Facebook広告のターゲットに年齢制限はあるの?3種類のターゲティングと共に詳しく解説!

Facebook広告を利用するもっとも大きなメリットは、ターゲティング精度が高い点といってよいでしょう。自社の広告をより必要としているユーザーに的を絞って配信することで、購入やサービス利用といったコンバージョンにつながる確率が高まります。

ところが、広告主の判断で好きな相手にだれにでも広告が配信できるかというと、そうではありません。とくに年齢制限について正しく理解しておかなければ、広告制限など思わぬペナルティを課されるおそれがあるので要注意です。

そこで今回は、年齢制限の内容や3種類あるターゲティングのメリット、デメリットなどについて詳しく解説します。

目次

ターゲティングの年齢制限とは

早速、ターゲティングにおける年齢制限について説明しましょう。

ターゲティングとは

年齢制限について理解するには、まずFacebook広告におけるターゲット設定の種類について知る必要があります。

後述しますが、ターゲット設定には、「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」の3種類があり、広告主が自由に選択したり、併用したりできるようになっています。

簡単に説明すると、
・コアオーディエンス・・・住所、年齢、性別、趣味など、ユーザーの登録した個人情報をもとにターゲットを絞って配信する

・カスタムオーディエンス・・・自社がすでにもつ顧客リストやサイト訪問歴のあるユーザーとFacebookの利用者を照合して、合致した相手に広告を配信する

・類似オーディエンス・・・自社サイトを訪れたり、購入実績のあるユーザーと似た特徴をもつユーザーに絞って配信する

というものです。

ユーザーからすると偶然のように画面上に表示される広告は、すべて上記のいずれかのターゲット設定にしたがって配信されているのです。

ターゲティングの年齢設定

Facebookでは、13歳から64歳までの1歳ごとと、65歳以上という区分で、自由にターゲットを絞って広告配信できるようになっています。

例えば、還暦を迎えた人に向けてピンポイントで広告を配信したければ、「60歳」のユーザーだけにターゲット設定すればよいわけです。同じように、20代前半なら20~24歳、アラフォーなら38~42歳といった具合です。

年齢制限についての規約が変更された

ターゲット設定は、もともと13歳以上のユーザーにしかできないルールがありましたが、この年齢制限についての規約が2021年8月23日より大きく変更されました。

具体的には、興味や関心ごと等のデータを利用して行う詳細ターゲット設定や、言語によってターゲットを絞る言語のターゲット設定、カスタムオーディエンス、そして類似オーディエンスなどを行う場合、日本を含むほとんどの国と地域で18歳未満、タイで20歳未満、インドネシアで21歳未満のユーザーを対象とすることが禁止されたのです。

上記の年齢層(国内の場合:13~17歳)のユーザーを対象とした場合に許されるのは、「年齢、性別、所在地のみ」でのターゲット設定だけとなりました。つまり、多くの広告主がターゲット設定項目に入れたいと考える、趣味や関心ごとといったデータを利用した設定は、控えなければなりません。

年齢を制限する理由

年齢を制限するのは、「未成年の場合は、世の中のさまざまな商品やサービスを購入したり利用したりするための判断能力や責任能力、経済力が不足している」との考えや、「悪意をもつ広告主による被害を、回避するさせる必要がある」というのが、主な理由です。

テレビやラジオのCMであれば、いくら欲しくても保護者の同意を得なければ、注文や購入をすることはそう簡単ではありません。しかしFacebookの場合、クリック一つで購入できたり、思いもかけない詐欺や事件に巻き込まれるおそれがあったりします。よって広告主も、その辺りのリスクについて十分に配慮する必要があるでしょう。

年齢以外にも注意が必要

実は年齢制限以外にも、広告主が注意すべきことが数多くあります。

具体的には、「広告ポリシー」で定められている31の禁止コンテンツや、15の制限されているコンテンツなどです。これらに規定されているような、差別表現、扇動的コンテンツ、武器や弾薬など危険物についての広告などは、絶対に作成してはいけません。もし抵触すれば広告審査をパスできないばかりか、アカウントを停止されるおそれもあるので注意してください。

参考:Meta/広告ポリシー

コアオーディエンス

それではここから、冒頭にお伝えした3種類のターゲット設定について詳しく解説しましょう。まず「コアオーディエンス」からです。

コアオーディエンスとは

「コアオーディエンス」とは、ユーザーがアカウント登録する際に入力する個人情報などを条件として、ターゲットを絞り込んで広告を配信する機能です。

具体的には、
・位置情報・・・国、都市、住所など
・利用者データ・・・年齢、性別、職業・役職、学歴など
・つながり・・・Facebookページ内やイベントでつながっているユーザー
・関心ごと・・・趣味に関連することや興味のある物やサービスなど
・行動・・・購入履歴などの消費行動
といった情報を活用してターゲットを絞ります。

コアオーディエンスのメリット

コアオーディエンスのメリットは、広告主が抱く顧客イメージやそれに近い顧客像を具体的なキーワードを使って表現しながらターゲット設定できる点です。

つまり、
・20~25歳までの安価なコスメ好きの女性
・アウトドア好きの30代の男性
・受験生がいる40~50代の主婦
・マンション購入を検討している20~30代の社会人女性
といった具合です。

コアオーディエンスのデメリット

コアオーディションは、ターゲットの絞り込み方に気をつけないと、かえって該当するユーザーが限定されすぎて配信できる相手が少なくなってしまい、広告効果が薄れかねない点がデメリットです。

Facebook広告におけるクリック率は、わずか0.89%といわれています。つまりピンポイントでターゲットを狙いすぎると、リーチできるユーザーが限られるうえ、さらにそのうち1%に満たない人からしかクリックされないとなると、費用対効果の面で非常にマイナスが大きくなると考えられるのです。

掛け合わせ方法その1 OR設定

コアオーディエンスでは、条件設定の際に、単独ではなく複数の条件を掛け合わせることができます。

その一つが、「OR設定」です。つまり「◯◯又は△△」という条件の付け方です。

例えば、「釣りかゴルフが趣味」とか「ラーメンかうどんが好き」などです。

掛け合わせ方法その2 AND設定

掛け合わせのもう一つのパターンとしてよく用いられるのが、「AND設定」で、「〇〇と△△」という条件設定の仕方です。

「ゴルフと釣りが趣味」とか「ラーメンもうどんも両方好き」という具合です。

ちなみに掛け合わせには、「除外設定」もあります。これは、「~以外」とか「◯◯を除く」という場合です。

「演歌が好きな40代以外の人」とか、「ファッションに興味があるが、古着が好きな人を除く」といったパターンです。

カスタムオーディエンス

続いて、「カスタムオーディエンス」について解説しましょう。

カスタムオーディエンスとは

「カスタムオーディエンス」とは、Facebookユーザーの中で、すでに自社のサービスに何らかの接点を持っている相手に広告を配信する機能です。

具体的には、顧客リストに載っていたり、サイト訪問、資料請求、アプリの取得、広告への「いいね!」などを行ったりしたことのあるユーザーがターゲットになります。

カスタムオーディエンスのメリット

カスタムオーディエンスのメリットは、上記のような接点をもちながらも、いまだ購入に至ってないユーザーに向けて広告を配信できる点です。

買うかどうか迷っていたり、興味はあるけれど忘れていたりしている見込みユーザーに働きかけることで、ポジティブな効果が得られると期待できます。リピーターを掘り起こす効果も大いにあるでしょう。

カスタムオーディエンスのデメリット

カスタムオーディエンスは、顧客リストや資料請求など、どのデータを利用するかを決めてから、氏名やメールアドレス、住所、電話番号といった細かな情報を抽出してまとめる必要があります。この作業に手間がかかるうえ、重要度の高い機密情報でもあるため、安易にアウトソーシングできない面がある点も考慮に入れておかなければなりません。

また、顧客リストなどのデータ数が少ない場合に、リーチできるユーザーが限定されてしまう点も注意が必要でしょう。

類似オーディエンス

最後に「類似オーディエンス」について解説しましょう。

類似オーディエンスとは

「類似オーディエンス」とは、すでに自社の商品を購入したり、資料請求したりしたことのあるユーザーと似た特徴のある利用者に向けて広告を配信できる機能です。

住居地域や年齢、職業、家族構成、趣味や関心ごとについて、1~10%までの類似率を設定してターゲティングすることができます。先ほどカスタムオーディエンスのデメリットで述べたリーチできるユーザーが限定されてしまう場合に、それを補う手段として類似オーディエンスを併用すると、見込み客を含めた幅広いターゲティングが可能となります

類似オーディエンスのメリット

類似オーディエンスは、すでに購入やサービス利用実績のある顧客と似た特徴のユーザーにアプローチできるため、購入などのコンバージョン率アップが期待できるので、費用対効果が高くなります。

平素ネットを利用している際に、自分ではまったく必要性を感じていない広告が何度もしつこく表示されて不快な思いをしたことのある方も多いのではないでしょうか。しかしその広告は、何らかのターゲティングの結果としてそこに表示されていると考えられます。ということは、ずいぶん的外れな広告配信がなされているといえるでしょう。

その点、類似オーディエンスを利用すれば、この「的外れ感」を少なくすることができるのです。好感をもってもらいやすい利用者にアプローチして、認知度を向上させることもできるので、非常に効率のよい広告配信が可能となるでしょう。

類似オーディエンスのデメリット

類似オーディエンスを利用するには、少なくとも100人以上の顧客データを用意しなければなりません。あまりにデータ数が少ないと、既存顧客のどの特徴を条件として類似のターゲットを見つけ出せばよいかの基準が、定まりにくくなるからです。

極端な例ですが、顧客リストが2名だけで、1人が「仕事をリタイヤした66歳の北海道に住む男性」、もう1人が、「沖縄在住の19歳の女子大学生」という場合、たとえ同じ商品を購入していたとしても、共通した特徴はほぼ皆無といってよいでしょう。これでは、類似オーディエンスを定義するのが非常に困難となります。

そこでFacebookは、1,000~50,000人のデータ数を準備することを推奨しています。しかもできるだけ多い方が共通した特徴を見つけやすくなるため、効果の高いターゲティングが可能となります。ただし、顧客データには限りがあり、まとまった数を用意するのはそう簡単ではなく、この点がデメリットになると考えられるのです。

オーディエンス設定の選択基準

ご紹介した3種類のターゲット設定は、広告の目的によって使い分けすると効果的です。その選択基準について具体的に解説しましょう。

サイト訪問者やリピート率を増やしたい場合

サイトの訪問者を増やすためには、類似オーディエンスを利用し、リピート率の増加には、カスタムオーディエンスを活用するのがおすすめです。

商品や自社ブランドに興味がありそうなユーザーに類似オーディエンスでアプローチすれば、クリック率が高まり、サイトやランディングページへの訪問数が増えると期待できるでしょう。さらにカスタムオーディエンスによって、購入やサイト訪問から期間が空いている利用者にリーチできるため、リピート率アップが狙えます。

実店舗への来店者を増やしたい場合

実店舗への来店者数を増やしたければ、コアオーディエンスとカスタムオーディエンスを併用すると有効でしょう。

コアオーディエンスで実店舗に来店したり、自社ブランドに興味があったりする相手を探し、さらにカスタムオーディエンスによって、店舗周辺の地域に在住するユーザーを絞り込むことができます。

まとめ

Facebook広告ではルール変更が頻繁に行われるため、利用する際は細心の注意が必要です。

年齢制限についての新ルールも導入されて間がありませんし、いつまた変更されるかわかりません。常にアンテナを張って最新情報を把握するように努めてください。

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この記事を書いた人

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