昨今では、SNSの普及によってSNS上での広告運用が注目されています。この記事ではFacebook広告について、その仕組みや広告アカウントの作成方法、よくあるエラーの要因とその対処法をご説明します。これから広告の運用をされる方は必見です。
Contents
広告アカウントとは
広告アカウントとは、広告を設定・配信するために必要なアカウントのことです。閲覧するためのものとは別に作成しなければいけません。
広告アカウントの所在
広告アカウントは「ビジネスマネージャ」の機能の一つです。
ビジネスマネージャとは、Facebook上にいくつもある情報を整理・管理するツールです。ビジネス向けに作られていて、チームや外部のパートナーと様々な情報を共有することが可能になります。
アカウントの上限
1つのビジネスマネージャにつき、作成できる上限は5つです。ただ、セキュリティ対策で「ビジネス認証」をすると、上限を最大25個まで増やすことができます。「ビジネス認証」をするためには、以下の手順が必要です。
Facebookのアプリを連携する
連携するためには、Facebook for Developersに登録・ログインします。Facebook for Developersとは、開発者向けのサービスで、普段は利用しませんが、アプリを連携するためには必須です。
「マイアプリ」をクリックし、「アプリの作成」を選択します。
アプリIDを作成するために、「表示名」「メールアドレス」を入力します。
作成が完了すると、アプリの管理画面になるので、画面左上に表示されている「アプリID」をコピーしましょう。
ビジネスマネージャに戻って、「ビジネス設定」→「アカウント」→「アプリ」を選択します。
先ほどコピーした「アプリID」をペーストし、「追加」をクリックしてください。以上でアプリ連携は完了です。
自分のビジネスマネージャの情報を登録する
ビジネスマネージャの「ビジネス設定」→「ビジネス情報」をクリックすると、ビジネス認証の項目に「認証を開始する」というボタンが出てくるので、クリックして認証を進めます。
ビジネス認証に必要な情報を入力します。「(任意)」と表示された項目以外はすべて入力必須です。
次に、リストから正しいビジネスを選択します。あなたのビジネスがリストにない場合は、「一致するものがありません」を選択してください。
その後、認証コードを受け取る方法(SMS、電話、メール)を選択し認証を行います。
ビジネス認証の審査が完了するとメッセージが届きます。「セキュリティセンター」でステータスを確認することもできます。
ビジネス認証に必要な書類を用意して提出する
「セキュリティセンター」から「本人確認」をクリックします。以下の中から提出する書類を選択し、撮影して写真をアップロードします。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
本人確認の審査結果が出ると、お知らせが届きます。ビジネス認証がうまくいかない場合は、トラブルシューティングを確認してみましょう。
広告アカウントは上限を超えて作成しようとすると、エラーになります。また、既存のアカウントを停止しても上限が変わることはないので注意が必要です。
上限数はビジネスマネージャの「ビジネス設定」→「ビジネス情報」から確認できます。
参考:ビジネスを認証できない場合のトラブルシューティング – Metaビジネスヘルプセンター
広告の管理
アカウント上で広告の作成や編集ができるのは「管理者」と「広告管理者」です。
ユーザーには、「管理者」「広告管理者」「アナリスト」のいずれかの権限が与えられます。自分にはどのような権限があるのか把握しておきましょう。各アカウントの権限は以下のリンクの通りです。セキュリティの観点から、不要な権限は与えすぎないように注意しましょう。
参考:広告アカウントのアクセス許可と権限 – Metaビジネスヘルプセンター
ビジネスマネージャから広告アカウントを作る4つの理由
広告アカウントの作成方法は、Facebookページ内で作成する方法と、ビジネスマネージャから作成する方法の二通りあります。
アカウント1つにつき1つのFacebookページしか紐付けることができないため、複数の広告を運用したい場合はビジネスマネージャを活用するのがとても便利です。この項目では、その理由を4つ紹介します。
複数のアカウントやページを共同で管理できる
1つ目は、複数のアカウントやページをチームメンバーや外部のパートナーなどと共同で管理できることです。それにより、ログインし直す手間が省けたり、自分以外の人たちと情報共有したりすることが容易になります。
各アカウントは権限付与によって利用制限ができるため、複数ユーザーがいても安心して共有することができます。また、誰がどのような権限を持っているのかもすぐ把握できるようになっています。
予算をまとめて管理できる
2つ目は、複数の広告アカウントの予算をまとめて管理できるようになることです。そのため、複数の広告運用をするといった場合はとても便利です。
目的に応じて区別することができる
3つ目は、ビジネス用とプライベート用など目的に応じてアカウントの区別ができることです。
SNSを利用する上で、ビジネスとプライベートを区別することは大切です。会社などの広告運用をする際、外部パートナーと広告の情報を共有することもあります。そのときに、プライベートで使っている個人アカウントに紐づいていると、プライバシーに問題があります。また、支払いなども分けておきたいものです。
ビジネスマネージャならそれらが可能になるので、安心して使うことができます。
ドメイン認証が可能
4つ目は、ドメイン認証をすることができることです。
ドメイン認証とは、あなたの仕事で使っているWebサイトのドメインを登録することです。広告を配信するためには、その広告の安全性や信憑性を保証しなければいけません。そのためFacebookではドメイン認証を推奨しています。
もし認証していないと、複数の広告運用データが測れなかったり、広告のパフォーマンスが低下したりする可能性があります。認証しておけば、不正アクセスなどの防止もできますので、効果的にかつ安全に広告運用をするためにもドメイン認証をしておくとよいでしょう。
広告アカウントの作成方法
この項目では、実際にアカウントを開設する方法について紹介します。
個人アカウントを作成
広告アカウントを作成するためには、大前提としてFacebookの個人アカウントが必要です。持っていない場合は作成しましょう。
参考:Facebook
広告アカウントの作成・追加
個人アカウントが作成できたら、以下のリンクから「ビジネスマネージャ」へアクセスしましょう。ページ右上に表示された「アカウント作成」をクリックしてください。
その後、以下の内容を入力する必要があります。
- ビジネスおよびアカウント名
- 名前
- メールアドレス
メールアドレスは、必ず確認ができるものを登録しましょう。また、個人用のアドレスとは違う、ビジネス用のアドレスを登録してください。
住所、電話番号については、ビジネスの拠点としている場所の住所と電話番号を入力しましょう。
最後に「送信」を押すと登録完了です。登録をしたメールアドレスに認証メールが届くので、必ず認証を行なってください。登録完了後、左メニューの「アカウント」にある「広告アカウント」をクリックしてください。
「追加」をクリックして「新しい広告アカウントの作成」を選ぶと新たに作成することができます。
参考:Meta Business Suiteとビジネスマネージャの概要
支払い情報の登録
広告配信をするには、広告費を支払うためのクレジットカードを登録しなければなりません。ビジネスマネージャのページの左メニューから「支払い方法」を選択して、「支払い方法を追加」をクリックします。
カード情報を入力する画面が表示されるので、支払いに使うカード情報を登録します。以上で登録作業は完了です。
広告アカウントを作る際の注意点
この項目では、アカウント作成時の注意点を2つ紹介します。
管理者の権限を持っているかどうか
広告アカウントはビジネスマネージャによって管理されているため、その作成は「管理者」にしかできません。もし作成権限がない状態で広告を作成しようとすると、「権限がありません」とエラーになります。
作成する際は権限を持っているかを確認し、権限がない場合はその付与を依頼してください。
アカウントの停止
新たに広告アカウントを作ろうと思っても、既に作っているものの中で1つでも停止されているものがあれば、新たに作ることはできません。もし作ろうとしても、エラーメッセージが出てきます。アカウントが停止する要因については、次項で紹介します。
広告アカウントが停止される要因は?
アカウントが停止する要因は、Facebook広告において定められているポリシーや利用規約の違反によるものです。
度重なる違反でアカウントが停止されると広告配信ができなくなったり、それまで蓄積された最適化データが使えなくなったり、広告運営においてさまざまな影響が出てきます。
また、こちらにはそのつもりがなくても、知らず知らずのうちに違反してしまっているケースもあります。広告運用をする上で、ポリシーはしっかりと把握しておきましょう。この項目では、停止される主な要因を4つ紹介します。
「誤解を招くような表現」をしている
「誤解を招くような表現」とは、100人がやって100人全員が実現できないものを「できる」と断定した表現のことです。
例えば、「半年でマイナス10キロ達成」や「3ヶ月で売上100万円達成」というような宣伝文句がこれに該当します。たとえこれが事実であったとしても、100人全員が確実にその成果を得られるかというとそうではありません。そのため、「誤解を招くような表現」と判定されてしまいます。
広告を配信するときに宣伝文句で目を引くため具体的な「期間」や「数字」を使いたくなってしまいますが、内容によってはポリシー違反になりますので注意が必要です。
「個人的特質を断定または暗示」に該当している
ターゲットとなる人物が明らかにわかるような表現はポリシー違反となります。例えば、「横浜市にお住まいの18歳~24歳のあなた」というような表現です。
マーケティング上では、ターゲットを明確に記載すると広告を見た人にインパクトを与えられるという考え方があります。しかし、この手法はポリシー違反とされています。これに気づかないまま違反が繰り返されてしまう恐れもあるため、広告の表現には十分注意しましょう。
「成人向けコンテンツ」と判断される写真などを使う
露出が多い人物や性的なもの、挑発的な写真などは使用禁止です。
腹部や胸部などの体の部位だけを写した画像もポリシー違反と判断されるケースもあります。性的なことを意図していないのに、このポリシーに違反していることもあるので、広告で扱う画像などは慎重に選びましょう。
ブランドポリシーに違反している
ブランドポリシーとは、広告で「Facebook」や「Instagram」の文言や画像などが使える範囲を規定しているものです。よく「Facebook」を「FB」と略されることもあります。実は、これがブランドポリシー違反になります。
他にも、ロゴやいいねマークを模倣した画像などを広告に載せると、ポリシー違反になります。
アカウントが停止したときはどうすればいい?
一度アカウントが停止されると、勝手に復活することはほぼあり得ません。まずは、「アカウントのクオリティ」で詳細を確認しましょう。
この項目では、停止されたときの対処法を2つ紹介します。
審査リクエストを送る
Facebookにアカウントの停止解除を要請する、「審査リクエスト」を送ることができます。このリクエストは広告アカウントの管理者のみ行うことができます。
アカウントが停止されると、以下のような通告が表示がされます。審査リクエストを送るには、まず「詳細を見る」をクリックしてください。
すると、「アカウントクオリティ」に移動するので、「審査をリクエスト」ボタンをクリックしましょう。
あとは、各項目を選択し「送信」をクリックすれば、審査のリクエストは完了です。
この方法で内容を修正したことを報告すれば、停止が解除されることもあります。
専用フォームから問い合わせをする
対応方法がわからないときは、Facebookに問い合わせをしましょう。問い合わせ方法は次の通りです。
まず、ビジネスマネージャの「ヘルプ」をクリックします。
画面を下へスクロールし、「ヘルプセンター」を開いて問い合わせましょう。
この他にも、「アカウントを作り直す」という方法がありますが、停止の理由がわからなければ再び同じ要因でアカウントが停止される可能性もあります。アカウントが停止した際は、必ず原因を確認して修正するようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、Facebook広告の仕組み、広告アカウントの作成方法、アカウント停止の要因と対処法について紹介しました。
広告を配信するためには、広告アカウントが必須です。ビジネスマネージャ経由でアカウントを作成するとドメイン認証などの機能が使えるのでセキュリティ面でも安心です。また、広告を配信するには定められているポリシーや利用規約をしっかり理解しておくことも大事です。これから広告を展開していきたいという方は、この記事の内容をしっかり押さえて準備していきましょう。
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