Facebook広告のCPCが選べない理由は?単価を下げる方法や費用対効果を上げるコツも!

Facebook広告では、費用対効果を最大化することがもっとも重要な目的です。その手段の一つとして、CPC(クリック単価)を低く抑えることが大切です。

ところがCPCは、広告主自らが選ぶことはできません。そのため思いの外高騰し、結果として広告の費用対効果が下がってしまうことが珍しくないのです。

そこで今回は、Facebook広告でCPCが高くなる理由や下げる方法、さらに費用対効果をアップさせるコツについても詳しく解説します。

目次

CPCの基本とメリット・デメリット

まずCPCについて基本的な情報とメリット、デメリットについて解説しましょう。

CPCとは

「CPC」とは、「Cost Per Click」の頭文字を並べたもので、「クリック単価」を意味します。ユーザーが広告を1回クリックするごとに課金される広告費のことです。

ただ広告が表示されるだけではいっさい費用はかからず、クリックされてはじめて広告費が発生する点が特徴です。

もう一つの課金タイプに「CPM(インプレッション単価)」があり、こちらは広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する仕組みになっています。

CPCはこの後に詳述しますが、一定の価格ではなく、オークションによって毎回変動します。低ければ広告の費用対効果が高く、逆に高ければ効率の良い広告配信ができていないことを意味します。また、CPCとともによく用いられる指標に「CTR(クリック率)」があり、表示回数に対してクリックされた数の割合を表します。FacebookのCTRの平均値は約0.89%ですが、CTRが高ければ高いほどクリックされる回数は高いので、CPCは下がることになります。

さらに「CPA(獲得コスト)」といって、購入などのコンバージョンを得るのにかかった費用を表わし指標とも照らし合わせることで、費用対効果をより明確に把握することも可能です。つまりCTR(クリック率)が高くて、CPC(クリック単価)が低く、CPA(獲得コスト)が少なく抑えられれば、理想です。

CPCが決まる仕組み

CPCは、Facebookが開催するオークションによって決まる仕組みになっています。オークションの役割は、「どの広告主が作成したクリエイティブを、どのユーザーに配信するか」について決定することにあります。

Facebook広告はターゲティング精度が高いことで定評がありますが、同じターゲットに広告を配信したい広告主が多ければ競争率が高くなり、その分CPCは高騰します。逆にその競争率が低い場合は、CPCも下がる傾向が強くなるのです。

つまり広告を見て欲しいターゲットを変えれば、同じ広告でもCPCの値は異なるということです。

例えば、スマートフォンを例にとって考えてみましょう。
最新機種なら、若年層からミドル世代に向けて訴求するのが常套手段でしょう。テレビCMを見てもよくわかるように、各社ともその世代が好むような、ポップでオシャレなイメージを強調したクリエイティブを使ったものが主流です。しかもニーズが高い分、シェアの獲得競争も熾烈といってよいでしょう。

では、シニア向けのスマートフォンを宣伝するとなるとどうでしょう。最新機種とは広告の内容がガラリと変わるのもさることながら、ミドルまでの世代と比べると需要が少ないので、市場の奪い合いはさほど激しくありません。

つまり、最新機種はCPCが高騰する可能性が極めて強く、逆にシニア向けなら下がると考えられます。広告主はこれを予想したうえで、入札額を上げたり下げたりといった駆け引きを行います。またそれと同時に、クリエイティブの作成にどのくらいの予算をつぎ込むか、といったことなどを総合的に考える必要があるのです。

入札単価と何が違うのか

CPCと似た言葉に「入札単価」があります。

「入札単価」は、広告主が入札の際に定める1クリックあたりの単価のことです。もし200円に設定したとしたら、200円までのCPCなら可能ということを意味します。ただしオークションの結果、実際のCPCは180円になることもあれば、160円になることもあり得ます。つまり、必ずしも入札単価とCPCはイコールではないということです。

CPCが入札単価より高くなることはありませんが、あまりに入札単価が低すぎると競合に負けて、広告が表示されないことがあります。もし表示回数が少ない場合は、入札単価を上げることを検討するのもよいでしょう。

FacebookのCPCは高いのか

Facebook広告は、ターゲティング精度の高さでは定評がありますが、CPCは他のSNSと比較するとどうなのでしょうか。

FacebookのCPCは、約100円といわれています。他のSNSのCPCは安くて20円前後、高い場合で200円位が相場です。それと比べても、特別高くも安くもないといったところでしょう。

CPCのメリット

CPCはクリック数が最大になるように配信されますが、クリックされない限りは費用が1円もかかりません。そのため、費用対効果が高い点がメリットです。

CPCのデメリット

CPCは、競合が多い業界では高騰する可能性が非常に高いです。かといって、高い入札額でオークションを勝ち取っても、とくにスマホは誤クリックが多いです。それにより、余計な広告費用がかかるおそれもあります。

また、クリックされなければ広告費が発生しないのはメリットですが、それは同時に広告を見てもらえないことを意味します。そのため、クリエイティブ作成のコストや手間と時間が無駄になるリスクがあります。

CPCが高い原因4選

CPCがなぜ高騰するのか、その理由を4つに分けて説明していきましょう。

ターゲットの数が少なすぎる

ターゲットの数が少なすぎるとクリックする可能性のあるユーザーの母数が小さくなるので、自ずとクリック数が減り、CPCが高くなってしまいます。

加えて、同じユーザーに広告が平均で何回表示されたかを意味する「フリークエンシー」も重要で、この数値が大きすぎると特定の人たちに何度も広告を流してしまっていることになります。これにより、最初は新鮮味があった広告でも飽きられてしまい、さらにはその広告主に対する嫌悪感すら抱かれることもあるので要注意です。フリークエンシーは、2.5回までが目安で、これを超える場合は配信方法などを見直した方がよいでしょう。

ちなみにフリークエンシーを確認する方法は、以下の通りです。

「広告マネージャー」を開いたら、「列」をクリックしてください。

メニューの中から「列をカスタマイズ」を選択します。

「フリークエンシー」にチェックを入れて、「実行」をクリックしてください。

運用中の広告の列に「フリークエンシー」が表示されるので、ここで確認してください。

クリエイティブの質が低い

クリエイティブの質が低くてユーザーの関心をひく魅力がなければクリック数が減るため、CPCが高くなりかねません。

テキストが多すぎる

Facebook広告では、画像や動画に占めるテキストの割合を20%以下にすることが推奨されています。

これ以上テキストのボリュームが増えるとユーザーにとって目障りとなり、広告への関心が著しく低下したり、ストレスを与えたりする原因となります。それはひいては、Facebookからの広告に対する評価が大きく下がる可能性にもつながります。

すると、配信回数が減少したり、ひどい場合は停止されたりするため、クリックが減少しCPCが高騰する原因になります。

配置場所がパターン化しすぎている

広告の配置場所は、フィードやストーリーズ、インストリーム、検索など複数におよびます。それぞれに特徴があり、閲覧するユーザーも異なります。よって配置場所が偏ってパターン化していると、リーチできるユーザーも限られる可能性があり、クリック数も減るおそれがあるのです。

CPCを確実に下げる方法

それでは、どのようにすればCPCを下げられるのか。具体的に3つに分けて解説しましょう。

フリークエンシーを見直す

先ほども述べましたが、フリークエンシーが2.5回を超えると要注意です。多くとも3回に達したら、思い切ってすみやかにクリエイティブを変えたり、配置場所をアレンジしてみたりするようにしてください。

ターゲットを見直す

フリークエンシーが高いということは、すでに一定のユーザーには広告を見せ切ってしまっていると考えられます。また、ジャンル自体にあまり興味のない相手に、広告を配信してしまっているおそれもあります。これらの場合は、一からターゲットを見直し、設定を変更して配信し直すのも非常に有効です。

クリエイティブを見直す

CPCを下げるには、ユーザーが思わずクリックしたくなるようなクリエイティブを作成するのが王道といってよいでしょう。「いいね!」が多くついたり、拡散されたりして、認知度が上がると同時にクリック数も上昇しやすくなるからです。

かといって、そう簡単に次から次へと斬新なアイデアが出るものではないでしょう。そこで発想がマンネリ化してしまっている場合は、「広告ライブラリ」を活用することもおすすめします。

「広告ライブラリ」は、Facebook内のほぼすべての広告主のページと広告が閲覧できるFacebookのサービスです。ページ履歴や「いいね!」の数、広告の掲載日、リンク先や広告フォーマットなどをまとめてチェックできるので、クリエイティブの作成やアレンジの参考になります。とくに大企業や話題のショップのクリエイティブは、トレンドを先取りしたり斬新だったりするため、大いに刺激となるに違いありません。

また、クリエイティブ自体の種類を増やし、複数のパターンについて配置場所を変えながら試して成果を検証するのもよいでしょう。改良点を見つけては新たな手を打つPDCA(計画→実行→検証→改善)サイクルを繰り返し回し続けていれば、ある時にグンとクリック数が伸びることがあります。

参考:Meta/広告ライブラリ

広告の費用対効果をアップさせるコツ

最後に、広告の費用対効果をさらにアップするためのコツを解説しましょう。

適したフォーマットを使う

広告効果を高めるには、広告に適したフォーマットを活用するのが必須です。フォーマットとは、画像や動画、これらをさまざまな形で組み合わせたり、特別な機能を持たせたりした配信手段のことで、具体的には以下の12種類になります。

・画像広告
・動画広告
・カルーセル広告
・コレクション広告
・スライドショー広告
・インスタントエクスペリエンス広告
・ダイナミック広告
・リード獲得広告
・プレイアブル広告
・イベント参加広告
・Messenger誘導広告
・いいね!広告

それぞれに特徴や向いている広告があるので、複数のフォーマットを試して検証するとよいでしょう。

適したキャンペーンの目的を選択する

Facebook広告では、「認知」「検討」「コンバージョン」の3つのカテゴリーからなるキャンペーンの目的があります。広告作成の段階で必ず設定することになりますが、このキャンペーンの目的によっても広告効果はずいぶん異なってきます。

とくに、企業やブランドの認知度をアップしたり、広くユーザーにリーチしたいなら「認知」が。また、アプリのインストールを増やしたり、動画再生数をアップしたり、イベントへの参加数を増やしたりしたいなら、機動力のある「検討」が、それぞれおすすめです。

ROASを把握する

広告の費用対効果を具体的に計算する方法として、「ROAS」と「CPA」があります。まずROASから説明しましょう。

「ROAS」とは、「広告費用の回収率」を意味します。すべての広告費に対してFacebook広告経由の売上がどれくらいの割合になるかを表します。

具体的には、
「Facebook広告経由での売上高÷すべての広告費=ROAS」
という計算式で算出できます。

CPAを把握する

CPAは、冒頭にも説明した「獲得コスト」です。1件の売上(コンバージョン)に、どれだけの広告費が必要だったかを確認できます。

「すべての広告費用÷コンバージョン数=CPA」という式で求められます。

ROASとCPAは、時系列で比較していくと費用対効果の変化がよくわかるので、つねに確認して改善に役立てるようにしてください。

まとめ

Facebook広告のCPCは、自分では選べません。しかし、的をいた対策を行えば、改善させることは可能です。

CPCが高すぎる場合は、記事内で述べたことを参考にして原因を予測し、費用対効果が上がるようすみやかに手を打ちましょう。1度といわず、2度、3度と繰り返していくとコツがつかめて成果も上がってくるので、ぜひ根気よく続けてください。

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この記事を書いた人

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