大手通販サイトのAmazonでは、有料会員サービスAmazonプライムを提供しています。
Amazonプライムとは別に、大学生や専門学校生などの学生向けサービスPrime Student(プライムスチューデント)があります。学生は登録しないと損をすると思えるほど特典が付くサービスです。
今回は、Amazonプライムとの違いを交えながら学生向けのAmazon Prime Student(プライムスチューデント)を解説します。Amazon Prime Studentとプライムの違いを知ってお得に買い物をしましょう。
Amazonプライムと学生用Amazon Prime Student(プライムスチューデント)の違い
学生向けAmazon Prime Student(プライムスチューデント)とAmazonプライムの違いを解説します。
会員になるための条件がある
Amazon Prime Student(プライムスチューデント)に登録するには、会員登録者が日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校に通っている学生であることが条件です。Prime Studentは、高校生は対象外となり、登録不可です。
Amazonプライムの登録条件はなく、誰でも申し込める一般向けサービスです。
会費が安い
Prime Student(プライムスチューデント)の会費は税込みで年額2,450円、あるいは月額250円です。Amazonプライムの会費は年額4,900円、あるいは月額500円なので、およそ半額で登録できます。
無料体験期間が長い
有料会員サービスには無料体験期間があります。Amazonプライムは1ヶ月間ですが、Prime Studentは6ヶ月間と無料体験期間が長いです。Prime StudentとAmazonプライムではこれだけの差があるのですね。
一部の特典に違いがある
Prime Student会員とAmazonプライム会員は、一部の特典に違いはありますが、ほぼ同じ特典を利用できます。また、無料体験期間中は利用できない特典もあります。
それでもトータルで見るとPrime Studentの方が優遇されているので、登録条件を満たしているなら使ってみて継続を検討した方がお得です。
Prime Student(プライムスチューデント)が受けられる特典を10種紹介
ここからはプライムスチューデント(Prime Student)会員とprime会員が共通して受けられる特典について紹介していきます。
Prime Studentになると受けられる特典は
- Prime Reading(対象の本読み放題)
- Prime Video(対象のアニメ・ドラマ・映画が見放題)
- Amazon Music Prime(対象の音楽聴き放題)
- Prime Try Before You Buy(会員限定の試着サービス)
- 配送料無料(当日お急ぎ便も含む)
- Amazon Photos(容量無制限で写真の保存し放題)
- Twitch(ゲーム実況特化の動画配信サービス)
- 限定・先行のタイムセールに参加できる
- プライムデーに参加できる
- Amazon Mastercardのポイント優遇
1つずつ見ていきましょう。
①Prime Reading(対象の本読み放題)
Prime Readingとは対象の本、漫画、雑誌などが読み放題になるサービスです。Kindle Singlesという短編作品が読めるサービスもあり、一部が無料読み放題の対象となっています。
②Prime Video(対象のアニメ・ドラマ・映画が見放題)
Prime Videoは対象のアニメ・ドラマ・映画が見放題になるサービスです。これを目当てにprime会員になる人も少なくありません。
話題の映画はもちろん、ドラマやアニメの最新作も見放題で配信されています。追加でビデオを借りたり買ったりできるので、映像サブスクにありがちな「ラインナップにないけど有料でもみたい!」というニーズも満たしてくれます。
③Amazon Music Prime(対象の音楽聴き放題)
Amazon Music Primeでは対象の音楽が聴き放題で配信されています。映像と音楽のサブスクに加入すると毎月1,000円前後の費用が発生するので、Prime VideoとAmazon Music Primeだけでも、Prime Studentは大変お得なサービスです。
Amazon Music Primeでは、なんと200万曲以上もの音楽が配信されています。ジャンルごとに音楽を延々と流してくれるステーションというサービスもあり、作業中や睡眠前のBGMとしても重宝します。
④Prime Try Before You Buy(会員限定の試着サービス)
Prime Try Before You Buyは会員限定の試着サービスです。対象は服やアクセサリーのうち「Prime Try Before You Buy」の表示がある商品で、1度の注文で最大4点まで試着できます。気に入った商品を購入し、いらない商品は返送すれば、買った商品のみの代金が請求されます。全て返送してしまうことも可能です。
ネット通販で服を買うときの最大の難点は試着ができないことでしたが、Prime Try Before You Buyを使えば、服選びの失敗がなくなります。最大で7日間の試着が可能なのでじっくり選べます。
⑤配送料無料(当日お急ぎ便も含む)
Prime Student(プライムスチューデント)会員になるとお急ぎ便も含む配送料が全て無料で使い放題になります。Primeといえばこのサービスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
合計金額2,000円未満の注文では、410円~450円の配送料がかかります。時間指定やお急ぎ便を使うとさらに費用が発生し、当日お急ぎ便は610円~650円がかかります。しかし、Prime StudentやPrime会員であれば、これらの送料はすべて無料です。
また、Prime会員であれば、Amazonネットスーパーも利用できます。対象エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、京都、兵庫の一部の地域のみですが、生鮮食品や日用品を最短2時間で届けてもらえます。
⑥Amazon Photos(容量無制限で写真の保存し放題)
Amazon Photosは写真や動画に特化したオンラインストレージサービスです。一番の特徴は、Prime会員であれば容量無制限で写真の保存し放題という点です。動画も5GBまでなら保存できます。
スマホやPCの容量を圧迫している写真や画像ファイルをAmazon Photosにアップロードしてしまえば、本体からは写真が消せる上、スマホの故障などで消える心配もなくなります。
追課金でストレージの容量を増やせるので、動画を沢山保存したいなら検討してみてもいいでしょう。
⑦Twitch(ゲーム実況特化の動画配信サービス)
TwitchはAmazonが提供している動画配信サービスです。無料で使えますがprimeと連携することで様々な特典が受けられます。
特にPrimeGamingでは、様々なゲームの追加コンテンツを無料で受け取れたり、ゲームそのものを無料でダウンロードできたりします。ゲーム好きの方にはたまらないサービスです。
⑧限定・先行のタイムセールに参加できる
Amazonでは毎日のようにタイムセールが開催されます。そのタイムセールにスチューデント会員は通常より30分早く参加可能です。数量限定の商品もあるので30分参加できれば商品を買える可能性は高くなります。
さらに、Prime会員限定のタイムセールもあるので欲しい商品があればチェックするといいでしょう。
⑨プライムデーに参加できる
プライムデーは年に1度開催される、Prime会員のみが参加できる大型セールです。例年は7月の開催でしたが2020年はコロナの影響で10月に、2021年は東京オリンピックの影響で6月になりました。
大型家電やApple製品、PS5やSwitchまでもお得な値段で買えるので是非チェックしてください。
⑩Amazon Mastercardのポイント優遇
プライム会員はAmazon Mastercardのポイント優遇をされます。通常の還元率は1.5%ですが、プライム会員であれば、2.0%~2.5%の還元を受けられます。
新規カード発行をするとポイントを貰えるキャンペーンも定期的にやっており、2022年6月現在では2000ポイントを受け取り可能です。通常会員でもお得にポイントが貯まるので、Amazonを利用する機会が多いなら発行して損はないでしょう。
補足:Amazon Student(アマゾンスチューデント)が買い物をするときの支払い方法
Amazon Studentは会費の支払い方法とは別に、買い物時の支払い方法を登録できます。使える支払い方法は主に以下のものがあります。
- クレジットカード
- Amazonギフト券・Amazonポイント
- コンビニ
- ATM
- ネットバンキング
- 電子マネー
- 代金引換
- ケータイ決済
この他にも決済手段はありますが、これらが主な決済方法です。
例えばAmazon Studentの会費はクレジットカードで、買い物は使いすぎないようにAmazonギフト券でというように分けることができます。
Prime Studentだけの特典内容
Prime Student(プライムスチューデント)はAmazonプライムとほぼ同等の特典を受けられ、その他にも学生のニーズにあった特典が付きます。
年会費がAmazonプライムの半額
先程も紹介しましたが、Prime Studentの会費は税込みで年額2,450円、あるいは月額250円です。海外のAmazonプライムと比較しても最安値です。
・Prime Student:年額2,450円
・Amazonプライム:年額4,900円
・アメリカのAmazonプライム:年額119ドル(およそ12,955円)
本を買うと最大10%割引
Amazon.co.jpが発送する本やコミック・雑誌を購入する際に、レジ画面でクーポンコード「STUBOOK」を入力すると、最大10%割引になります。
注意点として、Amazonマーケットプレイスの商品は出品者のルールが適用されるため対象外です。
また3冊以上まとめて購入すると、7%ポイント還元されます。普通に購入した際に付与されるAmazonポイントと合わせて、最大10%のポイントが還元されます。
文房具やソフトウェアを安く購入できる
Prime Student会員は、定番の文房具を最大40%OFFで購入できます。また、パソコンのソフトウェアも学生価格で安く購入できます。
文房具は学生の必需品なので、安く購入できるのは魅力的です。ソフトウェアは値引きで購入できる機会は少ないので、授業でパソコンを使う学生にはありがたいサービスです。
日用品やサプリメントが定期お得便で15%OFF
日用品や衛生用品、ヘルスケア、栄養補助食品、サプリなどを定期お得便にすることで15%OFFで購入できます。
特に1人暮らしの学生だと栄養バランスが偏りがちなので、サプリメントや栄養補助食品を買うことは多いでしょう。
Prime Studentの対象者
通常のPrime会員よりも価格やサービスの充実度で優れているPrime Student。これは将来、顧客になってもらうための囲い込み戦略で、Amazonにとっては将来への投資です。
前述のとおり、Prime Studentに加入するには学生である必要があります。ここからは、Prime Studentに加入するための要件などについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
対象となる学生の範囲
Prime Studentは、日本国内の短期大学、4年制大学、高等専門学校、大学院、専門学校、高等専門学校に現在通っている学生が対象となります。
年齢ではなく、対象の学校に所属している学生かどうかが重要です。例えば、高等専門学校の学生の場合は15歳から利用することができ、社会人大学院生であれば40歳でも利用可能です。
学生の資格は、学校のメールアドレス・学籍番号を登録するか、もしくは、学生証の写し、在学証明書などをAmazonのカスタマーサービスへ送付して証明することになります。
登録に必要な支払方法
au PAY プリペイドカード、デビットカード、もしくはクレジットカードを持っていればPrime Studentに申し込むことが可能です。
また、未成年の方でも、ご両親の同意があれば、ご両親のau PAY プリペイドカード、デビットカード、クレジットカードで登録することができます。
Prime Studentの対象期間
Prime Studentの対象期間は最長で4年6ヶ月です。半年間は無料なので、支払いが始まってから4年と言い換えることもできます。
ただし、在学中のみ有効とされているため、最長期間に達していなくとも卒業月以降はPrime Studebt会員ではなくなってしまいます。
Prime Studentを長く続けたいのであれば、入学してすぐに登録するのが最もお得だといえますね。
【注意】Prime Studentを利用できるのは本人のみ
通常のAmazon Primeは同居の家族2人まで同じ特典を共有できますが、Studentの特典を利用できるのは、あくまで学生である本人のみです。
「Prime Videoを同じアカウントで見る」程度のことならできますが、お急ぎ便を使ったりセールに参加したりするのは難しいでしょう。
もしも家族と特典を共有したいのであれば、通常のPrime会員に切り替えるのをおすすめします。
Prime Studentの登録・解約手順
Prime Studentの登録方法と、解約方法を解説します。
Prime Studentの登録方法
まずは、以下のリンクをクリックしてPrime Studentの申し込みページに移動してください。
「6か月体験期間を無料で始めよう」の下にある「今すぐ開始」をクリックします。
卒業予定年月、支払い方法、請求先住所を入力して登録します。また、学生であることを証明するために学籍番号か学校発行のEメールアドレスどちらかの入力も必要です。
どちらも持っていない場合は、学生証、在学証明書、受講証明書、合格通知書(半年以内に入学見込みの場合のみ)のいずれかの画像を指定メールアドレスに送りましょう。
登録がうまくいかなかったときは、以下のページを参照してください。
Prime Studentの解約方法
Amazonトップページのアカウントから「アカウントサービス」を選択します。
プライムをクリックします。
右上のプライム会員情報にある「会員資格を終了する(特典を終了)」を選択し、解約を申し入れましょう。
無料期間のみPrime Studentを使いたい場合は即解約が良い
無料期間の6ヶ月間のみPrime Studentを使いたい場合は、契約したら即解約しても大丈夫です。引き続き6ヶ月の無料体験だけは使えます。
無料体験の終了翌日から料金が発生してしまうので、無料期間のみ使って絶対にPrime Studentの有料会員にはならないという固い意志があるならば、すぐに解約してしまったほうが良いでしょう。
Prime Studentのよくある疑問Q&A
ここではPrime Studentのよくある疑問と答えをQ&A方式でまとめてあります。Prime Studentに対して疑問のある方はぜひご覧ください。
Q. Prime会員からStudent会員に切替可能ですか?
A. 可能です。
通常のPrime会員でもStudent会員に切り替えることはできます。
年払いだった場合は残り月額分の会費が返還されます。
Q. 卒業後もPrime Studentを継続することは可能ですか?
A. 可能な場合もあります。
卒業後も更新日と卒業の時期がずれている場合はPrime Studentを継続することが可能です。例えば4月に卒業し、8月がPrime Studentの更新日だった場合は、卒業後も4ヶ月間はPrime Studentでい続けられます。
留年する人や大学院に進学する人などは学生であることを証明する書類を提出すれば、Student会員の資格を失いません。
Q. Prime Studentの利用期間は延長できますか?
A. 4年半以上の延長はできません。
Prime Studentの利用期間は最大で4年半です。進学や留年で学生でい続けたとしてもそれ以上の延長はできません。
通常のPrime会員になることを検討しましょう。
AmazonプライムStudentとPrimeとの違いまとめ|登録しないと損
Amazon Prime Studentとプライムの違いを紹介しました。Prime Studentは条件がありますが、登録資格があるなら使わないと損です。最初の6か月間は無料なのでとりあえずPrime Studentに登録しておいて、試しに使ってみましょう。