メルカリでの転売は規約違反?通報された場合の対処法も解説

「メルカリで転売して通報されたらペナルティはあるのか」「通報されたらどのように対処すればよいのか」といった疑問をお持ちではありませんか。当記事では、転売自体が禁止行為なのか、通報された場合はどのように対処すればよいかについて解説していきます。

例えば通報された場合、まずは事務局に報告する必要があります。そのまま放置してしまうとアカウント自体停止になり、2度とメルカリを利用ができなくなる可能性があるのです。

対策として、まずは通報されないように禁止行為を理解しておくことが重要となります。当記事を最後までお読みいただくと、メルカリの禁止行為について理解を深めることができ、通報されずスムーズに取引ができるようになります。

目次

メルカリで購入して転売することは規約違反?

メルカリで購入したものを販売することは、規約違反ではありません。ただし販売するときに注意しないと、購入者からのクレームやペナルティの対象になります。

メルカリで購入して転売することは規約違反ではない

メルカリで買ったものを売ることは、規約違反ではありません。購入したものを販売することは、ビジネスにおいて通常の取引です。たまたまそれがメルカリ内であったにすぎません。

ただし、営利目的で仕入れた場合には注意が必要です。例えば、仕入れた商品に利益を大きくのせて販売する行為は、注視されます。

購入金額に近い価格で販売することであれば、規約違反にはなりません。ただしこうしたケースでもクレームをつけたり、事務局に通報するユーザーは存在するため注意が必要です。

利益を大きく乗せて転売する場合はペナルティになる可能性がある

先述しましたが、高額で販売する場合は、ペナルティの対象になる可能性があるため注意しましょう。

購入時に近い金額や、少し上乗せで販売するならば間違えて購入してしまったという理由が想定できます。一方で明らかな金額の上乗せは営利目的と判断され、ペナルティにつながる可能性がありますので、高額販売は控えましょう。

メルカリの転売で通報される代表的な4つの禁止行為

メルカリにおける転売で禁止されている行為は以下の4つです。通報されて厳罰な処分になると、アカウント停止になり2度とメルカリで取引できなくなりますので、十分に注意しましょう。

  • 手元に在庫がない状態で販売する
  • 決済のみの取引行為をする
  • 商品を交換のみする行為
  • 商品の受取評価を先に促す行為

手元に在庫がない状態で販売する

メルカリにおいて、無在庫販売は禁止されています。無在庫販売とは、商品の在庫がないにも関わらず、出品する行為を指します。メルカリではこうした無在庫販売は、トラブルの元になるため禁止しています。

決済のみの取引行為をする

商品をあたかも商品を販売したかのように見せ、実際は金銭の決済のみ行うといった架空の取引は禁止行為です。

こうしたお金のやり取りは、マネーロンダリングとみなされ、犯罪になる可能性があります。マネーロンダリングとは、資金洗浄のことです。例えば、犯罪で得たお金の出元を見えづらくするために、決済を繰り返してお金の流れを複雑にします。結果的にどこから得たお金かわからなくなり、犯罪の足跡を消す手段として使われます。

金銭のみの取引でメルカリを利用するのは、絶対にやめましょう。

商品を交換する行為

メルカリでは、商品を交換する行為は禁止です。他にも、以下の行為は禁止されていますので、しっかりと確認しておきましょう。

  • お互いに値下げし合って取引する
  • お互い出品している商品の差額のみ支払う

現実における友達同士のやり取りのみであれば、特に規制がある内容ではないですが、メルカリ上では禁止行為に当たります。お互いに出品した金額で購入するように、注意して取引しましょう。

商品の受取評価を先に促す行為

商品受け取りの前に、受け取り評価を促す行為は禁止です。

受け取り評価を先にさせることで支払いを確定させ、実際には商品が発送されていないトラブルにつながることがあります。こうしたことが起こらないように、メルカリでは受取評価を先に促す行為を禁止しているのです。

メルカリで通報されたら利用制限につながる可能性がある

メルカリで通報された場合、以下のような制限が課せられる可能性があります。

  • 出品した商品が一時停止
  • コメント送信制限がかかる
  • アカウントが停止
  • 事務局より警告

通報された商品の出品が一時停止

通報された商品は、出品が一時的に停止されます。ただし、いきなり削除されることはありません。本来通報されるわけでもない商品に、わざと通報する嫌がらせもあるため、事務局もいきなり削除にはしません。

身に覚えがない報告だった場合は、事情を説明して解除してもらいましょう。

コメント送信制限がかかる

規約違反したコメントは削除され、違反の内容次第ではコメントの送信制限がかかります。

アカウント利用の制限がかかり、厳罰な場合はアカウント停止も

規約違反が見つかった場合は、アカウントの利用に制限がかかります

プロフィール内容の変更を依頼されたり、本人確認をされる場合もあります。最悪の場合には、アカウント削除につながり二度とメルカリが利用できなくなる可能性もあることも頭に入れておきましょう。

警告みで済むケースもある

中には、処罰を受けずに警告のみで済む場合もあります。通報されたら、速やかに対応することでペナルティを受けることなく、解消される可能性があります。ただしそのまま放置してしまうと、ペナルティの対象になりますので注意しましょう。

通報された際の対処法

通報されたときは、まず事務局に相談しましょう。取引内容に違反行為があって通報されることもありますが、いたずらや嫌がらせを目的にした通報もあります。メルカリは誰でも通報ができる仕組みのため、いたずら目的の通報を100%防ぐことはできません。

通報内容を確認して、自身の取引に問題があれば要因と対策を報告し、そうでなければ身に覚えがないことを伝えましょう。内容を見ないで通報が重なるとアカウントの信頼性が失われ、アカウントの利用制限、停止につながってしまうため、必ず確認して報告するようにしましょう。

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違反報告の方法と違反項目について

この項目では、メルカリで違反報告するための手順と、禁止されている行為についてご紹介いたします。また、違反報告すると相手にそのことが知られてしまうかどうかにつきましても解説します。

メルカリの違反報告の手順

メルカリの違反報告の手順は以下の通りです。報告は手軽にできますので、違反が発覚した際は放置せず報告していきましょう。

1.商品ページの画面右下にある縦の「…」をタップ

2.「この商品を事務局に報告」をタップ

3.報告理由を選択し、「事務局に報告する」をタップ

主な禁止行為一覧

主な禁止行為は以下の通りです。自分が報告しようとしている商品が禁止行為に該当しているかどうか、事前に確認しておきましょう。

取引

  • メルカリで用意された以外の決済方法を促す
  • 商品の詳細不明の取引
  • メルカリが用意した取引に沿わない行為
  • マネーロンダリング
  • 出品者自身や親族、その他関係者などが購入する
  • 交換・半交換

配送

  • 送料込の商品を着払いで発送する
  • 商品の宛先を郵便局留めにする
  • 商品の手渡しを強要
  • 支払いを行う前に出品者へ発送を促す
  • 海外から商品を配送、海外へ配送する
  • 届いた荷物を受け取ることのできない施設を配送先に設定する

出品

  • 製造や販売にあたり、法令上許可届出・免許等が必要な商品について、許可・届出・免許等のない商品の販売
  • 商品の状態がわかる画像を掲載しない
  • 手元にない商品の出品やECサイトから直送する
  • 販売を目的としない出品行為
  • 第三者が商品を代理で出品する
  • オークション形式の出品
  • 購入ボタンを押すだけでは商品が確定しない選択形式の出品
  • 商品に問題があっても返品に応じないという記載をする
  • 虚偽の設定、または誤情報を記載する
  • 他会員が撮影した画像、文章などを無断で使用する

その他

  • 外部サービスなどに誘導する
  • 迷惑行為
  • 勧誘活動を行う
  • 低俗、わいせつな投稿を行う
  • 虚偽の情報を投稿する
  • 個人情報を含む出品・投稿、個人情報の不正利用
  • メルカリアカウントの不正利用
  • 違法行為およびそのほう助にあたる行為
  • 差別を意識させたり、それらにつながる行為 ・公序良俗に反する行為
  • 選挙運動に関するあらゆる行為
  • その他、不適切と判断される行為
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違反報告は相手にバレることはある?

結論から言うと、メルカリで違反を通報しても、相手に誰が報告したか知られる心配はありません

まず、違反報告する場合はメルカリ事務局に報告します。そのときに事務局から違反者に通達がいきますが、その時に通報者の情報を公開したり、違反報告があった経緯を伝えることもないため、違反者からは誰が報告したのか知る術はないのです。ですので、違反行為だと判断した場合は、通報することも視野に入れましょう。

規約違反を繰り返した場合のペナルティは内容によって異なる

規約違反による事務局からのペナルティは、内容によっていくつかの段階に分かれます。注意レベルの警告から始まり、短期間の利用停止、厳しい場合だとアカウントが停止される恐れがあります。

警告と短期間の利用停止

警告は注意レベルで、特にアカウント利用を制限されることはありません。

次に、短期間の利用停止については、停止期間が3時間、12時間、1日、2日、3日、1週間と分かれています。一時的な利用停止では以下の内容の利用制限がかかります。

  • いいねができない
  • 出品、購入ができない
  • 出品している商品が購入されない

アカウントの停止

最も厳しいケースはアカウント停止です。これはアカウント自体が停止になり、一切の取引ができなくる状態を指します。メルカリは最近転売行為を厳しく禁止しているため、注意が必要です。

アカウント停止後の対処については、事務局に謝罪をすることでアカウントが復活するケースもあります。事務局より連絡がきた場合は、迅速に内容を確認して謝罪の対応をしましょう。

自身の取引に非がある時は、商品IDを記載して原因と今後の対策を連絡してください。内容次第ではアカウントの復活もありえます。放置することは、事務局からの印象が悪くなりますので、必ず連絡するようにしましょう。

取引の前には禁止事項を理解しておく

禁止行為を行ってしまうと、ペナルティが課されるため、取引をする前に禁止事項については理解しておく必要があります。ます。

例えば、メルカリでは1人につき1つのアカウントという条件があるため、複数のアカウント作成も禁止されています。複数のアカウントを作成したことが発覚すると、二度とメルカリで取引ができない状況になってしまいます。このようにならないためにも、禁止事項については事前に理解しておくことが重要です。

ペナルティを受けたら事務局に相談してみる

ペナルティを受けた場合は、一度事務局に相談してみるとよいでしょう。

報告したからといってペナルティが解消されることはありませんが、内容次第では、ペナルティの軽減につながる可能性があります。

報告が来た内容を見て、身に覚えがない内容だったり、事務局側に誤解があった場合には事情を説明するとよいでしょう。いずれにせよ一度事務局に報告してみることを推奨します。

まとめ

メルカリでの転売自体は、違反行為ではありません。ただし、仕入れたものに大きく利益を載せる行為は、営利目的とみなされ違反行為につながる可能性があり、ペナルティの対象となることがあります。

ペナルティの内容次第では、厳しい処分の場合はアカウントが停止になり二度とメルカリが利用できなくなります。禁止行為をしないように、事前に禁止行為についての理解を深めて取引するように心がけましょう。

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