・どのように設定すればFacebook広告のターゲティングは成果が出るの?
・そもそもFacebook広告のターゲティングにはどんな種類があるのかわからない
・Facebook広告で興味関心を引くにはどうすればいいの?
こんな悩みや疑問をかかえている人も多いはずです。
ここではFacebook広告のターゲティングの種類から、成果が出るために必要な設定方法を記事にしています。
きっと読み終える頃にはFacebook広告でのターゲティングの設定方法に自信が持てるようになりますので、ぜひ読み進めてみてください.
500以上のターゲット設定が可能な「コアオーディエンス」
Facebookは実名登録をしているため、利用者データの年齢・性別・関心・興味関心などを条件にFacebook広告のターゲティング層を詳細に設定することができます。
Facebook広告のコアオーディエンスを構成する要素は下記2つがあり、自社の商品やサービスに応じてより詳細な設定が可能です。
・基本情報
・詳細ターゲット
4つの基本情報
Facebook広告での基本情報は下記4つを指します。
1:年齢
2:性別
3:出身地
4:言語
例えば特定の住所を設定すると半径1〜80kmのエリアを指定したターゲティングが行えます。
Facebook広告では詳細ターゲットで、よりコアなターゲティングが実現
Facebook広告における詳細ターゲットでは主に下記の指標でターゲティング設定が可能です。
そのFacebook広告に興味関心を持ちそうな層をターゲットにすることで、より多くの人に見てもらう可能性を高めます。
1:利用者層(学歴・仕事・世帯年収・子供の有無などを設定)
2:興味・関心(Facebookユーザーの「いいね!」をした人をターゲットに設定)
3:行動(アクティビティやデバイスの利用状況を指定した設定)
コアオーディエンス設定による注意点
Facebook広告でオーディエンスを絞り込むと編集画面の右側に、絞り込み条件によるオーディエンスのボリュームが出ます。これはFacebook広告で1日に広告配信ができるオーディエンスの予測値になります。
Facebook広告のボリュームは大きすぎても小さすぎてもいけません。
(Facebook広告のボリュームが大きい場合)
どのオーディエンスで効果が出ているのか検証することが難しくなります。
その場合は基本設定の調整などボリュームを抑えるようにしましょう。
(Facebook広告のボリュームが小さい場合)
広告の成果が出ない可能性があるので設定を改めるようにしてください。
Facebook広告の既存業者をリスト化「カスタムオーディエンス」
Facebook広告のカスタムオーディエンスとは、Facebook利用者の中ですでに自社と関係があるユーザーに対し、Facebook広告の配信先として利用することです。
接点のない顧客へFacebook広告をアプローチするよりもCV率(広告配信からユーザーが成果に向かう行動を起こす確率)の向上が見込めるのがカスタムオーディエンスのメリットです。
カスタムオーディエンスは、大きく4つのタイプに分かれます。
1:カスタマーリスト
2:ウェブサイト
3:エンゲージメント
4:アプリアクティビティ
【Facebook広告カスタムオーディエンス】カスタマーリストとは
カスタムオーディエンスにおいて、所有している顧客データ(メールアドレス電話番号など)をアップロードすることで、Facebookユーザー情報と照合してカスタムオーディエンスの作成を行います。
【Facebook広告カスタムオーディエンス】ウェブサイトとは
ウェブサイトは、あなたのWEBサイトにアクセスした人をターゲティングします。アクセスした人を30日前まで追跡可能です。
また質を高めるために、WEBにアクセスした滞在時間を元にターゲティングすることができます。
滞在時間が長いほどアクセスしたページに興味関心があると判断され、カスタムオーディエンスにおいて、より効果的な広告配信が可能です。
【Facebook広告カスタムオーディエンス】エンゲージメントとは
カスタムオーディエンスにおいて、Facebookやインスタグラムコンテンツにアクセスした人(エンゲージメント)、いいねなどのリアクションをした人をリスト化できます。
あなたに興味関心を持っている可能性が高いので、CV(コンバージョン=ユーザーが発信者が目的とする成果に対して行動を起こす)につながる確率が高まります。
アプリアクティビティとは
アプリアクティビティでは、アプリで購入などの特定のアクションを行ったユーザーのリストを作成することができます。
facebook広告のカスタムオーディエンスを生かすコツ
Facebook広告のカスタムオーディエンスはすでに自分に興味関心を持っている既存顧客へのアプローチになります。次の新規獲得をする際に必要な類似オーディエンスの元情報になるため、自社のソースをしっかり設定しておくことをお勧めします。
新規獲得には「類似オーディエンス」
新規顧客を獲得するために、既存の優良顧客と類似した傾向や興味関心を持ちCVするポテンシャルが高い顧客にリーチすることができます。
Metaピクセル(WEBページに埋め込んだコード)を用いて作成するものと、カスタマーリスト(既存リスト)を用いて作る2パターンがあります。これらMetaピクセル・カスタマーリストとFacebookの登録情報を照合させることで、興味関心を持っている層を特定し、Facebook広告の適切なターゲティングが実現できるのです。
量よりもまずは質に焦点を
類似オーディエンスでは、類似濃度を数値で調整することができます。1〜10%まで設定をすることができ、数字が小さいほどより既存顧客に近い層へのアプローチが可能です。数字が大きいほどリーチする数は増えますが類似度は下がります。
まずは、類似度の高い1%から検証を進めていきましょう。
Facebook広告の興味関心ターゲティングとは?カテゴリーごとの詳細を一覧
Facebook広告では、興味関心ターゲティングが可能です。
ユーザーがクリックした広告や「いいね!」をしているアカウントから、興味関心のある分野をデータ化し、そのデータを活用していくことでターゲットに広告を表示することができます。
ユーザーの以下の行動をもとに配信対象を定めています。
1:クリックする広告
2:やり取りをするページ
3:デバイスの利用状況や旅行の好みなどに関連して利用者がFacebookで行うアクティビティ
4:年齢、性別、所在地などの利用者データ
5:使用するモバイルデバイスとネットワークの接続速度
約300種類あるFacebook広告の興味関心カテゴリー
Facebook広告の興味関心カテゴリーは約300種類ありますが、大きく9つに分類することができます。それではご紹介していきましょう。
Facebook広告における9つの興味関心カテゴリーとカテゴリーごとのターゲティング詳細一覧
以下がFacebook広告の9つの興味関心カテゴリーになり、さらに細分化されていきます。
1:スポーツ・アウトドア
2:テクノロジー
3:ビジネス・業界
4:フィットネス・ウェルネス
5:レジャー施設
6:家族と交友関係
7:買い物・ファッション
8:趣味・アクティビティ
9:食品・飲料品
それでは興味関心カテゴリーごとの詳細を一覧にしていきます。
Facebook広告のターゲティング:スポーツ・アウトドアに関する詳細一覧
スポーツ・アウトドアに関する詳細一覧です。
【スポーツ】
アメリカンフットボール
アメリカンフットボール(大学)
ゴルフ
サッカー
スキー
スノーボード
テニス
トライアスロン
バスケットボール
バレーボール
マラソン
水泳
自転車レース
野球
【アウトドア活動】
キャンプ
サーフィン
ハンティング
ボート
マウンテンバイク
乗馬
釣り
Facebook広告に関するターゲティング:テクノロジーに関する詳細一覧
テクノロジーに関する詳細一覧です。
【コンピューター】
コンピュータサービス
コンピュータプロセッサ
コンピュータメモリ
ソフトウェア
タブレットコンピュータ
デスクトップコンピュータ
ネットワークストレージ
ハードドライブ
パソコンモニター
フリーソフト
【家電・エレクトロニクス】
Eブックリーダー
GPSデバイス
オーディオ機器
カムコーダー
カメラ
スマートフォン
テレビ
プロジェクター
ポータブルメディアプレイヤー
携帯電話
Facebook広告の興味関心ターゲティング一覧:ビジネス・業界
ビジネス・業界に関する詳細一覧です。
エンジニアリング
【オンライン】
ウェブデザイン
ウェブホスティング
ウェブ開発
オンライン広告
ソーシャルメディア
ソーシャルメディアマーケティング
デジタルマーケティング
メールマーケティング
検索エンジン最適化
【デザイン】
インテリアデザイン
グラフィックデザイン
ファッションデザイン
【パーソナルファイナンス】
クレジットカード
保険
投資
担保付き融資
ビジネス
マネジメント
マーケティング
不動産
中小ビジネス
医療
営業
小売業
広告
建築
建設
看護・介護
科学
経済
航空
起業
農業
【銀行サービス】
オンラインバンキング
リテール・バンキング
投資銀行
高等教育
Facebook広告の興味関心ターゲティング一覧:フィットネス・ウェルネス
フィットネス・ウェルネスに関する詳細一覧です。
ウェイトトレーニング
エクササイズ
ジョギング
フィットネス
ボディービルディング
ヨガ
Facebook広告の興味関心ターゲティング一覧:レジャー施設
レジャー施設に関する詳細一覧です。
【ゲーム】
アクションゲーム
オンラインゲーム
オンラインポーカー
カジノゲーム
カードゲーム
ギャンブル
シミュレーションゲーム
ストラテジーゲーム
スポーツゲーム
テレビゲーム(パズル)
ビデオゲーム
ファーストパーソン・シューティングゲーム
ブラウザゲーム
ボードゲーム
レーシングゲーム
ロールプレイングゲーム
大規模複数参加型オンラインゲーム
大規模複数参加型オンラインロールプレイングゲーム
言葉ゲーム
【テレビ】
テレビ番組(クイズ番組)
テレビ番組(トークショー)
テレビ番組(リアリティ番組)
【ライブイベント】
コンサート
ダンスホール
ナイトクラブ
バレエ
バー
パーティー
劇場
演劇
音楽フェスティバル
【映画】
アクション映画
アニメ映画
コメディ映画
サイエンスフィクション映画
スリラー映画
ドキュメンタリー映画
ドラマ映画
ホラー映画
ボリウッド映画
ミュージカルシアター
【読書】
Eブック
コミック
ノンフィクション(本)
フィクション(本)
ミステリーフィクション
ロマンス小説
文学
新聞
本
漫画
雑誌
【音楽】
エレクトロニックミュージック
カントリーミュージック
クラシック音楽
ゴスペルミュージック
ジャズ
ソウルミュージック
ダンスミュージック
ヒップホップ
ブルース
ヘビーメタル
ホップミュージック
ミュージックビデオ
リズム・ブルース
ロックミュージック
家族と交友関係
家族と交友関係に関する詳細一覧です。
ウェディング
友情
子育て
家族
母親
父親
結婚
買い物・ファッション
買い物・ファッションに関する詳細一覧です。
【ショッピング】
オンラインショッピング
クーポン
ショッピングモール
ディスカウントストア
ブティック
ラグジュアリー商品
【ファッションアクセサリー】
サングラス
ジュエリー
ドレス
ハンドバッグ
玩具
【美容】
スパ
タトゥー
ヘアケア商品
化粧品
美容院
香水
【衣料品】
レディース服
子供服
紳士服
靴
趣味・アクティビティ
趣味・アクティビティに関する詳細一覧です。
【アート・音楽】
ギター
スケッチ
ダンス
ドラム
パフォーミングアート
写真
執筆
工芸品
彫刻
歌
絵画
美術
芝居・演技
【ペット】
ウサギ
ペットフード
爬虫類
犬
猫
馬
魚
鳥
【ホーム・ガーデニング】
DIY
ガーデニング
ホームセンター
家具
家電
【政治・社会問題】
チャリティ・慈善活動
ボランティア
地域社会の問題
政治
法律
【旅行】
アドベンチャー旅行
エコツーリズム
クルーズ
テーマパーク
バケーション
ビーチ
ホテル
レンタカー
山
湖
空の旅
自然
観光
時事
【自動車】
RV
SUV
オートバイ
スクーター
トラック
ハイブリッド
ボート
ミニバン
自動車
電気自動車
食品・飲料品
食品・飲料品に関する詳細一覧です。
【お酒】
ビール
ワイン
蒸留飲料
【クッキング】
ベーキング
レシピ
【レストラン】
ダイナー
ファストフード
ファストフード店
喫茶店
【料理】
イタリア料理
インド料理
ギリシャ料理
スペイン料理
タイ料理
ドイツ料理
フランス料理
ベトナム料理
メキシコ料理
中南米料理
中東料理
中華料理
日本料理
韓国料理
【食品】
オーガニックフード
シーフード
チョコレート
デザート
バーベキュー
ビーガン
ピザ
ファストフード
ベジタリアン
【飲料品】
お茶
エナジードリンク
コーヒー
ジュース
ソフトドリンク
短期間でFacebook広告の成果を上げるためのターゲティング一覧
Facebook広告でターゲティングを効果的に行うためのコツを紹介していきます。
理解しておかないと、広告費を無駄にかけて結果を得られない可能性があるので、配信前にポイントをおさえておきましょう。
よく使うオーディエンスは保存して利用
作成したオーディエンスで頻繁に活用するものは保存して再利用していきましょう。
何度も設定し直すことは時間が無駄になります。
保存済オーディエンスの検索方法
1:「オーディエンス」にアクセス
2:ドロップメニュー「保存済みのオーディエンスを使用」にて選択
最初から詳細ターゲットを絞りすぎない
主な理由としては
・最初から完璧なターゲティングは難しい
・Facebookユーザーの全てが情報を記載しているわけではない
などが挙げられます。
特に2点目の方は基本情報は設定していたとしても、例えば交際相手の有無など登録をしていない人もいます。
あまりにも細かく設定をしてしまうと、潜在ニーズや興味関心を持ったユーザーを除外してしまうことになります。
類似したターゲティングはFacebook広告内で競合するので複数設定しない
いくら興味関心があっても自社の複数の広告が同一のターゲットに表示されると、自社同士で競合してしまい
場合によっては相手に不信感をいだかせます。
類似したFacebook広告は当然片方のみクリックされることになり、一方の広告出費は無駄になりますので似たようなターゲティングは避けるようにしましょう。
異なるターゲットへのアプローチは並行して行う
上記では興味関心があっても類似したターゲティングは避けるとお伝えしましたが、異なるターゲットに対しては複数の広告配信を行っていきましょう。
それぞれで比較検討ができ、自社製品の適切なターゲットを早く見つけることができるため、短期間で広告の成果につなげることができます。
まとめ
Facebook広告はユーザーデータが詳細に記載されている分、他のSNSに比べて精度の高いターゲティングができます。
ただし、いくら綿密なターゲティングを行ったとしても、適切に行わないと成果は出ず広告に無駄な出費だけがかかってしまいます。
しっかりコアターゲティング・カスタムターゲティング・類似ターゲティングの役割を理解した上で、Facebook広告配信を進めていきましょう。