ブックオフ転売はブルーオーシャン?おすすめの仕入れ方法と注意点

転売は今や副業の代表格となっています。仕組みがシンプルなため、初心者でも簡単に始められることが特徴です。ただ、そのシンプルさが災いして、転売を行うライバルが非常に多く市場が飽和しつつあると言われています。

しかし、転売市場にもまだまだブルーオーシャンはたくさんあります。古本もその一つです。古本せどりと言えば転売の走りと言われるほど有名で、当初はライバルがたくさんいました。もっとも、現在はライバルが激減しているため、逆に狙い目と言えます。

今回は、ブックオフを使った古本転売のやり方と注意点を徹底解説します。

目次

ブックオフの特徴

古本転売の仕入れ先として一番に思いつくのは、やはりブックオフでしょう。

ブックオフとは?

ブックオフとは、ブックオフグループホールディングス株式会社が運営する中古本・中古家電販売のチェーン店です。全盛期は1,000店舗弱ありましたが、2022年12月時点で794店舗まで縮小しています。

参考:ブックオフ

ブックオフは店舗の立地によって商品が異なる


古本はもちろんアニメグッズやフィギュアが多く販売されていましたが、特に秋葉原駅前店のほうが小物の品揃えが多い印象がありました。

ブックオフの面白さは、同じ品揃えがないということです。色々な店舗を回ってみて商品を探してみるのも面白いでしょう。

4種類のブックオフ

ブックオフには全部で4種類あります。

・BOOK OFF
・BOOKOFF PLUS
・BOOKOFF SUPER BAZAAR
・BOOK OFF ONLINE

BOOK OFFは、街中でもよく見かけるブックオフ実店舗のことです。中古の書籍・CD・DVD・ゲームソフトを主に扱っています。

BOOKOFF PLUSは、書籍・CD・DVD・ゲームソフトに加えて、家電やホビーグッズ、ファッションやブランド品も扱っている実店舗です。

BOOKOFF SUPER BAZAARはブックオフの超大型店舗です。書籍・CD・DVD・ゲームソフトはもちろん、洋服・子供服、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、楽器、生活雑貨など幅広い商品を扱っています。

BOOK OFF ONLINEはブックオフのオンラインショップです。

参考:BOOK OFF ONLINE

ブックオフ転売のメリット

古本転売の仕入れにブックオフを利用するメリットを紹介します。

ライバルが減っている

古本せどりが流行っていた時期は、ブックオフの店舗内はたくさんの転売屋で溢れかえっていました。

その結果、一般客への配慮からせどりを禁止する店舗が増えたことで、転売屋があまりブックオフに寄り付かなくなりました。現在、ブックオフにはライバルがほとんどいません。

安い

ブックオフで販売されている商品はただでさえ安いのに、せどり禁止の影響で売上が激減したため、現在は古本せどり全盛期よりもさらに単価が安くなっています。

100円コーナーにも売れ筋商品がたくさんあります。

店舗数が多い

全盛期と比べると店舗数は減っているものの、それでもまだまだあります。

都市部であれば近距離に複数の店舗があることも珍しくないため、簡単に仕入れに行くことができます。

幅広い商品を扱える

ブックオフでは、古本の他にもゲームソフト・家電・古着など、転売で儲かりやすい商品がたくさん売られています。

古本転売で経験を積んだ後は、上記のような古本より単価の高い商品に手を出すのも良いでしょう。

ブックオフ転売のデメリット

しかし、ブックオフ仕入れも良いことばかりではありません。主なデメリットをいくつか紹介します。

大量仕入れが難しい

中古品である以上、数に限りがあります。そのため、売れ筋商品を見つけたとしても、大量に仕入れることは困難です。特に、実店舗では1点物が多いため、オンラインショップも併用していく必要があります。

売れにくくなっている

最近はヤフオクやメルカリなど、個人間の直接取引が盛んに行われています。

個人間取引市場では相場を大きく下回る価格で出品する人も多いため、利益目的で出品した商品は購入に繋がりにくくなっています。今はまだ利益を出すことができますが、今後も稼ぎ続けられるかは不明です。

店舗数の減少

前述の通り、ブックオフの実店舗は減少傾向にあります。このまま減っていくと、気軽に仕入れができなくなる可能性があります。

商品数の減少

メルカリ・ラクマといったフリマアプリの普及により、現在では個人でも簡単に物販ができるようになりました。古本やゲームソフトはブックオフに買い取ってもらうより直接メルカリに出品した方が高く売れるため、ブックオフの商品数が減少しています。

検品する必要がある

ブックオフで仕入れた商品は、破損していたり汚れていたりすることが多くあります。そのため、転売前の検品が必須で、場合によってはクリーニングする必要があります。

地域格差がある

ブックオフの店舗数は地域によってかなり差があります。都市部だと近所に3つも4つも店舗があることも多いですが、田舎になると車で30分以上走っても1店舗もないということも珍しくありません。

そのため、ブックオフ転売のやりやすさは住む場所にかなり左右されます。

先行きが不透明

近年のフリマアプリの台頭に伴い、ブックオフも大きく路線を変更しています。これまで主力だった古本の規模を縮小し、家電やスマホ販売、ブランド品買取に注力するようになりました。

転売をする側としては、仕入れられる商品が変化するのは困りますが、変化に柔軟に対応できれば今後も仕入れ先として活用できるでしょう。

ブックオフ転売の難易度が高い理由


ブックオフ転売の全盛期を知る人からすると、一昔前に比べてブックオフでせどりがしにくくなりました。それはブックオフが転売に対して厳しく対応するようになったからです。

1.リサーチしていると注意される

ビームせどりと呼ばれるリサーチしていると、店員から注意を受けるようになりました。ビームせどりは、スマホとバーコードリーダーを使って商品の相場や回転率を調べる方法をいいます。かんたんにリサーチができる便利な方法ですが、一般のお客様からすると迷惑でしかありません。

お客様から転売する人に対して苦情が集まったことで、お店側も対処するようになったのです。

2.Amazonと価格が縮まった

ブックオフは商品の値段を付ける際に、Amazonの価格を参考にするようになりました。今までは、商品カテゴリーや棚ごとで分けたようなざっくりした価格の商品が多くありましたが、ある日を境にAmazonと価格が縮まってきたのです。中にはAmazonより安い商品もあり、仕入れをしても赤字になってしまう商品も多く見受けられるようになりました。

その結果仕入れられる商品が減ってしまい、転売が難しくなったのです。

3.1dayサンクスパスが終了した

2015年8月に1dayサンクスパスが終了したことも、転売が難しくなった要因です。1dayサンクスパスとは、ブックオフの買い物でもらえるスタンプのことで、10個貯まると1日限定で10%オフになるものです。仕入れが安くできるとあって転売する人に人気でしたが、終了したため安く仕入れることが難しくなりました。

ビームせどりへの注意や価格設定など、転売に対してお店が対処するようになったことが、ブックオフ転売の難易度を上げた原因です。

ブックオフ転売と古物商

古本転売には、基本的に古物商許可が必要です。

古物商許可とは?

古物商許可とは、古物を販売する際に必要な免許です。一度消費者の手に渡った物は商品の状態にかかわらず古物とみなされるため、ヤフオクやメルカリなどの個人間取引サイトで購入した新品商品も古物に該当します。

事業として中古品を仕入れて転売するには、古物商許可が必要です。

無許可で古本転売すると逮捕される

古物商許可を受けていない状態で中古品転売事業を行った場合、古物営業法違反により3年以下の懲役又は100万円以下の罰金が課せられます。

自分の古本を売る場合は必要ない

ただし、自分で読むために購入した古本を転売する場合、古物商許可は必要ありません。なぜなら、不用品の転売は販売事業ではなく「生活用動産の処分」という扱いになるからです。

また、不用品転売で得た利益は課税対象ではないため、確定申告も必要ありません。

古物商許可の取得方法

事業として古本を仕入れて転売する場合は、必ず古物商許可を取りましょう。

古物商許可は所轄の警察署に19,000円を払って申請すれば取得できます。申請に必要な書類は役所でもらえます。

参考:警視庁HPー古物許可申請

ブックオフ転売で稼ぐコツ

古本転売は他のジャンルと比べると単価が低い傾向があります。そのため、利益を出すにはコツが要ります。

儲かるジャンルの本を探す

ブックオフ転売で稼ぐ方法は、利益が出るジャンルの本を探すことです。おすすめは、図鑑やビジネス専門書など少しマニアックなものです。マニアックなものは、数も少なく値段が高くても売れていきます。

一方でおすすめできないのは、芸能やアニメなど流行りがあるものです。流行りの商品は一瞬の破壊力がありますが、流行を過ぎると途端に売れなくなるので注意が必要です。

またISBNと呼ばれる図書コードは、「978」から始まる番号を探すといいでしょう。2007年よりISBNのコードは978から始まる13桁になったため、「4」で始まる10桁は2007年以前の古い本だと分かるのです。古い本は、プレミアがついているもの以外儲かりません。

ブックオフせどりを成功するコツは、いかに儲かる本をリサーチできるかです。最初は地道でいいので、ヤフオク等と価格を比べながら仕入れをしていきましょう。

状況の変化に対応する

ブックオフ転売で稼いでいくには、状況の変化に柔軟に対応することが大切です。これは、ブックオフ転売に限らずすべての転売にいえます。厳しい言い方になりますが、「ブックオフ転売は稼げない」と言っている人は、昔からやり方を変えていない人です。

例えば、状態がいい商品ならAmazonと同じ価格で売る必要はありません。価格の付け方次第で、十分稼げます。外的要因が変化しても、それに対応している人がブックオフに限らず転売で長く稼げるのです。

市場調査

まずしなければならないことは、市場調査です。

転売先のマーケットプレイスで人気のある書籍を把握しておきましょう。市場調査はマーケットプレイスごとに必要です。

ヤフオクで販売する場合は、オークファンの利用をおすすめします。商品名で検索するだけで、過去の落札相場が確認できます。

参考:オークファン

メルカリでの販売を考えている場合は、メルカリの検索フォームに出品予定の商品名を入力して検索してみてください。検索結果が表示されたら、左サイドバーにある「販売状況」の「売り切れ」にチェックを入れて絞り込み検索しましょう。

参考:メルカリ

売り切れ商品は需要が高いと言えます。そして、売り切れ商品の平均価格が大体の相場となります。

Amazonで販売する場合は、ファルコン(Falcon)がおすすめです。

ファルコン(Falcon)ではAmazonでの商品の売れ行き・相場・出品者数などを確認できます。そのため、ファルコン(Falcon)を利用すれば売れる商品だけを効率よく把握できます。

使い方は簡単です。

まずはファルコン(Falcon)のホームページにアクセスして、ページ上部もしくは中央にある入力フォームに検索したい商品のASIANコードを入力し、Enter キーを押します。

すると、以下のように最安値・出品者数・ランキングの推移がわかるグラフが表示されます。

このように、ファルコン(Falcon)を使えば、売れる商品を効率よく見つけることができるのです。

参考:ファルコン(Falcon)で売れる商品を効率よく把握する

トレンドを意識する

また、新作映画の公開などで特定の書籍の相場が高騰することが稀にあります。

InstagramやTwitterなどのSNSをチェックして、常にトレンドを把握しておきましょう。

値札の色を見る

ブックオフで仕入れる際は、新しく陳列された書籍を優先してチェックしましょう。陳列時期は値札の色を見れば分かります。

黒:1~3月
緑:4~6月
青:7~9月
赤:10~12月

時期外れの本は売れ残り品です。

会員限定サービスを利用する

会員限定サービスを賢く利用しましょう。ブックオフで無料会員になると購入金額100円ごとに1ポイントが付与されます。ポイントは微々たるものですが、積もり積もれば大きな額となります。貯まったポイントで仕入金額を抑えられるので、確実に入会しておきましょう。

プレミア商品を発掘する

ブックオフ転売において、プレミア商品を発掘することは重要です。プレミア商品を見つけることが、ブックオフ転売を制するといっても過言ではありません。

プレミア商品は、期間や個数限定の商品、復刻版などがあります。また、廃盤になった商品も高値で転売できます。そのためには商品のリサーチが欠かせません。プレミア商品を下調べをしてからブックオフに行くと、効率よく見つけられるでしょう。

買取が盛んな店舗から仕入れる

買取が盛んな店舗は品揃えが豊富です。

買取査定終了の呼び出し放送が多い店舗は、仕入れ先として最適です。

仕入れる時期を見極める

ブックオフは、季節や時期によって仕入れられる商品が変化します。

1.年末年始

年末年始は、多くの人が不用品を処分する時期であり、店内に商品が充実するタイミングでもあります。さらに年末年始はブックオフのセール時期と重なるため、商品を通常時より安く購入できます。

その分多くの人が来店するので、商品をリサーチするときはマナーを守るようにしましょう。

2.引っ越しシーズン

3月の引っ越しシーズンになるとブックオフには大量に商品が持ち込まれ、商品が充実します。さらに9月の転勤の時期も、買取希望者が多く来店します。引っ越しシーズンの時期は、掘り出し物がないか要チェックしましょう。

3.セール時期

ブックオフは定期的に大型セールを実施しており、年末年始やお盆などの長期連休では20%オフで本を購入できます。また毎月29日には、割引券が配布されるため通常よりも安く仕入れが可能です。

他にも店舗独自にセールを実施しているところもあるので、チラシやセール情報を細かくチェックしましょう。

4.棚卸後

棚卸後は、絶好の仕入れタイミングです。棚卸とは、商品の在庫数を把握するものであり、一定期間商品の仕入れが止まります。そして、棚卸が終わると一気に商品が増えるのです。ブックオフでは毎月24日~26日頃と3月末~4月頭に棚卸が行われます。そのタイミングを見計らって商品を仕入れるといいでしょう。

ブックオフのおすすめ仕入れスポット

ブックオフ店舗内には、利益率の大きい書籍が多く置かれている場所が3つあります。

単C棚

1つ目は、単Cコーナーです。単Cとは、ブックオフ査定でCランクの単行本という意味で、汚れや書き込みのある単行本を指す用語です。単Cは状態が良くないため値段が安く、100~200円で売られています。

プロパー棚

2つ目は、単C以外の普通の古本が置かれたプロパー棚です。古本の中でも状態の良いものが並んでおり、定価の半額より少し高い値段で売られています。

新品に近い状態の本もあるため、この棚をチェックしない手はありません。

カート

3つ目は、棚に陳列される前の本が入っているカートです。

他の転売屋にはまだ見られていないため、とんでもない掘り出し物が眠っていることがあります。

ブックオフ転売の注意点


ブックオフ転売はコツさえ掴めば初心者でも稼ぐことは可能です。さらに注意点を押さえることでより稼ぎやすくなります。

1.リサーチする際はマナーを守る

ブックオフでリサーチしているときは、マナーを守りましょう。上述したビームせどりや棚前の占拠などは他のお客様の迷惑になるので、控えてください。マナーが悪いと、最悪の場合出禁になってしまい、仕入れ店舗が減る原因になります。

他のお客様の迷惑にならないようにリサーチをしましょう。

2.利益より売れ行きを優先する

ブックオフ転売は、利益より商品の回転率を意識しましょう。なぜなら、1つ当たりの仕入れ値が安い分、利益も少ないからです。利益を優先した結果売れ残るよりは、安く仕入れて数を回したほうが効率よく稼げます。

また数が多く売れることで、商品が売れる喜びを感じることができます。まずは1点当たりの利益より、数を多く売ることを意識しましょう。

3.商品の状態を確認する

中古品を仕入れるときは、商品の状態をよく確認しましょう。ここを怠ると後々にお客様からクレームや返品依頼が届いてしまいます。状態が良ければ、Amazonの最安値よりも高く販売でき、お客様満足の向上にも繋がります。

仕入れる際は、妥協せずに状態確認をしてください。

4.仕入れ先を増やす

ブックオフ転売に慣れてきたら、ブックオフ以外の仕入れ先を探しましょう。仕入れ先は多いほうが転売しやすくなります。例えば、ハードオフやセカンドストリートなど大手リサイクルショップはどこの地域でもあるため、仕入れの選択肢に入るでしょう。

それ以外に、地域密着の店舗も思わぬ掘り出し物が眠っているのでおすすめです。Google検索で「リサイクルショップ」と検索して、色々な店舗を回ってみましょう。

ブックオフ転売はまだまだ稼げる

「古本せどりはもう古い」と言う人は多くいます。あまりに言われすぎたためか、現在は逆にライバルが少なくなっています。近所にブックオフがある方はぜひ古本せどりを始めてみてください。

ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。

ここではアクシグ編集部が予め登録した上で責任者に直接取材をし、有用性を確認した教材やサービスのみを厳選してご紹介します。無料ですのでお気軽にご登録またはご相談ください。

【限定公開】成功者続出の秘密のノウハウ

日本未上陸のノウハウで先行者利益が得られる大チャンス到来!

日本ではまだ知られていない秘密の情報をお届けします。

あなたのビジネスを成功させるために、今すぐ限定情報を入手してください。

【無料相談】Biz English

ビジネス英語は3ヶ月でマスターできます!

インターネットの買い物に慣れてくると、アメリカのアマゾンやeBayで購入したり出品したりしたくなるでしょう。英語ができなくてもGoogle翻訳やDeepLなどのツールを使えば始めるのは簡単です。

ところがクレームや返金などが発生すると機械翻訳では上手く交渉できません。金額が大きくなりビジネスレベルになるとなおさらリスクが高くなります。

ビズイングリッシュはビジネス英語専門の英会話スクールです。受講生は全くのゼロから英語でアカウントを復活させたり、海外の展示会で交渉に成功したりと幅広く活躍をしています!

今すぐビジネスレベルの英語力を身につけましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次