Amazon(アマゾン)で転売するやり方と仕入れ方法を徹底解説!

せどり・転売をするには、仕入れが必要です。

せどり・転売をすでにしている人の中には、「仕入れるものが見つからない」「利益のでる商品がない」といった悩みをお持ちの方もいるかもしれません。

しかし、実は仕入れはとても簡単です。なぜなら、利益がでる鉄板商品を見つけさえすれば、後はそれを仕入れ続ければいいからです。

では、どうすれば利益がでる鉄板商品を見つけることができるのでしょうか?

今回は、Amazonでの転売や仕入れの方法についてご紹介していきます。

目次

Amazonせどりの概要

ここからは、Amazonせどり・転売の概要を説明していきます。

Amazonせどりとは、Amazonを利用したせどりのことです(そのままですね。)。Amazonせどりには様々なメリットがあるため、今ではせどりの手法としてポピュラーなものになりました。

「せどり」って何?

そもそも「せどり」とは、安く仕入れた商品を高く売って利益を得ることです。

「せどり」と「転売」の違いですが、はっきり言ってほとんど同じ意味で使われています。どちらも、仕入れたものを売って利ざやを稼ぐ行為です。ただ、「転売」には、買い取ったものを他に売り渡す行為という文字どおりの意味以外にも、購入が困難な商品を大量に仕入れて高価格で販売するという意味も含まれています。

まずは資金集め

転売を行うには、販売するための商品が必要です。転売初心者の中には「販売するための商品を購入する資金がない」という方がいらっしゃるかもしれません。

たしかに、実店舗でせどり事業を行うとなると、店舗の賃借料や商品の仕入れなど、初期費用だけで1,000万円ほど必要になることさえあります。さらに、毎月固定費がかかってしまうため、売上が上がらないと経営が苦しくなるばかりです。

しかし、Amazonせどりならそこまで初期費用はかかりません。数万円の軍資金があれば十分です。

そのため、まずは自宅にある不用品を売って資金を集めてみましょう。自宅にある着なくなった服や使わなくなった家電、読まなくなった本などを売るだけでも、1万円〜2万円ほどの資金が集まるはずです。

AmazonでせどりをするならFBAの利用が必須!

なぜAmazonせどりに人気があるのかというと、AmazonではFBAと呼ばれるサービスを利用できるからです。

FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、簡単に言うと、商品が注文されてから発送までの業務全般をAmazonが請け負ってくれるサービスのことです。

これを利用するのがなぜ良いのかというと、作業量が格段に少なくなるからです。

通常、ネットでせどりを行う場合、下記のような流れで商品を販売することになります。

1、商品の仕入れ
2、出品
3、受注
4、入金確認
5、商品の梱包
6、商品の発送

販売している商品が1商品だけで、1日に10件ほどしか注文がこないのであれば、さほど作業時間は取られないかもしれません。しかし、取り扱う商品数が20、30と増え、しかも1日に何百件という注文がある場合はどうでしょうか。作業時間だけで、1日の大半が終わってしまいます。

これを解決してくれるのがFBAです。FBAを利用すれば、商品の保管や受注処理だけでなく、注文後の商品の梱包や発送も代行してもらえます。

逆に、Amazonでせどりを行っていてもFBAを利用しなければ、全て自分ですることになります。

以上のようなことから、AmazonでせどりをするならFBAを利用することは必須といえるのです。

AmazonでFBAを利用すれば、売上も上がる

先ほどご説明したように、AmazonでFBAを利用すれば、Amazonで商品が注文されてから発送までの業務全般をAmazonに任せることができます。そのため、FBAを利用した場合に出品者がしなければならない作業としては、仕入れた商品をFBA倉庫に納品することだけになります。

さらに、FBAのサービスの中には商品の保管も含まれており、これがまた便利です。

せどりをしていると取り扱う商品が次第に増えてくるので、多くの在庫を抱えることになります。商品のサイズが小さければ、ある程度までは自宅で保管して自己発送をすることもできますが、サイズが大きかったり、個数が増えたりすると個人では対応しきれません。

その点、FBA倉庫を利用すれば、保管スペースの問題に悩まされることはありません。保管スペースを心配する必要がなくなるため、自然と取り扱う商品の幅も広がります。

さらに、Amazonで受注後の商品の梱包や発送だけでなく、購入者からのクレーム対応もFBAのサービスに含まれているため、余った時間を仕入れるべき商品をリサーチする時間に回すことができます。

このように、FBAを利用すればせどりビジネス全般が効率化し、結果として売上も上がるのです。

Amazonでせどりを行う時にかかる手数料など

ほとんどのせどりにも言えることですが、Amazonでもせどりを行うと様々な手数料がかかってきます。売上が残高としてプールされているのでそこから引かれていく形です。

なので商品を仕入れる際は、手数料として引かれる金額も合わせて利益計算をしないといけません。引かれる手数料の種類としては、販売する際の手数料が8%から高いもので45%ほどと、メディア関係の商品であれば、カテゴリー成約料という手数料が書籍で80円、その他音楽関係や映像関係で140円と、小口出品の場合は基本成約料として1出品に対して100円の手数料がかかります。

手数料を簡単に計算できるツールとしてAmazonの公式で計算シュミレーターを公開しているので、そちらで計算すると簡単に出品にかかる手数料を割り出すことができるので是非活用しましょう。

参考:FBA料金シミュレーター

Amazonでのせどり・転売方法

Amazonせどりの仕入先は一つではありません。国内の実店舗から仕入れるのはもちろん、海外から仕入れる方法もあります。Amazonでの転売や仕入れのやり方を学びましょう。

国内の実店舗から仕入れてAmazonで転売する方法

国内の実店舗から商品を仕入れて、Amazonに転売する方法もせどりの手法の1つです。これは「店舗せどり」と呼ばれるものです。

仕入先の実店舗は卸店である必要はなく、小売店から購入してAmazonへ転売するのも一般的です。主な仕入先としては、ブックオフ、ハードオフといったリサイクルショップや、大手家電量販店などが挙げられます。特売品などや格安の商品を探してAmazonに転売するやり方もあるので活用してください。

国内外のネットショップやフリマから商品を仕入れてAmazonで転売する方法

日本国内にある実店舗だけではなく、日本から近く物価も安い中国や韓国、東南アジアなどから輸入する人も増えています。特に、中国のタオバオやアリババが仕入先として人気があります。海外からの仕入れは、関税や国際配送料がかかるものの、Amazonせどりでは一般的な方法です。

また、フリマの利用者が増加したことに伴い、メルカリやラクマなどから商品を仕入れている人もよく見かけます。フリマアプリなどから仕入れてAmazonに転売するやり方も初心者には易しい方法です。

海外から仕入れた商品をAmazonで転売するやり方は納期に注意

海外、特に中国や韓国はネット通販事業が盛んなため、常に新しいトレンド商品が売られています。特に、先ほどお伝えしたように、アリババやタオバオといったサイトは売れやすい商品を格安で仕入れができるため、ある程度Amazon転売に慣れてきたら試してみるといいでしょう。

ただ、海外からの仕入れには注意点もあります。その一つが、配送に関すること。中国や韓国からの配送は、時間がかかるものだと1か月ほどかかってしまうこともあるのです。

Amazon転売で季節商品などを仕入れる場合は、配送時期を頭にいれておかないと、届いたころにはもう季節が過ぎているなんてことも。売れるタイミングを逃さないためにも、なるべく早く届く配送方法を選ぶことが大切です。

OEM商品やODM商品を生産して売る

OEMやODMを利用して商品を販売する方法もあります。生産を外注するとOEMになり、市販のブランドロゴのついていないTシャツなどにオリジナルのロゴやタグを取り付けて販売する手法を簡易OEMと言います。

ODMの場合は、生産以外の設計なども外注することになるので、生産後のマーケティングや配送、販売なども担当することもあり、比較的受託者が高水準な技術をもっていることが多いです。

AmazonでもOEM商品はよく販売されているので、一度確認してみるのも良いでしょう。

Amazon転売は違法なのか?違法のケースを紹介

Amazonでの転売ですが、他の転売とすべて一緒に考えられてTwitterなどでは転売=違法ととらえている方がたくさんいます。

一部の悪質な買い占めや法外な値段での転売は確かに違法と思われがちですが、実際は転売自体は卸売や小売業者と同じ手法であり、そもそも転売行為を規制する法律はありません。一部例外として新型コロナウイルスが流行し始め、マスクや消毒、石鹸などの物が買い占めなどで高額転売されていた時に法令措置がとられたことがあります。

販売する為に許可や認可が必要な商品や販売してはいけないものなどを販売することは法規制されていることがあるのでそちらを3つ紹介していきます。

・古物商許可証をもたずに転売
・偽ブランド商品の販売
・商品レビューの転売

古物商許可証をもたずに転売

1つ目は古物商許可証をもたずに販売した場合です。Amazon以外のサイトでせどりをする場合もですが、商品を仕入れて営利目的のために販売するには古物商許可証が必要となります。

これは古物営業法という法律で定められており、例え新品の商品を仕入れたとしても、メーカーから消費者に渡った時点でその商品は中古というくくりになると法律で定められているので必ず許可をとりましょう。

実際に許可をとらずに転売したとして逮捕者も過去出ているので、注意が必要です。例外として自分が使用していて不要になったものや、自宅にあった不要になったもの、自分で作ったアクセサリーなどのハンドメイド雑貨は営利目的ではないとして、許可がなくても販売することができます。

しかし、継続的に販売を続けていたり客観的に営利目的と判断された場合も、違法となってしまう可能性があるので、販売を続けるつもりであれば許可は必須でしょう。

偽ブランド品の販売

2つ目は偽ブランド商品の販売です。こちらはブランド権利者の商標権や著作権などを違反することになるので、規約違反としてAmazonから指摘を受けてしまったり、最悪の場合は民事訴訟や刑事訴訟の対象とされてしまう場合があります。Amazonで転売する商品を仕入れようとすると、偽物も出品されている場合があるので注意が必要です。

例えばこちらのイヤホンはゼンハイザーという人気のあるブランドのものですが、過去に正規品が3~4万円で販売されていたのに対して半額ほどの値段で販売されています。

非常に価格差があるので利益を考えると仕入れたい商品ではありますが、偽物を仕入れて販売すると違法となり罪と問われてしまいます。ブランド品は度々、偽造品を販売して逮捕されるケースがニュースに取り上げられます。

Amazon側でも偽物は販売できないように商品のパトロールなどを行っていますが、Amazonは出品数が多くすぐには取り締まることができないのが現状です。

ブランド品やキャラクター物など偽物が多い商品を仕入れる際は、公式サイトで本当にその商品を販売しているかなどを確認して仕入れるようにしましょう。

商品レビューの転売

3つ目はレビューの転売です。こちらはSNSなどを通じて簡単に報酬を手にできることからかなりの人数が実践している方法であり、こちらも訴訟や立件といった問題に発展する可能性があります。

「Amazon レビュー」で検索するだけでレビュー募集をしている人が多数表示されます。どういった方法かというと、商品を購入して良いレビューを書くと代金が返金されて商品が無料で手に入るので、その商品を更に転売するといったやり方です。

ライバル企業にマイナスなレビューを投稿することも、名誉毀損などに該当する場合があり、処分を受ける可能性があります。このようにレビュー転売も詐欺などの罪にされるおそれがあるため注意しましょう。

Amazon転売で利益のでる商品のリサーチと仕入れのやり方

ここからは、Amazon転売で利益のでる商品のリサーチと仕入れの方法を解説していきます。

Amazon転売で稼ぐために最も大事なことが安く商品を仕入れることなので、非常に大切な3つのポイントを紹介します。

・ランキングのグラフの見方を覚える
・店舗仕入れの場合、仕入れる店舗ごとのリサーチするポイントをおさえる
・ネット仕入れの場合、仕入れるストアごとのリサーチするポイントをおさえる

ランキングのグラフの見方を覚える

仕入れる商品が売れるかどうかをまず調べるため、Falcon等のツールを使用してAmazonの販売ランキングのグラフを確認します。いくらでどれぐらい売れているのかを把握するためなので、売れている時にどのような波形になるのかなどを速やかに覚えてしまえば、失敗することはほぼありません。

単純にグラフを確認して売れそうな商品かそうでない商品かを判断して仕入れていきましょう。仕入れの基礎となるポイントなので、どの媒体で仕入れるにしても必要な知識です。

参考:Falconでランキングをリサーチする

店舗仕入れの場合、仕入れる店舗ごとのリサーチするポイントをおさえる

店舗で直接商品を見て仕入れる場合、すべての商品をリサーチすると途方もなく時間や労力がかかってしまうため、ある程度どの棚を見るのかを決めておいてリサーチします。

仕入れる店舗によってどの商品が売れ筋なのかや、値札の末尾を見てセール商品かどうかなどを判断するなど様々なポイントがあるので、自分が仕入れに行く店舗のリサーチするべき場所を調べてから利益商品を探しましょう。

可能であればAmacodeやプライスターといった、せどりに役立つバーコードリーダーアプリも活用すると、その場ですぐにリサーチができるのでおすすめです。

ネット仕入れの場合、仕入れるストアごとのリサーチするポイントをおさえる

ネットで仕入れる場合も店舗でリサーチする場合と同じく、ポイントや狙い目の商品が決まっているので対象を絞って仕入れをすることがポイントとなります。

ネットで仕入れる場合は、検索をかけることができるので詳細情報を入力して安い商品を表示することも容易にできます。そういった方法も活用しましょう。

Amazon転売やせどりの際に利用する仕入先とやり方とは?

ここからは、Amazon転売やせどりに使える仕入先をいくつかご紹介していきます。

家電量販店

Amazonせどりを行う際に利用できる家電量販店には、以下のようなものがあります。

・ヤマダ電機
・ヨドバシカメラ
・エディオン
・コジマ
・ケーズデンキ
・Joshin(上新電気)
・ビックカメラ
・ノジマ
・ベスト電器
・100満ボルト
・ソフマップ

家電量販店には生活家電やAV機器、パソコン、携帯電話など様々な商品が販売されています。近年では家電だけでなく、おもちゃや化粧品、食品なども販売されているため、それらの商品を仕入れる際にも利用できます。

ホームセンター

ホームセンターには、日用雑貨や住宅関連の商品が販売されています。店舗が広く、生活に関わる様々な商品が販売されているため、仕入れを行うにはもってこいの店舗です。

ホームセンターでの仕入れには、4つのメリットがあります。

(1)店舗数が多い
ホームセンターは販売している商品数が多いだけでなく、店舗数もかなり多いです。ホームセンターによって値付けや値引きのタイミングが違うので、様々な店舗に定期的に足を運べば安く仕入れることができるようになります。

(2)大量に仕入れることが可能
ホームセンターには大量に在庫が置かれていることがあります。多くの商品を一度に購入することができるので、とても効率よく仕入れることが可能です。

さらに、Amazonなどのネットショップでは人気が高い商品であるにもかかわらず、ホームセンターのあるその地域では人気がないことを理由に値下げされている場合があります。このような商品を大量に仕入れることができれば、売上アップが見込めます。

(3)価格が安い
ホームセンターでは家電量販店よりもさらに安く購入できることが多々ありあす。同じ商品でも価格が1割〜2割ほど安いこともあります。

また、ワゴンセールや在庫処分などでさらに値下げされていることもあります。

(4)ライバルが少ない
ホームセンターでの仕入れは、商品の見極めが難しいためか、ライバルがほとんどいません。

リサイクルショップ

リサイクルショップで仕入れを行う方法もAmazon転売の1つです。

ただ、リサイクルショップといっても、様々なタイプのリサイクルショップがあります。例えば、ブランド品を専門に取り扱うブランド品リサイクルショップ、家具やインテリア雑貨などを取り扱うアンティークリサイクルショップ、服やカバン、時計などを取り扱うアパレルリサイクルショップなどです。

おすすめのリサイクルショップは、生活家電を中心に取り扱っている総合型リサイクルショップです。

総合型リサイクルショップのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

(1)粗利が高い商品が見つかる
総合型リサイクルショップでは4,000円で売れる商品が300円で仕入れられたり、10,000円で売れる商品が3,000円で売られていたりといったことがよくあります。

(2)ライバルが少ない
リサイクルショップにまで足を運ぶライバルせどらーは少ないため、人気商品でも簡単に購入できることがよくあります。

(3)価格競争が起こりにくい
リサイクル品は競合ライバルが少なく値下げ競争をする必要がないため、仕入れた商品の状態に関わらず、価格をつけることができます。

おすすめのリサイクルショップには以下のようなものがあります。

・ブックオフ
・ハードオフ
・オフハウス
・ホビーオフ
・セカンドストリート
・らしんばん

Amazon転売はメルカリから仕入れると稼ぎやすい!

Amazon転売のおすすめのやり方は、メルカリで商品を仕入れてAmazonで販売することです。

メルカリ仕入れが稼ぎやすい理由には4つあります。

(1)メルカリで売られている商品は値付けが甘い

メルカリに出品している人の多くは一般人です。中には、商品を早く売りたいがために相場よりも安い価格で出品する人もいます。これをうまく利用することで、相場よりもかなり安く仕入れることが可能になります。

(2)メルカリでは価格交渉ができる

メルカリでは、購入の際に出品者と価格交渉をすることができます。そのため、積極的に交渉すればさらに安く仕入れをすることができるため、利益を出すことも可能になります。

(3)Amazonで販売すると高価格でも売れる

「メルカリで安く仕入れた商品をAmazonで高値で売ったって売れないんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、実際は売れます。なぜなら、Amazonには利用者が喜ぶサービスがたくさんあるため、Amazonを通して買いたいという人が多いからです。

その1つが、お急ぎ便です。注文した商品が翌日に届くサービスです。これがあることで、Amazonユーザーは値段が少し高くても購入してくれるのです。

(4)フリマの中ではメルカリが一番おすすめ!

現在ではフリマアプリ(サイト)にはいくつかありますが、メルカリが一番おすすめです。なぜなら、利用者数が一番多いからです。利用者が多いということは、それだけ出品されている商品も多いと予想できます。

フリマアプリにはラクマもありますが、メルカリが一番利用者が多いです。最近ではさらに利用者数が伸びており、2022年10月には月間利用者数が約2,075万人となっています。

2022年11月には累計出品数が30億品を超えています。これだけの数の出品者がいるのですから、売れ筋商品が見つからないわけがありません。

Amazon転売を始める準備

Amazonで転売していくにあたって、まずやることを解説していきます。

Amazonのセラーアカウントを作成する

Amazonで普通に購入する際のアカウントとは別に、販売者としてアカウントを作成して登録する必要があります。身分証や公共料金の明細書などの書類が必要となるので、準備を整えてから登録しましょう。

売れそうな商品をリサーチする

前述してきた通り、売れそうな商品をリサーチしていきます。基礎となるポイントをおさえ、自分の直感で売れそうな商品を選んだり好みなどで商品を仕入れないようにしましょう。

リサーチツールなども活用して効率化を図ると、仕入れにかかる手間を短縮することができるので、検討することをおすすめします。

実際に仕入れる

売れる商品をリサーチして特定できたら、実際に商品を仕入れます。仕入れる時にはとにかくコストを抑えて仕入れることを意識しましょう。

セールのタイミングを狙う、ポイントを活用するなど様々な方法があるので、仕入先によって合った方法を使用して仕入れていきます。

Amazonで販売する

仕入れが完了したらいよいよ販売していきます。販売ページを作成して出品していき、手元に商品があれば売れた後検品や梱包、出荷などの作業も発生していくので多忙になるでしょう。

もし作業が追いつかなくなってしまうことがあれば、AmazonFBAを活用することも視野に入れましょう。利用料がかかってしまいますが、仕入れ以外の作業をAmazonが代わりにやってくれるので、労力を削減できます。

仕入れた商品を出品する

出品するまでの流れを解説していきます。セラーアカウントを無事作成することができたら、セラーセントラルにログインします。

メインメニューに入ったら上部のタブのカタログから出品登録を選択し、出品したい商品の情報を入力していきます。GTIN、UPC、ISBN、EANなどの製品コードを入力すると、すでにAmazonに出品されたことのある商品であれば、商品名などが表示されるので、その他の商品のコンディションや画像などを登録しましょう。

また、出品登録時には、自己発送にするか、AmazonFBAから発送するかを選択できます。FBAを利用する場合は、あらかじめAmazonの倉庫に商品を納品しておく必要があるので注意が必要です。

自分のストアの評価をしてもらい、ストアの強化をする

売上を上げるためには、ストアの評価をしてもらうことも大切です。評価の高いストアの方が検索の時にも上位に表示されたり、多少値段が高くとも評価が低いストアより購入してくれる可能性が上がります。

ただ待っていても購入者が必ずレビューをしてくれるとは限らないので、商品を購入してもらったら評価依頼のメッセージを送るようにしましょう。その時に高評価を催促するような文面だと規約違反となるので、あくまで評価をお願いするだけの体でメッセージを送りましょう。

転売する時に必要な道具

転売をする時に必要となる道具を紹介していきます。

電子機器

・パソコン
・プリンター
・スマートフォン

スマートフォンだけでも仕入れや出品などを行うことはできますが、リサーチの際や、出品作業の時にスマートフォンよりもパソコンの方が早く作業が可能ですし、何より画面が大きいので見やすいです。

プリンターは納品書などの書類を印刷する時に使います。コンビニなどでも印刷は可能ですが、毎回費用がかかる上に何回も移動しなくてはなりません。印刷機能だけのプリンターであれば安く購入することができるので、最低限の機能があるものを購入すれば良いでしょう。

スマートフォンは店舗で仕入れを行う際は、外でバーコードをスキャンしてリサーチする時などに必須になります。また、パソコンの一時的な代替品としても活用できます。

出荷作業などで使うもの

・段ボール
・ガムテープ
・OPPテープ
・ラベルシート
・コピー用紙
・ラベルはがし
・緩衝材

出荷作業には、上記のような様々な小物が必要となりますが、ほとんどの物は100円均一などで取り揃えることができるので、そこまで多額な出費とはならないでしょう。

拡張機能やアプリ、ツール

・せどりすと
・せどろいど
・NEWTYPE DELTA TRACER
・Falcon
・プライスター
・メルカリ
・ラクマ
・ヤフオク
・セラーセントラル

などが挙げられます。ほとんどのツールでは利用する時に有料会員になる必要がありますが、個人でずっとリサーチ作業をするより会費を支払ってでもツールを活用した方が、時短にもなりせどりのために有意義な時間を作ることができます。

クレジットカード

セラーセントラルで出品登録する際や、その他の手数料の支払いや仕入れの時の支払い方法などで出費が1つにまとめられていると、せどり以外にも確定申告での記帳もやりやすくなるので便利です。

Amazonせどりでも成功できないことがある

ここまで紹介したように、Amazonせどりは稼げる可能性が高いせどり方法です。しかし、それは稼げる商品に出会った時に限ります。

いくらAmazonせどりが稼げるからといって、むやみやたらに商品を仕入れて販売していてもうまくいきません。

稼ぎにくい商品や販売手法としては、下記のようなものが挙げられます。

・本
・DVD
・最近のトレンドゲーム
・新古品を新品として販売する(グレー転売)
・中国輸入商品の転売、写真をすり替えたOEM
・クーポンやキャンペーンの差額を利用した転売
・ツールだけに頼ったせどり

本やDVDは見込み薄

本やDVDは簡単に始めることはできますが、ほとんど利益は出ません。仕入先としてはブックオフなどが挙げられますが、Amazonを参考に価格設定を行なっているためか、転売しても利益が出ないような価格で販売されています。

さらに、仕入れた際に検品やケースの取り替えなどで作業に時間がかかってしまいます。メディア系のせどりは、一時期人気があったものの稼ぐことは難しいのでやめておいた方がいいでしょう。

最新のトレンドゲーム

最新のトレンドゲームを転売するのもおすすめできません。例えば、任天堂スイッチやPS4などの人気ゲームを市場が品薄になった時に高額で転売していても、いずれはトレンドが去り、価格は元の値段に戻ります。

そうすると継続性がなく、一時の利益だけになります。常にメーカーの再販の情報を見ながら、仕入れを行い高値で転売していても、いずれは利益が無くなります。

これはトレンドゲームに限らず、流行を捉えてせどりを行なっている人全員に当てはまります。流行に流されることなく、利益を出せる商品を探して転売することがおすすめです。

新古品を新品として販売する(グレー転売)

2017年9月よりAmazonの利用規約が改定され、出品物のコンディションチェックが厳しくなりました。いくら展示品や未開封品といった新古品と言えども、Amazon的には中古品に変わりありません。

新古品を新品として販売することは、コンディションチェックに引っかかる可能性が高いだけでなく、購入者からのクレームにも繋がります。顧客満足度が低下すれば、Amazonで販売する上でも不利な状況になります。注意しましょう。

なお、当然のことですが、中古品を新品と偽って販売するのは詐欺にあたります。これをやってしまった場合は刑事罰が科されることになるので、絶対にしないでください。

中国輸入商品の転売、写真をすり替えたOEM

Amazonせどりをしている人の中には、中国のネットショップで仕入れたものをオリジナル商品と偽って販売している人もいます。これも先ほどご紹介した新古品を新品として販売するグレー転売に近い販売手法なため注意してください。

クーポンやキャンペーンの差額を利用した転売

せどりを行う際に、クーポンやキャンペーンを利用して転売を行えば、利益が得られるのではないかと考える人もいると思います。

しかし、そればかりをしていても長期的に売上を安定させることは難しいです。グレー転売ではないものの、他のせどりを行なっている人も同様にやっているケースがあるので、難しいです。

ツールだけに頼ったせどり

ツールに頼り切ってせどりを行っていると、稼げなくなる時が必ず訪れます。たしかに、ツールを使うことで簡単に稼げる商品を見つけることができるかもしれません。しかし、それは同じツールを使ってせどりを行なっている人にも同様のことが言えます。同じツールを使っている人は同じ商品を見つけ、同じように商品を仕入れます。

仕入れる前はライバルが少なく、稼げる気がしますが、実際に仕入れて販売をする頃には同じツールを使っている多くの人も出品しているため競争が激しくなります。

ツールを使えば簡単に稼げる商品が見つかるかもしれませんが、逆に競争が激しくなるために売れない可能性があることも覚えておきましょう。

Amazon転売で失敗しないためのやり方|初心者が気を付ける3つのポイント

Amazon転売において、初心者が失敗しないために注意すべきことを4つ紹介していきます。

1、Amazonのポリシーを熟知する

Amazonには、数多くの出品者に対する規約があります。商品画像だけでもメインの画像を背景が完全に白抜きになっていないとダメなど数十種類の基準が設けられているので、もし違反していると画像が削除されたりします。

他にも、偽造品の販売など、アカウントが停止されるなどのポリシー違反にならないためにも、重大なペナルティを課されるようなポリシーは必ず熟知しておきましょう。

2、売上だけでなく利益を見る

ただ売れているからと商品を売り続けているだけでは、気づかぬ内に利益が残らなくなり商売を続けていくことができなくなっていきます。

Amazonで出品するだけで様々な手数料がかかります。出品すればするほどかかってくる手数料もあるので、まずは商品を販売するためのコストがいくらかかるかを把握しましょう。

売上から仕入れ値と手数料などを引いた金額が利益となるので、そのことを念頭に置いて現在の利益がどのぐらいなのかを常に考えて販売しましょう。

3、初心者でも成功するAmazon転売のやり方と注意点

Amazon転売を始めたばかりのうちは、売上にこだわりすぎてしまうことがあります。「売れている」「これは人気が出そう」そういった憶測だけで商品を大量に仕入れてしまうと、思うような利益がでず失敗に終わってしまうかもしれません。

始めたばかりだからこそ、まずは徹底的に売れ筋アイテムのリサーチを。特に、季節的なものやトレンド商品は考えて仕入れないと販売チャンスを逃します。そして、手数料を引いた上での利益率を計算しておきましょう。

4、Amazon転売からのステップアップも視野に入れる

せどりを継続して行っていきたい場合は、Amazon以外の販路拡大や自社ECの構築などのステップアップも視野に入れる必要があります。Amazonは巨大なECサイトですが、永遠に続く保証はないからです。

Amazon転売が軌道にのってきたら、バイマなどの他のECサイトの販路を開拓したり、オリジナルの商品を販売するなどのステップアップをして更に利益を伸ばしていきましょう。

まずはAmazon転売のやり方を学んでせどりを始めてみよう

これまでご紹介したように、Amazonせどりには稼ぐチャンスがあります。

しかし、Amazonせどりが稼ぐチャンスだとわかっていても、何かと理由をつけて実行しない人がほとんどです。成功する人は素早く行動して、考えながら試行錯誤をしています。

Amazonせどりで稼ぎたいのであれば、まずは行動に移すことです。うまくいかないときは、改善すればいいだけです。

Amazonせどりは思っているほど難しくはありません。FBAを使えばさらに簡単になります。まずは、気軽にAmazonせどりを始めてみてください。

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この記事を監修した人

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