Facebook広告の課金方式を徹底解説!購入タイプやシミュレーション・支払方法も

Facebook広告を利用するにあたって、実際にどれだけの効果があるかはとても気がかりですが、一方で広告費がいくら必要になるかも無視できない重要な要素です。

予算の仕組みや課金方式を理解して、広告予算を適切に管理することは、広告効果を最大化するために欠かせないポイントといってよいでしょう。

そこで今回は、予算の仕組みや購入タイプ、予算に対してどれくらいの効果が期待できるかのシミュレーション方法、利益最大化のポイントなどについてまとめました。

目次

予算の仕組み

広告費は無限にあるわけではありません。広告を配信するにあたっては、限られた予算のなかで効果をいかにして最大化するかが、もっとも重要なポイントです。

そこでまず、予算の仕組みや考え方について説明しましょう。

予算は自分で設定できる

広告予算は、広告主が自分で決めることになります。

具体的には、「1日の予算」と「通算の予算」があり、それぞれに「○○円」と数字を明確に決めて出稿する仕組みになっています。

したがって、「知らない間に広告費用を予算オーバーして、想定以上の請求がくる」というようなことは絶対にないので、安心してください。広告費用の最低金額は、ターゲットにより異なります。予算が足りない場合は、広告を作成する際に広告配信が可能になる最低金額が表示されます。

「1日の予算」は、広告セットやキャンペーンで1日あたりに費やしたい広告費の平均額です。平均ですから上回る日も下回る日もあります。しかし、トータルで平均額を超えることはありません。

「通算の予算」は、広告セットやキャンペーンの掲載期間全体で費やしたい合計の金額になります。設定した金額は、掲載期間が終了するまでに消化されるのが原則で、これを超えることは絶対にありません。

ちなみに予算は、月間で10~30万円が相場と言われています。つまり最低でも月に10万円くらいは投入しないと、目ぼしい効果が得られないと考えてよいでしょう。もちろん無理はいけませんし、クリエイティブの質を向上させたり、配信方法を工夫したりすることで、費用を抑えることは可能です。

購入タイプその1 オークション

つづいて、広告の購入タイプについて解説しましょう。

Facebookでは、一定の条件を設定して広告枠を買い取る形式になっており、その方法には、「オークション」と「リーチ&フリークエンシー」の2種類があります。

まずは「オークション」からみていきましょう。

オークションの仕組み

広告は、だれでも好きなときに好きな広告を希望するオーディエンスに配信できるわけではありません。Facebookが適切と判断した広告を、適切と判断したオーディエンスに届ける仕組みになっています。

そのためには、広告を作成したうえでオークションに出し、落札する必要があるのです。

入札方法

入札方法には「自動」と「手動」があり、別名「入札戦略」とも呼ばれます。「自動」は、Facebookのシステムが状況をみながら、設定した条件に沿って最も効果があがるかたちで入札を行うというものです。「手動」は、その都度自分で価格設定をして入札する方法です。

初心者の手動入札は、おすすめしません。最適額を想定して入札するのは、それなりのキャリアを積まなければ非常に難しいからです。それよりも自動入札の方が、確実に成果をあげやすいといってよいでしょう。

自動入札は更に、「消化金額に基づく入札」と「目標に基づく入札」という2つの入札戦略に大別されます。

「消化金額に基づく入札」は2つのオプションがあり、

・最小単価・・・設定した予算を使いきりつつ、可能な限り成果を最大化することを目指します。
・バリュー最大化・・・予算を消化しながら、購入金額が最高値になるように入札することを目指します。

「目標に基づく入札」には、

・結果の単価目標・・・CPA(顧客獲得単価)やCPC(クリック単価)などで指定した金額の平均を超えないようにすることを目指します。
・ROAS目標…キャンペーン期間全体を通じて、最低限の費用対効果をキープすることを目指します。

という2つのオプションが用意されています。

上記の4つのオプションから入札方法を選択し、自動入札することになります。初心者の場合は、予算内で最大の成果を目指す「最小単価」から始めるのがおすすめです。

落札の基準について

入札では上記の「入札価格」だけでなく、他に「推定アクション率」と「広告品質」の2要素が加味され、総合的にもっとも価値が高いと判断された場合に勝者=落札となります。

「推定アクション率」とは、ユーザーが広告に対してクリックなどのアクションを起こしたり、広告を経由して購入や資料請求などのコンバージョンを起こしたりする可能性を表す推計値のことです。

「広告品質」はユーザーにとって有益な広告であるかを問うもので、公表されていない基準やユーザーからの過去の広告へのフィードバックなどから、総合的に判断されます。

購入タイプその2 リーチ&フリークエンシー

続いて、もう一つの購入タイプである「リーチ&フリークエンシー」についての説明です。

予約型の広告配信機能

これは90日以内の期間を設定して予約購入する、20万人以上という大規模なリーチ配信を専門とする広告配信機能です。

「フリークエンシー」とは、同じユーザーに広告が表示される回数のことです。この方式では、表示回数を制御することができるのです。

あまり頻繁に同じ広告を流し過ぎると、ユーザーが広告疲れをおこしてしまうことがあります。そうなると、商品どころか広告主自体に対する拒否反応をもたれるおそれもあり、広告が逆効果となりかねません。そこで1人あたりの表示回数を抑えて、代わりに広告を見せるユーザーの母数を広げるのです。

向いているケース

この購入タイプをおすすめするのは以下のような場合です。

・ブランドの認知度を高めたい
・動画再生数を高めたい
・広告を見る利用者の絶対数を示すリーチの数を高めたい
・一部の地域ではなく、国全体をターゲットにしたい
・配信の6ヶ月前から予約可能なため、早めに計画し、広告予算を決めておきたい

とにかく大規模な認知施策に向いているので、短時間の存在を広め、ブランディングを強化したい場合にうってつけです。

注意点

この方式の注意点としては、配信が開始されると、フリークエンシーや配信面、オーディエンスについては、編集内容を変更できません。クリエイティブ、予算、配信期間は変更可能です。

またオークションに比べると、最低設定金額が高額にのぼるため、予算に余裕がない時には無理をしないことです。

課金方式

課金方式には、次の2種類があります。

クリック課金

広告がクリックされると課金されるのが、「クリック課金」です。広告を視聴したり閲覧したりするだけでクリックされなければ課金はされないため、広告に関心がないユーザーに余分なコストをかけずに済みます。

費用の相場は、1クリックあたり100~200円です。

クリック課金が適している広告

クリック課金が適しているのは、

・Webサイトへの訪問を増やしたい
・動画の再生回数をアップしたい
・カタログ販売したい
・アプリのインストールを増やしたい

といった場合です。

インプレッション課金

広告が画面に表示されると課金されるのが、「インプレッション課金」です。1,000回を1セットとして価格が決まり、課金されるのも、表示回数が1,000回に達したタイミングになります。

平均単価は、1セット100~500円くらいです。

インプレッション課金が適している広告

インプレッション課金が適しているのは、

・ブランドの認知度をアップさせたい
・リーチを増やしたい
・Webサイトへの訪問を増やしたい
・投稿へのリーチやいいね、コメント数といったエンゲージメントを増やしたい
・アプリのインストールを増やしたい
・動画の再生数を増やしたい
・見込み客であるリードを獲得したい
・購入や資料請求などのコンバージョンを高めたい
・カタログ販売したい

といった場合です。

効果のシミュレーション方法

Facebook広告には、広告を配信する前にどれくらい効果がありそうかシミュレーションできる機能があります。購入タイプ別に見ていきましょう。

オークションのシミュレーション

「広告マネージャ」の「新しいキャンペーンを作成」で、新たにキャンペーンを作成します。キャンペーンの目的を選んで「次へ」をクリックします。

「キャンペーン名」「キャンペーン詳細」「A/Bテスト」「キャンペーン予算の最適化」に、必要な情報を入力して、「次へ」をクリックしてください。

「予算と掲載期間」「オーディエンス」「配置」をそれぞれ入力すると、「1日の推定結果」として、「リーチ」と「リンクのクリック」の数値が表示されます。

最初に選択したキャンペーンの目的によって、シミュレーション結果は変動します。

リーチ&フリークエンシーのシミュレーション

「広告マネージャ」の「新しいキャンペーンを作成」から新たなキャンペーンを作成します。
「購入タイプ」を「リーチ&フリークエンシー」にし、キャンペーンの目的を選択し、「次へ」をクリックしてください。

「予算」か「目標リーチ数」、「オーディエンス数の割合」のどれかを入力すると、「リーチ」や「ターゲット層」などの推定値が表示されます。入力する数値を変え、シミュレーションを繰り返して、最適な推定値のところで条件を固めます。

広告費の支払方法

実際に広告を出稿すると、早ければその翌月には、広告費の請求がきます。その支払方法について確認しておきましょう。

「自動決済」と「手動決済」がある

広告費の支払い方には、「自動決済」と「手動決済」があり、好きな方を選択できます。

「自動決済」の場合は、クレジットかデビットカード、またはPayPalでの支払いになります。

クレジットの場合、対応しているのは以下の4社です。

・American Express
・Mastercard
・Visa
・JCB

PayPalは、Facebookへクレジットカードや口座の情報を伝えずに決済できます。カードや銀行口座だけでなく、PayPal残高からも支払い可能です。

「手動決済」は、日本ではオンライン銀行振り込みのみ可能となっています。

広告費の費用対効果を最大化する方法

最後に、広告の費用対効果を最大にするためのポイントについて解説しましょう。

オーディエンスを調整する

Facebook広告の特徴は、ターゲティング精度が非常に高いところです。実名登録で、性別や年齢、地域、言語や職種、関心ごと、趣味など、細かな点まで個人情報がデータ蓄積されるため、それらをフル活用してピンポイントで広告配信ができるのです。

しかし、そもそもオーディエンスの設定そのものにズレがあると、どうしても関心が薄いユーザーに向かって的外れな配信をしてしまうことになります。そのため、出稿しても効果が出にくいと感じたら、まずオーディエンスを見直して、調整を加えることが先決です。

類似オーディエンスを利用する

Facebook広告では、すでに商品購入したことのあるユーザーと特徴が似ているユーザーにターゲットを絞って広告配信できる「類似オーディエンス」があります。

これを使うと新たな需要を発掘し、新規ユーザーを増やすことができる可能性が高まるので、非常に有効です。

代理店の利用を検討する

広告配信にはその道のプロが多数ひしめいており、激しいマーケティング合戦を繰り広げているのが実情です。

よって慣れないうちは、それに特化した広告代理店に委託するのも一つの方法でしょう。コストはかかりますが、成果が出るための考え方やおさえるべきポイントが早く理解でき、結果としてはメリットが大きいかもしれません。

まとめ

Facebook広告は、非常にターゲティング精度の高いすぐれた広告媒体です。

ただその効果を十分に得るためには、課金システムや購入の方法を理解して、自社の広告に合った配信の仕方を追求することが、大切でしょう。

シミュレーション機能も上手く活かしながら、費用対効果の高い広告出稿を目指してください。

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この記事を書いた人

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