Amazonで出品したい！販売アカウントを作るのに必要なものは？やり方を徹底解説！

Amazonでの副業を考えていませんか？Amazonで出品するためには、専用のアカウントを登録する必要があります。

また、出品の方法にも相乗り出品や新規での出品といった、さまざまな販売方法があります。そのため、自分に合った方法で商品を登録する必要があります。

本記事では、出品用アカウントの開設方法や商品の登録方法を画像付きでご紹介いたします。これからAmazonでの副業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Amazonが副業におすすめな理由

Amazonでの物販ビジネスの人気には、理由があります。

・集客力が圧倒的に高い
・1人でもEC運営が可能

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

集客力が圧倒的に高い

ネットショッピングをする際に、とりあえずAmazonに欲しい商品がないか確認するという方は多いのではないでしょうか。

他のECサイトに比べて圧倒的に集客力が高いと言われています。すでにたくさんの人が集まっている土俵なので、より多くの人の目に留めてもらうことが可能です。

特に、インターネットでの商品販売は集客が一番のネックになります。それを最初からクリアした状態でスタートできるので、副業初心者の方でも始めやすく、利益に繋がりやすいのです。

1人でもEC運営が可能

FBA（フルフィルメント by Amazon）と呼ばれる、発送やカスタマー対応をAmazonが代行してくれるサービスにより、1人でもECを運営することが可能なシステムになっています。

これらを活用することで、1人でも大量の商品を取り扱うことができるのです。

もちろん、これらのシステムを利用せずとも、商品を販売することは可能です。自分の好きなタイミングで利用するとよいでしょう。

ただ、資金が少なく、人手が足りない場合でもFBAを利用することで事業を拡大することができるので、画期的なシステムといえます。

出品の基本知識

はじめに、Amazonのアカウントは出品用、購入用の2種類があります。

購入するためのアカウントはAmazonを利用したことのある方なら既にお持ちかもしれませんが、販売する場合は専用となるアカウントを新たに開設する必要があります。

この記事では、出品用アカウントについて詳しく説明していきます。

Amazonセラーセントラルとは？

Amazonで商品を扱う上で重要な機能の1つに、Amazonセラーセントラルというものがあります。Amazonセラーセントラルとは、Amazonでの出品状況などを確認・管理できるAmazon出品者のための販売管理サイトです。

下図のように、Amazonセラーセントラルへアクセスできるのは、Amazonの出品用アカウントを持っている人だけです。

そのため、Amazonで商品販売を始めるにあたって、まずは出品用アカウントを作成する必要があります。

始めるにあたって

出品アカウントの登録にあたり、出品プランの選択と登録に必要な書類の準備を行う必要があります。

準備しなければならない書類は複数ありますので、詳しく見ていきましょう。

出品プランを選択する

出品プランには「大口出品」と「小口出品」の2種類があります。

大口出品の場合、出品の有無に関わらず、毎月登録料￥4,900（税別）と、商品カテゴリー毎に異なる手数料を販売時に払う必要があります。

一方で小口出品を選択する場合は販売時の手数料のほかに、月額登録料ではなく商品毎に￥100の料金を支払う仕組みとなっています。

選択するにあたって、在庫を大量に抱えている場合や膨大な商品を取り扱いたい場合は大口出品、少数の商品から取り扱う場合は小口出品を選択すると良いでしょう。

必要な書類の準備

Amazonの出品用アカウントを作成する際には、下記の本人確認書類を用意する必要があります。　

・行政機関発行の顔写真付き身分証明書
・過去180日以内に銀行またはクレジットカード会社から発行された取引明細書
・ビジネス用のEメールアドレスまたは既存のAmazonアカウント
・電話番号
・有効なクレジットカード
・売上金を受け取る銀行口座番号
・（法人の場合）登記簿謄本

行政機関発行の顔写真付き身分証明書とは、パスポートや運転免許証などのことです。マイナンバーカードは使用することができないため、注意しましょう。

セラーセントラルについて

出品用のアカウントが審査を通過したあと、登録ができるようになると、セラーセントラルにアクセスが可能になります。

セラーセントラルとは、出品セラー用の管理画面です。出品に関する大切な情報がまとめられており、何かあった場合にここから対応をすることができます。

アカウント管理や、商品ページの情報を追加、在庫の更新、売上金の管理といった必要なことは全てセラーセントラルで実施することが可能です。

逆に、セラーセントラルにアクセスする権限のない状態では出品や商品管理ができませんので、きちんと審査を通過する必要があります。

アカウント登録はどこからする？

前項で記載した審査に必要な書類が揃ったら、アマゾンセラーセントラルにアクセスします。

トップページに「さっそく始める」と書かれたボタンがあるので、そちらをクリックしましょう。

ボタンを押すと、下にあるような画面に遷移します。

赤枠にあるAmazonアカウントを作成を押して、名前・メールアドレス・パスワードを入力します。その後、「次へ」をクリックしましょう。

下にあるような画面に移り、上で入力したメールのアドレスへ確認コードが届きます。確認コードを入力し、「アカウントの作成」をクリックしてください。

参考:アマゾンセラーセントラル

法人か個人かを選択

次に、事業所の所在地を選択し、氏名を入力しましょう。

業種は次の中から選択してください。

・国有企業（法人）
・上場企業（法人）
・非上場企業（法人）
・チャリティ（法人）
・個人

業種で個人を選択した場合、氏名はローマ字入力しましょう。

入力が完了したら、「同意して続行する」を選択してください。

法人を選択した場合、法人情報を入力する

前の画面で法人の業種を選択した場合、法人情報を入力する必要があります。

こちらの内容は、登記簿謄本の内容を確認してから入力してください。

ただし「確認のための電話番号」は、現在利用している個人用の電話番号で構いません。

主担当者には、本人確認する人と同一の担当者を入力しましょう。

入力を終えたら、「次へ」をクリックしてください。

出品者情報の入力

個人の人は「所在地」と「業種」を選択し、「同意して続行する」をクリックすると下の画面に遷移します。

「国籍」を選ぶと、身分証明の項目が表示されるため、パスポートまたは運転免許証に基づいた情報を入力してください。

入力を終えたら、保存します。

登録するマーケットプレイスの選択

商品を販売する国（マーケットプレイス）の登録を行います。

「北米」「日本」「ヨーロッパ」から販売したい地域を選択することができるため、日本でのみ販売する場合は、「北米」と「ヨーロッパ」のチェックを外しましょう。

海外に商品を発送できないのに「北米」と「ヨーロッパ」のチェックを入れたままにしてしまうと、後でトラブルになってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

クレジットカードの情報を入力する

続いて、クレジットカードの情報を入力します。

法人名義・個人名義どちらでも構いません。ここで登録したクレジットカードの情報をもとに月額登録料が請求されます。

毎月の登録料を超過した売上があった月は、売上と相殺されます。

ストア情報の入力

ここでは、ストア情報を入力します。ストア名を入力し、JANコードの有無やブランド所有者かどうかに回答し、「次へ」をクリックしてください。

もしオリジナルのブランド商品を取り扱う場合は、どちらも「はい」を選択しましょう。

本人確認書類の提出

最後に、本人確認書類を提出します。

本人確認書類の添付が完了したら、「送信」を押しましょう。

Amazonで審査が行われ、結果は2営業日後に入力したメールアドレス宛に連絡がきます。

商品を出品する手順

出品者アカウントが開設できたら、商品を出品してみましょう。

セラーセントラルを開いて「在庫」から「商品登録」を開き、ASINコードで商品を特定し、選択して出品、自己配送かFBA配送かを選択します。

他の通販サイトとの違いは、1から出品するのではなく、商品を登録する形である点です。

既に存在する場合はその商品を登録し、値段を入力するだけで簡単に出品ができます。

次項で詳しく見ていきましょう。

在庫＞商品登録

セラーセントラルにログインし、「在庫」と書かれたタブにカーソルを合わせ、商品登録のボタンを選択しましょう。

ASINコードで商品を特定

「商品を登録」を押すと、検索ボックスが出てくるので、ASINコードを入力しましょう。

ASINコードとは、Amazonでの商品ごとの住所のようなものです。これにより商品を特定できます。
通常、該当するページ下部の「登録情報」の部分に「ASIN：○○」という形で載っています。

検索ボックスに該当する商品のASINコードを入力し、検索を実行してください。

画像のように、商品がピンポイントで表示されます。

商品が特定できたら、出品手続きをしましょう。

商品を選択し、出品する

出品する際は、商品のコンディションを選択する必要があります。

コンディションを選択する際、新品を選ぶと以下のような画面が表示される可能性があります。

この場合、制限を解除しないといけないため、注意しましょう。

出品許可申請が通ると、商品を販売できるようになります。コンディションの選択後は、商品の基本情報を入力しましょう。

販売価格は、トラブルを避けるために適切な価格に設定してください。

自己配送かFBA納品か選択する

最後に、自己配送かFBA納品かを選択しましょう。

詳細画面の「フルフィルメントチャネル」から、出品者から出荷かAmazonから出荷を選んでください。

出品者から出荷は、文字通り自分の家から配送する方法で、梱包から発送まで自分で全て行う必要があります。

Amazonから出荷とは、前項のフルフィルメント by Amazonを利用してAmazonの倉庫に納品する方法です。

倉庫に商品を納品したあとは、梱包から発送まで委託することができます。

梱包や発送の手間を省きたい人は、FBAを積極的に活用しましょう！

便利なシステムを活用してAmazonで副業を始めてみよう

審査さえ通れば集客力の高いAmazonに簡単に商品が出品できるのはとても魅力的ですね。また、FBAを活用することで自宅に在庫を抱えきれない場合でも大量の商品を扱うことができる上、梱包から発送まで委託することができ、外注する必要がないため非常に便利です。

しかし、このように誰でも出品しやすくなっていて、商品を管理しやすい体制が整っている反面、参入障壁が低く、最近ではAmazonでの商品販売を始める競合相手も増えているため、より魅力的な商品を出品することが必要になってきます。

出品できる商品のカテゴリーは幅広い上に、小口出品であれば月額のサービス料を払わなくても出品が可能なので、自分の得意な分野から始めてみるのも良いかもしれません。

また、中古の商品でも出品することが可能なので、自宅にある古本などの不用品から出品してみるのもおすすめです。

これからAmazonでの物販ビジネスを始めようと考えている方は、ぜひ本記事を参考に出品アカウントを作成してみてくださいね。