Facebook広告の正しいやり方を知ろう!基本的なことから運用方法まで幅広く解説!

経験のない方にとっては、Facebook広告は難しく感じるかもしれません。しかし、順を追って理解していけば、そこまで難しいものではありません。そこで、本記事では、Facebook広告について、初心者の方でもしっかりと理解できるよう解説していきます。

目次

Facebook広告の特徴やメリット

Facebook広告は、低価格で始めることができるため、初心者でも始めやすい広告のひとつです。しかし、十分な知識がないまま利用しても、思ったような効果を出すことは難しいものです。この項目では、Facebook広告を始める上で知っておきたい特徴やメリットについて詳しく解説していきます。

精度の高いターゲティングが可能

Facebookを利用したことのある方なら、ご存じだと思いますが、Facebookは実名で登録しているユーザーが多いSNSです。そのため、ユーザーの住んでいる場所や年齢、性別など様々な情報が公開されています。

Facebook広告は、それらの情報を使って、ユーザーの好みや関心にぴったりと合った広告を届けることができます。したがって、Facebook広告は、他の媒体と比べて、精度の高いターゲティングができるという特徴を持ちます。

利用者はビジネスパーソンが多い

多くのビジネスパーソンがFacebookを利用しており、取引先や経営者とつながるためにアカウントを交換しているケースが見られます。また、利用者数の多くが若年層であるTwitterやInstagramに比べて、Facebookは高い年齢層にも利用されているという特徴を持っています。

費用はどのくらい?

Facebook広告には、クリック課金インプレッション課金があります。クリック課金は、クリックされるたびに広告費が発生するタイプの広告です。一方で、インプレッション課金は、広告が1,000回表示されるごとに課金されるタイプの広告です。

クリック課金の場合は数百円程度、インプレッション課金の場合は500円程度が相場となっています。月間の予算は、10~30万円程度が相場です。

なお、Facebook広告は最低で、100円の出稿金額で始めることができます。初めてFacebook広告を利用する場合は、少ない金額で利用してみるとよいでしょう。

いろいろな種類の広告を使い分けられる

ユーザーが商品やサービスを購入するプロセスをカスタマージャーニーと呼びます。カスタマージャーニーには5段階のプロセス(認知、情報収集、比較検討、購入、ロイヤリティ)があります。簡単に解説すると以下の通りです。

  1. 認知」 商品を知ってもらう
  2. 情報収集」 商品について調べてもらう
  3. 比較検討」 他の商品と比較してもらう
  4. 購入」 商品を購入してもらう
  5. ロイヤリティ」 購入した商品のリピーターになってもらう

Facebook広告では、カスタマージャーニーの5段階それぞれに効果的な広告を出すことができます。例えば、「認知」を獲得するためには、動画広告などの目に留まりやすい広告フォーマットが使えます。「比較検討」段階のユーザーに対しては、リード獲得広告(ユーザーが手軽にメルマガ登録や資料請求をだすことができるもの)を使えます。

このように、Facebook広告は、目的に合わせて様々な種類の広告を使い分けられる特徴もあります。

Facebook広告を利用するために必要な準備

Facebook広告を始めるには事前準備が不可欠です。この項目では、Facebook広告の利用者にとって必要な事前準備について解説していきます。

Facebookページを開設する

Facebook広告を配信するためには、まずFacebookのアカウントを開設する必要があります。まだFacebookを利用したことのない方は、パソコンやスマートフォンを使って、Facebookアカウントを開設しましょう。

配信方法を選択する

Facebookで広告を配信する方法は次の2種類があります。

  1. Facebookページの投稿を配信する方法
  2. ビジネスマネージャーから配信する方法

1は、Facebookページの既存の投稿を広告にできるので、簡単に配信できますが、広告の設定や分析を細かく変えることは難しいです。したがって、企業がFacebook広告を利用する場合には、2の「ビジネスマネージャーから配信する方法」がおすすめです。

ビジネスマネージャを作成する

ビジネスマネージャとは、複数人でFacebookの管理を行う際に便利な公式ツールのことです。利用するためには、最初にFacebookビジネスマネージャのアカウントの開設が必要です。

Facebookビジネスマネージャは、Facebookページの一括管理や、複数に権限を付与できるので、広告管理が楽になります。Facebookビジネスマネージャのアカウント開設方法は以下の手順でおこないます。

  1. ビジネスマネージャの開設ページにアクセス
  2. 「アカウント作成」をクリック
  3. 「会社名・氏名・メールアドレス」の欄とそのほかの詳細情報を埋める

設定したメールアドレスに広告配信の承認に関するメールが届くため、会社で使用しているメールアドレスを登録しておくと管理がしやすくなります。以上の手順で、ビジネスマネージャのアカウント作成は終了です。

参考:Meta Business Suiteとビジネスマネージャの概要

広告アカウントを作成する

最後に、Facebookビジネスマネージャから、広告アカウントを作成します。手順は以下の通りです。

  1. 「広告アカウント」をクリック
  2. 「新しい広告アカウントを作成」をクリック
  3. 広告アカウント名を記入

以上で、Facebook広告を利用する前の準備は完了です。

Facebook広告の作成

ここまでで、Facebook広告を利用するために必要な事前準備が整いました。続いて、この項目ではFacebook広告の作成手順について解説していきます。

キャンペーンの設定

まず、ビジネスマネージャのメニューから広告マネージャに入り、「キャンペーン」欄にある「+ 作成」をクリックします。キャンペーンとは、広告の目的や名前を設定することを指します。

続いて、キャンペーンの目的を選択します。「ブランドの認知度を上げたい」、「アプリをインストールしてもらいたい」などのマーケティングの目的を選びましょう。

キャンペーンの名前を決めましょう。以上で、キャンペーンの作成は完了です。

広告セットの設定

キャンペーンの作成が終わったら、次は広告セットを設定しましょう。広告セットとは、広告配信の詳細設定のことです。

まず、広告の予算と、掲載期間を決めましょう。予算の決め方としては、「1日の予算」と「通算予算」があります。「1日の予算」では、1日の上限を決められます。「通算予算」では、効果的なタイミングで予算を使って広告を配信することができます。広告の性質や目的に応じて選択しましょう。

続いて、「オーディエンス」を設定します。広告のターゲットとしているユーザーの種類のことをオーディエンスと呼びます。オーディエンスには、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスの2つがあります。目的に応じて2つの中から好きなものを選びましょう。

  • カスタムオーディエンス:広告主の顧客データとFacebookのデータを使ってターゲットを指定すること
  • 類似オーディエンス:広告主の顧客データと似ていて、興味を示す可能性があるユーザーにターゲットを指定すること

次に、配置の設定を行います。配置には、Facebookが判断した場所に広告が自動で配置される「自動配置」と、自分で配置場所を選択する「手動配置」の2種類があります。

自動配置では、成果が出やすいように工夫して配置してくれるので効果的な設定といえるでしょう。こだわりがないならば、自動配置がおすすめです。

広告の作成

最後に、広告を作成しましょう。まず、広告に表示する名前と広告設定を行います。広告に表示する名前は、Facebookアカウントの他、Instagramアカウントも選択することが可能です。広告設定とは広告の構造のことで、「1件の画像または動画」か、「カルーセル」(2枚以上の画像や動画)を選択することができます。

続いては、画像の設定です。広告の配信で使われる画像を設定します。一目見てわかりやすいように、大きな文字を用いた画像を使用しましょう。しかし、Facebookでは、文字を画像の5分の1以下にすることがすすめられているので注意してください。最後に、画像と一緒に表示するテキストとリンクを設定しましょう。

広告の審査内容について知ろう

様々な人が利用するFacebook広告では、その品質を保つために、広告を配信する前に審査が行われます。この項目では、審査の項目や注意すべきことについて解説していきます。

広告のポリシーを守っているか

Facebook広告では、提出した広告がFacebookの広告ポリシーを守っているかを問われます。Facebook広告には、禁止コンテンツ(薬物など)や制限コンテンツ(宣伝内容・表現に制限が必要なコンテンツのこと)があります。この2つのコンテンツのルールに違反していないかを事前に十分に確認しましょう。

ターゲット設定が適切におこなわれているか

主なターゲット層に届かない広告は、審査に通らない可能性があります。例えば、男性向けの洋服の広告配信で、ターゲット設定が女性になっている場合などです。

また、広告を見たユーザーが差別や攻撃的な内容だと感じるものは禁止されています。広告の内容を届けたいターゲットをしっかりと意識して、広告の設定をしておきましょう。

個人用のアカウントで投稿しようとしていないか

Facebook広告を利用するほとんどの方は、個人用のFacebookアカウントも持っているかと思います。そのため、誤って個人用のアカウント名で広告を配信してしまうケースも考えられます。

広告作成メニューの「アイデンティティ」が正しいアカウントになっているかをよく確認してから広告を作ってください。

審査で不合格になるものの例

審査に通らないものの例としては、次のようなものがあります。

  • コミュニティ規定に違反するもの
  • 差別的な内容を含むもの
  • 製品やサービスが違法なもの
  • タバコに関連する商品
  • 危険性の高い物質を含むもの
  • 武器や爆発物などの危険なもの
  • 成人向けのコンテンツ

複数回違反を繰り返すと、アカウントを停止されることがあるので十分気を付けましょう。

Facebook広告を上手に運用するには?

この項目では、Facebook広告をうまく運用するコツを解説していきます。コツを理解して、効果的な広告運用をしましょう。

適切なオーディエンスを選択する

Facebook広告では、ターゲティングの精度を高めることがとても大切です。商品に興味を持ちそうな人を絞り込み、広告を届けることができれば、売り上げが大きく伸びます。

したがって、広告の配信先であるオーディエンスの選択が重要です。作った広告の反応を見て、オーディエンス設定を適宜変更して、最適なオーディエンス設定を探しましょう。

様々なクリエイティブサイズを使う

Facebook広告には、様々なクリエイティブサイズが利用できます。

画面や画像の縦と横の長さの比率をアスペクト比と呼びます。画像の内容に合わせた大きさの画像を使用するようにしましょう。Facebook広告が推奨する画像の要件は、次のようになっています。

  • ファイルタイプ: JPGまたはPNG
  • アスペクト比: 1.91:1~1:1
  • 解像度: 1,080 x 1,080ピクセル以上

参考:Facebook広告ガイド

広告の配信結果をこまめに確認する

Facebook広告は、機械学習(AI)などによって、自動で最適化される部分があります。しかし、配信の結果は必ず自分の目で確認するようにしましょう。

広告マネージャのメニューから「キャンペーン」→「チャートを見る」の順にクリックすると、ユーザー・プラットフォームごとの成果を確認することができます。自分なりの分析と試行錯誤が大切です。

まとめ

Facebook広告は、仕組みを理解して、分析と改善を繰り返せば、大きな集客効果を生み出します。

この記事で学んだことを活かして、どんどんFacebook広告を作ってみましょう。

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この記事を監修した人

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