマーケティングを行える販売者とそうではない販売者で分かれるということです。
バッフィーのように特別な待遇がない限りは、これまで通り回避方法を見出す、もしくはルールに従って商売しなければいけません。
自社サイトに誘導するためにできること
それでも「Amazonの厳しい梱包ルールの中でなんとか自社サイト誘導したい」と考えている方は、以下の2つを実践してみてください。
1.Amazonのアカウント名を自社サイトと同じにする
Amazonのセラーアカウント名を自社サイトと同じにしておくことで、利用ユーザーに覚えてもらいやすくなります。
2.サンキューカードを同梱する
感謝の気持ちをこめてサンキューカードを同梱しておけば、リピート、もしくは調べてもらえる可能性がアップします。
まとめ
この記事では、Amazonでモノを販売する際に知っておきたい商品同梱広告について解説してきました。Amazonで販売する際はルールに縛られることになりますが、ペナルティにならないように今回紹介したルールを守るようにしましょう。
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