「間違いは絶対に許されない!」
そう言われてしまうと、eBayを利用するのが怖くなりませんか…?誰だって、最初は初心者です。間違うこともありますよね。入札だってそうです。
・入札してからよく説明欄を確認すると、思ったような商品ではなかった
・入札する時、入札額の桁を間違えてしまった
早い者勝ちだから、ライバルよりも早く落札したい!と思って、慌ててしまうことってよくありますね。しかし、当たり前に入札取り消しができたら、金額が競り上がるオークションは成り立ちません。うっかりミスだから、何とかしてほしい!と思った時、eBayでは、もうどうしようもないのでしょうか。
eBayの入札取り消しの画面は分かりにくい場所にあります。やはり入札取り消しが簡単にできるとセラーも迷惑ですし、eBayとしても混乱を招くため避けたいはずです。どうすれば慌てずに落ち着いて対応できるのか、早速探っていきましょう。
eBayの入札取り消しは、条件やタイミングも重要!取り消し方法も解説
では早速、eBayの入札取り消しについて、掘り下げていきましょう。
・入札取り消しには、条件がある
・入札取り消しには、タイミングも重要
・入札取り消しの方法を知っておく必要がある
この3つがポイントです。
eBayの入札取り消しについて
eBay公式サイトのヘルプにある、「Retracting a Bid」(eBayの入札取り消しについて)を熟読しておきましょう。
「入札は、購入意思があることを前提として行うことができます。しかし、条件付きで入札取り消しに対応する時もあります。」このような文言が記載されているページです。
eBayの入札取り消し条件とは
結論からいうと、eBayでは入札取り消しを行うことができます。しかも、ヤフオクとは違い、入札者が入札取り消しを行えるのです。これだと、目ぼしいものすべてに入札して、最終的に良かったものだけを落札するなんてこともできてしまいそうですね。
これでは、価格を競り合うオークションは成り立ちません。何でもかんでも入札取り消しが簡単に行えるわけではないのです。
参考:eBay入札について
ここでも、詳細が記載されています。
・「Accidentally Bid the Wrong Amount」⇒「入札中に間違いをした場合」
・「Seller Significantly Changed the Description Of the Item」⇒「販売者が商品の説明を変更した場合」
このような場合は、入札を取り消すことができると明記されていますね。
eBay入札取り消しの条件について、2つの例で分かりやすく解説
入札取り消しの条件について、ズバリどのような場合が該当するのか、2つの例を挙げてみましょう。
1.10ドルを100ドルと入力してしまった
この場合入札取り消しの直後に、正しい入札額で再度入札します。入札取り消しだけを行いそのままにしていると、eBayのポリシー違反としてアカウント停止になることもあり得るので注意しましょう。あくまで、「購入意思はある」ということを前提に、入力間違いがあれば訂正できるということです。
2.入札した商品の説明欄が、入札後に大幅に変更されてしまった
これでは、入札者は納得ができません。入札取り消しの理由として正当ですので問題はありません。
要注意!eBayの入札取り消しには、タイミングも重要
eBayの入札取り消しは、タイミングも重要です。
・オークション終了時間まで、12時間以上ある場合⇒すべての入札取り消しができる
・オークション終了時間まで、12時間以内の場合⇒入札から1時間以内なら最新の入札を取り消すことができる
・オークション終了時間まで、12時間以内の場合(入札から1時間以上)⇒入札取り消しができない
でも諦めないでください。入札者本人ができなくてもセラーと連絡を取り、取り消しを依頼する方法もあります。どうしても納得いかない場合はセラーと連絡を取ったり、eBayに相談するようにしましょう。
eBay入札取り消しは、どのようにすれば良い?
この画面から入力していきます。
①「Item number」⇒該当する商品のアイテムNo.を入力
②「Reason for retraction」⇒取り消したい理由を選択
2つ目の「取り消したい理由」について
・「Enter wrong amount」⇒入力を間違えた
・「Seller changed the description of item」セラーが商品説明を変更してしまった
最後に、「Submit」のボタンをクリックしましょう。簡単でしたね。
【eBay入札取り消し】出品者側の都合の場合
eBayの入札取り消しは、「出品者側の都合」の場合と「入札者側の都合」の場合で少し違います。まず、出品者側の都合の場合の入札取り消し方法を、入札者に送る時の例文を紹介しながらご説明していきましょう。
まずは、入札者に連絡して説明しよう
出品者側の都合の場合、まずするべきことは入札者への説明です。せっかく購入意思を持って入札してくれたのです。誠意を持って対応しましょう。
1.入札者のIDをクリック、「Contact」から入り、入札者に連絡を入れる
2.入札取り消しに至った状況を詳細に説明する
3.入札取り消しフォームに入力する
4.入力に間違いがなければ、「Submit」をクリックする
入札取り消しのあとは、入札者IDも消去されます。そこから連絡することは不可能になりますので、注意してください。
入札取り消しの際、入札者に送るメッセージの例文を参考にしよう
(例文)
Thank you for a bid.
I confirmed the product, and I found it does not work.
There is no extra stock, so I must cancel a bid.
Though you bid it with much effort, I am really sorry.
King Regards
(日本語訳)
入札をいただき、ありがとうございました。
商品を確認したところ、商品が作動しません。
他に在庫が無く、入札を取り消さなければなりません。
せっかく、あなたが入札したのに、本当に申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いいたします。
これはほんの一例ですが、Google翻訳もありますので、状況に合わせて文章を変えてください。とにかく入札に対するお礼と、入札取り消しに至る状況の詳細と、謝罪の言葉を入れましょう。
【eBay入札取り消し】入札者側から依頼があった場合
eBayの入札取り消しで、あなたが出品者側であり、入札者側から取り消しの依頼があった場合を解説していきましょう。
eBay入札取り消しはどこから入る?
間違って違うユーザーの入札を取り消さないよう、細心の注意を払ってください。
入力すべき3つの項目とは
入札取り消しというと、何だかややこしくて面倒な気もしますが、入力項目は3つだけです。
①Item number⇒商品番号を入力
②Username⇒あなたの商品への入札を取り消したいユーザーの名前
③Reason for cancellation⇒キャンセルの理由
・The buyer contacted me to cancel the saleを選択
間違えないように注意して入力しましょう。
商品番号を探そう
まず、eBayの販売管理画面を開きます。
1.My eBayを開く
2.Activityを選択
3.Sellを選択
4.Soldを選択
ここの「Item ID」(12桁ほど)が商品番号です。
キャンセルの理由を入力しよう
キャンセル理由は、入札者側が伝えてきた理由を、そのまま入力していきましょう。
The cancellation of the bid was asked by a buyer
(バイヤーから、入札のキャンセルを依頼された)
でも問題ないようです。英語が苦手でも大丈夫です。Google翻訳を利用するなどして、英文を作成します。
入札取り消ししなくて済む方法はないの?取り消す時に注意したいこと
eBayの入札取り消しにも、注意すべきポイントがあります。また、自分で入札取り消しをしなくても良い場合がありますので、そのあたりを解説していきましょう。
ありがち!入札額を間違えた場合はどうする?
入札額を間違えた場合は入札取り消しをして、その直後に正しい金額を入力し直さなければなりません。入札取り消しをしたまま何もしないでいると、ポリシー違反として最悪の場合はアカウント停止になることもあり得ますので、すぐに再入札をしてください。
入札取り消しは、簡単に何度でもできるわけではない
eBayだけではありませんが、価格が競り上がるオークションサイトで入札取り消しが簡単にできるとなると、オークションそのものが成り立ちません。どうしても仕方がない場合に限ってできる処置ですので、何度も入札取り消しを行うことは避けましょう。
入札取り消しを何度も行ってしまうと、問題のあるユーザーとして最悪の場合はアカウント停止になることも覚悟しておきましょう。
入札取り消しをしなくても良い場合って、どんな時?
「入札取り消しをしなくて良い」という表現が正しいかどうか分かりませんが、次のような場合は、こちらで入札取り消しをしなくて済みます。
・自分より高い値がつくのを、ひたすら待つ
・セラーに連絡して、入札取り消しをしてもらう
そのままにしておいて、他の入札者に最高値を更新してもらえば、自分は何もしなくて済みます。しかし、この方法では、更新されないと落札になってしまいますので、あまり望ましいとは言えませんね。
また、セラーに頼んでも取り消してもらえるかどうかはわかりません。eBayでは、入札者側でも入札取り消しを行うことができますので、間違えたのならすぐに行動しましょう。
【入札取り消しを依頼する】参考にしたい例文と、悪い例文で比較しよう
eBayで、入札取り消しを依頼する場合、当然ながら英文でのやりとりになります。入札取り消しを依頼する時の例文をいくつか挙げてみます。
【eBayの入札取り消し依頼】良い例文とは
簡潔に、分かりやすく伝えましょう。
I bid it, but I just found out that I won’t be able to pay. Please cancel a bid. I’m sorry.
(入札しましたが、支払えそうにありません。入札を取り消してください。申し訳ございません。)
You changed the contents of the explanation. I cannot bid this. I want you to cancel a bid.
(あなたが、説明文の内容が変更しました。これでは私は入札できません。入札を取り消してほしいです。)
My ID and a password were stolen. I do not want to bid it. Please, please cancel a bid.
(IDとパスワードが盗まれました。私は入札したくありません。どうか入札を取り消してください。)
入札取り消しをせざるを得ないような理由ですね。感情的にならずに、簡潔に伝えましょう。
【eBayの入札取り消し依頼】自分勝手な悪い例文
Because I purchased other products, please cancel a bid.
(他の商品を購入したので、入札を取り消してください。)
After all I want you to cancel a bid because it does not seem to be necessary.
(やはり必要なさそうなので、入札を取り消してほしい。)
これは、とても自分勝手です。この商品を落札したいと思うことが前提で入札するのがルールです。ただ何となくキープしているようでは、自分勝手すぎますよね。こんなやり方だと、eBayに通報されかねないことを肝に銘じておきましょう。
【eBayの入札取り消し依頼】相手を侮辱しているような悪い例文
Because other sellers exhibited a better product, I don’t need your product now.
(他のセラーがもっと良い商品を出品したから、君の商品は必要なくなった)
I found the another item that is lower than your product. Because I want to bid it in that place, I want you to cancel a bid.
(あなたの商品よりも、もっと安い価格のものを見つけた。そちらを入札したいから、入札を取り消してほしい)
これでは、セラーを侮辱していると思われても仕方がありません。オークションは、タイミングと運も重要で、自分が落札した直後にもっと良い商品が出るなんてことも珍しくないですね。でも、それがオークションの醍醐味でもあるのです。
この運とタイミングを楽しめない人は、eBayには向いていません。
eBayの入札取り消しは、条件と手順が分かっていれば、大丈夫!
eBayの入札取り消しは、できないわけではないのですね。ただし、何でもかんでも自由に入札取り消しができるわけではないのです。条件や手順を理解しておけば、慌てることはありません。しかし入札取り消しは、「どうしても仕方がない場合の処置」でもあるのです。
入札取り消しにならないためには、入札する側も、出品する側も、普段から丁寧に対応するように心がけてくださいね。