日本から海外に荷物を送るなら船便が一番安い配送方法です。ただ、個人で荷物を送る場合は時間がかかり過ぎるので、船便はあまり使われません。
逆に、早く到着する方法にはEMS(国際スピード郵便)があります。ただ、早いのはいいのですが料金が高くなるのが難点です。
そこで、おすすめなのが国際eパケットや国際eパケットライトです。どちらも日本郵便のサービスで、配達までにかかる時間が比較的短く、EMSよりも割安の料金で海外に荷物を送れます。
この記事では、そんな「国際eパケット」と「国際eパケットライト」について、配送日数を中心に解説します。海外への配送方法についてお悩みの方は、ぜひご覧ください。
Contents
国際eパケット・国際eパケットライトとはどんなサービスか?
まずは、国際eパケットと国際eパケットライトについて解説します。
航空便が安くなる国際eパケット
国際eパケットは航空便扱いのサービスです。最優先で処理されるEMSと比べれば配送日数はかかりますが、早く到着します。ただ、航空便なので料金は少し高めです。
国際eパケットのサービスを利用するためには、「国際郵便マイページサービス」のオンラインシッピングツールを使ってラベル一式を印刷しておく必要があります。自宅にプリンターがない場合は、一部の郵便局に設置されている「ゆうプリタッチ」でも印刷できます。また、ゆうプリタッチを利用する場合を除いて、専用パウチを使う必要もあります。
長さ・幅・厚さの3辺の合計が90cmまでの荷物が送れます。ただし、長さの最長は60cmと決められています。重さは2kgまでです。
一部の国で荷物の追跡が可能で、上限6,000円の補償も付いています。詳細は以下のページを確認してください。
SAL便扱いの国際eパケットライト
名前は似ていますが、国際eパケットと国際eパケットライトは違うサービスです。違いの一つは、国際eパケットライトはSAL便(エコノミー航空便)扱いであるということです。
SAL便というのは、日本国内と相手国内では船便として扱い、両国間では航空輸送をするという航空便と船便の中間のようなサービスです。航空便と比べると時間は長めにかかりますが、安く送れます。つまり、国際eパケットライトは、航空便である国際eパケットよりも安く、その代わりに配送日数がかかるということになります。
また、SAL便は取扱国が限られています。具体的なことは後で解説しますが、国際eパケットライトでは送れない国もあります。
ラベル一式を印刷しておく必要があること、専用パウチを使う必要があることは、国際eパケットと同じです。配送できる荷物の大きさ重さも同じとなっています。
一部の国で追跡が可能で、補償は付いていません。
EMS(国際スピード郵便)とは?
EMSは、国際郵便最速とされているサービスで、その分料金が高くなっています。相手国がEMSを取り扱っている場合に利用でき、120以上の国と地域に配送可能です。
配送可能な荷物の大きさは、配送先となる国によって異なります。重さは最大30kgまで。ただし、大きさ重さともに、一部の国では基準が異なる場合があります。
補償は2万円までですが、追加料金を支払えば最大200万円までの補償を付けることができます。
国際eパケットと国際eパケットライトの料金をEMSと比較
EMSよりも安く送れるのがメリットの国際eパケットと国際eパケットライトですが、実際どのくらい差があるのか見ておきましょう。
まずは、日本郵便のホームページにも掲載されている国際eパケットの価格表です。
EMSと比較すると以下のようになります。個人で1度だけ荷物を送るならそれほど大きい価格差とは感じないかもしれませんが、ビジネスとして継続的に使う人であれば、トータルするとかなりのコスト差になります。
また、国際eパケットには、まとめて送ったり、1カ月に発送した荷物の個数が一定数を超えたりすると割引になる制度もあります。
一方、国際eパケットライトの価格表は以下のようになっています。
EMS、国際eパケットとの比較も日本郵便のホームページにあります。EMSよりもかなり安いことが分かります。国際eパケットと比べると、地域や重量によってはあまり大きな差がない場合もありますが、遠くに重い荷物を送る場合は、差額が大きくなります。
配送に要する日数は、EMS、国際eパケット、国際eパケットライトの順に長くなりますから、料金と配送日数のバランスを考えて、自分に最適なサービスを選ぶようにしてください。
国際郵便に関する問い合わせ先
国際eパケットや国際eパケットライトに関する疑問については、日本郵便のホームページに「よくあるご質問」のコーナーがあるので、こちらを参照してください。
参考:よくあるご質問 国際郵便のトラブル(日本郵便ホームページ)
これを見ても疑問が解消しない場合や、自分の疑問に当てはまるFAQが掲載されていない場合は、電話で問い合わせることもできます。
お客様サービス相談センター:0120-5931-55
上記が相談センターの電話番号です。受付時間は、平日は8:00~21:00、土日・休日は9:00~21:00です。
上記の番号は通話料無料のフリーコールとなってますが、携帯電話からは利用できません。携帯電話から掛ける場合は、0570-046-666に電話してください。
国際eパケットと国際eパケットライトの配送日数の違い
ここでは、国際eパケットと国際eパケットライトの配送日数の違いについて見ていきましょう。
国際eパケットを利用した場合
国際eパケットを利用して東京からアメリカのニューヨーク州に送った場合、日本郵便によると、お届け日数は7日となっています。これは目安なので、実際には5日~9日くらいで届くと考えておけば良いでしょう。
EMSの場合は3日とされていますから、国際eパケットが5日で届くなら、それほど大きな差はないことになります。
国際eパケットライトを利用した場合
対して、国際eパケットライトのお届け日数は2週間前後となっています。もっとも、短ければ1週間程度で届くので、2週間前後というのは長くなった場合のことと考えて間違いありません。
国際eパケットと比較すると、最短では5日と7日で2日程度の違い、最長では9日と14日で5日程度の違いということになります。
相手国の事情次第では配送日数が変わる場合も
注意点は、配送先となる国の事情次第で配送日数が大きく変わることです。
例えば、現在、イタリアへ送る国際郵便の税関検査が強化されたこととの関係で、イタリア宛の郵便物は他のヨーロッパ諸国よりも時間がかかる傾向にあります。日本郵便のホームページにも注意喚起の情報が掲載されています。
参考:イタリアあてEMS・国際小包の送付について(日本郵便ホームページ)
イタリア以外にも配送時に注意が必要な国はあります。以下のページの下の方にある「各国への送付について」という項目内にまとめられているので、該当する国に荷物を送る場合は、必ず確認するようにしてください。
国際eパケットの配送日数
ここからは、国際eパケットと国際eパケットライトの具体的な配送日数について見ていきます。まずは、国際eパケットからです。
以下で紹介する配送日数は実例を踏まえたものです。日本郵便が公開している「お届け日数表」は、以下のページに掲載されています。差出地を選択すると、それぞれの地域からのお届け日数表が表示されます。
参考:お届け日数表(通常郵便物:航空便)(日本郵便ホームページ)
マレーシアに送った場合(アジア)
最初は、関東からマレーシアに国際eパケットで荷物を送った場合です。お届け日数表によると、標準的な日数は6日となっています。
もっとも、お届け日数表は、あくまでも目安に過ぎません。アジア地域では6日~7日前後が配送日数の目安となっていることが多いのですが、10日前後かかることは覚悟しておいた方が良いでしょう。
アメリカに送った場合(北米)
次はアメリカに送った場合です。先ほどと同様に関東から送ります。アメリカは国土が広いので、お届け日数表もサンフランシスコ、シカゴなど4つの地域に分けて記載されています。
なお、アメリカのような国土が広い国に送る場合は、送る都市・地域によっても配送日数が変わるので気を付けてください。
イスラエルに送った場合(中近東)
中近東のイスラエルに送った場合です。お届け日数表では6日となっています。
ただ、国際eパケットを含む通常郵便物は、イスラエル国内の荷物の追跡ができません。したがって、日本郵便のページでは発送までしか確認できません。
なお、各国に荷物を送った際の追跡の可否等に関する情報は、以下のページで確認することができます。ページの左側にある「国別で調べる」で調べたい国を探してください。
参考:国・地域別情報(国際郵便条件表)(日本郵便ホームページ)
イタリアに送った場合(ヨーロッパ)
イタリアに送った場合は、お届け日数表には6日とあります。
しかし、前述のとおり、イタリア宛の国際郵便は日数がかかっているのが現状です。
ホリデーシーズンの場合には、もっと時間がかかることが予想されますから、イタリアのような特別な事情がある国に荷物を送る際には、配送日程は長めに見積もっておく必要があります。
国際eパケットライトの配送日数
次は、国際eパケットライトの配送日数について実例を交えながら見ていきます。
国際eパケットライトはSAL便扱いなので、配送日程は長めになります。
国際eパケットライトのお届け日数表は、以下のページのSAL便の箇所を見てください。発送地域を選ぶと、お届け日数表が表示されます。
アメリカに送った場合(北米)
まず、アメリカに送った場合です。お届け日数表では、アメリカは2週間前後とされています。
カナダに送った場合(北米)
次はカナダです。こちらも上記のお届け日数表では配送日数は2週間前後となっています。全体的にSAL便の場合は、配送日程が大雑把というか幅がある記載になっています。
韓国に送った場合(アジア)
韓国はSAL便の取り扱いはないのですが、国際eパケットライトは送ることができます。お届け日数表には載っていませんが、個別に配送日数を調べることはできます。
これによると、東京からソウル市までの場合で2~3週間となっています。
イスラエルに送った場合(中近東)
イスラエルはSAL便の取り扱いはありますが、お届け日数表には載っていません。韓国の場合と同様に個別に調べると、2~3週間となっています。
ただし、この記事を書いている時点で、イスラエル宛てのEMS・航空便の引き受けは停止されています。詳細は以下のページをご確認ください。
フランスに送った場合(ヨーロッパ)
フランスはお届け日数表には2週間前後と記載されています。
ロシアに送った場合(ヨーロッパ)
ロシアも上記お届け日数表には2週間前後と記載されています。
ただし、ロシアもこの記事の執筆時点ではEMS・航空便の引き受けが停止されています。
国際eパケットや国際eパケットライトで送れる国と送れない国
最後に、国際eパケットや国際eパケットライトで荷物を送れる国と送れない国の調べ方について解説します。どちらも世界中に送れるというわけではないので注意してください。
国際eパケットについて
国際eパケットについては、配送不可の国を日本郵便のホームページで確認することができます。
まずは、以下のページを確認してください。表示されている表の「航空便 通常」が×になっている国・地域は、国際eパケットで送ることはできません。
また、既にご紹介した「国・地域別情報」でも確認することができます。
国際eパケットライトについて
国際eパケットライトの取扱国は以下のページに列挙されています。
表を見ると国際eパケットライトが送れる国は50ヶ国に満たないので、少ないような気もします。もっとも、主要な国はほとんど含まれているので、あまり不自由は感じないはずです。
韓国のように、SAL便の取り扱いはなくても国際eパケットライトは使える国もあります。
国際eパケットや国際eパケットライトを上手に使ってコストを抑えよう!
国際eパケットや国際eパケットライトについて解説してきました。この2つのサービスは、送れる荷物の大きさや重さが制限されますが、EMSよりも安く送れるという利点があります。
EMSより配送日数がかかることは確かですが、極端に遅いというわけでもありません。
国際eパケットと国際eパケットライトは、コストを抑えつつ早く荷物を届けるのに便利な配送方法です。この記事を参考にして、国際eパケットと国際eパケットライトを上手に使ってください。
ところで、ビジネスで成功するためには独学よりも体系化された教材やサービスを活用して学ぶ方が結果が早く出ます。
インターネットを活用してビジネスを始めること自体は簡単です。そのためインターネット上にはあらゆるレベルの教材やサービスが存在しています。最新の情報にアップデートされているものから、途中で放置されているものまで本当にいろいろです。
そして、どんな教材やサービスを選ぶかによって、成功の度合いも大きく異なってきます。
評判も良いものから悪いものまでさまざまです。このように評価が安定しないのは、各々の教材のサービスの質が一定していないことが原因です。
ここではアクシグ編集部が予め登録した上で責任者に直接取材をし、有用性を確認した教材やサービスのみを厳選してご紹介します。無料ですのでお気軽にご登録またはご相談ください。
【無料レポート】けいすけ式、eBay輸出大百科
4130分以上の有料級動画コンテンツを無料プレゼントします!
この大百科を見てeBay輸出を実践していただければ、全くの初心者でも完全在宅で月収30万円を達成できる内容になっています。
その方法に興味がございましたら、ぜひ無料で394本のこの動画を受け取ってください。
一括出品、在庫管理、リサーチなどの作業を極限まで効率化
30日間無料で使用できるeBay輸出ツール「Nijuyon」

eBay輸出の出品、在庫管理、リサーチ、どれも売上が伸びてくるとそれぞれが膨大な作業量になり、すべてを手動で行っていては必ずどこかで稼ぎが頭打ちになります。
稼げるようになっても作業に追われて自由な時間がゼロでは本末転倒ですし、利益を拡大するためには効率化は避けて通れません。 eBay輸出の作業を効率化するツール「Nijuyon」を使えば
- eBay上での手動出品と比べて約6倍のスピードで出品可能
- 見やすい商品ページのテンプレートが自動適用
- eBayの過去落札履歴から売れている商品を簡単リサーチ
- Amazon.co.jp、楽天、Yahoo!ショッピング、ヤフオクの在庫有無を簡単管理
- ツール内からのメッセージ送信が可能なため外注化も安心
- 世界最大のネットショップ構築サイト「Shopify」への出品も可能
- リミットアップに必要な出品枠いっぱいの出品も容易
【無料レポート】中国輸入ビジネス成功の秘訣
安定して稼げる物販、副業として話題の中国輸入ビジネス。 「中国の卸サイト」で仕入れて、「アマゾン」「メルカリ」「ヤフオク」で売る、誰でもできる分かりやすい物販ビジネスです。
数万円の仕入れからスタートできる! 完全在宅でもOKだから、自分のペースでできる! 中国語不要、安く仕入れて検品・納品までしてくれる仕組みも紹介!
- 数万円の仕入れからスタートできる!
- 完全在宅でもOKだから、自分のペースでできる!
- 中国語不要、安く仕入れて検品・納品までしてくれる仕組みも紹介!
行動力とやる気があればOK! サラリーマン、派遣社員、公務員、シングルマザー、自営業、フリーターなどあらゆる環境の方がどんどん成功しています。
この無料メール講座執筆者も、元は時給800円フリーターでしたが、 1年後には年収1,000万円、2年後には年収2,040万円を実現しました。
あなたも、中国輸入ビジネスで年収1,000万円を達成してみませんか?
【無料相談】Biz English
ビジネス英語は3ヶ月でマスターできます!
インターネットの買い物に慣れてくると、アメリカのアマゾンやeBayで購入したり出品したりしたくなるでしょう。英語ができなくてもGoogle翻訳やDeepLなどのツールを使えば始めるのは簡単です。
ところがクレームや返金などが発生すると機械翻訳では上手く交渉できません。金額が大きくなりビジネスレベルになるとなおさらリスクが高くなります。
ビズイングリッシュはビジネス英語専門の英会話スクールです。受講生は全くのゼロから英語でアカウントを復活させたり、海外の展示会で交渉に成功したりと幅広く活躍をしています!
今すぐビジネスレベルの英語力を身につけましょう!
【漫画で分かる】無在庫輸入物販ビジネス
アメリカやヨーロッパの商品を日本の「Amazon」などで 受注をしてから仕入れる無在庫方式の販売方法を解説しています。
- ・まとまった資金がなくてもスタート可能!
- ・取り寄せ式なので大量の在庫を抱えなくて良い!
- ・ネットで完結なので自宅でできる!
1つの商品の販売で1万円以上の利益を得ることもでき、 効率良く手元の資金が増やすことができます。
あなたもぜひ無在庫欧米輸入ビジネスで、 堅実な収入の柱を一緒に作りませんか?