Facebook広告費の単価を知りたい!課金方式や設定方法まで詳しく説明

Facebookは実名登録が必要なSNSです。
そのおかげで、Facebook広告は数あるSNSの中でも広告のターゲティングの精度がとても高く、成果が上げやすいところが魅力的です。
より詳細な広告の設定もできるため、使ってみたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、Facebook広告の料金の仕組みは少し分かりにくく、困っている方もいるのではないでしょうか。

「Facebook広告の課金方式を知りたい!」
「結局どっちの課金方式をとれば良いの?」

このように考えている方も多いでしょう。
そこで、この記事ではFacebook広告での料金の仕組みや、課金方式などについて説明しています。

目次

Facebook広告の基本を知っておこう!

Facebook広告の単価について知る前に、まずはFacebook広告の詳細について知っておきましょう。
ここでは、以下3つの観点からFacebook広告の基本について説明します。

・そもそもFacebook広告ってなに?
・Facebook広告の課金方式とは?
・Facebook広告の効果を知りたい!

そもそもFacebook広告ってなに?

Facebook広告とは、FacebookやInstagram上に配信する広告のことを指しています。
Facebookは実名登録が基本となっているため、詳細な個人情報を基にターゲットを絞り、必要な人にだけ該当の広告が配信できます。
消費者に広告が届きやすくなることで自社の告知が可能となり、成果を出すことができるでしょう。

Facebook広告の課金方式とは?

Facebook広告の課金方式には、以下2つの方式があります。

・インプレッション課金(CPM)
・クリック課金(CPC)

これら2つは、広告を出稿する際に選ぶ「キャンペーン目的」によって選択が可能です。
広告を配信することで、どのような成果を出したいのかを検討してから選びましょう。
詳細は後述しますが、簡単に2つの違いを説明すると以下のとおりとなります。

・インプレッション課金:広告が1,000回表示されるたびに課金される方式
・クリック課金:広告を1回クリックされるごとに課金される方式

Facebook広告の効果を知りたい!

Facebookは実名や住所、出身校など、パーソナル情報を複数登録し使用するSNSです。
そのため、ターゲティングの精度を高めることが可能であり、よりユーザーの興味に近い広告を配信することができます。
ターゲティングの精度が高いとターゲットにクリックしてもらえる回数が増えるため、より多くの人に広告を見てもらいやすくなるでしょう。
また、Facebook広告はInstagramでも同じ広告を配信することができます。
InstagramのユーザーとFacebookのユーザーどちらにも配信が可能なため、高い広告の効果が期待できるでしょう。

Facebook広告の料金の目安は?月にいくらぐらい?

Facebook広告を配信したいと思った際、最も気になることが予算ではないでしょうか。
予算は、ちょうどいい金額を検討しなければなりません。
なぜなら、予算が少なすぎると他の企業の広告に負けてしまい、成果を出すことはできなくなるからです。
逆に、予算が高すぎると費用対効果が悪くなります。

そこで、Facebook広告料金の目安に困っている方向けに、以下の予算にした場合、どのような効果があるのか説明します。
運用しやすく、広告の成果を出しやすい予算を見つけてください。

・予算の設定:月3万~5万円の場合
・予算の設定:月10万円の場合
・予算の設定:月10万円以上の場合

予算の設定:月3万~5万円の場合

Facebook広告の広告費はいくらでも設定が可能ですが、テスト運用や初月は月額3万円から始めるのが適していると言われています。
月3万~5万円を予算として設定した場合、1日あたりの金額は1,000円~1,500円です。
この場合、広告の表示回数も10,000回以上に到達し、ターゲット層の動きや、ユーザーの傾向を分析する材料にも使えます。

最初の段階では月に3万~5万円の予算にし、今後の広告の戦略を立てるための材料を揃えたほうが良いでしょう。

予算の設定:月10万円の場合

月に10万円を予算にあてる場合、1日あたり3,000円の費用がかかることになります。
月に3万~5万円だったときよりも、多くのユーザーに広告が表示されるようになるでしょう。
しかし、より多くのユーザーに表示されるからといって、確実な成果が出るわけではありません。
なぜなら、広告を配信するだけでは、具体的な購入やクリックにつながるとは言い切れないからです。
広告は、表示されたユーザーがクリックし、商品の購入など、確実な行動を起こしてもらう必要があるのです。

そのため、月に10万円をすべて広告費にかけるのではなく、半額をデザイナーなどにあてる運用方法も考えた方がよいでしょう。

広告は配信して終わりではありません。
ユーザーが行動に移しやすい広告を作っていく必要があるため、デザイナーやコピーライターへ支払う報酬は、広告の費用と考えましょう。

予算の設定:月10万円以上の場合

Facebook広告の費用相場は、10万円~30万円と言われています。
この場合は、広告費だけではなく、代理店による運用費も含まれています。

広告は配信して終わりではなく、配信後の解析が大切です。
解析は、広告代理店に依頼する方が正確な結果を得ることができます。
もちろん自社で運用すれば予算を削ることもできますが、広告のプロに依頼した方がより戦略も立てやすくなります。

広告代理店に依頼する場合、最低でも5万円はかかります。
そのため、広告にかかる費用が10万円以上になることも念頭に置いたほうが良いです。

Facebook広告で選択できる課金方式は2つある!

上述したとおり、Facebook広告は以下2つの課金方式が選べます。

・インプレッション課金(CPM)
・クリック課金(CPC)

CPMは、広告が1,000回表示されるごとに料金が発生します。
ユーザーがクリックしたかどうかに関わらず、表示されると費用が発生する設定であるため、認知度やブランドの知名度を上げたい際に使うと良いでしょう。

CPMの計算方法は、以下のとおりです。

・広告費÷表示回数×1000

広告費に100円をかけ、1,000回表示された場合のCPMは100円となります。
そのため、広告を運用する方は、CPMをいかに下げられるかが大切になります。

一方CPCは、ユーザーが広告をクリックするたびに費用が発生します。
そのため、どれだけ表示回数が多くても、クリックされていなければ費用は発生しません。
CPMよりも予算を抑えることができそうですが、クリックされるだけで終わってしまう場合もあるため、広告内容を見直さなければいけない可能性もあるでしょう。
また、CPCは入札形式なので、競合他社よりも入札の金額が安い場合、広告が配信されないこともあります。

【注意!】課金方式は広告の目的によって選べないこともある

Facebook広告は、広告配信をする際に「広告の目的」を選ばなければなりません。
「広告の目的」には、たとえば以下のようなものがあります。

・ブランドの認知度アップ
・アプリインストール
・動画の再生数アップ
・来店数の増加

さらに、広告の目的によって選べる課金方式は異なるため、注意が必要です。
CPMは基本的にどの目的でも選ぶことができますが、CPCは広告の目的によって選べないものがあります。

CPCを選ぶことができる広告の目的は、以下の3つです。

・トラフィック
・アプリインストール
・カタログ販売

CPCのメリットとデメリットについて

CPCのメリットとデメリットについて、解説します。
それぞれについて把握し、広告の運用に合う課金方式を選ぶようにしましょう。

CPCのメリット

CPCのメリットは、以下3つが考えられます。

・クリックされるときのみ課金されるため、予算内ぎりぎりまでクリック数を獲得できる
・クリックされない限り課金されないため、無駄な出費がない
・費用対効果が明確になる

CPCはCPMとは異なり、クリックされない限り料金が発生しない特徴があります。
そのため、広告が表示されてもなんのアクションもないなど、広告パフォーマンスが悪い場合は料金が発生しません。
つまり、コスパが良いところが最大のメリットだと言えるでしょう。

CPCのデメリット

CPCのデメリットは以下4つがあります。

・クリック率が上がると料金が高くなってしまう
・オークション形式なので、広告内容によっては配信されないこともある
・競合が多い人気の分野の場合広告費が高くなってしまう
・誤クリックでも料金が発生してしまう

競合が多く、人気の高い分野の広告の場合は料金が高く設定されることがあります。
また、思っていたよりも人気が高く、クリックしたユーザーが多いと、予算上限に達してしまい予定通りにいかなくなることもあります。
CPCは、しっかりとした戦略を立ててから設定しなければ、無駄な費用が発生する恐れもあるので気を付けましょう。

【業界別】Facebook広告でのCPCの相場は?

CPCの単価を下げるためには、相場を知る必要があります。
しかし、業界の違うCPCの相場を参考にしても意味がありません。
ここでは、2019年にWordStreamが発表した「Facebook Ad Benchmarks for YOUR Industry」から、業界ごとのCPC単価について説明します。

CPCが高いのは生活や人生に関わる広告

CPC単価が最も高いのは、金融や住まいなど、人生に大きく関わるような大切な広告の場合でした。
金額が高く、大きな決断が必要なものはクリックする人が少ないため、CPC単価が高くなる傾向になります。
一方飲食やアパレルなどは手軽に確認できるため、CPC単価が低くなっています。
使用用途に合わせて、CPCを選ぶかどうかを決めましょう。

・自動車→256円
・仕事→238円
・金融や不動産→440円
・住まい→314円
・飲食→47円
・ペット→69円
・フィットネス→209円
・アパレル→51円
・インターネット→347円
・趣味やレジャー→77円

Facebook広告費の設定方法

Facebookでは、広告マネージャを利用しなくとも広告費の設定が可能です。
しかし、詳細なカスタマイズができないため、ターゲットとなるユーザーへ広告が配信されない可能性もあります。
そのため、できる限り広告マネージャから広告費の設定をおこないましょう。

設定の詳細は、以下の4つです。

1.アカウントの上限予算を設定
2.キャンペーンの上限予算を設定
3.広告セットの上限予算を設定
4.入札単価の設定

1.アカウントの上限予算を設定

アカウントの上限予算を設定すれば、広告アカウントの広告費を制限できます。
広告アカウントでいくつかの広告を配信している場合は、制限をしておけば安心して運用ができるでしょう。
上限を設定していない場合、無駄な費用が発生する恐れがあるため、事前に設定しておきましょう。

2.キャンペーンの上限予算を設定

キャンペーンの予算では、1つのキャンペーンに設定する予算の上限を決めることができます。
キャンペーンの予算には、以下の2種類があり、いつでも編集ができるようになっています。

・通算予算→広告が掲載されている期間全体で設定したキャンペーンで支払う費用
・1日の予算→1日の平均予算

アカウントの上限設定とは異なり、キャンペーンごとに設定することで、調整が可能です。
必ずどちらも設定し、広告にかける予算を制御しましょう。

3.広告セットの上限予算を設定

広告セットごとの予算を設定します。
広告セットでは、1日あたり、もしくは掲載期間中のすべてを合計した予算の上限を設定することができます。
特に効果を出したいキャンペーンがあった際に、集中して予算をかけることができるため、設定しておきましょう。

なお、この設定はキャンペーンの「Advantageのキャンペーン予算」をオフにしていないと設定できないので注意しましょう。

4.入札単価の設定

入札単価とは、たとえばCPMの場合、1,000回表示された場合広告費をいくらに設定するのかを決める単価のことです。
CPCの場合は、1クリックあたりの単価を決めることになります。
入札単価は、基本的にFacebookが自動で適した入札単価を設定してくれますが、手動で設定も可能です。

入札価格は、以下2つの設定ができます。

・入札価格上限
・ターゲット単価

オークションごとに入札価格を設定する場合は、入札価格上限を設定し、反対に、一定に単価を保ちコストパフォーマンスを高めたい場合は、ターゲット単価を設定すると良いでしょう。

Facebook広告費は広告の目的に合わせて課金方式を選ぼう!

Facebook広告は、しっかりと分析することで戦略を立てることができる貴重な媒体と言えます。
広告費用を定めることで、戦略を立てることが可能になります。
コストパフォーマンスをよくするためにも、キャンペーンの目的や配信方法に合わせた課金方式を選びましょう。

最初の数か月はお試しとして、数回広告運用してからやりやすい方法を模索してください。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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