ヤフオクで落札後に評価がされない。判断に迷ったときには

「ヤフオクで評価しない人なんているの?」なんて思った方もいるかもしれません。実はヤフオクでは評価しない・評価されたくないという人もいます。そもそも評価とはなんでしょうか?

ヤフオクでは落札後に、出品者と落札者がお互いを評価できるようになります。ヤフオクの評価は5段階評価で、各評価ごとにポイントが加算されます。

非常に良い:+1
良い:+1
どちらでもない:0
悪い:-1
非常に悪い:-1

そして、評価ポイントの合計数が総合評価としてプロフィールに表示され、信頼度の指標となります。総合評価が高ければヤフオクでの取引がしやすくなりますし、低ければ出品しても全然入札されなかったり、自分が入札しても取り消されたりします。

今回は、このヤフオクの評価システムについて詳しく解説します。

目次

ヤフオク落札後で評価しないのは義務違反じゃないの?

そもそも、ヤフオクで相手を評価することは義務なのでしょうか?

ヤフオクの評価は義務ではない

答えから言ってしまうと、ヤフオクの評価は義務ではありません。良い取引ができた時は良い評価をするのがマナーと言われているだけで、必ずしも評価しなければいけないわけではありません。評価をしないことに対するペナルティも特にありません。

ヤフオクで相手を評価するタイミング

続いて、ヤフオクで相手を評価するタイミングについて解説します。

ヤフオクでは落札後に評価できるようになりますが、すぐ評価する必要はありません。

落札者の評価タイミング

落札者の場合は、代金の支払いをして商品を受け取った後に評価するのが一般的です。

商品を受け取る前に良い評価をつけてしまうと、その後に届いた商品が不良品だった場合、評価を変更しなければいけません。これでは二度手間です。また、ヤフオクの評価は変更しても履歴が残るため、完全削除はできません。

出品者の評価タイミング

出品者の場合は、代金を受け取り商品を発送した後に評価するのが一般的です。

発送連絡と同時に評価しましょう。先に良い評価をしておくと、相手も良い評価を返してくれやすくなります。

ヤフオクで落札者から不当な評価をつけられた場合の対処法

ヤフオクで長く取引していると、理不尽な評価をつけられることがしばしばあります。例えば、入札合戦で予定より高値で落札してしまった落札者が、イチャモンまがいの悪い評価をつけてくることがあります。他にも、落札者と音信不通になったため落札者都合を理由に入札を削除したら、報復として「非常に悪い」評価をつけられたというケースもあります。

以下では、このような不当な評価をされた場合の対処法を解説します。

評価は原則として削除できない

取引相手につけられた評価をこちらから変更することはできません。評価を変更できるのは、評価した本人だけです。したがって、不当評価を取り消したい場合は、不当評価をした相手に連絡する必要があります。

相手が評価の変更に応じない場合は、相手の評価に返答する形で、評価が不当だと思う理由を記載することで他の利用者に事情を伝えることができます。

ヤフオク運営者はノータッチ

ヤフオク運営者は原則として、評価に関してはノータッチです。そのため、ヤフオクに訴えても不当な評価を取り消してもらえることはほぼありません。

しかし、評価コメントに個人情報を記載されてしまった場合は専用フォームから連絡すると対処してもらえます。

ヤフオクで評価されない時の対処法

最近は、ヤフオクで取引後に評価をしない人が増えています。評価をしない原因対策を解説します。

ヤフオクで評価しない理由

ヤフオクで取引相手が評価しない理由を以下に示します。

・面倒くさい
・評価し忘れている
・取引に不満がある

一番多いのは「面倒くさい」です。取引が終わったらそれで満足して、後はどうでもいいという人が多いです。特に落札者に多く見られます。

次に多いのが評価し忘れているケースです。

そして、意外と多い理由が「取引に不満がある」です。本来取引に不満がある場合は悪い評価を付けるものですが、悪い評価をつけると報復として自分も悪い評価をつけられるリスクがあります。そのため、取引に不満がある場合は評価をしない人が多いです。

ヤフオクで評価しない出品者から評価をもらう方法

もし出品者から評価をもらえない場合は、取引ナビで「評価をお願いいたします。」とメッセージを送りましょう。

ヤフオクで評価しない落札者から評価をもらう方法

落札者から評価をもらえない場合も、取引ナビで「評価をお願いいたします。」とメッセージを送りましょう。

または、発送連絡時に「商品が無事到着した場合は、評価にてご連絡ください」とあらかじめメッセージを送っておくと、評価されやすくなります。

ヤフオクで悪い評価をつけられた場合のデメリット

続いて、ヤフオクで悪い評価をもらった場合のデメリットについて解説します。

一度や二度悪い評価をつけられた程度なら、全体の評価数に占める割合は微々たるものなので特に影響はありません。しかし、悪い評価の割合が大きくなると今後の取引に影響が出てきます。

出品者の場合

まず出品者の場合は、入札数が減ります。入札者は入札する前に商品名のほかに出品者の情報や評価を確認するのが一般的です。

そのため、評価が悪いと入札されにくくなります。

入札者の場合

入札者の場合は、入札しても削除されることがあります。また、出品者が入札者評価制限を設定している場合は、悪い評価の割合が多い利用者は、そもそも入札すらできなくなります。

ヤフオク出品者が「評価は不要」3つの理由

また、中には入札した商品名を知られたくないなどの理由から「評価は不要」と言う出品者もいます。出品者が評価を拒否する理由を3つ紹介します。

ヤフオクの評価不要という出品者は既にたくさんの評価があるから

まず1つ目は、既にたくさんの良い評価があるからです。

ヤフオクを始めたばかりの頃は総合評価が0であるため、みんな良い評価を稼ごうとします。しかし、長く取引している出品者は、既に良い評価がたくさんあるため、新たに評価される必要がないのです。

ヤフオク落札後、評価ページで確認できる商品名から仕入れ先に転売を知られたくないから

2つ目は、仕入元に転売を知られたくないからです。

評価されてしまうと、第三者がプロフィールの評価ページから落札された商品名を確認できるようになります。ヤフオク内で仕入れてヤフオク内で転売している出品者は、評価ページに記載された商品名から仕入元に転売を知られたくないため、評価されることを嫌がります。そのため評価不要とするケースが多いです。

ヤフオクの評価不要という出品者は落札額を知られたくないから

3つ目は、他の入札者に落札額を知られたくないからです。

評価されると、落札された商品名だけでなく最終落札額も評価ページから確認できるようになります。他の入札者に落札額を見られると、入札額の目安にされてしまうため、入札額が高騰しにくくなります。

ヤフオク落札者が「評価しない・評価は不要」とする2つの理由

また、「評価は不要」と言う落札者もいます。落札者が評価を拒否する理由を2つ紹介します。

既にたくさんの評価があるから

まず1つ目は、既にたくさんの良い評価があるからです。

すでに多くの評価を集めている落札者の場合も、出品者の場合と同じように、相手からの評価を求めません。出品者からの評価に対応するのが面倒なだけでなく、評価をやり取りする過程で生じかねないトラブルを未然に防ぎたいというのも「評価不要」の理由として考えられます。

ヤフオク評価ページに表示される落札商品名を知られたくない

2つ目は、落札商品名を知られたくないからです。

以前は評価ページに落札した商品名が表示されていました。そのため、自分が落札した商品名を第三者に知られたくない落札者は、評価されることを嫌がっていました。

現在は評価ページに落札商品名は表示されなくなりましたが、このことを知らない落札者は「評価は不要」と評価されることを嫌がります。

ヤフオクの評価文例

最後にヤフオクの評価に使える例文を紹介しておきます。

落札者への評価例文

まず落札者への評価例文を紹介します。

良い取引だった場合
・この度はお世話になりました。落札後の連絡・入金も早く、スムーズに取引させていただきました。またぜひ取引させていただきたいです。

悪い取引だった場合
・落札後、5日経っても連絡が取れなかったため、落札者都合で削除しました。
・入金が遅すぎます。Yahoo!かんたん決済の期限を過ぎました。
・落札後の値引き交渉はルール違反です。度重なる交渉依頼に辟易しました。

出品者への評価例文

続いて、出品者への評価例文を紹介します。

良い取引だった場合
・この度は迅速な発送ありがとうございました。梱包も丁寧で、商品の状態も非常に良かったです。また取引したいです。

悪い取引だった場合
・商品の状態が悪すぎます。二度と取引したくないです。
・入金確認も発送連絡もなかったため、非常に不安になりました。
・発送が遅すぎます。

ヤフオクで評価しないのは自由だが、マナーである

オークションの評価は義務ではありませんが、良い取引をしたら良い評価を返すのがマナーです。

良い評価をすれば相手も良い評価を返してくれることが多いため、積極的に評価していきましょう。

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この記事を監修した人

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