楽天ポイントは、非常に貯まりやすく、使い勝手もいいポイントですが、Amazonで直接使うことはできません。この記事では、Amazonを利用する際に楽天ポイントを貯める方法や、楽天ポイントをAmazonで使う方法について解説します。
ただし、先ほども書いたように、楽天ポイントを直接Amazonで使うことはできないので、Amazonギフト券を買うという方法を取ります。もっとも楽天ポイントでAmazonギフト券を買うことも直接はできないので、更にもう一つ手続を挟みます。少し面倒に感じるかもしれませんが、工夫次第で楽天ポイントをAmazonで貯めたり、間接的に使ったりできるので、この記事を参考にしてください。
楽天ポイントとは?
まず楽天ポイントについて、簡単に解説します。既にご存知の内容も含まれているかもしれませんが、復習をするつもりで読んでください。
日本を代表する共通ポイントサービス
楽天ポイントの特徴の一つは、日本を代表する共通ポイントであるということです。共通ポイントというのは、楽天グループだけでなく、加盟店の店舗やサイトでも使えることを意味しています。共通ポイントとしては、他にTポイントやPontaポイントなどがありますが、楽天はポイントの貯まりやすさや使い道の広さから、ユーザーの満足度が非常に高いポイントサービスとなっています。
楽天ポイントは、1ポイント1円相当の価値
楽天ポイントは、楽天グループのサイトや加盟店で1ポイント1円の価値で利用することができます。貯まったポイント数がそのまま使える金額になるので、面倒な計算は必要ありません。
楽天のポイントは、買い物などの際に使う人が多いですが、公式キャラクターである「お買いものパンダ」のグッズなどと交換することもできます。
楽天ポイントの有効期限は1年間、延長あり
広い意味での楽天ポイントには、通常ポイントである楽天ポイントと、キャンペーン時などに付与される期間限定ポイントがあります。このうち、楽天ポイントは、有効期限が1年間です。
正確に言うと、最後にポイントを獲得した月を含めた1年間となります。例えば、3月中にポイント獲得した場合、翌年の2月末日まで有効です。
ただ、この有効期限は、新たに楽天ポイントを獲得すると、そこから12ヶ月延長されます。このため、定期的に楽天市場などを利用する人は、有効期限を気にする必要性はありません。
注意点としては、ポイントを獲得した際に有効期限が延長されるのであって、ポイントを利用しても延長はされないということがあります。また、この後ご説明する期間限定ポイントを獲得しても、有効期間は延長されないことにも注意が必要です。
有効期間が短く期間の延長もない「期間限定ポイント」
もう一つの楽天ポイントである期間限定ポイントは、有効期限が短く設定されています。有効期限が短い上に、楽天ポイントのような期間の延長もないので、うっかりしていると期限切れになって、失効してしまいます。期間限定ポイントが付与されたときは、有効期限をしっかり確認しておきましょう。
期間限定ポイントを複数持っている場合には、それぞれの有効期限は別に扱われます。
楽天ポイントを効率的に貯める方法
ここからは、楽天ポイントを効率的に貯める方法について解説します。以下で紹介する方法で貯まるポイントは、楽天ポイントの場合も、期間限定ポイントの場合もあるので、総称して楽天ポイントと表記します。楽天ポイントは楽天グループのサイトで買い物等をしているだけでも結構貯まりますが、以下でご紹介する内容を踏まえて意識的に貯めることで、更に沢山のポイントがもらえます。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)で最大16倍に
楽天ポイントを貯める効果的な方法の1つ目は、SPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用することです。利用するといっても、とくにエントリーなどの手続が必要なわけでありません。SPUは、楽天グループのサービスを使えば使うほど、もらえるポイントがアップしていく仕組みです。
例えば、単に楽天会員になって楽天市場で買い物をするだけでなく、楽天カードを利用して買い物をすると、ポイントが2倍もらえます。楽天カードを、楽天プレミアムカードや楽天ゴールドカートにグレードアップして、それを利用すると更に2倍のポイントがもらえます。
ポイントアップの対象となるのは、楽天市場の買い物だけでなく、楽天でんきや楽天モバイルの利用、楽天トラベルで旅行をするなど、楽天グループの数々のサービスが対象になっています。最大で16倍のポイントがもらえるので、利用したいと思えるサービスがないか、一度チェックしてみてください。
「お買い物マラソン」などのキャンペーンを利用する
お買い物マラソンというのは、楽天市場で定期的に行われているキャンペーンの一つです。キャンペーン期間中に、楽天市場の複数のショップを回って買い物をすると、回ったショップの数に応じて、もらえるポイントが増えていくという仕組みになっています。
このようなキャンペーンを利用すると、効率的にポイントを獲得することができます。なお、お買い物マラソンの場合は、1つのショップの買い物が1,000円以上という条件があります。こういった条件もしっかりチェックして、上手にポイントを貯めましょう。
ポイントアップしている商品をチェックする
キャンペーン期間中でなくても、ショップごとに行っているセールなどでポイントがアップしている場合があります。ポイントがアップしている商品は、商品検索の結果を表示する画面でも確認できるので、ポイントUPの表示があるショップで購入すると、ポイントを多く貯められます。
対象商品が最大50%のポイントバックとなる「スーパーDEAL」も毎日行われているので、こちらの対象商品もチェックしてみるといいでしょう。
Amazonで「楽天Edy」を使って、楽天ポイントを貯める
ここからは、Amazonで買い物をする際に楽天ポイントを貯める方法について解説します。楽天でポイントを貯めている人は、欲しい品物がAmazonにしかない場合には、ポイントが貯まらずに悔しい思いをすることがありますが、この方法ならAmazonで買い物をしたときにも、楽天ポイントが貯まります。
楽天EdyはAmazonでも使える
楽天Edyというのは、楽天グループが運営している電子マネーです。楽天が運営しているというと、ライバル企業であるAmazonで利用できるのか疑問に感じる人もいるかもしれませんが、ちゃんと使えます。
そして、楽天Edyで決済をすると楽天ポイントが200円につき1ポイントもらえます。これによって、Amazonで買い物をして楽天のポイントを貯めることが可能になるわけです。楽天Edyの使い方は、以下の通りです。
Amazonで買い物をする際に、支払い方法として、「コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払い」を選び、注文を確定します。
そうすると、Amazonからメールが届きますから、メール内にあるURLをクリックして支払手続に進みます。電子マネーからEdyを選びましょう。
Edyの支払方法には、ICカードリーダーを使う「パソリでのお支払い」と、おサイフケータイを利用している人が使える「モバイルでお支払い」があります。
「モバイルでお支払い」を選んだ場合、スマホや携帯電話のメールアドレスを入力して送信します。
後は、スマホ等に届くメールの記載に従って、手続を行えばOKです。
楽天ポイント以外のポイントを貯めることも可能
ポイントの利用履歴を確認すると、確かに楽天ポイントが付与されたことが分かります。
なお、楽天Edyでは、楽天ポイント以外にも、ANAのマイルやヨドバシゴールドポイントなど、色々なポイントを貯めることができます。どのポイントを貯めるかは、楽天Edyアプリから設定ができます。詳細は以下のURLのページで確認してください。
参考:おサイフケータイにポイントサービスを登録する(楽天Edy)
Amazonで「楽天カード」を使って、楽天ポイントを貯める
Amazonの買い物で楽天ポイントを貯めるもう一つの方法は、楽天カードを決済方法として選ぶことです。楽天Edyの場合もそうでしたが、楽天カードというと楽天のグループ企業でしか使えないような印象があるかもしれません。
しかし、楽天カードは通常American Express、Mastercard、VISA、JCBのいずれかの国際ブランドが付帯したカードで、これらのブランドのカードが使えるお店やサイトであれば問題なく使えます。Amazonの場合、上記4つのブランドのカードは全て使えるので、楽天カードも使えるということになるのです。
支払い方法を楽天カードに設定する方法
ここからは支払方法を楽天カードに設定する方法を解説します。まずは商品を購入する際に設定する方法です。
スマホのAmazonアプリを例に説明します。PCの場合も、基本的な操作は同じです。まず購入したい商品をカートに入れます。
レジに進んでください。
住所を入力します。既に入力済みの場合は、配送先の住所を選択してください。
次に配送オプションを選択します。選択したら「次に進む」をクリックします。
ここからがクレジットカードの設定です。「お支払い方法を追加」を選びましょう。
「クレジットまたはデビットカードを追加」を選択します。
カード情報を入力して、「カードを追加」を押します。
カード情報の入力は、カメラでスキャンすることでも行えます。
カメラモードに切り替わったら、カードをフレームの枠内に収めるようにすれば、自動でスキャンされます。
支払い方法として登録される内容に間違いがないか確認しましょう。問題なければ、「続行」をタップします。
支払方法が楽天カードになっていることを確認して、「注文を確定する」をタップしてください。
予め支払方法を楽天カードに設定しておく方法
購入する商品が当面ない場合には、事前に支払方法を設定しておくこともできます。まずメニューの中にある「アカウントサービス」を選んでください。
支払方法については「お客様の支払い方法の管理」から変更可能です。
カードを新規登録する際には、「+追加」を選びます。
「クレジットまたはデビットカードを追加」を選択します。
カード情報を入力します。入力が終わったら、「カードを追加」をタップしてください。
これで、次回の商品購入時には、支払方法として登録した楽天カードが選べるようになっているはずです。
Amazonプライムの会費を楽天カードで支払う
Amazonで商品を購入するだけでなく、Amazonプライムの会費も楽天カードで支払うことができます。プライムに登録する際に、支払方法として楽天カードを選択すればOKです。楽天カードで会費を支払うことにすると、会費を支払う度に自動的にポイントが貯まっていくのでオススメです。
楽天ポイントは、Amazonの支払には使えない
このように、Amazonで買い物をする際に楽天ポイントが貯まるようにすることはできますが、貯まったポイントはAmazonでは使えません。楽天ポイントは、楽天市場やポイントサービスの加盟店で使ってください。ただし、以下にご紹介する方法で、間接的にAmazonで楽天ポイントを使うことができます。
楽天ポイントをAmazonギフト券に交換する
楽天ポイントは、かなり貯まりやすいポイントです。Amazonでも使えれば便利ですが、これは不可能です。
ただし、楽天ポイントを使ってAmazonギフト券を購入することができるなら、間接的に楽天ポイントをAmazonで使うことができると言って良いでしょう。その方法を解説します。
楽天ポイントを使って、Amazonギフト券を購入
楽天市場には、金券を扱うショップも出店しているので、商品としてAmazonギフト券が販売されていることがあります。これを楽天ポイント使って購入すれば、楽天ポイントをAmazonギフト券に交換できたことになります。
ただし、この場合は、ギフト券の券面額以上の価格で販売されていることが多く、カードの送料もかかってしまうので、ポイントが多少目減りしてしまうことになります。
楽天ポイントを楽天Edyにチャージする
上記の問題を解決するためには、楽天ポイントをそのまま使うのではなく、一旦楽天Edyにチャージして電子マネーにしてから使うという一手間が必要になります。間にEdyを挟むことで、Amazonギフト券の購入が可能になります。
楽天ポイントを楽天Edyにチャージする方法
では、楽天ポイントを楽天Edyにチャージするには、どのような手続が必要になるのでしょうか。Edy機能付き楽天カードを使った場合と、おサイフケータイの場合で手続が異なります。
Edy機能付き楽天カードの場合は、楽天Edyのホームページからポイントチャージ申請が行えます。申請を行った後は、30日以内にEdyを受け取る必要があります。
おサイフケータイの場合は、事前に「楽天ポイントを貯める」設定をしておく必要があります。この設定が済んでいるスマホ等であれば、楽天Edyアプリの「ポイントチャージ」から操作ができます。
この場合は、受け取りは自動で行われます。詳細は、下記のURLでご確認ください。
楽天EdyでAmazonギフト券を購入する
これでAmazonギフト券を購入する準備が整いました。注意点としては、楽天Edyで購入できるAmazonギフト券は、チャージタイプのみです。その他のタイプのAmazonギフト券は、Edyを含む電子マネーでの決済ができないからです。
Amazonギフト券は、Amazonでは「ギフトカード」という独立したカテゴリーになっています。カテゴリーからギフトカードを選択、表示されたページでチャージタイプを選んでください。購入時には、チャージする金額を選択または任意の金額を入力します。
支払い方法は、もちろん電子マネーにします。注文を確定するとAmazonからメールが届きます。
メールにあるURLにアクセスして、支払い方法として楽天Edyを選びます。これ以降の手続は、メールに記載された内容に従ってください。
Edyを経由する手間はありますが、これで楽天ポイントを使ってAmazonギフト券を購入することができたことになります。ちなみに、Amazonでは、楽天Edyの他にも以下のような電子マネーが使えます。
まとめ
Amazonで楽天ポイントを貯めることができる方法や、間接的ですが楽天ポイントをAmazonで使える方法について解説してきました。Amazonポイントと比べて楽天ポイントはかなり貯まりやすいので、この記事で解説した内容を実践して、上手にポイントを貯めたり使ったりできるようになってください。