現在は個人でも簡単に出品できるプラットフォームがたくさんありますが、せどりで稼ぎやすいのはAmazonです。
今回は、Amazonせどりのコツと、おすすめの仕入れ先を紹介します。
Amazonせどりの手法
Amazon転売は仕入れ方法によって3種類に大別できます。
電脳せどり
いわゆるネットショップで仕入れる転売手法です。
電脳せどりは自宅で完結します。また、時間に縛られることなくいつでも仕入れができるため、本業がある人でも気軽に取り組めます。
店舗せどり
家電量販店やディスカウントストアといった実店舗で仕入れる方法です。
店舗まで足を運ばなければいけないデメリットはありますが、ネットでは見つからない掘り出し物が見つかることがあります。
輸入せどり
輸入せどりは価格差を出しやすいため非常に稼ぎやすくなっています。また、海外のショップには日本では売られていない商品もたくさんあるため、きちんとリサーチすれば最も稼げる転売手法と言えます。
Amazonせどりのリサーチ
転売をする上で一番最初にしなければいけないことはリサーチです。リサーチ抜きで利益を出すことはほぼ不可能です。
まずは、Amazon売れ筋ランキングなどを確認して、人気のある商品をピックアップしてください。
ただし、Amazonで人気のある商品=売れる商品ではありません。需要が大きくてもライバルが多いようでは売れません。
また、Amazonで売れる商品=利益の出る商品とも限りません。特にFBAを利用して出品する場合は、各種手数料で赤字になる可能性もあります。
したがって、Amazonの人気商品を把握したら、次は市場調査と利益計算をする必要があります。
Amazonの市場調査
Amazonの市場調査にはイーリサを使います。
ERESAとは、せどりを行うにあたって市場調査ができるツールの1つで、電脳せどりの商品分析をすることができるツールです。
ERESAでは、Amazonで販売されている商品の「価格相場」「売れ行き」「在庫情報」などの商品の動きを簡単に調査することができます。
ERESAはGoogle Chromeの拡張機能とPC版がありますが、PC版を使った方が断然使いやすいので、今回はPC版を使用する方法をご説明します。
参考:ERESAのウェブページ
ERESAの基本機能について
ERESAを使うと、売れ行きや価格相場に加えて、Amazonで販売されている在庫の有無という情報まで得ることができます。
ERESAの使い方(PC版)
ERESAのTOPページに商品名・ASIN・JANのいずれかを入力します。
すると、その商品の概要を表示してくれます。これで、Amazon自体が販売しているのかどうか、また、新品や中古で売った場合の粗利計算までできるようになっています。これによって、短時間で仕入れるべき商品を見つけることができるようになり、調査にかかる時間を大きく短縮できます。
他にも、気になる商品を見つけた場合には、「Y!ショッピング」や「楽天」などのボタンをクリックするだけで、他のECサイトの商品情報を調べることもできます。
Amazon転売の利益計算
ERESAで売れる商品を見つけたら、FBA料金シミュレーターで利益計算をしましょう。
FBA料金シミュレーターとは、商品価格や原価、FBA倉庫への送料を入力するだけで、出品手数料やFBA利用にかかる手数料などを自動計算してしてくれるツールです。損益率も算出されるため、ひと目で利益の出る商品かどうかの判別ができます。
まずは、FBA料金シミュレーターのページを開いてください。
商品名やASINコードで検索して、商品を選択してください。
すると、選択した商品の出品手数料・FBA手数料が自動計算され、純利益・利益率が表で表示されます。
Amazon仕入れ先におすすめのネットショップ
商品を選定したら、仕入れ先を探しましょう。
転売におすすめの国内大手ネットショップサイトを紹介します。
大手ネットショップ
参考:Yahoo!ショッピング
おすすめのネットショップでの仕入先1つ目は、Yahoo!ショッピングです。Yahoo!プレミアム会員になってYahoo!ショッピングで仕入れれば、ポイントが還元されてさらにお得です。
参考:楽天市場
おすすめのネットショップでの仕入先2つ目は、楽天です。楽天はAmazonに次ぐ日本で第2位のECモールです。大抵の商品はここで仕入れることができます。
参考:LOHACO
おすすめのネットショップでの仕入先3つ目は、日用品の仕入れにはLOHACOもおすすめです。
参考:Qoo10
Qoo10は世界最大級のオークションサイト「eBay」が運営するECサイトです。上記のショッピングサイトにはない独自の商品が多数販売されています。
家電量販店のオンラインショップ
家電の仕入れは、大手家電量販店のオンラインショップがおすすめです。普段の価格は高いですが、在庫処分セールなどの大型セール開催中はかなり安く仕入れることができます。
おすすめのオンラインショップは以下のとおりです。
参考:ヤマダモール
参考:ヨドバシ.com
参考:ソフマップ・ドットコム
参考:ビックカメラ.com
参考:コジマネット
仕入れにおすすめの実店舗
売れ筋商品が安く手に入るディスカウントストアを4つ紹介します。
BOOK OFF(ブックオフ)
書籍・ゲームソフト・CD・DVDなどはBOOK OFFで仕入れるのがおすすめです。
参考:BOOK OFF
ブックオフには全部で4種類あります。
・BOOK OFF
・BOOKOFF PLUS
・BOOKOFF SUPER BAZAAR
・BOOK OFF ONLINE
BOOK OFFは、街中でよく見かけるブックオフの実店舗のことです。中古の書籍・CD・DVD・ゲームソフトを主に扱っています。
BOOKOFF PLUSは、書籍・CD・DVD・ゲームソフトに加えて、家電やホビーグッズも扱っている実店舗です。
BOOKOFF SUPER BAZAARはブックオフの超大型店舗です。書籍・CD・DVD・ゲームソフトはもちろん、洋服・子供服、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨など幅広い商品を扱っています。
HARD OFF(ハードオフ)
パソコン・オーディオ機器はHARD OFFで安く仕入れることができます。
参考:HARD OFF
元々ハードオフは、中古のAV機器・楽器・パソコンなどを扱うショップでしたが、今ではアパレル・ホビーグッズ・お酒など幅広い商品を扱っています。そして、扱う商品のジャンルごとにショップ名が異なります。
ハードオフ : パソコン・オーディオ・楽器・カメラ・カーグッズ・プラモデル
ハードオフ工具館 : 電動工具やDIYなどに使う工具
モードオフ : レディース服・メンズ服・アクセサリー・時計・バッグ・シューズ
オフハウス : ブランド品・アクセサリー・家具・家電・インテリア・子供服
ガレージオフ : カーオーディオ・カーナビ・カーグッズ・カーパーツ・タイヤ・ホイール・自転車
ホビーオフ : カプセルトイ・カード・ミニカー・ノベルティ・プラモデル・フィギュア
リカーオフ : アルコール類・グラス類
ブックオン : 新書・コミックなどの新品書籍
ハードオフ系列はブックオフより店舗数が多く、全国に961店舗もあるため仕入れが容易です。また、店員によって値付けがバラバラであるため、お買い得商品が多い傾向にあります。正常に動く商品がジャンク品として売られていることも珍しくありません。
コストコ
コストコはアメリカ発の会員制・倉庫型スーパーマーケットです。コストコは卸店でもあるため、全般的に価格が安く、品揃えも豊富です。
日本の一般的なスーパーマーケットと違い、大量仕入れができるだけでなく転売のサポート体制が整っています。ビジネス会員になれば従業員やマーケティング担当者からセール情報などを直接教えてもらえます。転売屋にとってはこれ以上無いほど居心地の良い仕入れ先と言えます。
にもかかわらず、コストコで仕入れている転売屋はそこまで多くありません。理由としては、店舗数が少ないことと、店舗の立地が悪いことが挙げられます(駅から遠い場所にあることが多く、車がないと行けません)。
そのため、一般的な家電量販店やディスカウントストアなどで仕入れたものを転売するよりもコストコ転売は有利だと言えます。
コストコは全国に33店舗しかありません(2024年1月時点)。
店舗詳細は以下のページからご確認いただけます。
参考:コストコ 店舗一覧
ドン・キホーテ
ドン・キホーテはとにかく価格が安いことが最大の魅力です。特におもちゃやゲームソフトを安く仕入れることができます。陳列棚の一番下や取りにくい一番上には「在庫処分品」「訳あり」などと表記されたお得な商品が隠れています。
セール時はさらに価格が安くなります。ドンキホーテは5~6月に在庫処分セールが開催されることが多いです。年末年始も歳末セールが行われているため、狙い目です。
ドン・キホーテは日本全国に600以上の店舗があるため、仕入れに行くのが簡単です。また、夜遅くまで営業しているため、副業で転売をしている人でも、仕事終わりに仕入れが可能です。
ただし、ドン・キホーテは扱っている商品数・ジャンルが幅広く、大量の商品がギュウギュウに陳列されているため、目当ての商品を見つけるのに時間がかかります。また、独自のバーコードを使用しているため、バーコードでのリサーチができません。
さらに、コンディションが良くない商品がよくあります。パッケージが破損していたり箱がないこともあるため、購入前によく確認してください。
仕入れにおすすめの個人間取引サイト(アプリ)
中古品に関しては、フリマアプリやネットオークションが仕入れ先として最適です。
おすすめの仕入れ先を3つ紹介します。
メルカリ
フリマアプリの代名詞と言えばメルカリです。1ヶ月あたり約2,000万もの人が利用していると言われています。20~30代の女性利用者が多いため、ファッション・雑貨関連の中古品の仕入れに最適です。
参考:メルカリ
メルカリでは「値引き交渉が当たり前という独自の文化」があります。上手く交渉すれば提示価格よりかなり安く購入することができます。
値引き交渉をするには、事前にその商品の相場を把握しておく必要がありますが、メルカリの相場はサイト内で条件検索するだけで確認できます。
検索フォームに仕入れ予定の商品名を入力して検索してみてください。検索結果が表示されたら、左サイドバーにある「販売状況」の項目内の「売り切れ」にチェックを入れて絞り込み検索してください。
売り切れ商品の価格の平均が大体の相場となります。
ラクマ
ラクマは国内第2位の市場規模を誇るフリマサイトです。メルカリ同様、女性利用者が多いことで有名です。メルカリには無い商品が出品されていたりするので、メルカリの控えとして利用すると良いでしょう。
参考:ラクマ
メルカリやラクマなどのフリマサイトで仕入れる際は、フリマウォッチPCツールの利用をおすすめします。
目当ての商品を登録しておけば、その商品が出品された時にすぐに通知が来るようになります。
ヤフオク
ヤフオクは日本最大のオークションサイトです。大抵のものはここで手に入ります。
参考:ヤフオク
おすすめの海外の仕入れ先
輸入転売は難しいと思われがちですが、そんなことはありません。むしろライバルが少ないため稼ぎやすいと言えます。
特に売れ筋商品の多い海外のECモールを紹介します。
Amazon.com(アメリカ版Amazon)
参考:アメリカ版Amazon
Amazonは元々アメリカ発のECサイトです。本家のAmazon.comは日本のAmazonよりもさらに品揃えが豊富です。サイトのレイアウト・デザイン・システムが日本のAmazonと変わらないため非常に使いやすくなっています。
eBay
参考:eBay
eBayは世界最大級のオークションサイトで、その市場規模はヤフオクの10倍以上です。日本では買えない商品も多く出品されており、価格も日本の相場より安いです。日本へ発送してくれる出品者も多いのでとても便利です。
中国のECモール
中国のECモールには格安商品がたくさん出品されています。特におすすめのECモールを3つ紹介します。
(1)参考:Aliexpress
Aliexpressは中国のECサイトですが、中国国外のユーザーをターゲットにしています。日本語にも対応しており、日本のクレジットカードも利用可能です。また、日本まで直接発送してもらえます。格安の中国製品の仕入れに最適なサイトです。
(2)参考:淘宝網(タオバオ)
淘宝網は個人間取引中心のECサイトです。日本でいうところのメルカリやヤフオクにあたります。上記のAliexpressよりも品揃えが豊富で価格が安いのが特徴です。しかし、サイトの表記が全て中国語で、日本に直接発送してくれる出品者もほとんどいません。そのため、淘宝網からの仕入れには輸入代行業者の利用が必須です。
(3)アリババ
アリババは中国の企業間取引中心のECサイトです。単品ではなくまとめて仕入れたい時におすすめです。
アリババには2種類あります。
1つ目は、中国国内向けアリババ「阿里巴巴1688.com」です。表記はすべて中国語です。
参考:阿里巴巴1688.com
1688.comには、中国の現地メーカー・工場が出品しているため、ほぼ卸売価格で購入できます。品揃えも豊富です。もっとも、中国国内向けであるため、不良品が多いのも事実です。
2つ目は、全世界向けアリババ「Alibaba.com」です。表記は英語です。
参考:Alibaba.com
こちらは中国メーカーが海外輸出を目的に出品しており、価格は少し高めとなっています。だからといって品質が特別良いわけではなく、1688.comとほぼ変わりません。
個人輸入には、価格の安い1688.comがおすすめです。
Amazonせどりは稼ぎやすい
Amazonはリサーチツールが充実しているため、転売初心者でも稼ぎやすいプラットフォームと言えます。
今回紹介した仕入れ先を使えば、簡単に売れ筋商品を仕入れることができます。ぜひ転売してみてください。