これから輸入ビジネスを始めようと思っても、初めてだと様々な疑問や不安が湧いてきますよね。
この記事では、輸入ビジネス初心者にも分かりやすく輸入ビジネスについて解説していきます。
輸入ビジネスとは?
輸入ビジネスとはどのようなビジネスか、何から始めたらよいかなどを初心者向けに分かりやすく紹介します。
海外から輸入した商品を売るビジネス
輸入ビジネスとは、海外から輸入した商品を日本国内で販売するビジネスです。安く仕入れて高く売ることで利益を得ることができます。自分のペースで作業ができるので専業としても副業としても取り組みやすい仕事です。
輸入ビジネスの流れ
輸入ビジネスの主な流れは以下のとおりです。
1.取り扱う商品を決める |
2.商品を取り寄せる |
3.販売する |
4.購入者に発送する |
自分が取り扱う商品を決めたら、早速海外から輸入します。商品を検品して問題がなければ販売しましょう。商品を購入者の元に無事届けることができたら、一連の取引は完了です。
まず行うこと
輸入ビジネスのファーストステップは、自分が興味を持って転売に取り組める商品を探すことです。
海外市場では本当に様々な商品が販売されています。どのような商品を取り扱ったら良いのかさっぱり分からないときは、ヤフオクやメルカリで実際に販売されている商品を眺めてみましょう。「これ、なんかいいかな〜」と思ったものがあれば、それがあなたにとって興味のある商品です。
商品の仕入れ先
輸入ビジネスでは、取り扱う商品を海外から仕入れることになります。例えば、世界規模のeBayやタオバオなら、取引されている商品の数が非常に多いので、目当ての商品が必ず見つかるでしょう。
まずは、気軽に1品から商品を輸入して輸入ビジネスの流れと感覚を掴みましょう。
転売先となるサイト
海外から輸入した商品は、ヤフオクやメルカリで売るのがおすすめです。
ヤフオクやメルカリでの取引は基本的に個人間で行われるので、1品からでも出品できます。初心者のうちは、慣れるまでは1品または数点の出品に抑えておくのが無難です。
輸入ビジネスに必要な資金
輸入ビジネスを本格的に行うなら商品を仕入れるためのまとまった資金が必要ですが、初心者の場合はいきなり大量に商品を仕入れるのはおすすめできません。在庫を抱えて赤字になる可能性が高いからです。
数点の商品を海外から輸入するだけなら、費用は商品代金・送料・税金などに限られるので大金は必要ありません。
確定申告が必要
普段は会社員をしていて副業として輸入ビジネスを行っている場合は、1年の利益が20万円以上になれば確定申告が必要です。
また、専業で輸入ビジネスをする場合は、1年の利益が103万円以上であれば確定申告が必要です。
初心者が中国・タイから商品を輸入するメリット
初心者が輸入ビジネスを行うなら、中国やタイから仕入れるのがおすすめです。
ここからは、中国やタイから商品を輸入するメリットを紹介します。
仕入先となる国を選ぶ際のポイント
商品を仕入れる国を選ぶ際のポイントは2つあります。
1つ目は、安く仕入れられるルートがあるかどうかです。現地に知り合いがおり、その協力を得られるのであれば、その人の住んでいる国から輸入すべきです。中国に知り合いがいるなら、中国輸入ビジネスで決まりです。
2つ目は、自分が興味の持てる商品があるかどうかです。例えば、きれいなハンドメイド商品やアロマなどが好きな人なら、タイ輸入ビジネスを楽しむことができるでしょう。
中国輸入ビジネスのメリット
中国輸入ビジネスを行うメリットは、新品・中古品を問わず安く仕入れられる点です。中国製の商品は日本製に比べて圧倒的に安いので、日本で低価格で売り出しても十分利益を得ることができます。
中国輸入ビジネスはライバルが多いですが、商品リサーチをしっかり行い、ライバルがまだ目をつけていない商品を探し出せば問題ありません。
タイ輸入ビジネスのメリット
タイ輸入ビジネスを行うメリットは、タイには日本人女性に人気がある商品が数多く販売されていることです。若い女性が多く利用しているヤフオクやメルカリにタイ製の繊細なアクセサリーや良い香りのアロマ製品を出品すれば、気に入って購入してもらえるでしょう。
初心者向け、輸入した商品を販売するサイト
輸入ビジネスを行う際に、初心者でも比較的安心して利用できる販売サイトを紹介します。
世界最大のオークションサイト「eBay」
eBayは世界中に利用者がいるオークションサイトです。欲しい商品は必ず見つかると言っても過言ではありません。特に、日本では売られていない地域限定の商品がリーズナブルに手に入れられるとあって、日本人の利用者も増えています。
eBayでの取引は基本的に英語で行うことになりますが、取引相手も英語が流暢ではない場合も多々あるので臆する必要はありません。翻訳サイトを使った英文でも十分伝わります。つまり、eBayは英語に自信がない人でも利用できるオークションサイトなのです。
参考:eBay
初心者にありがちな輸入ビジネスの悩み
初心者が輸入ビジネスを始めるにあたって悩みがちなポイントを解説します。
売れる商品が見つからない
売れる商品が分からないという悩みは輸入ビジネスを行う人が必ずぶつかる悩みです。売れ筋商品が分からない場合は、ヤフオクやメルカリで実際に売れた商品をチェックしてみましょう。
例えば、メルカリでは中国製のスマホケースや充電器が人気です。試しに「充電器」と検索ボックスに入力して検索してみましょう。そして、「売り切れ」の商品に絞り込みます。すると、どんな充電器がいくらで売れているかが確認できます。
関税がかかる
商品を海外から輸入する場合は、関税がかかってしまいます。関税率は商品の種類によって異なりますが、商品の中には関税だけで30%も取られてしまうものもあります。そのため、商品を輸入する際は、関税も考慮しなければなりません。
ただし、輸入する商品の合計金額が1万円以下の場合は関税と消費税が免除される場合もあります。商品を選ぶ際には必ず税関のホームページを確認しましょう。
参考:税関
商品が売れない
輸入ビジネスを始めたばかりの頃は、商品が売れないという問題も生じがちです。商品がなかなか売れない場合は、赤字覚悟の投げ売りをやりましょう。在庫を抱えるよりは低額でも売ってしまったほうがまだましです。
全体として黒字になればよいので、売れ残った商品はどんどん売りさばいていきましょう。そして、今度は利益が出た商品をもう一度輸入して販売していきましょう。
初心者が輸入ビジネスを行うコツと注意点
初心者が輸入ビジネスを行う上でのコツや注意点を解説します。特に初心者でも利益を得やすい中国輸入ビジネスとタイ輸入ビジネスをピックアップします。
中国輸入ビジネス
中国輸入ビジネスを始めるなら、「CHINA MART(チャイナマート)」という個人輸入向けの販売サイトがおすすめです。「CHINA MART」は日本語に対応しているので、ホームページも見やすいのが特徴です。
中国製の充電器やスマホケースの他、日本で人気のコスプレのコスチュームやアクセサリーなど商品ジャンルも豊富に揃っています。
特に、洋服やファッションアイテムは1個当たりの単価が安いため、最も利益を得やすい商品の一つです。
メルカリでも中国製の洋服をよく見かけます。それらは1着数百円で中国から輸入して、日本で数千円で販売されているものです。
スマホ関連商品も中国から安く仕入れられます。Amazonでは、スマホケースやガラスフィルムなど、日本製ではない商品も多く販売されています。
これらは個人が中国から輸入してAmazonで販売しているものです。
タイ輸入ビジネス
タイ輸入ビジネスを行うなら、仕入れ代行業者を利用するのがおすすめです。代行業者は現地に住んでいる人がほとんどで、手数料さえ支払えば好みの商品を仕入れて発送してくれます。もしくは、タイへは比較的低価格で旅行できるので、自分が直接タイへ出向き商品を仕入れるのもおすすめです。
タイ輸入ビジネスで利益を得やすい商品と言えばハンドメイド商品です。タイのハンドメイド商品は日本のものとはひと味違い、繊細で美しいのが特徴です。
1品もののハンドメイド商品は日本人女性にも人気があり、メルカリやヤフオクで高く売れることもあります。
また、アロマ関連商品もタイ輸入ビジネスを行うならぜひ扱って欲しい商品です。
自然由来の優しい香りのアロマキャンドルや石けんは日本人女性を中心に人気があり、リピーターがつくこともあるほどです。
高価な商品には注意
輸入ビジネスで利益を得ようと思うと、どうしても高価な商品に手を出しがちです。しかし、中国・タイどちらから輸入するにしても高価な商品はライバルが必ずいます。特に高価な中国製品を扱っているプロの転売屋は多くいるので、初心者がいきなり高価品市場に参入しても思うように商品を売るのは難しいでしょう。
そのため、輸入ビジネスに慣れるまでは高価な商品にはあまり手を出さず、安価なものからコツコツと売り上げていくのがおすすめです。
ライバルチェック
メルカリやヤフオクで取引を行うには、まずは無料のアカウントを作成しなければなりません。アカウントの作成はパソコンやスマホアプリから行えます。
メルカリやヤフオク自体が初めての場合は、まずは他の人の商品を購入してみるのがおすすめです。実際に購入してみると、出品者がどのような対応をして、どんなメッセージを送ってくれるかが把握できます。
また、商品ページの写真の撮り方や商品説明文の書き方も他の出品者の商品ページを見て学習しましょう。お手本になりそうな出品者がいたら定期的に商品をのぞいてみると、稼げる商品ジャンルが分かってきます。
商品の出品の仕方
輸入ビジネス初心者は商品価格ばかりに目が行きがちですが、購入者がチェックしているのは価格以上に商品画像や商品説明文です。
ごちゃごちゃした部屋で撮影されている写真や、画質が悪く商品がよく見えないような写真を見てその商品を欲しがる人は少ないでしょう。逆に、ライトをしっかりあてて色々な角度から丁寧に撮影された商品画像であれば、好印象を与えることができます。
商品説明文にしても、ブランド名や商品名だけ記載している人が多いですが、きちんと納得した状態で買ってもらいたいなら丁寧な商品説明文を記載しましょう。
新品の商品であっても箱のへこみや商品にキズがあるのであらばその旨を正直に記載しましょう。
信頼される出品者になることができれば、リピーターがつくこともあります。取引メッセージも毎回丁寧に気持ちを込めて送りましょう。
もちろん、商品の発送も丁寧に行ってください。破損しやすい商品であればプチプチなどの梱包材で包むべきです。また、余裕があれば「お買い上げありがとうございます。」といったメッセージを添えると喜んでもらえます。
経験が重要な輸入ビジネス
初心者が輸入ビジネスを始めるとなると、不安はつきものです。ネットで色々と調べたくはなりますが、まずは実際に1つ商品を輸入し、ヤフオクやメルカリで販売してみましょう。最初は赤字が続くこともありますが、経験を積めば、どの商品が利益をだしやすいかが分かってきます。
トータルで黒字になるように、少しずつ輸入ビジネスに慣れていきましょう。