物販

アマゾンFBAの利用方法や倉庫への納品の方法、送料などを徹底解説!

この記事では、Amazonで商品を出品・販売している人を主な対象に、FBAの利用方法や、FBA倉庫への荷物の発送方法、その際にかかる送料などについて解説しています。Amazonで商品を販売する際にFBAを使うと、それだけで売上がアップすることも多く、オススメです。そして、その際に送料などにも気を配ることで、更に利益率を上げることができます。

この記事を参考に、より効果的にAmazonで稼げるようになってください。

Contents

そもそもAmazonのFBAとは何か?

この記事を読んでいる方は、FBAのことは既に知っているという方が多いはずですが、最初にFBAとはどのようなものなのか説明しておきます。

売上アップにも貢献するFBA

FBAというのは、フルフィルメント バイ アマゾンの略で、Amazonが提供している配送サービスです。もっとも、単に荷物を送るというものではなく、商品の保管、注文処理、配送、返品に関するカスタマーサービスまでを一貫して請け負う総合的なサービスとなっています。

FBAを利用して発送する商品には「prime」のマークがつきます。Amazonでは、プライム会員に対して、お急ぎ便の送料無料のサービスなどを行っているため、「prime」がある商品は、「早く届く」「送料が無料」という特典が付くことになり、配送面での利便性がアップすることになります。

このことから、FBAを利用することによって、売上のアップも期待できます。AmazonのFBAを利用した販売事業者に対する調査によると、FBA利用前よりも売上が上がったとする割合は、75.5%にもなるとのことです。

FBAでAmazonの倉庫に納品するために必要なもの

FBAを利用する場合、利用者はAmazonの倉庫に向けて荷物を発送することになります。この際に必要となるものがいくつかあります。

バーコードを印刷するためのラベルシール

FBA倉庫に納品する際には、個々の商品にAmazonが指定するバーコードのシールを貼る必要があります。このバーコードを印刷するためにラベルシールが必要です。ラベルシールは、Amazonなどで「FBA ラベルシール」といったキーワードを使って検索するとヒットします。

なお、バーコードのシールを貼る作業は、有料でAmazonに依頼することもできます。

納品書・配送ラベルを印刷するためのA4コピー用紙

Amazonに発送する際には、納品書を印刷して同封します。また、Amazonに発送するダンボールには、配送ラベルを印刷して貼り付けます。

これらを印刷するために、A4コピー用紙が必要になります。とくに上質のものである必要はないので、コスパのいい、人気がある商品を適当に選べば大丈夫です。

納品する商品を詰めるダンボール

Amazonに商品を送る際にはダンボールに詰めますが、小型サイズ商品・標準サイズ商品の場合、三辺が50㎝×60㎝×50㎝のサイズのダンボール(160サイズ)まで使えます。送料を節約するためにも、特別な事情がなければダンボール一杯に詰めて送るのが基本なので、このサイズに合わせたダンボールを用意しておいてください。

商品を仕入れてから、FBA倉庫に発送するまでの作業手順

ここからは、実際にFBA倉庫に発送するまでの作業を、順を追って見ていきます。

商品が揃うのを待つ

先ほども触れましたが、Amazonに納品する際には、ダンボール一杯に詰めるのが基本です。ただし、重量制限があり、1箱は30kgまでに収める必要があります。

複数の商品を同梱することもできるので、仕入先が複数になるときは箱一杯になるまで待ちましょう。もっとも、あまり発送が遅くなって商機を逃してしまっては元も子もないので、発送を待つ期間は、1週間くらいを目途にしてください。

納品のための準備を整える

納品時には、商品にバーコードを貼ります。このとき、商品にもともとバーコードが印刷されている場合には、それを隠す必要があります。既存のバーコードの上に貼れるのであれば、それでも構いませんが、バーコードが複数ある場合などは別の白いシールで既存のバーコードを隠す必要があります。

布製品など、直接バーコードが貼れない場合は、透明の袋に入れてから、バーコードを貼ります。ダンボールの隙間には緩衝材を入れて、商品の破損を防ぎます。使用できる緩衝材は、クッション、エアキャップ、紙に限られています。

商品を詰めたら、箱の中に納品書を入れ、配送ラベルを箱に貼り、封をします。

宅急便などを使って、Amazonの倉庫に発送

準備が終わった荷物は、宅急便やゆうパックで、Amazonの倉庫に送ります。FBAの場合、商品を送るところまでで出品者が行う作業は終了します。

バーコードの貼り付けは、Amazonに依頼することもできる

先ほども触れましたが、バーコードを貼り付ける作業は、Amazonに依頼することもできます。これは別途費用がかかるサービスで、小型・標準サイズの商品の場合で、商品1個につき20円です。

有料のサービスなので、販売する荷物が増えて、手が足りなくなってきたら依頼するようにするといいでしょう。

商品ラベル貼付サービスの依頼方法

このバーコードを貼るAmazonのサービスは、商品ラベル貼付サービスといいます。このサービスは、AmazonのセラーセントラルでFBAの設定を変更することで依頼することができます。

まず、セラーセントラルにログインしてください。そして、「設定」タブにある「FBAの設定」を選びます。

「オプションサービス」の「編集」で、商品ラベル貼付サービスを「有効」にして、「変更」をクリックしてください。

「はい」を押せば設定完了です。

なお、このサービスを依頼した場合は、送る箱に識別用の用紙を貼り付ける必要があります。これも印刷して用意しておきましょう。

FBAの倉庫に荷物を送る際の配送業者について

FBAを利用するためには、Amazonの倉庫に商品を納品する必要があります。この際に使う配送業者は、どこがお得なのでしょうか。

配送料が安い業者はどこなのか、検討していきます。

FBAパートナーキャリアサービスの配送料は、特にお得ではない

Amazon倉庫への納品手段としては、まずFBAパートナーキャリアを利用するという方法があります。配送業者としては日本郵便になりますが、以前はFBAパートナーキャリアを利用すると安く荷物が送れました。現在は、ゆうパックと同料金に改定されています。

つまり、送料の面からは、FBAパートナーキャリアを使うメリットはなくなりました。ただし、FBAパートナーキャリアを使うと、セラーセントラルで配送ラベルが印刷できたり、配送料がAmazonからの請求に一本化されたりするため、手間が省けるという利点はあります。

ヤマト便を利用すると、少し安く送れる

上でも解説した通り、FBAの納品は、160サイズのダンボールで30kgまで可能です。これをゆうパックで送った場合の基本料金は、東京から神奈川の小田原倉庫に納品する場合で、2570円です。

ヤマト便の場合、30kgまでの荷物の送料は、東京23区内から神奈川の小田原までで2,432円となっているので、少しお得です。ヤマト便の場合、23区外の場合は料金が変わり、この場合は2,322円です。もう少しお得になります。

参考:ヤマト便料金表

ちなみに、ヤマト便は、宅急便とは違います。宅急便は25kgまでですが、ヤマト便は30kgまでです。

なお、ヤマト便の場合、配送料金の計算の際には、容積換算重量というものと実重量を比較して重いものが採用されます。容積換算重量は、荷物の大きさから重量を計算するもので、「縦(メートル)×横(メートル)×高さ(メートル)×280」で計算します。

160サイズのダンボールの場合、「0.5×0.6×0.5×280」を計算すると、42kgになります。つまり、160サイズのダンボールを送る場合は、実際には30kgの重さしかなくても、42kgの荷物の配送料金になります。

実際には、30kgの荷物は、もっと小さいダンボールで送る場合が多いでしょうから、実重量通りの料金計算になる場合も多いはずですが、軽い商品を箱一杯に詰めて送るような場合は、容積換算重量の方が大きくなる可能性があります。この場合は、ヤマト便で送ると、送料が多めにかかるので気をつけましょう。

近距離の場合は、かなりお得なエコムー便

配送地域を限定することで、低価格での配送を実現しているサービスがエコムー便です。

参考:エコムー便

配送地域が限られるので、居住地によっては利用できない場合がありますが、東京から神奈川といったような近隣の都道府県への配送の場合には、160サイズ30kgまでの荷物が1,280円で送れます。配送地域が限定されるとはいっても、東京の場合、以下の範囲が配送可能地域になるので、かなり広い範囲で送ることができます。

環境によっては利用できないの場合もあるのが残念ですが、オススメのサービスです。

Amazon以外の販路がある人なら、イプシロンのゆうパックは格安

これはFBAの納品に使えるサービスではないので、ここでご紹介すべきものではないかもしれませんが、参考までに書いておきます。GMOが提供している、決済関係を中心にビジネスサポートを行っている「イプシロン」というサービスがあります。

実は、ここが提供しているイプシロンゆうパックが格安の送料です。関東から関東の場合で、160サイズ25kgまでの荷物が、1,720円で送れます。

参考:イプシロン配送サービス

ただし、このサービスは、イプシロンの決済サービスを使っている人がオプションとして使えるものです。また、サービスの利用に当たっては、独自のオンラインショップを運営している必要があり、そのショップの商品の発送のためにしか使えません。FBAの納品には使えませんが、自分でオンラインショップを運営しているという人は、利用して損はないサービスです。

サマリーポケットなら送料は740円?

サマリーポケットは、レンタル倉庫のサービスです。集荷は無料で、荷物を取り出す際には、レギュラーサイズの箱(20kgまで)で740円の送料、ラージサイズの箱(25kgまで)で910円の送料で送ってくれます。

かつては、このサービスを使って「一旦荷物をサマリーポケットの倉庫に預けて、荷物の受け取り先をAmazonの倉庫にすれば、格安でFBAの納品ができる」と、裏ワザ的に紹介されたことがありました。しかし、このような利用方法は利用規約に反するものです。

また、現在では、このようなレンタル倉庫本来の目的以外での利用を防ぐため、早期取り出し料金というものが設定されるようになりました。最低でも入庫から翌々月まで預けないと、料金が加算される仕組みです。

サマリーポケットをFBA倉庫の納品に使うことはできません。

参考:サマリーポケット

FBA倉庫への納品にあたっての注意点

FBA倉庫への納品にあたっては、さまざまな禁止事項、制限事項があります。かなり多岐に渡っているので、すべてを把握するのは困難ですが、少なくとも概要については把握して、不明な点はそのままにせず、テクニカルサポートに問い合わせるようにしましょう。

以下では、代表的な注意点について、お伝えします。記載する点についての詳しい内容は、セラーセントラルのヘルプにも記載があるので、そちらも併せて確認してください。

FBAによる出品が禁止される商品がある

そもそもAmazonで販売が禁止されるものや、出品に当たって事前に許可が必要なものに関しては、FBAでも出品できない、あるいは事前に許可が必要なのは当然です。そして、それに加えて、FBA出品が禁止されている商品があります。

たとえば、日本の規格や法律を満たしていない商品や、危険物・化学薬品などがあります。倉庫での保管の都合上、室温で保管できない商品もFBA納品はできません。ネオジウム磁石のような強い磁性商品も、他の商品への影響が懸念されるため納品が禁止されています。

商品ラベル貼付サービスを利用する際には、納品数に注意

この記事でもご紹介した「商品ラベル貼付サービス」ですが、これを利用するときは、設定した商品点数と、実際に納品した商品点数に齟齬が生じないように注意しましょう。

商品点数に齟齬が生じると、商品が受領不能となってラベル貼付サービスの利用を拒否されることがあり、最悪の場合、アカウントが停止されることもあるようです。

商品の中に異物が混入しないように注意

FBAに納品するダンボールの中に、誤ってハサミやカッターを入れたまま封をしてしまうといったミスを起こすことがあります。ダンボールに異物を混入させるミスをしてしまった場合、Amazonの作業員の人などにケガをさせてしまう危険性もあります。

このような危険があるためか、Amazonもこの手のミスには敏感で、アカウント停止の措置が取られる可能性があります。一度アカウントが停止になってしまうと、再開のためには、業務改善のための書類の作成を要求され、それに従って実際に業務改善を行っていることを報告したりする必要が生じます。

対策が十分であるとAmazon側に判断されるまで、販売を再開できないことになるので、かなりの期間で販売が停止する可能性もあります。このようなミスが発生しないように、普段から気をつけましょう。

配送に使うダンボールにも注意点が

FBAに納品する際には、ダンボールの使い方等にも注意が必要です。Amazonが定めるコンディションから外れた箱は、Amazonで受領してもらえません。

たとえば、箱が破損したり、汚れていたりしてはいけません。また、複数の箱を紐などで束ねて1個口の扱いで送ることは配送料の節約になりますが、これも禁止です。

また、テープの多重貼り付けや、ダンボールを繋ぎ合わせて大きな荷物を送ったり、逆に少ない荷物を大きなダンボールを小さく加工したものに詰めて送ったりするのも禁止されています。普通に荷物を送る場合には許されている梱包方法でも、AmazonのFBAでは認められないケースがあるので、ダンボールの使い方には十分に注意してください。

Amazonの倉庫側の事情で、受領が遅れることも

これは発送する側の責任ではありませんが、Amazonの倉庫への搬入量が多すぎて処理が停滞、受領が遅れるという事態が生じることがあります。これに関しては、荷物を送る側で対処できることは多くありませんが、年末商戦などのAmazonの荷物取扱量が増えることが予想される時期には、早めの発送を心がけるなどして対策してください。

FBA小型軽量商品プログラムを使う際の注意点

サイズが小さく単価が安い商品については、FBA小型軽量商品プログラムが使えます。FBAの手数料も安く設定されている他、「あわせ買い対象商品」にもならず1点からでも購入できるなど、出品者にも購入者にもメリットがある仕組みとなっています。

この小型軽量商品プログラムを使う際には、事前にプログラムに商品を登録する必要があり、FBA倉庫への納品の方法も異なるなど、通常のFBAとはいくつかの違いがあります。これらの違いに注意して、小型軽量商品プログラムを使ってください。

その他のFBA禁止商品

最後に、ここまでにご紹介していないFBA納品が禁止されている商品をいくつか挙げておきます。まず、動植物は禁止されています。動物は生きている動物だけでなく、死亡した動物も含みます。

また、植物については、植物の種子も含むあらゆる商品が対象になります。エアスプレーやスプレー塗料、殺虫剤などの、液化ガス、圧縮ガス、圧縮空気などのエアゾール噴射剤を含んでいる商品も禁止です。他にも禁止される商品があるので、セラーセントラルのヘルプで確認してください。

まとめ

AmazonのFBAの設定方法や、倉庫への納品の方法、配送料金などについて解説してきました。FBAを使うと、売上がアップするというデータもあります。この記事を読んでいる方で、まだFBAを利用していないという方は、これを機会に是非FBAの利用を検討してみてください。