Facebook広告でアカウント作成やビジネス認証の本人確認方法を紹介

Facebookでは、個人のアカウントを商業利用できない決まりになっています。そのため、Facebook広告を運用するためには、私的なアカウントとは別に、ビジネス用のFacebook広告アカウントを作成する必要があります。

また、作成したFacebookアカウントを管理するためのツールとして、Facebookのビジネスマネージャも併せて登録しておくと役立ちます。

今回は、Facebook広告のための広告アカウントとは何かの解説や、本人確認やビジネスマネージャの必要性、Facebook広告アカウント作成方法について紹介します。Facebook広告アカウントとは何かしっかり理解し作成しましょう。

Facebook広告のアカウント登録には、本人確認が必要になる場面もあるため、Facebook広告アカウント作成において必要なものも併せて紹介していきます。

目次

Facebook広告アカウントとは?本人確認のやり方や方法は?ビジネスマネージャについて

まずは、Facebook広告を利用するために必須となるFacebook広告アカウントとは何か、本人確認は必要か、そしてビジネスマネージャについて簡単に解説します。Facebook広告の利用を考えている場合は、ぜひ参考にしてください。

Facebook広告アカウントとは?

Facebook広告アカウントとは、Facebook広告を運用する際は、私的に利用している個人アカウント(本人確認用)のほかに、新たに作成する必要があるアカウントです。つまり、Facebook広告アカウントとは、広告を配信するために必要なアカウントということです。Facebook広告アカウントの利用手順や、作成方法については後述するほか、下記のページも参考にしてください。

参考:Facebook広告アカウント

Facebook広告アカウントの管理ツール:ビジネスマネージャには本人確認用の個人アカウントが必要

Facebookで個人のアカウントや、新たに作成したFacebook広告アカウントを一元管理するためのツールが、Meta(Facebook)ビジネスマネージャです。

Meta(Facebook)ビジネスマネージャを活用すると、複数人でfacebook広告アカウントの編集や管理が可能になります。そのため、自分以外のスタッフに広告業務を委託できます。

Meta(Facebook)ビジネスマネージャはFacebookだけでなく、Instagramとの連携もできるようになるので、ビジネスを拡大させる際にも必須です。

なお、Meta(Facebook)ビジネスマネージャを作成するためには、本人確認用のFacebookアカウント(個人アカウント)が別途必要になります。こちらはFacebook広告アカウントではなく個人のアカウントを利用できるため、先に本人確認用のFacebookアカウント(個人アカウント)作成を済ませておきましょう。

Facebook広告アカウントとは?その作成方法とビジネスマネージャ活用方法について

Facebookの広告アカウントを作成する方法は、Facebookページを広告アカウントにする方法と、Meta(Facebook)ビジネスマネージャを利用する方法の二通り存在します。

ここでは、2種類のFacebook広告アカウントの作成方法について解説していきます。それぞれメリットとデメリットが異なるため、違いを把握しておきましょう。

Facebook広告アカウントでFacebookページを活用

すでに作成しているFacebookページは、そのままFacebook広告アカウントとして利用できます。

この方法であればビジネスマネージャの登録は必要ないため、手間をかけずに素早いFacebook広告配信が可能です。

一方で、シンプルな広告しか配信できないため、広告のカスタマイズ性がない点がデメリットです。また、自社ドメインをFacebookに登録するドメイン認証もできないので注意が必要です。

総じて、手軽さや迅速な広告作成に向いている方法と言えます。ただし、広告の拡張性や、アカウントの安全性に不安が残るため、可能であれば、後述するビジネスマネージャ経由のFacebook広告作成がおすすめです。

Facebook広告アカウントでビジネスマネージャを活用

Facebookでビジネスマネージャへの登録を済ませていると、「広告アカウント」画面から新規のFacebook広告アカウントの作成が可能になります。

ビジネスマネージャは本人確認の必要があるなど、広告アカウント作成までに多少手間がかかるというデメリットこそありますが、複数の広告アカウント作成や、広告費用の管理ができるというメリットがあります。取り扱う商品が増えれば、その分広告の種類も増えていくため、複数の広告アカウントを一括で管理できるビジネスマネージャは、非常に便利です。

Facebook広告アカウントを運用していくうえで、ビジネスマネージャの活用は必須条件です。特別な事情がない限りは、本人確認は必要ですが、こちらのMeta(Facebook)ビジネスマネージャを活用した広告アカウント作成方法を選びましょう。

Facebook広告アカウントとは?ビジネスマネージャ経由で作成するメリット

ここでは、ビジネスマネージャを経由してFacebook広告アカウントを作成する具体的なメリットについて、紹介していきます。

ビジネスマネージャへの理解を深め、より効率的に利用するためにも、得られるメリットは正確に把握しておきましょう。

複数のページやFacebook広告アカウントを一元管理できる

ビジネスマネージャの最も便利な機能は、複数のFacebookページや広告アカウントを、一括管理できる点です。それぞれのページの紐づけ情報や、広告アカウントごとの運用状況がまとめて確認できるため、Facebookページや広告アカウントを増やしても、広告運用に支障をきたしません。

また、権限を与えれば自分以外の複数のユーザーでアカウント管理できる点も、大きなメリットです。誰にどこまでの権限を与えるかも自由に決められるため、アルバイトスタッフなど複数人で業務を進める際にも、必要な権限だけを必要な人にだけ貸し与えることができます。

Facebook広告アカウント全体の予算管理が楽になる

各Facebook広告アカウントの予算についても、ビジネスマネージャで一元管理ができます。

全体の予算を確認しながら、個々の設定を行えるため、各Facebook広告アカウントに対する予算配分がわかりやすかったり、設定ミスが減ったりといったメリットがあります。

また、予算の支払方法は、都度クレジットカードを登録する必要がありません。簡単に予算を組み直せる点も、大きなメリットです。

Facebook広告アカウントは個人とビジネスのアカウントを区別できる

ビジネスマネージャを活用すると、クレジット情報や広告の権限などを、個人アカウント(本人確認用)とビジネス用のアカウントで別に設定できます。どちらかのアカウントに依存してしまうことがないため、個人情報やセキュリティ面でも安心して利用できます。

アカウント編集の権限を貸し出したとしても、第三者に自分の個人情報やクレジット情報が洩れる心配はありません。複数人でFacebook広告アカウントを共有しても安全性が高い点は、重要なメリットです。

Facebook広告アカウントのドメイン認証が行える

ドメイン認証は、Facebookページ経由のアカウント利用では行えません。ドメイン認証ができないと、広告アカウントの安全性が保証できないだけでなく、第三者からFacebook広告アカウントを不正利用されてしまうリスクも発生します。

また、複数のコンバージョン計測がうまくできないうえ、広告オークション時の優先度が下がってしまったりと、ドメイン認証済みのアカウントに比べてデメリットが多いです。

Facebookで広告効果を最大限発揮するためにも、ドメイン認証は必須です。ドメイン認証ができること自体が、ビジネスマネージャを利用するメリットとも言えます。

Meta・Facebookビジネスマネージャと広告アカウント作成の設定方法!

ビジネスマネージャは、下記のページから登録できます。登録には本人確認用のFacebookアカウント(個人アカウント)が必要なので、事前に用意しておきましょう。

本人確認用のFacebookのアカウント名や自分の名前、メールアドレスを入力し、「ログイン」をクリックしてください。その後、必要情報を入力して「ビジネスマネージャを作成」をクリックすることで、登録が完了します。

ここでは、ビジネスマネージャ内でFacebook広告アカウントを作成する方法を、解説していきます。

参考:ビジネスマネージャ

Facebook広告アカウントの作成と設定方法

facebook広告アカウントの作成手順は、以下の通りです。

1.「ビジネス設定」→「アカウント」→「広告アカウント」→「追加」の順にクリック

2.以下の3種類の中から選んでクリックし、広告アカウントを作成する。

・広告アカウントを追加
・広告アカウントへのアクセスをリクエスト
・新しい広告アカウントを作成

また、1つのビジネスマネージャにつき、5つのFacebook広告アカウントを追加できます。配信していない広告アカウントもカウントされるため、アカウント数の管理には気を付けてください。

Facebook広告アカウントを追加

既に存在するFacebook広告アカウントを、ビジネスマネージャに追加する際に選択します。本人確認のために広告IDが必要なので、事前に用意しておきましょう。

この項目で追加できるのは、自身が管理している広告アカウントだけです。管理者が異なるアカウントの管理はできないので追加したい場合は、「広告アカウントへのアクセスをリクエスト」を選んでください。

Facebook広告アカウントを作成したら広告配信へのアクセスをリクエスト

ほかの管理者が所有しているFacebook広告アカウントを配信する際に、選ぶ項目です。自分のビジネスマネージャで、Facebook広告の配信をするための許可をリクエストします。

代理店など、自分が作成した広告以外を配信する場合は、こちらで許可を申請しましょう。ビジネスマネージャの管理者が許可を出せば、自分のアカウントで他社の広告を配信できます。

新しいFacebook広告アカウントを作成

新しいFacebook広告アカウントを作成する際には、この項目を選択します。アカウント名や配信する時間帯、使用する通貨などを選択し、広告アカウント作成をしてください。

Facebook広告アカウントは、商品の種類や売れ行き、セール状況などによって使い分けていきます。そのため基本的には、こちらの項目を利用する機会が多くなります。

Facebook広告のアカウント上限を増やすビジネス認証や本人確認のやり方や方法について

前述した通り、ビジネスマネージャで管理できるFacebook広告アカウントは、5つが上限です。しかし、ビジネス認証を行うことで、この上限を増やすことができます。

ビジネス認証を一言で説明すると、Facebookに、広告配信を行う会社の存在を証明するための手続きです。

ここでは、ビジネス認証の手続きと、本人確認の際に用意すべきものについて紹介します。取り扱う商品によっては、ビジネス認証や本人確認が必須となる場合もあるため、やり方を覚えておきましょう。

ビジネス認証前に確認すること

本人確認をすることでビジネスマネージャから行えるビジネス認証ですが、必ずしも行わなければいけないわけではありません。

ビジネス認証や本人確認が必要な、特定の商品を扱わないのであれば、申請をしても認められないケースもあります。

ビジネス認証や本人確認が必要な商品を扱うケースは少ないですが、前述したように、広告アカウントの上限が増えるといったメリットも存在します。

Facebookの広告アカウントが増えて上限を超えてしまいそうなら、ビジネス認証や本人確認を行うことを検討して下さい。

Facebookのビジネス認証で本人確認の方法

facebook広告アカウントをビジネス認証をするためには、ビジネスマネージャで本人確認が必要です。以下の手順に従って、本人確認を行ってください。

1.「本人確認」ボタンをクリックする

2.指定の本人確認書類をリストから選び、画像のアップロードを行ったあと、「次へ」をクリック

3.Facebook側から、本人確認完了の連絡が来るまで待つ

Facebookが求めている本人確認証明書は、運転免許書やパスポートなどの、一般的な本人確認に利用するものと同様です。本人確認証明書は顔写真付きであれば1種類、顔写真がない場合には2種類の本人確認証明書用意してください。

書類が却下されてFacebookの本人確認ができない時の対応方法は?

前述の通り、Facebookの本人確認では、本人確認書類の写真の送付が必要になります。しかし、中には本人確認の審査に通らず却下されてしまうケースもあるので注意しましょう。

本人確認が却下される理由としては以下のものが挙げられます。

本人確認として提出した写真が不鮮明
本人確認として提出した写真が明るすぎるor暗すぎる
本人確認書類のコピーやスクリーンショットを使っている
本人確認に必要な情報が足りない
本人確認として提出した写真に写っている人物がフレームからはみ出ている

また、本人確認用に送る書類は、「名前と生年月日」「名前と写真」のどちらかがハッキリと写っていないと、はじかれてしまう可能性が高くなります。本人確認書類を送る前に、一度確認をしておきましょう。

ビジネス認証を開始する

Facebookの本人確認を終え、ビジネス認証を開始するための手順は、以下の通りです。

1.ビジネスマネージャのセキュリティセンターのページを開く

2.「認証を開始」をクリックする

3.ビジネスの詳細を入力したのち、「次へ」をクリックする

4.リストの中から、正しいビジネスを選択する。リストにない場合には、「一致するものがありません」を選ぶ

5.ビジネスの詳細を確認し、認証コードを受け取る方法を選択する

6.受け取った認証コードを入力し、「送信」をクリック

本人確認の申請後にビジネス認証が完了した旨のメッセージが届けば、作業は完了です。

参考:セキュリティセンター

Facebookで本人確認ができない場合のビジネス認証確認方法

本人確認を申請した後、ビジネス認証が完了しているかどうかは、「ビジネス情報」から確認できます。本人確認が未承認になっている場合、ビジネス認証は完了していません。

本人確認書類の不備等で未承認の場合は、右端のリンクからセキュリティセンターに飛べるため、再度本人確認やビジネス認証の手続きを行ってください。

本人確認が承認されている場合は、「ビジネス情報」のページで広告アカウントの上限数を確認してみましょう。正しく本人確認が認証されている場合、最大で25個の広告アカウントを管理できるようになっています。

Facebookの本人確認でアップロードができない?その方法とは

Facebookの本人確認に必要な書類が揃い、適切な処理ができたらアップロードに入ります。書類を撮影する機器は、カメラでもスマホでも鮮明に写ればOK。撮影場所は明るい場所で行いますが、光が入りすぎるとピンボケして書類審査で引っかかってしまう可能性があるので注意が必要です。

また、撮影時は一部分だけのアップやあまりに全体が遠すぎてもアウトなので、必ず書類全体が入るようにしてください。撮った写真は、一旦パソコンやスマホに保存しておきます。その後、「アップロード」を選択すると、画面に指示が出てくるので指示に従いながら処理をしていきましょう。

注意点としては、提出を求められた書類だけを送ること。必要のない書類まで送ってしまうと、審査で引っかかって認証に余計な時間がかかってしまう可能性もあるのです。

Facebook広告でアカウント作成や本人確認方法まとめ

Facebook広告での本人確認方法を紹介しました。Facebook広告を効果的に利用するためには、Facebook広告アカウントとビジネスマネージャの設定が必須です。広告アカウントとは何かを理解し、アカウント作成しましょう。本人確認の手間はありますが広告アカウントの一括管理や、複数人での共有が可能になるため、作業効率が大幅に上がります。

ビジネスマネージャでは、最大で5つのFacebook広告アカウントを管理できます。Facebook広告アカウントの数が足りない場合は、ビジネス認証を行うことで、最大25個までFacebook広告アカウントの同時管理が可能です。

なお、Facebook広告アカウントの設定やビジネス認証には、本人確認が必要な場面があります。本人確認ができないとビジネス認証が完了できないため、いつでも本人確認ができるように、必要な書類は事前に手元に用意しておきましょう。

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この記事を監修した人

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