誰でも稼げる?中国から輸入して転売するメリット・デメリットと手順も紹介!

近年、誰でも稼げる副業として話題になっているのがネットを利用した物販です。中でも中国から輸入した製品を転売する方法が、費用対効果が高いとして注目を浴びています。

しかし中国からの輸入転売は中国のショッピングサイトを介するという点から、心理的ハードルが高いというイメージが強いです。そのため、始めるのをためらうという人も少なくありません。そこで今回は、中国輸入転売について掘り下げて解説します。メリット・デメリットや、簡単に始めるための手順もご紹介するので、ぜひ新しく副業を始める際の参考にしてください。

目次

海外から輸入して転売すれば稼げる?

インターネットのフリマサイトなどを利用した転売ビジネスは、安く仕入れた商品に利益分を上乗せして販売する手法が一般的です。この場合の仕入れ元でイメージされるのは、中古品を扱うリサイクルショップや実店舗を持つディスカウントストアなどが挙げられます。しかしこれらよりも更に安く仕入れられるのが、海外のショッピングサイトです。

商品のジャンルによって安く仕入れられる国は様々ですが、幅広い商品が安く購入できるとして利用されているのが中国のショッピングサイトになります。

輸入転売が違法になるケースがある?

転売と聞くと、違法ではないかという話題がよく挙がるかと思います。転売自体は違法ではありませんが、必要な手続きを取らないと違法性が問われる可能性があります。国内のお店で仕入れた商品を転売する際に注意すべきは古物商許可に関する点ですが、輸入転売で注意すべきは「関税」についてです。

輸入転売においては、商品を輸入する規模や目的によって、課せられる関税の税率が異なります。これを正しく納付しない場合、違法性が問われる可能性があるのです。詳しくは割愛しますが、輸入転売を行う際は関税について調べておく必要があります。

中国から輸入して転売するメリット

中国のショッピングサイトから輸入して転売するビジネスには、さまざまな特徴があります。その中からメリットにあたる部分をご紹介します。これらの事を頭に入れておくと、より有効に中国輸入転売を進められることでしょう。

初心者でも稼げる

国内仕入れの転売では、利益を出すための読みが非常に重要ですが、これは初心者が失敗しやすいポイントでもあります。安く仕入れられる売れ筋商品を見極めて、最適なタイミングと価格で出品するコツを覚えないと、コンスタントに稼ぐのは難しいです。

中国輸入転売の場合、仕入れ値自体が非常に安価であるため、利益が出しやすいです。売る商品の選び方や値段の決め方など、出品する際のコツを特に必要とせず稼ぐこともできます。

簡単に始められる

中国輸入転売を始める際に必要なものは、パソコンとインターネットに接続できる環境のみです。ショッピングサイトに接続できれば商品を仕入れられますし、輸入した商品を販売する事もできます。

始めるための知識も、インターネットを介して収集するだけです。参考書やテキストなどの書籍を購入する必要も、資格を取得するための勉強も必要ありません。思い立ったらすぐに始められる手軽さも特徴と言えるでしょう。

商品の仕入れ値が安い

先述の通り、中国の商品はとても安く仕入れられるのが特徴です。中国にある商品の工場数はとても多く、1カ所1カ所で大量生産を行っています。そのため生産コストが低くなり、商品ひとつひとつの単価にも反映されます。

商品を安く仕入れられるということは、それだけ売値も安く設定することが可能になり、購入される確率も高まります。

幅広いジャンルの商品がある

海外輸入転売をする際、商品のジャンルによって安く仕入れられる国とそうではない国があることが多いです。そのため幅広いジャンルで転売をしようとすると世界中のサイトを利用する必要があり、言語や通貨などの計算も大変になってしまいます。

中国輸入の場合、安く購入できないジャンルはほぼないと言っても過言ではありません。身の回りで使用している製品の多くが、中国を生産国としていることからも分かる通り、非常に数多くの商品が安く取り扱われています。意外なものまで安く作られていることもあるので、転売することができるというイメージが無かったものまで見つかるかもしれません。

安定して稼げる

中国輸入転売で扱う商品の多くは、日常生活でよく使われる日用品で占められています。これらの商品は常に一定の需要があるので、出品したら誰かしらが購入してくれるような物でもあります。大きな価格の変動が起きにくい商品なので、値崩れして損をするという確率も低いです。

突出した大きな稼ぎを出すのは難しいかもしれませんが、コツコツと売り続けて安定した稼ぎを出し続けるのには向いている転売ビジネスと言えます。

中国から輸入するデメリット

ここまでは中国輸入転売における、転売ビジネスにとってメリットとなる特徴を挙げました。ではデメリットとなり得る特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

初期費用が必要

中国輸入転売を始めるためには、まず商品を仕入れるための資金が必要です。安く仕入れられるのが特徴とは言え、仕入れ値を削りすぎると、思った以上に利益は出せません。

売値の設定やそれに対する利益など、輸入転売に不慣れな内は計算できないことが多いはずです。失敗する可能性も考慮すると、それに備えたお金も別途用意しておくと安心です。

以上のことから、ある程度まとまった初期費用を手元に置いておく必要があると思ってください。10万円程度を目安にしておくとよいでしょう。

商品の到着まで時間がかかる

中国に限らず、海外からの輸入転売は全般的に商品到着までの時間を要します。中国の場合、注文してから商品が届くまでおよそ1週間から2週間程度様子を見ておく必要があります。その間は、商材となるはずの製品が手元に無い状態です。実際に商品を売り出せるようになるまで生活するための資金も必要になってきます。

また、商品が売り切れた場合の再入荷も同程度の時間が必要です。商品の売れ行きが想定以上だと、早々と品切れを起こして良い流れを断ち切ってしまいます。だからといって先を見越した仕入れを行うのは、商品が売れなかったときに在庫を抱えるというリスクを伴います。そのため、初心者のうちは商品仕入れのタイミングを見極めるのが難しいと感じるでしょう。

慎重な検品が必要

中国の製品でよく心配されるのは、その品質です。また、注文していた物とは別の商品が届いてしまったというケースも想定されます。そのため、仕入れた商品の検品作業は慎重に行わないといけません。大量に仕入れている場合は時間や手間もかかりますし、神経も使います。

関税と配送料について気をつける必要がある

先述の通り、海外から転売目的で商品を輸入する場合は、関税を正しく納める必要があります。海外の通販サイトによっては、商品代金の中に関税も含まれているケースがあるのですが、全てがそうだとは限りません。

仕入れる方法次第では、関税をゼロにして行う事も可能です。今一度述べておきますが、関税についてはよく調べておくことをおすすめします。

また海外からの輸入については配送料もよく見ておきましょう。海外からの配送料は、燃料費や世界情勢の影響を受けやすいです。国内の配送料では想定できない理由で値上げという事も起こり得ます。事と次第によっては、商品代金に配送料の値上げ幅を上乗せしないといけなくなる事もあります。輸入転売を行う際は、海外からの配送料について常に頭に入れておいてください。

中国輸入転売を始める手順

この項目では、実際に中国輸入転売ビジネスを始めるにあたっての手順を簡単に説明します。

扱う商品のジャンルを絞る

輸入転売ビジネスで成功する秘訣は、扱うジャンルを絞ることです。1つのジャンルに特化して扱うと、価格や新商品のリサーチがとてもやりやすいです。初心者の内はこの2つに関する情報不足から失敗するケースも考えられるので、複数のジャンルを扱うことは推奨できません。

先述の通り、中国の場合は安く仕入れられる商品のジャンルを問いません。自分が好きなジャンルの商品から始めるといいでしょう。

出品するサイトを決める

国内で転売する際は、どこで販売するかどうかも重要です。Amazonのようなショッピングサイトに販売者として登録する方法や、メルカリに出品して売り出す方法などが挙げられます。

各サイトで商品を売る方法については割愛しますが、自分がやりやすい方法で行うことがベストです。

各サイトで扱う商品のリサーチをする

販売する商品のジャンルと出品する場所が決まったら、まずは商品に関するリサーチから始めましょう。

リサーチする内容は、出品するサイトにおけるその商品の価格や売れ筋です。価格の相場をあらかじめ把握しておくと、適切な価格での仕入れができるようになります。また売れ筋商品を把握しておくと、売れていない商品を仕入れる事も防げます。

リサーチの際は、売れている商品がいくらで出品されているのかを頭に入れるようにしましょう。また、1種類の商品だけでなく、売れ筋の上位5個か10個まで調査することも必要です。

商品を仕入れる

売れている商品とその価格が分かったら、実際に商品を仕入れましょう。その際は、仕入れの価格と売る際の価格を比較して、きちんと利益が出せるように計算する必要があります。詳しい仕入れ先については後述します。

商品を出品する

商品が手元に届いたら、商品を出品しましょう。やり方は出品するサイトでの方法に従って行うことになります。規約に従いつつ、売れやすくする工夫を交えてやってみましょう。

このとき設定する価格は、相場から大きく外さないことがポイントです。高すぎると売れにくいですし、安すぎると品質を疑われて結局売れません。

商品を発送する

商品が売れたら、購入者の元に発送しましょう。商品によって適切な梱包方法が存在しますが、丁寧に行うことを心がけておけば間違いはありません。購入者の立場になって、どんな梱包なら気持ちよく受け取れるかを考えると良いでしょう。

取り扱いをおすすめする商品ジャンル

ここまでの説明で、中国輸入転売を始める際どんなジャンルを扱うかを決めるようにと述べました。しかし、どんな商品を扱うか決まらないという方や、扱いたい商品で利益が出せるか不安だという方もいることでしょう。

そこで、この項目では初心者でも稼ぎやすいおすすめ商品のジャンルについてご紹介します。扱うべき商品が分からないという方は、ぜひ参考にしてください。

スマートフォンアクセサリー

高い人気を誇る商品としては、スマートフォンアクセサリーがその代表格と言えます。スマートフォンは1人1台かそれ以上持っている事が多いため、需要も安定しています。

数あるスマートフォンアクセサリーの中でも特に売れやすいのが、カバーフィルムです。買い換える頻度もさることながら、スマートフォンを持っている人が装着する確率も高いので、常に売れ続けることが予想できます。国内での転売を想定した場合、iPhoneに対応したグッズがおすすめです。

アパレル商品

中国からの仕入れで転売するならば、洋服などのアパレル商品もおすすめします。こちらも安定した売れ行きを保ち続ける商品で、安く購入したいという需要も高いです。季節の変わり目を狙って出品すれば一気に売れることも期待できます。

大工道具

性別や年代問わず売れる商品としては、意外かもしれませんが大工道具も挙げられます。仕事道具として使用する職人だけでなく、DIYを趣味としている人からもよく購入される傾向にあります。

仕事道具は需要が途絶えない類いの商品ですから、安定した売り上げを求めるにはおすすめできます。

スポーツ用品

スポーツ用品も、性別年代問わずよく売れる商品です。本格的に利用する競技用の商品から、アウトドアの遊びに使うような製品まで、売れる商品の幅は広い傾向にあります。近年では健康のためや新しい趣味としてランニングを始める人が多く、それに関連したグッズの人気も高いです。

生活雑貨

インターネットでよく売れている商品のジャンルとして、生活雑貨も挙げられます。定番となっているような商品はもちろん、新商品が続々と登場しているのも特徴のジャンルです。特にテレビなどで紹介されたようなグッズは、放送直後から飛ぶように売れます。

生活雑貨は小さい商品が多く、仕入れや出品の際に輸送費を安くすることが可能で、その分利益も出しやすいという特徴があるのでおすすめです。

仕入れにおすすめの中国ショッピングサイト

この項目では、中国輸入転売の商品仕入れをする際のおすすめショッピングサイトをご紹介します。

アリババ(1688.com)

中国輸入で最も有名なサイトがアリババです。アリババは中国の企業間取引に使われる通販サイトで、個人輸入して転売する際は「1688.com」と検索して表示されるページを利用することになります。

企業間取引のサイトであるため、工場や卸売業者が直接商品を出品しているという特徴があります。言わばWeb上の市場とも言い換えられるかもしれません。このことが、商品を安く大量に仕入れられる事に繋がっています。その一方で、少量の仕入れは難しい場合もあるようです。

参考:アリババ

淘宝網(タオバオ)

淘宝網(タオバオ)もよく利用されている中国のショッピングサイトです。こちらは個人間取引を中心としているサイトで、出品されている商品の数が非常に多いと言われています。

個人間取引ということもあり、アリババと違って少量の仕入れにも対応可能です。

参考:淘宝網

天猫(テンマオ)

最後に紹介するのが天猫(テンマオ)です。こちらの特徴は出店に際する審査がとても厳しく、故に扱われている商品の品質も高くなることです。そのため商品の価格もアリババやタオバオに比べるとやや高額ですが、粗悪商品を掴まされるリスクは薄くなります。

参考:天猫

輸入転売は中国からの仕入れで始めてみよう

中国輸入転売は誰でも手軽に始められる副業です。一気にたくさん稼ぐにはそれなりの経験とノウハウが必要ですが、慣れさえすれば安定した収入源とすることもできるでしょう。

中国からの輸入ができるかどうか不安な場合は、輸入代行業者に依頼するという手段も取れます。自分にもできるかもと思ったら、まずは、「どんな商品を売りたいか」について考えることから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を監修した人

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