アメリカ通販の特徴と注意点!日本に直接発送してくれない場合は代行業者を利用

アメリカの通販サイトには日本では手に入らない商品がたくさん販売されています。これらを日本で転売すれば、大きく稼ぐことができるでしょう。ただし、海外の通販は日本に発送してくれないサイトも多いため、輸入代行業者を上手く活用する必要があります。

今回は、海外通販の特徴と注意点、おすすめの通販サイトや代行業者を紹介します。

目次

海外通販のメリット

海外通販サイトで商品を仕入れるメリットを4つ紹介します。

海外限定商品を転売できる

海外通販では日本では売られていない商品がたくさん販売されています。

日本で有名な雑貨やお菓子の海外限定モデルなどは、希少価値が高く需要もあるため、ヤフオクなどに出品すれば高額で落札してもらえます。

日本より安く購入できる

また、日本と海外では物価が異なります。国にもよりますが、日本で販売されているものと同じ商品が日本よりも安く売られていることはよくあります。

そのため、国内で仕入れるより海外から仕入れた方が利益が大きくなる場合があります。

為替変動がある

円高の時期に購入すれば、通常より安く仕入れることができます。

ライバルが少ない

日本国内に転売屋はたくさんいますが、海外商品を扱っている転売屋の数はあまり多くありません。ライバルのいない商品を見つけることができれば、独占販売も可能です。

海外通販の注意点

しかし、海外通販も良いことばかりではありません。注意点をいくつか紹介します。

支払い方法

アメリカの通販サイトでの支払いは、大体PayPalを使うことになります。

PayPalとは、PayPal Holdings Inc.というアメリカの会社が提供しているオンライン決済サービスのことです。

PayPalにクレジットカードや銀行口座の情報を登録しておけば、メールアドレスや専用の決済リンクだけで取引ができるため、販売者は自分の口座番号等の情報を顧客に伝える必要がありません。また、購入者も支払いの際にクレジットカード等の情報を伝えることなく支払いができるため、購入のハードルが下がります。

PayPalは日本ではそこまで普及していませんが、欧米では主流の決済サービスです。PayPalは、基本的に無料で利用できます。

荷物が届くまで時間がかかる

文化の違いからか、海外の出品者の多くは入金を確認してから商品を発送するまでに時間がかかります。

加えて、国際配送はとにかく時間がかかります。落札から到着まで1ヶ月以上かかる場合もあります。

梱包が雑

これも文化の違いで、海外の出品者は日本人と比べると梱包が雑な傾向にあります。ダンボール箱等で梱包せずに商品の外箱に伝票を直接貼り付けて発送する出品者も少なくありません。

商品の状態が悪い

前述の通り梱包が雑なため、商品が壊れていることもしばしばあります。しかし、PayPalに問い合わせれば、簡単に返金してもらえます。

偽物も多い

日本国内でも偽物は出回っていますが、海外ではもっとたくさん出回っています。

もっとも、偽物が届いた場合も、PayPalに問い合わせれば返金してもらえます。

関税がかかる

関税とは、安い海外製品が流通して国内製品が売れなくなることを防ぐために輸入品に課される税金のことです。具体的には、輸入した商品代金の60%に対してかけられます。関税の仕組みは非常に複雑で、輸入国・輸入目的・商品によって関税率が異なります。同じ商品でも輸入方法によって関税がかかったりかからなかったりします。

ただし、個人輸入の場合は輸入した商品の代金の60%が1万円以下の場合、基本的に関税はかかりません。つまり、個人輸入した商品の代金が16,666円以下の場合は基本的に免税となるのです。

個人輸入でも商品代金が16,667円以上の場合は関税がかかります。個人輸入の場合の関税額は、基本的に以下の式で計算されます。

関税=(商品代金×0.6)×関税率

商品ごとの関税率は税関のホームページで確認できます。

参考:輸入統計品目表(実行関税率表)
関税率はランダムに更新されているので、チェックし忘れないよう注意して下さい。

また、一般貨物または郵便小包を利用した場合で、課税価格の合計額が20万円以下の場合には、簡易税率が適用されます。

簡易税率は大きく分けた7区分によって税率を確定します。

品目関税率
1酒類

(1)ワイン

(2)焼酎等の蒸留酒

(3)清酒、りんご酒 等


70円/リットル
20円/リットル
30円/リットル
2トマトソース、氷菓、なめした毛皮(ドロップスキン)、毛皮製品 等20%
3コーヒー、茶(紅茶を除く)、なめした毛皮(ドロップスキンを除く) 等15%
4衣類及び衣類付属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く) 等10%
5プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具 等3%
6ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品無税
7その他のもの5%

※一部のものについては簡易税率が適応されません。

消費税がかかる

個人輸入には関税以外にも「消費税」や「通関手数料」がかかります。

消費税率は国内ショッピングと同じで10%ですが(2022年9月時点)、消費税がかけられるのは商品代金の60%です。そのため、20,000円の商品を輸入した場合の消費税は以下のようになります。

(20,000円×0.6)×0.10=1200円

商品代金の60%が1万円以下の場合は、関税と同様に消費税もかかりません。

通関手数料は、配送業者が代行してくれた通関作業に対する料金です。

海外通販のトラブル相談先

海外通販で偽物や不良品を送られたり、配送トラブルに巻き込まれた場合は、越境消費者センター(国民生活センター)に相談しましょう。

アメリカの通販サイト

アメリカのおすすめの通販サイトを6つ紹介します。

eBay

eBayは世界最大級のオークションサイトで、その市場規模はヤフオクの10倍以上です。日本では買えない商品が多く出品されており、価格も日本より安くなっています。日本へ発送してくれる出品者も多いのでとても便利です。

Amazon

Amazonは元々アメリカ発の通販サイトです。本家のAmazon.comは日本のAmazonよりもさらに品揃えが豊富です。サイトのレイアウト・デザイン・システムが日本のAmazonと変わらないため非常に使いやすいです。

iHerb

iHerbはアメリカのサプリ・健康製品を扱う通販サイトです。日本語に対応しているため非常に使いやすいです。

Etsy

Etsyはハンドメイドに特化した世界最大級の通販サイトです。530万の販売者と9000万人の利用者がおり、1億点の商品が出品されています。日本最大のハンドメイド通販サイト「Minne」の販売者数が84万人、作品数は1500万点なので、市場規模は約6.7倍にもなります。

END.

END.はアメリカの大手ファッション通販サイトです。日本語には対応していませんが、日本では手に入らないレア商品がたくさん販売されています。

輸入代行業者

海外の通販サイトは、日本への発送に対応していないサイトもたくさんあります。その場合は、輸入代行業者を利用しましょう。輸入代行業者には2種類のタイプがあります。

輸入代行のみ

1つ目は、配送方法の手配や通関手続きなど、輸入のみを代行してくれる業者です。

購入と輸入を代行

2つ目は、輸入だけでなく、海外通販サイトでの購入・決済などの作業も代行してくれるタイプの業者です。日本語対応していない海外通販サイトで購入する場合は、こちらのタイプの方がおすすめです。

おすすめの輸入代行サービス

アメリカ通販でおすすめの輸入代行業者を6社紹介します。

セカイモン

セカイモンはeBay公認の購入・輸入代行サービスです。セカイモンを経由することで、eBayに出品されている商品を日本の通販サイトと同じ感覚で購入できます。

Shipito

Shipitoも購入代行・輸入代行両方を利用できるサービスです。会員登録や年会費は全くかかりません。

XBORDER

XBORDERも注文から輸入まで代行してくれるサービスです。英語を全く使うことなく、注文や配送、商品お届け後のフォローを行ってくれます。

Fishisfast

Fishisfastは荷物転送に特化した代行サービスです。他のサービスと比べて送料がお得です。

はむはむ便

はむはむ便は格安転送サービスです。5%の手数料で購入代行もしてくれます。

malltail

malltailは「日本⇒海外」の発送代行と「海外⇒日本」の輸入代行の両方のサービスを提供しています。アメリカから日本への配送にはヤマト運輸または佐川グローバルを利用します。

アメリカの通販サイトは利用しやすい

海外の通販サイトは基本的には利用しづらいものが多いですが、アメリカのサイトであれば、日本語に対応しているものがあるだけでなく、日本へ発送してくれる代行サービスも充実しているため非常に使いやすくなっています。

海外からの仕入れを検討されている方は、ぜひアメリカの通販サイトから始めてみてください。

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この記事を監修した人

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