Facebook広告の配信面をすべて紹介!それぞれの特徴やおすすめの使い方も併せて解説

Facebook広告では、いくつかのSNSで自分のブランドや品物が宣伝できます。また、それぞれのSNSのどの場所に配置するのかなど、細かく設定することができます。

この記事では、広告が掲載できる場所や、その特徴を詳しく解説します。インターネット上での宣伝を計画している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

Facebook広告サービスの概要

Facebook広告では、「オーディエンス」と呼ばれる対象ユーザーを指定することができます。SNSの特性上、かなり細かな個人情報が設定されているため、より具体的な条件に絞ってターゲティングしやすいのが最大の特徴です。

この項目では、各SNSの主な利用者層について、詳しく解説していきます。

主な利用者層

Facebookの利用がもっとも盛んな年齢層は30代で、次いで20代、40代となっています。他のSNSに比べて利用者の年齢層が高いため、大人をターゲットにしたサービスの宣伝におすすめです。

対して、Instagramのユーザー層は10代が最も多く、その次に20代が続いています。また、その中でも女性のユーザーが多い傾向にあるため、若者向け、または女性向けサービスの宣伝に適しています。

このようにSNSの種類によってユーザーの年齢層や性別に違いがあります。宣伝を行う際には、目的やサービスの内容によって、配信先を使い分けることが重要です。

Facebook広告でできること

この項目では、広告サービスを利用することで、何ができるのか具体的に説明いたします。

さまざまな場所に広告を配置できる

FacebookやInstagramをはじめとしたSNSのフィード、ストーリーズなど、さまざまな場所で宣伝を行うことができます。また、その方法についても、画像や動画を用いたり、スライドショーを作成したりなど、いくつもあるバリエーションの中から選択可能です。

ターゲットや宣伝の目的などに合わせてこれらの要素を変えることで、より効果の高い広告を作成することができます。

配置のスタイル

広告を配置できる場所は、大きく分類すると5種類あります。この項目では、それぞれの特徴や利用可能なフォーマットを紹介していきます。

フィード

フィード」とは、一般のユーザーが投稿した近況を見ることができるページです。このスタイルでは、以下の場所で広告が配信できます。

  • Marketplace:Facebook内の商品販売サービスの中に表示
  • 動画フィード:他の利用者が投稿したムービーの間に表示
  • 右側広告:PCからの閲覧に限り、ページの右側に表示

選択可能なフォーマットは「画像」「動画」「カルーセル」「コレクション」「インスタントエクスペリエンス」の5種類です。なお、インスタントエクスペリエンスはモバイル版のニュースフィードでしか使うことができないため注意しましょう。

ストーリーズ

ストーリーズ」は、一般のユーザーが投稿をするページで、他のユーザーが投稿したものに混ざって広告が配信できます。利用できるスタイルは「画像」「動画」「カルーセル」「コレクション」「インスタントエクスペリエンス」の5種類となっています。

このうち、インスタントエクスペリエンスは、モバイル版でのみ選択可能です。PCから閲覧しているユーザーもターゲットとしたい場合には、あまりおすすめしません。全ての端末に対して表示させたいのであれば、他のスタイルを選びましょう。

インストリーム

インストリーム」他のユーザーが投稿したムービーを見ることができるページです。ムービーの再生中、もしくはその前後に広告が挿入されます。ただし、投稿主が広告の表示設定をオフにしている場合は、その投稿内で宣伝を行うことはできません。

使用できるスタイルは「画像」「動画」「カルーセル」「コレクション」の4種類となっています。

ムービーの最中に差し込まれるスタイルなので、より多彩な表現が可能です。ユーザーの直感に訴えかけるような内容の広告を作成したい場合に適しています。

検索結果

検索結果」に広告を配置すると、FacebookやMarketplaceで検索を行った際、その結果の中に混ざって掲載されます。利用可能なフォーマットは「画像」「動画」「カルーセル」の3種類です。

検索を行っているユーザーは、具体的な目的を持って行動しています。そのため、他の方法に比べると、クリックや商品の購入などにつながりやすいと言えます。

インスタント記事

インスタント記事」に広告を配置すると、Facebook内で配信されているニュース記事に混ざって広告が配信されます。利用可能なフォーマットは「画像」「動画」「カルーセル」の3種類となっています。

ユーザーがニュース記事を読むというハードルを超える必要があるため、他の方法に比べると表示回数が少ない傾向にあります。一方で、コンバージョンにつながりやすいという特性を持つため、より具体的なアクションを求める場合におすすめです。

掲載可能なSNS

Facebook広告を利用することで、他のSNSでも自身のサービスを宣伝することができます。この項目では、利用可能な4つのソーシャルネットワーキングサービスを紹介していきます。

4種類のサービスで配信可能

広告が掲載可能なSNSは、「Facebook」「Instagram」「Messenger」「Audience Network」の計4種類です。宣伝を行うためには、FacebookのユーザーIDが必要です。また、任意でInstagramのアカウントも紐づけることができます。

選択したスタイルによっては、一部のSNSでしか利用できない場合もあるので注意しましょう。

それぞれの配信面の特徴

配信面にはそれぞれ特徴があり、宣伝の目的に合わせて使い分けるとより効果的です。この項目では、それぞれの内容とおすすめの使い方を解説していきます。

Facebookフィード

Facebookフィード」は、最も多くのユーザーが目にするページであるため、さまざまな狙いに対応可能です。ただし、ユーザーは親しい人物の投稿を見ることが目的であるため、積極的なアクションにはつながらないケースもあります。認知度の拡大などを目指した宣伝に適しています。

右側広告

右側広告」はPCからの閲覧時にしか表示されませんが、広告がかなり大きく掲載されます。イメージを大きく打ち出してアピールしたい際や、PCを持つユーザーに対してアプローチしたい場合におすすめです。

インスタント記事

インスタント記事」では、ニュース記事内に広告が表示されるため、クリックなどのアクションにつながりやすいのが特徴です。サービスを知ってもらうだけでなく、登録や商品の購入、資料請求などの具体的な行動につなげたい場合に活用できます。

インストリーム

インストリーム」広告は、ユーザーが投稿したムービー中に表示されるスタイルです。5秒~10分までの動画が利用でき、より多くの情報を伝えることができます。サービスやブランドの全体イメージを伝えたい場合に最適です。

また、自身のサービスの全容を伝えたい場合は、ビジネスページへと誘導するのもよいでしょう。ブランドの概要や商品の情報、問い合わせ先まで、さまざまな情報がまとまっていて、全体イメージを伝えるのにピッタリです。

Facebookストーリーズ

Facebookストーリーズ」に広告を掲載すると、短い時間で簡易的に内容を伝えることができるので、ターゲットに不快感を感じさせにくいというメリットがあります。また、リンクへの誘導やアンケート機能などもあり、具体的な行動につながりやすいというメリットがあります。

サービスの改善や商品の購入、アプリのインストールなど、幅広い目的に対応可能です。

Facebookの検索結果

検索結果」に広告を配置すると、ユーザーの検索した内容に合わせた広告が、検索結果と共に掲載されます。コンバージョンにつながりやすいスタイルで、商品の販売やアプリのインストールなどを目指しているケースに適しています。

Facebook動画フィード

動画フィード」は、多くのユーザーが目にする場所であるため、自身のサービスをたくさんのユーザーに知ってもらいたい場合に最適です。動画の最中に差し込む形式となっていて、より多彩な表現が可能です。イメージを重要視するようなサービスの宣伝に活用しましょう。

Instagramフィード、発見タブ

Instagramフィード」は、多くのユーザーが閲覧するページであるため、認知度を上げたい場合などにぴったりです。反面、流し見される可能性が高く、購買などの具体的な行動にはつながりにくい傾向もあります。広告の内容を見てもらう、知ってもらうことに特化した方法と言えるでしょう。

Audience Network

Facebookを運営するMeta社と提携している「Audience Network」のサービス上に、広告が掲載されるスタイルです。認知度の拡大や、具体的なアクションを求める場合に適しています。

形式はいくつか選択可能ですが、「インタースティシャル」の利用には注意が必要です。この方法を用いた場合、画面上にポップアップとして表示されます。ページの閲覧が阻害されるため、人によっては不快に感じる可能性があるのです。表示形式を選ぶ際には、なるべく他のスタイルを選択するようにしましょう。

Messenger広告メッセージ

Messenger広告メッセージ」に広告を配信することで、既に交流のあるユーザーに対して、アプローチができます。直接メッセージのやり取りをすることも可能なため、コンバージョンにつながりやすいというメリットがあります。

ただし、既にサービスを知っている人物に対して宣伝を行うという性質上、新たな顧客の獲得にはつながりません。既存の顧客に対し、更なる行動を促したい場合などに活用しましょう。

Messenger受信箱、ストーリーズ

Messenger受信箱」や「ストーリーズ」は、比較的多くのユーザーの目に留まりやすく、広い目的に対応しています。中でも、受信箱に配信するスタイルでは、いくつものリンクが設定可能です。それぞれの商品の販売ページにアクセスさせるなど、成果につながりやすいアプローチを行うことができます。

Facebook広告のメリットとは

サービスを利用することによる利点とは、一体どのようなものでしょうか。この項目では、Facebook広告のメリットを4つ解説していきます。

細かなオーディエンス設定

Facebookでは、個人の情報をかなり詳細に設定することができます。広告主は、それらの情報をヒントにターゲットを選ぶことができ、広告の成果率をより高めることが可能です。

更には、SNSの特性上、ユーザーが興味を持っている物事を把握し、宣伝に利用しやすいのも大きなメリットの一つと言えます。

アカウントごとのデータ計測

cookieによるデータ計測とは違い、端末に依存せず、アカウントごとに個人を判定します。それにより、より確実なデータ計測が可能となり、広告のパフォーマンス分析などに役立ちます。

正確なデータをもとに分析を行うことができれば、宣伝の効果をさらにアップさせることができます。広告のパフォーマンスを上げることで、成果率が向上するでしょう。これにより、少ないPV数で目的が達成できるようになるため、宣伝のための資金の節約になる場合もあるのです。

汎用性の高さ

ちょっとした空き時間などに見ることの多いSNSで宣伝を行うため、比較的多くの目的が達成しやすいのも大きなメリットの一つです。サービスやブランドの認知度拡大はもちろん、会員登録や商品の購入など、より踏み込んだ行動へと誘導することもできます。

豊富な配信スタイル

画像や文章によるアプローチのほか、動画やスライドショーなど、さまざまな形式で広告を作成できます。多彩な表現が可能で、ブランドのイメージや、宣伝を行う目的に合わせてデザインを変えることも可能となっています。

ターゲット層や配信面に合わせてデザインを変えると、同じ内容でもユーザーに飽きを感じさせにくくなります。特に、長期的なプロモーションを行う場合には、定期的にデザインの変更をすると、さらに効果を高めることができます。

目的に合わせた配信面を選ぶことで効率のよい宣伝が可能になる

この記事では、それぞれの配信面の特徴と、適したケースを紹介しました。SNSを利用して自身のサービスを宣伝することで、新たな顧客を効率よく発見することが可能です。登録情報や「いいね」などの動向をチェックし、より成果の見込めるユーザーに的確に広告が届けられるためです。

さらに宣伝の効果を高めるためには、目的やユーザーの特徴に合わせて配信面を選びましょう。ぜひ、これらの情報を参考に、自身のサービスの売り出し方を計画してみてください。

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この記事を監修した人

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