出品者IDを確認すればAmazonの売れ筋商品がわかるってホント?

Amazonでビジネスを行う上で大事なのは、売れ筋商品を見つけることです。そのためには、リサーチが重要になります。

Amazonで確実に売れる商品を見つけるには、高い売り上げを上げているセラーの商品をチェックするのが最も近道です。

しかし、Amazonの他のセラーの商品をチェックする方法がわからないという方も多いことでしょう。

そんなときにおすすめなのが Amazonの「出品者ID」の利用です。

出品者IDを使ってライバル達の商品を抽出すれば、効率的に売れ筋商品をリサーチできます。

そこで今回は、出品者IDを利用して売れ筋商品を見つける方法について詳しくご紹介します。

目次

Amazon出品者IDの基礎知識

まずは、Amazonの出品者IDについての基本的な知識についてご紹介しましょう。

Amazonの出品者IDとは?

Amazonの出品者IDとは、Amazonマーケットプレイスに出品する個人・法人の全員に与えられる固定IDのことです。

出品者IDは、基本的に13~14桁の英数字によって構成されています。この英数字はAmazonによって決められるため、出品者の好みの数字や番号を付けたり、自由に変更したりすることはできません。

Amazonの出品者IDを使ってできることは?

Amazon出品者IDは誰でも簡単に検索できます。

そのため、競合者や気になる出品者のIDを検索して、売れ筋商品をはじめ、価格設定や在庫量、販売方法などの有益な情報を得ることができるのです。

特にネットビジネスの初心者の方は、人気セラーのやり方を手本にして経営することで、ビジネスを軌道に乗せやすくなります。

Amazonの「出品者ID」と「セラーID」の違いは?

Amazonでは、よく「セラーID」というワードを耳にしますが、出品者IDとどう違うのでしょうか。

実は、セラーIDは出品者IDの別の呼び方です。「セラー=出品者」であり、同じIDを表しているのです。2種類の呼び方があるということを頭に入れておきましょう。

出品者IDを確認する方法とは?

それでは、Amazon出品者IDを確認する方法をご紹介します。

気になるセラーの出品者IDを確認するには?

まずは、気になるセラーの出品者IDを確認してみましょう。方法は以下の通りです。

1.気になる出品者のセラーページから出品者名(ショップ名)をクリック
2.出品者の詳細ページが表示されるので、そのページのURLをチェック
3.URL内の「seller=」の後のAから始まる13~14桁の英数字を確認する

この13~14桁の英数字が出品者IDになります。

実際に気になるセラーの出品者IDを確認してみよう

それでは、実際に気になるセラーの出品者IDを検索してみましょう。

下記のリンクからAmazonのトップページにアクセスしてください。

1.気になるセラーの商品ページにアクセスする(今回は、「SIROCA コーヒーメーカー SC-C123 ブラック/カッパーブラウン【ビックカメラグループオリジナル】」をピックアップしてみます)

2.ページ右端の出品者名(販売元:株式会社コジマ)をクリック

3. URLを確認し、出品者IDを抽出する(この場合、A28V5TPDD5X2QZ)

参考:Amazonトップページ

自分の出品者IDを確認する

自分の出品者IDを確認するには、セラーセントラルにログインする方法が簡単です。

1. セラーセントラルにログインする

2. 画面右上の「歯車マーク」→「出品用アカウント情報」を開く

3.「出品者情報」の中の「あなたの出品者トークン」をクリック

4.出品者トークン(出品者ID)を確認する

出品者IDページの内容は?

出品者IDページには、販売元の店舗名や住所、電話番号などの情報をはじめ、ユーザーからのフィードバックや販売している製品などが掲載されています。

この中で特に注目すべきなのが「製品」です。この「製品」から「すべての商品を見る」をクリックすると、出品者が販売している商品の一覧が表示されます。

商品の価格や評価、ベストセラーに関する詳しい内容が表示されるので、どの商品が売れ筋なのかもすぐにわかります。

出品者IDを利用してAmazonの売れ筋商品を見つけるポイント

人気セラーは、必ず儲かる商品リストを持っているものです。そんな人気セラーの出品者IDを利用して売れ筋商品を見つけることができれば、効率的に儲かる商品リストを作成できます。

そこでここでは、出品者IDを利用して効率的に売れ筋商品を見つけるポイントをご紹介します。

自分と同じ「ジャンル」の出品者を参考にする

まず重要なのは、自分のショップと同じ「ジャンル」の出品者を参考にすることです。

「そんなの当たり前でしょ?」と思うかもしれませんが、そうでもありません。人気商品を目の前にすると、たとえ自分と違うジャンルであっても売れるはずだと錯覚し、手を出してしまう人は多いでしょう。しかし、扱ったことのないジャンルの商品を販売し、売り上げを持続するのは並大抵のことではありません。

そのため、最初は自分と同じジャンルで儲けているセラーを見つけて、その人の取扱い商品を参考にすることから始めるのがおすすめです。

自分と同じ「レベル」の出品者を参考にする

先ほどご紹介した株式会社コジマなどは、売れ筋商品を数多く持っています。

しかし、いくら売れ筋商品が多いからといって、副業ビジネスレベルでコジマなどの商品を参考にするのは得策ではありません。

なぜなら、コジマなどは潤沢な資金をもとに大量出品を行っている大規模小売店であり、資金力に差があり過ぎて参考にならないからです。

つまり、小規模な副業ビジネス程度では同じ土俵で勝負できないのが現状なのです。

そのため、まずは自分と同じレベルの出品者を見つけることから始めてみましょう。

自分と同じレベルや規模の出品者を見つけるには?

自分と同じレベルや規模の出品者を見つけるには、出品者の評価を参考にするのが良い方法です。

まず、評価数が1,000を超えるような出品者は大規模出品者の可能性が高いため、なるべく避けるようにしましょう。

評価数が500以下の出品者であれば、サラリーマンの方による副業の可能性があるため参考になるでしょう。

さらに、Amazonの評価では「販売数30個に対して評価1個」という目安があるので、全体の評価数から年間の出品数を把握することも可能です。

たとえば、評価数50の出品者の場合、

(評価数50)×(販売数30)×(12ヶ月)=18,000

となり、年間の出品数は約18,000個と予測できます。自分の年間出品数と比べてあまり差がないようであれば参考にしてみましょう。

このように、評価数から出品者のレベルや規模を把握することで、お手本となるセラーをより探しやすくなります。

Amazonの出品者IDを利用すればビジネスの幅がさらに広がる!

Amazonの出品者IDを利用すれば、売れ筋商品が簡単に把握できることがわかりました。

実は、売れ筋商品を見つける以外にも、出品者IDには別の活用方法があるのです。

ここでは、以下の3つの活用方法についてご紹介します。

1.Amazonの無在庫輸出
2.Amazonの無在庫輸入
3.AmazonのFBA販売リサーチ

ひとつずつ詳しく見てみましょう。

Amazonの無在庫輸出

出品者IDは、Amazonの無在庫輸出に活かすことができます。

無在庫輸出とは、商品の注文を受けてから実際に仕入れを行って輸出するという方法です。代金が入ってから仕入れを行うのでキャッシュフローが良く、また、在庫を持たずに販売できるというメリットがあります。

まず、アメリカのAmazonで無在庫輸出を行っている日本人の出品者を探し、その出品者IDからら売れ筋の商品情報を検索します。そして、同じような商品を販売すれば効率的に無在庫輸出が行えます。

Amazonの無在庫輸入

出品者IDは、無在庫輸出だけでなく、無在庫輸入にも利用できます。

無在庫輸入の場合、日本のAmazonで無在庫販売している出品者を探し、出品者IDを使って売れ筋商品を見つけます。主に中国から安く仕入れられている商品が狙い目です。

そして安く仕入れた商品を日本のAmazonで販売します。

AmazonのFBA販売リサーチ

Amazonには「FBA」と呼ばれるシステムがあります。これは、販売や配送、商品の保管といった物販ビジネスに必須の作業をAmazonに委託できるシステムです。

このFBAを利用して売り上げをアップしているセラーは数多くいます。しかし、「自分も利用したいものの、どんな商品をFBAに回せば良いのかわからない」というセラーの方も多いのではないでしょうか。

そんなときに出品者IDを利用すれば、人気セラーがどんな商品をFBAに回しているのかを簡単にリサーチできるのでおすすめです。

Amazonで中国輸入商品を簡単に見つけるには?

中国輸入ビジネスを目指す方の中には、Amazonで効率的に中国輸入商品を探したいと考えている方もいるでしょう。

ここでは、Amazonで簡単に中国商品を探す方法や、出品者IDを使った売れ筋商品情報の管理方法などをご紹介します。

1.ノーブランドは中国商品の可能性が高い

まずは、おおまかな中国輸入商品の見分け方をご紹介します。

Amazonでは、出品する商品にはメーカーやブランドに関する情報を記載する義務があります。

しかし、中には「ノーブランド」と書かれた商品もあります。

このようなノーブランド商品は、中国から輸入された商品である可能性が高いため、中国商品を見分ける際の一つの判断材料になります。

2.販売価格の最低額を入力する

ノーブランド品に狙いを定めたら、次に「販売価格の最低額」を入力してさらに商品を絞っていきます。

とはいえ、なぜ販売価格の最低額を入力するのでしょうか?

これは、中国輸入商品の価格に原因があります。

中国輸入商品は非常に単価が安いため、大量に輸入しないと利益が出にくい傾向にあります。しかし、大量に輸入してもあまりに安い価格で販売すれば赤字になってしまいます。

そのため、赤字を防ぐためにも、中国輸入商品を探す際には、「2,000円以上の商品」など販売価格の最低額を決めてリサーチする必要があるのです。

Amazonのトップページの検索窓に「ノーブランド 2,000円以上」と入力して検索すれば、2,000円以上の中国輸入商品にヒットしやすくなるので試してみてください。

3.Amazon出品者を抽出する

販売価格の最低額以上の中国輸入商品が表示されたら、その中から気になる出品者をリサーチします。

1.まず、表示された商品の中から一つ選び、その商品の「出品者数」をクリックします。商品が新品であれば、「新品(○○)件の出品」と表示があります。

2.Amazon出品者一覧を確認します。

3.中国輸入ビジネスを行っている出品者はFBAを利用している可能性が高いので、「出荷元Amazon」という表示のある出品者を抽出します。

このとき、できるだけ評価の高い出品者を選ぶように心がけましょう。

4.出品者の情報を収集・保存する

できるだけ評価の高い出品者を選んだら、販売元(出品者名)をクリックして出品者IDなどを調べましょう。そうすれば、売れ筋商品だけでなく、価格設定、在庫量、販売方法といった出品者に関する情報を集めることができます。

また、商品一覧ページのURLをコピーして、エクセルなどにまとめて保存しておくのも良い方法です。

出品者IDを利用すればAmazonの売れ筋商品を効率的に探し出せる!

今回は、Amazonの出品者IDを利用して売れ筋商品を探す方法をご紹介しました。

Amazonの出品者IDを使えば、ライバルセラーや人気セラーの情報を簡単に入手し、売れ筋商品などを効率的に探し出すことができます。

その他にも、無在庫輸入・無在庫輸出、FBA販売されている商品のリサーチなど様々な場面で役立てることも可能です。

Amazonの物販ビジネスで成功したいと考えている方は、ぜひこの出品者IDを利用して、商品に関する有益な情報を効率的に入手しましょう。

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この記事を監修した人

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