バイマ(BUYMA)に出品し売上が増えると、作業をする手が足りない壁にぶつかります。
出品作業以外の商品のリサーチや商品の発送もしなくてはならないので、自分一人の作業は必ず限界がきます。そこで検討するのが他の人に出品作業を代行してもらうこと、いわゆる外注化です。
作業を外注するのは人を雇うことなので、一見大変に思えるかもしれません。しかしバイマで利益を計上し続けるために外注化は必要です。
今回は、バイマの作業代行を依頼する外注化方法について解説します。
バイマでの外注化とは
バイマでの外注化について解説します。
外注化を検討する作業
バイマで商品を販売する際に発生する作業について、具体例で外注化を検討してみます。
・出品作業
出品する商品の画像を加工したり、商品説明文を考える作業です。
バイマでは無在庫販売が可能なため、いかに多くの商品を出品するかが売上をアップに繋がります。体裁にばらつきがでないようにマニュアルを用意すれば、外注化できる作業です。
・商品の検品・発送作業
購入者から注文が入った商品を輸入した後、検品して、梱包して発送する作業が発生します。
検品のポイントや、発送までの期日を守る必要があるので作業基準が必要になりますが、外注化可能です。
・商品リサーチ
商品のリサーチは売上に直結する部分なので、外注化しづらいです。あなたのパーソナルショッパーとしてのスタンスを理解できている人、出品作業等をもともと依頼していて信頼できるとわかっている人ではないと難しいでしょう。
・顧客からの問い合わせやクレーム対応
顧客からの問い合わせやクレーム対応も、ある程度対応方法が決まっていればマニュアル化し、外注化検討の余地はあります。
しかし、バイマでのビジネスを始めて経験が浅いうちは、購入者からの信頼に影響するところなので自分で対応するほうが無難です。
いずれの作業も外注化を検討する際は、どこまで他人に任せても問題ないかを吟味する必要があります。
バイマの作業は外注化しやすい
バイマは比較的外注化しやすい作業が多いです。
商品ページを作る出品作業が主になるので、PCとインターネットに接続できる環境を持っている人であれば作業代行を依頼できます。
また在庫を抱える必要がなく、注文が入った商品だけを発送すればよいので、商品の発送作業も作業代行を依頼しやすいです。
作業代行を依頼する際、時給制ではなく1件◯円の出来高制にすれば、多額の資金は必要ありません。
外注化を検討するタイミング
外注化を検討するタイミングは、自分一人では作業が追いつかなくなってきたと感じた時です。また作業代行を依頼する人に報酬を支払う必要があるので、利益がでていることが条件です。
「自分一人では手が足りず、どうにもならない」状態になる前に外注化しましょう。
最優先で外注化するのは出品作業
最初に外注化する作業は出品作業です。バイマで売上をアップさせるには、出品数を増やす必要があります。
自分でできる出品作業の量には限界があるので、作業を代行してもらう人を増やすことを優先します。
バイマ作業の外注方法と注意点
バイマでの作業外注方法を説明します。まずは出品作業から外注化します。
作業代行を依頼する人を探す
以下より、外注をする相手のことを外注と呼びます。
外注を募集するには、クラウドソーシングサイトを活用します。下記3つはいずれも在宅で出来る仕事を探している人が登録をしている主要サイトです。
・参考:ランサーズ
・参考:クラウドワークス
・参考:シュフティ
また、バイマでは海外ブランドを扱う機会が多くあります。商品の調達まで視野に入れて募集したい場合は、海外で募集する方法もあります。
海外在住の日本人に向けて募集を発信できる掲示板サイトとして、下記があります。
・MixB(ミックスビー)
・jimomo(ジモモ)
サイトは、国・都市別に分かれているので、Google検索にて「MixB フランス」や、「jimomo パリ」と検索してみてください。その都市に関する様々な情報が掲載されているので、求人のカテゴリを利用して募集しましょう。
募集要項を決める
外注を募集する際は、依頼したい作業のボリュームと、仕事内容が明確に伝わるように条件を提示しましょう。こちらが求めるスキルレベルと外注が求めている作業量や仕事内容がマッチしていないと、仕事を継続してもらえません。
またPCを持っているかどうかや、画像加工に使うソフトも提示しておいたほうがよいでしょう。出品作業を依頼する場合画像の加工作業がメインになるので、パソコンの基本操作スキルは必要です。
業務要件で食い違いがあると、自分にも相手にも負担になります。事前にしっかりと要件提示しておくことがトラブル防止にも役立ちます。
報酬金額の考え方
外注の報酬金額を決めるのは悩むポイントです。あまり高い金額にすると自分の利益がなくなり、低すぎると募集が集まりません。
具体的な平均報酬額は、1商品の出品作業で40円~100円くらいが目安です。ランサーズやクラウドワークスのサイトを見て、報酬額相場の参考にしてください。
逆に一度設定した報酬を後から下げることは、相手を評価していないということを意味しますので難しいと覚えておきましょう。
選考ポイント
募集に対して応募が入ったら、適任者を選考します。仕事量や報酬などについて齟齬がないか念の為確認しておきましょう。可能であればSkypeなどを使って直接会話ができると、相手を理解できます。
応募者の選考は、相手の希望とこちらの希望が近い人を選びましょう。また、まめに連絡をしてくれる人かどうか、コミュニケーションに問題がないかもポイントです。確認せずに自己判断で作業を進めてしまう人に作業代行を依頼すると困ることになります。
また応募理由も確認しておくとよいです。収入のためはもちろんですが、アパレルやバイマの出品に興味がある人が望ましいです。バイマの出品作業は高い報酬ではないことが多いので、報酬目当ての人は割に合わず止めてしまう傾向にあるからです。
人との付き合いになるので、一緒に仕事をしてみなければわからないこともあります。最初からうまく行かなくても、臆せずに始めてみることが大切です。
外注に長く仕事を続けてもらうためには
外注にはできるだけ長く働いてもらうことを考えましょう。短期間で人が替わると、仕事内容を何度も説明する手間がかかり非効率です。
長く働いてもらうためには、継続することで報酬アップする施策を考えておきます。外注のモチベーション持続のために、仕事ぶりを評価していることを日頃から伝えましょう。その手段として、報酬を上げることが一番伝わりやすいのです。
また、仕事の量のバランスも大切です。最初に業務量をとすり合わせておかないと、早期に辞めてしまう原因になります。具体的に一日何時間業務が可能か、一週間なら何時間可能かといった条件を相手に確認しておきます。
「時間ならあります」と安易に仕事を引き受けてしまう人は、時間管理ができずに辞めてしまうことが多いです。
マニュアルは事前に作成し継続的に見直す
作業を外注化するには、マニュアルを準備する必要があります。
メールやチャットで説明も可能ですが、何か疑問が生じたときに作業代行者が見直せる資料は必要です。マニュアルがないと、作業上問題が起きたときに説明した、されていないでトラブルの原因にもなります。
マニュアルは最初から完璧でなくても大丈夫です。外注からの声をもとに継続的に更新し、徐々に充実させましょう。文章や図で上手く説明できない場合は、動画や音声で補足説明を加えてもよいです。
また、マニュアルはあまり詳しすぎても読み返すのが面倒になります。詳細なマニュアルがあり、別に要点をまとめたチェックシートが用意できると理想的です。
はじめて作成したマニュアルは、外注へ代行依頼する前の段階のものなので、意見をもらう機会がありません。家族や友人などの第三者に、マニュアルを見ながら実際の作業をしてもらうとフィードバックがもらえて安心です。
人が入れ替わった場合も、マニュアルがあれば引継ぎがスムーズです。多少マニュアル作成に時間がかかっても、トータルで時間の節約になるので必ず作成しておきましょう。
ゆくゆくは商品の発送も外注化
バイマの出品作業を外注化できれば、商品のリサーチなどにあてる時間が増えて売上アップが期待できます。
次のステップとして、商品発送作業の外注化を検討しましょう。販売数が増えると発送作業の負担が増えるからです。
商品を直接扱う作業なので、丁寧な検品と梱包作業を行ってもらうためには、可能であれば経験者が望ましいです。
またペットを飼っている人やタバコを吸う人は、商品に臭いが付いてしまう可能性があるので避けたほうが無難です。作業条件として商品や梱包材を一時的に保管してもらう必要があるので、作業スペース・保管スペースがどの程度必要かも募集要項に明記しましょう。
日本各地に商品を発送するので、できるだけ関東圏内に住んでいる人に作業代行を依頼した方が、配送料を節約でき理想的です。
梱包・発送の外注は、経験や住環境も含めて確認が必要です。メッセージだけではなくSkypeなどのチャットツールも活用して選考しましょう。
代行作業を依頼する際のコツ
作業の代行を依頼する際のコツを説明します。
作業ペースに合った分量を依頼する
バイマで商品を売るためには、他の出品者よりも安く、より多くの商品を出品する必要があります。商品をリサーチする際には、他の出品者が提示した価格を考慮し、最安値で出品できる商品を探すのがポイントです。
しかし出品作業に時間がかかりすぎると、さらに安値をつけて販売される可能性があります。売れそうな商品を見つけたら、できるだけ早く出品しましょう。
外注に依頼するなら、少なくとも3日から4日以内には出品作業を終えてもらう必要があります。
作業ペースは外注により異なります。まとめて依頼した方が効率がいい面もありますが、外注が3日~4日で作業を終えられる分量を意識し、小出しに依頼するようにしましょう。
画像加工イメージを的確に伝える
マニュアルの準備は必須とすでに説明しましたが、画像加工の作業はバイマに詳しくない外注もいるので、丁寧な説明がないとなかなかイメージが伝わらないのです。
バイマでは商品画像の良し悪しで売れ行きが左右されるので、商品の使用イメージが伝わる画像を掲載することが重要です。
掲載する商品に添える言葉や、最終的な商品説明ページの完成形イメージを的確に伝える必要があります。
何度かやり取りをしながら調整してもよいですが、お互いに手間がかかります。そこで、理想としている画像に近いものをマニュアルに掲載しましょう。
理想のイメージに合わせて加工してもらえば、修正が必要になっても微調整で済むことがほとんどです。
バイマの外注化は難しくない
バイマで作業代行を依頼し外注化する方法を解説しました。
外注化はコストが増えますが、バイマの売上を伸ばすために必須です。難しくないので、前向きに検討してください。