eBayでのUPCコードの重要性と調べ方を徹底解説!

eBayで出品する際には、ルールに則って商品を登録する必要があります。

そのeBayの登録項目の中に、UPCコードMPNコードがあるのをご存知でしょうか。

せどりを専門的に行っている方ならいざしらず、初心者からすると何のことだか見当すらつかないかもしれません。しかし、この2つのコードを登録するのには大事なワケがあります。

そこで今回は、UPCコードとMPNコードの意味や両コードの調べ方についてお伝えします。

eBayせどりには欠かせない知識なので、ぜひチェックしてください。

目次

そもそもECサイトで売れやすい商品とは?

eBayでよく売れる人気商品には、ある共通点があります。それは、eBayのバイヤー(購入者)が何げなく商品を検索している時に、ポンと目の前に表示される商品です。

つまり、このような商品は、わざわざスクロールしたりページを変えたりしなくても、検索と同時に上位の目立つところに現れるので、クリックされる確率が上がるのです。

もちろん商品自体に魅力がなければ買ってはもらえませんが、同じランクの商品であれば、先に目につく方が圧倒的によく売れます。

そこで、バイヤーの目につく場所に自分の商品を表示させるにはどうすれば良いのか、その方法について最初に説明しておきましょう。

Googleで検索上位をゲットする!

世界中にいるおびただしい数のバイヤーにとって、eBayにアクセスするのはGoogleの検索エンジンからというのが一般的です。

そしてGoogleは、何かのキーワードで検索された際に、ただ闇雲に関連サイトやブログ等を表示しているわけではありません。すべてGoogleが独自に構築したアルゴリズムに従って、評価の高い順から上位表示されるようになっているのです。

ただ、そのアルゴリズムの全貌を部外者が知るすべはありません。しかし、そのアルゴリズムを構築するにあたって骨子となる考え方くらいはわかります。

それは、「ユーザーにとって有益なページを優先する」です。

Googleがユーザーにとって有益と判断したページは上位表示され、そうでないものは下位に回されるか、最悪の場合、表示すらされず削除という憂き目に遭うこともあります。

つまり、皆さんがeBayに出品する場合も、ユーザーにとって少しでも有益になる形で登録すれば、それだけ検索上位に表示される可能性が高まるということです。eBayで出品するなら、このことはよく理解しておきましょう。

eBayがコード登録を義務化する理由とメリット

ここからはUPCコードとMPNコードの話に入ります。

eBayは、出品登録の際に、この2つのコードを登録することを出品者に義務づけています。その理由は、先ほど出てきたGoogleのアルゴリズムと関係があります。

検索上位を狙える

UPCコードとMPNコードとは何か。簡単にいうとすべての商品に付けられた特有の英数字列(一部は記号)もしくは数字列です。

実は、この2つのコードはGoogleのアルゴリズムにおいてかなりの高評価を得られるようになっています。そのレベルは、商品の名前以上です。

2つのコードを指定すれば世界中のどの国のどのメーカーが作ったどの商品かが100%特定できます。

商品名だけでは似たものが世界中にたくさんあるので、100%特定できるとは限りません。よって、誤りなく目当ての商品が特定できるコードの存在はバイヤーにとってとても重要度が高いのです。

そして、「iPhone」と入力するよりは、UPCコードやMPNコードを入力する方が、Googleのアルゴリズムが強く反応する仕組みになっています。

UPSコードとMPNコードを正確に入力することで、検索上位が狙えるうえ、eBayのサイト自体もGoogleからの評価が全体的に高まる結果となります。

すると一般のユーザーが何かのアイテムが欲しくてGoogle検索すると、eBayに出品されている商品が上位表示され、eBayの認知度は上昇、売り上げもアップすることになるのです。

もちろん2つのコードを登録するとeBay内でも上位表示されるようになっています。

出品作業も楽になる

eBayで出品する際は、すべての商品を一つずつ登録しなければなりません。

しかし、eBayの商品カタログにある商品に関しては、UPCコードさえ打ち込めば、お目当ての商品をクリックするだけで、その商品に関する詳しい説明や画像までそのまま使うことが許されます。

これができれば、圧倒的に登録作業が楽になります。

せどりは時間との勝負。悠長に登録していると、どんどん競合に先を越されかねません。

UPCコードを手軽に使えるようにしておくことは、せどりで有利な立場に立つために絶対に必要なので、ぜひ覚えておきましょう。

商品レビューも利用可能

UPCコードを使うと、商品カタログに掲載されている商品についてはレビューも利用できるようになります。

とくに買ったことも使ったこともない商品の場合、バイヤーはレビューの内容を大変重要視します。

そこに説得力のある感想がつづられていれば、そのレビューが購入の後押しになってくれることでしょう。

コードの種類

ここからは、UPCコードとMPNコードについて詳しく解説します。

以上2つのコードはいずれも商品識別コードと呼ばれるものですが、商品識別コードとしては、他にもEANコード、JANコード、ASINコードなどもあります。

せどりをする上では、これらのコードについて正確な知識を持っていることがとても大切です。

UPCコードとは?

UPCコードは、アメリカとカナダで使用されている商品識別コードで、見た目は白黒の縦線で構成されており、国内でもよく見かけるバーコードと同じデザインになっています。

「UPC-A」と「UPC-E」があり、前者が12桁、後者が8桁からなります。eBayで扱う商品の多くは、12桁の方でしょう。

UPC-Aの最初の1桁は、その商品の種別を意味します。たとえば、「0、6、7」のいずれかであれば、食品雑貨などのソースマーキング商品、「2」なら重量が定まらない不定貫商品という具合です。

次の5桁は、メーカーコード(どこの企業が製造したか)、つぎの5桁はアイテムコード、最後の1桁は誤りをチェックするためのチェックデジットです。

つまりUPCコードを読み取れば、どこで作られたどんな商品なのかが明らかになるということです。

MPNコードとは?

MPNコードは、UPCとは違い、製造メーカーが発行・管理する製品番号のことで、英数字や記号を組み合わせたものになっています。

全世界で使われていますが、文字列に統一したルールはなく、メーカー独自のものです。

MPNコードを調べれば、どのメーカーのどの商品かが明確に特定できます。

EANコード・JANコードとは?

EANコードは、欧州統一商品番号のことで、ヨーロッパ版のUPCコードと考えればわかりやすいでしょう。

一方、JANコードは、日本版のUPCコードであり、いわゆるバーコードと呼ばれているものです。

実は、JANコードは、アメリカやカナダで使われ始めたUPCコードをもとに作られたコードで、国の識別番号がないUPCコードに1桁加えて国を識別できるように13桁となりました。

他にも、世界共通の商品識別コードとして「GTIN」があり、これは、UPC・EAN・JANをすべてひっくるめた総称になります。

ASINコードとは

ASINコードは、UPCとは違い、Amazonが独自に定めている商品コードです。

10桁の英数字からなっており、このASINコードがわかれば、Amazonで取り扱われている商品を明確に特定できます。

実はISBNコードもある

上記のコード以外に、ISBNコードというものもあります。

このコードは、私たちの身近にあり、知らず知らずのうちに誰もが目にしている存在ですが、その意味はあまり知られていません。

ISBNコードって?

ISBNコードは、国際標準図書番号のことで、世界中のすべての書籍に対して個別に付与される13桁のコードです。

もし手元に本があれば、裏表紙を見てみてください。日ごろはあまり気にしないかもしれませんが、よく見るとバーコードが2つ掲載されていることに気づくでしょう。この2つを書籍JANコードといいます。

このうち「978」ではじまる数字の列が「ISBN」の後に続いて記載されているはずです。これが、ISBNコードです。

このISBNコードがわかれば、どこの国のどの出版社が出版した何という本かが判明します。

ちなみに、ISBNコードは、出版社が売りだした物ならCDにも付与されます。雑誌や新聞は対象外です。

ISBNコードの各数字の意味

ISBNコードの13桁の数字について、もう少し詳しく説明しましょう。

日本の書籍の場合、最初の3桁は「978」で統一されています。外国の書籍には「986」もあります。

次の1桁は国番号で、日本は「4」です。続く6桁は、出版社、その次の2桁は本の名前、最後はチェックデジットです。

ISBNコードは、ECサイトはもちろん、図書館でも書籍を見つけるのに使えるので便利です。

UPC・MPN・JANの調べ方

ここからは、eBayの商品登録時に必要になるUPCコードとMPNコードの調べ方についてお伝えしましょう。

JANコード=UPCコード

繰り返しになりますが、JANコードはUPCコードの日本版ですから、JANコードがわかれば、それをそのままeBayでの商品登録に使ってもOKです。

つまり、わざわざ日本でなじみのないUPCコードを調べなくとも、調べやすいJANコードを見つければ十分というわけです。

JANコードの調べ方

JANコードは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って「(商品名) JAN」と入力すれば、すぐに調べられます。

ASINを使ったJANの調べ方

AmazonのASINコードを使ってJANコードを調べるには、「あまJAN」というツールを使うのが一番です。このツールを使えば、ASINコードから簡単にJANコードに変換してくれます。

ちなみにASINコードは、パソコンやスマホのいずれの場合も、Amazonの商品画面を下方向にスクロールし、「商品の情報」の「登録情報」内に記載されています。

参考:あまJAN

MPNコードの調べ方

MPNコードは、アメリカ版Amazonで商品を検索し、商品画面を下方向にスクロールすると、「Product information」の「Item details」内にある「Model Number」というところに記載されています。

参考:アメリカ版Amazon

MPNは日本のAmazonサイトで調べられる?

MPNコードは日本版Amazonでも見つけられるようになっています

商品画面を下方向にスクロールし、「商品の情報」の「詳細情報」内にある「製品型番」や「商品モデル番号」がMPNコードです。

かつては登録しなくても良かった

実は、かつてはUPCコードもMPNコードも「Does not apply」という形で登録しなくても許された時代もありました。

しかし、現在はそういうわけにはいきません。登録しなければ出品そのものを停止されてしまう可能性が大きいので、素直に従うようにしましょう。

UPCの意外な効力

UPCコードの登録は、Googleの評価が高まる以外にも意外な効力があります。

バイヤーはUPCコードを重視する

UPCコードは、人間に例えると、指紋のようなものです。

そっくりさんや双子であっても指紋を調べれば別人と分かるように、UPCコードはその商品に与えられた唯一のID番号なので、UPCコードを調べればお目当ての商品を間違いなくつきとめることができます。

そのため、バイヤーはUPCコードを多用します。

以上より、UPCコードを登録しておくことは、多くのバイヤーから偽物ではないと信用してもらうためにも大切な要素と言えるのです。

出品方法

最後にeBayでの出品方法について触れておきましょう。

販売形式の設定方法

eBayでは、価格を固定しての出品と、オークション出品、さらに両者の併用型の出品方法があります。

もっともオーソドックスなのは、価格を決めて出品するスタイルです。この方法で出品したいときは、設定画面の「PRICING」内の「Format」で「Buy It Now」を選びましょう。

オークション出品なら「Auction」を選んでください。

出品期間の設定方法

価格を決めて出品する場合、出品期間は「Good ’Til Cancelled」(キャンセルするまで出品を続ける)がデフォルトで設定され、30日間の出品期間が終了すると自動的に商品の再出品が行われます。また時間指定出品を利用しない限り、直ちに出品されます。

オークションの場合は、設定画面の「Auction duration」内にある、3、5、7、10日の中から選択します。

eBayには値切りシステムもある

eBayでは、バイヤーからの値下げ交渉に応じるか否かをセラー側で決定できるようになっています。

商品を販売する際にAllow offersにチェックを入れておくと、値切り交渉可となるので、在庫処理をしたい場合などに利用してみましょう。

eBayにおけるUPCとは?まとめ

eBayで商品登録をする際に必要なUPCコードとMPNコードについて詳しく解説しました。

せどりで成功するには、上位表示を狙うのが必須です。その強い味方となるUPCコードとMPNコードを確実に理解したうえで、正確に登録できるようにしておきましょう。

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この記事を監修した人

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