電脳せどりってどんなビジネス？やり方と成功する秘訣を伝授！

せどりの中でも手軽に行える「電脳せどり」は、副業にぴったりのビジネスとして注目が高まっています。

しかし、電脳せどりを始めてみてもなかなかうまく稼げない方や、そもそも電脳せどりがわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、電脳せどりのやり方と成功する秘訣を詳しくご紹介します。

電脳せどりってどんなビジネス？

最初に、電脳せどりをご存じない方のために、電動せどりとはどのようなビジネスなのかをわかりやすく解説します。

電脳せどりとは？

電脳せどりとは、主要な業務をインターネット上で完結させるせどりのことです。

仕入れから販売までの作業をすべてパソコンやスマホで行えることから手軽に始めやすく、せどり初心者の方や主婦、サラリーマンの方でも実践しやすいのが特徴です。

電脳せどりのやり方とは？

電脳せどりのやり方は、「インターネット上の商品を安い値段で仕入れ、仕入れ値よりも高く販売する」という非常に簡単なものです。

また、仕入れ値と販売価格の差があるほど利益を出しやすいため、人気商品の中古品などが狙い目です。

電脳せどりのメリット・デメリット

次に、電脳せどりのメリットとデメリットを解説します。

メリットだけに目を奪われていると思わぬところで足をすくわれてしまいますので、デメリットもしっかりと頭に入れておきましょう。

電脳せどりのメリット1「資金が少なくても始めやすい」

最初にご紹介する電脳せどりのメリットは、資金が少なくても始めやすいことです。

たとえば、Amazonを利用して始める場合だと、月間の固定支出（2022年1月現在）は以下の通りです。

• 小口出品登録：商品1品につき100円
• 大口出品登録：月々4,900円
• 8～15％程度の販売手数料（商品が売れたときのみ）

ご覧の通り、手元にまとまった資金がなくてもスタートしやすくなっています。

また、メルカリの場合は、以下のようになっており、ランニングコストがほとんどかかりません。

• アプリのインストールは無料
• 出品料無料
• 10％の販売手数料（取引完了時のみ）のみ負担

このように電脳せどりは、資金に余裕のない方でも思い立ったらすぐ始められるのが魅力です。

電脳せどりのメリット2「すき間時間に作業ができる」

電脳せどりの第二のメリットは、すき間時間に作業ができることです。

ほとんどの工程をインターネット上で行えるため、通勤時間や休憩時間などのちょっとした時間でも業務が行えるのです。

そのため、本業に忙しい方でも副業として手軽に取り組むことが可能となっています。

電脳せどりのデメリット1「経営が安定しにくい」

一方で、電脳せどりにはメリットばかりではなくデメリットもあります。

電脳せどりはネット上で商品を手軽に仕入れられるため、ろくにリサーチもせず商品を仕入れる方も少なくありません。その結果、商品が売れず不良在庫が山積みになり、経営が行き詰まることも多いものです。

電脳せどりにとって、リサーチは命と言っても過言ではありません。商品の内容をはじめ、新品・中古品の価格変動やランキングの推移、ライバルの動向などに関する様々なリサーチをしっかり行わなければ、たちまち経営が悪化してしまうことは覚えておきましょう。

電脳せどりのデメリット2「検品に手間がかかる」

中古品を高く売って利益をあげることが多い電脳せどりでは、仕入れた商品に傷、破損、汚れ、不具合などの不備がないかを調べる「検品作業」に手間がかかりがちです。

また、検品結果を正確に商品説明に記載しておかなければ、クレームなどのトラブルや、返品・返金などにつながるおそれもあります。

これらの事態を回避するためにも、しっかり検品作業を行うようにしましょう。

電脳せどりでよくある失敗例

手軽に始めやすい電脳せどりですが、安易な気持ちで始めてしまい、失敗してしまう方も少なくありません。

そこで、この項目では電脳せどりでよくある失敗例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

安定して売り上げを確保できなかった

電脳せどりは誰でも始めやすいのがメリットですが、その反面で競合者も当然多くなります。

そのため、常にリサーチを行って利益率の高い商品を探し、ライバルたちとの差別化を図らねばなりません。

しかし、たとえ高い利益が出る商品を見つけても、自分の主要商品として継続して売り上げるには時間がかかります。

その結果、安定した売り上げを確保する前に経営が悪化してしまうことも多いのです。

フリマアプリで質の悪い商品を仕入れてしまった

相場よりも安く商品を手に入れやすいフリマアプリ。

しかし、新品や未使用の商品でも、実際は傷や汚れがあったり、使用済みだったりすることがあります。

このような質の悪い商品をつかまされて、新品として販売できずに損をすることもよくあるのです。

商品を手に取って確認できない電脳せどりだからこそ、仕入れ先は慎重に選ぶようにしましょう。

細かい作業が多すぎて挫折してしまった

電脳せどりは、仕入れから販売までをインターネット上で完結できるところが魅力です。しかし、各作業はこまごまとしており、意外に手間がかかります。

たとえば、以下に列挙したような煩雑かつ単調な作業に耐えられずやめてしまったという方も少なくありません。

• 商品のリサーチ
• 商品の出品
• 商品の受注
• 商品の梱包・発送
• 在庫管理
• 商品説明文の作成
• 商品の画像撮影
• 顧客へのメール

しかし、この手の作業はネットを利用した商売では欠かせないものです。また、電脳せどりで成功している方は、これらの作業をコツコツと続けてこられた方ばかりです。そのため、まずは慣れるまで地道に続けていくことが大切です。

在庫スペースがなくなった

繰り返しになりますが、電脳せどりではインターネット上で仕入れを行うことになります。そうなると、その手軽さも手伝ってどんどん商品を仕入れがちです。

しかし、仕入れた商品は販売されるまで保管し続けなければなりません。利益を上げたいからといって仕入れる商品の数を増やしていけば、あっという間に在庫スペースがなくなってしまうでしょう。

その結果、「自宅を作業場にしていたので、生活空間のほとんどを占拠されてしまった」「新たに在庫スペースを増やすためのコストが余計にかかってしまった」といった残念な結果になりかねません。

そのため、商品はやみくもに仕入れるのではなく、在庫スペースに見合った量を仕入れるように心がけましょう。

電脳せどりにおける出品のコツとは？

この項目では、電脳せどりで利益を上げるための出品のコツをご紹介します。

中古品の状態をしっかり把握する

中古品は、同じ商品でもその状態次第で価格が大きく違ってきます。

当然ながら、コンディションが「可」の商品よりも、「非常に良い」商品を出品する方がより高値で売れやすくなりますし、箱などの付属品があるほうが高値がつきやすくなります。

そのため、中古品を仕入れる場合は、商品の状態をしっかりチェックし、より条件の良い状態で出品するようにしましょう。

手数料を含めた利益計算をする

電脳せどりでは、一般的に商品が売れると出品している通販サイトに対し販売手数料を支払うことになります。

そのため、手数料も含めた上で利益計算を行っておかなければ、手元に利益が残らず経営自体が苦しくなってしまいます。

そうならないためにも、手数料を含めた利益計算を自動で行ってくれるツールなどを積極的に活用していきましょう。

「安くて売れる商品」を出品する

電脳せどりは、安く仕入れて高く販売し、その差額で利益をあげるビジネスです。

したがって、できるだけ安く仕入れることがポイントですが、安いからといって売れない商品を仕入れても意味がありません。

出品サイトの売れ筋ランキングを確認したり、リサーチツールで人気商品を発掘したりして、安定して利益をあげられる商品を出品するよう努力しましょう。

売れやすい商品ジャンルとは？

電脳せどりで売れやすい商品ジャンルは以下の通りです。

• 家電
• ゲーム
• おもちゃ
• 本
• CD・DVD・ブルーレイ
• スマホ・スマホ関連商品
• 化粧品

出品経験を積む中で、売れやすい商品の中から徐々に自分の得意分野となるジャンルを発掘していくと良いでしょう。

電脳せどりを行う上での注意点

この項目では、電脳せどりで注意すべき点について解説します。

仕入れ先からの商品配達日数を考慮する

電脳せどりでは、商品を受注した時点ではまだ仕入れ先から商品が届いていないというケースも発生します。

これは在庫がない状態で販売する「無在庫販売」形態で出品した場合に頻繁に見られる事態です。受注時点で商品が確保できていないと顧客への発送が遅れるなどのトラブルにつながるおそれがあります。

このような事態を避けるためにも、仕入れ先からの商品配達の日数はしっかり把握するように心がけましょう。

販売禁止商品を販売してしまわないよう注意する

販売禁止商品にも注意しましょう。なお、一般的な販売サイトで販売できない主な商品は以下の通りです。

• 貨幣、紙幣
• 生鮮食品
• 不動産
• 動物
• チケット（定価以上で販売するもの）
• デジタルコンテンツのコピー
• 法律によって所持が禁止されているもの（銃や合法麻薬など）

出品時には、販売サイトのポリシーをしっかりと確認するようにしましょう。

電脳せどりを始めるタイミングとは？

電脳せどりはいつ始めるのが良いのでしょうか。

この項目では、電脳せどりを始めるのにベストなタイミングについてご紹介します。

イベント時期が狙い目

電脳せどりを始めるなら、以下のようなイベント時期がおすすめです。 日頃より商品が売れやすく、初心者の方でもスタートダッシュが切りやすくなります。

• お正月
• バレンタインデー・ホワイトデー
• 母の日・父の日・こどもの日
• 夏休み
• お中元
• ハロウィン
• お歳暮
• クリスマス

本業と副業、どっちがおすすめ？

電脳せどりは、副業から始めるのがおすすめです。

電脳せどりは始めやすい反面、経営が安定しにくいため、初心者の方がいきなり本業とするのはリスクが大きすぎます。

そのため、まずは副業から初めて経験を積み、安定した利益を出せるようになってから本業へ切り替えていくのがおすすめです。

なお、月収30万円以上を安定して継続できるようになれば、本業へのシフトを検討しても良いでしょう。

電脳せどりで成功する秘訣を伝授

この項目では、電脳せどりで成功する秘訣を3つご紹介します。

最初は商品のジャンルを絞る

経験のない初心者の方が様々な商品ジャンルを扱うと、商品の選択やリサーチに時間がかかり、効率的な仕入れが難しくなります。

そのため、最初のうちは商品のジャンルを絞って仕入れを行うことをおすすめします。

中でも自分の好きなジャンルは、一定の知識があるため売れ筋商品を発掘しやすく、リサーチにかける手間や時間を省略できるほか、売り上げにもつながりやすくなります。

代行サービスを利用する

電脳せどりは細かい作業が多いことはすでに説明しました。これらの作業を簡素化するためにも、便利な代行サービスを積極的に利用しましょう。

たとえば、Amazonの「FBAサービス」であれば、 Amazonの倉庫に商品を送るだけで、受注・梱包・発送などの注文後の一連の作業をAmazonのスタッフが代行してくれます。

代行サービスを利用すれば、作業にかかる手間を大幅にカットできるだけでなく、「地味で単調な作業に苦痛を感じて挫折してしまった……」といった事態も防げるでしょう。

ライバルの動向をリサーチする

ライバルの売れ筋商品をリサーチして出品すれば、手間なく利益を出せます。

たとえばAmazonであれば、ライバルの評価数から売れ筋商品を判断できます。

なお、リサーチする場合は評価数50～200程度の出品者がおすすめです。

というのも、評価が50以下の出品者は初心者の場合が多く、200以上であれば規模の大きい業者の可能性が高いため、ライバルとして参考にしづらいからです。

その点、評価数50～200程度の出品者であれば一定の経験を積んだ個人セラーである場合が多く、参考にしやすくなっています。この中から売れ筋商品をリサーチすれば効率的に利益率の高い商品を仕入れることができるでしょう。

電動せどりはコツさえつかめば初心者でも利益を上げられる

今回は、電脳せどりのやり方と成功する秘訣について解説しました。

電脳せどりは店舗せどりに比べて手軽にスタートしやすく、新しい副業の形として注目されています。

また、コツさえつかめば、初心者の方でも利益を上げることは夢ではありません。

今回ご紹介した情報が、電動せどりを始めてみたいという方のお役に立てれば幸いです。