ハードオフせどりで利益を出す方法は?注意点もご紹介!

中古ショップには掘り出し物が眠っている可能性があり、せどりの仕入れ先としてとても魅力的です。中でも全国展開しているハードオフは大抵近所にあるため、手軽な仕入れ先として重宝します。

今回は、ハードオフを活用したせどりの方法や商品の見分け方についてご紹介します。ハードオフせどりを行う上でのデメリットや注意点も併せてご紹介するので、是非参考にしてください。

目次

ハードオフの種類

世間で言われているハードオフとは、ハードオフコーポレーションという会社が運営している店舗の1つです。

ハードオフコーポレーションは、様々な中古商品を取り扱う店舗を全国展開している企業です。扱っている商品によって店舗の名前が異なるため、効率よくせどりをするには店舗ごとの特徴を把握しておく必要があります。

そこでまずは、ハードオフコーポレーションが運営している各種店舗について確認しておきましょう。自分の取り扱う商品が決まっているなら、それを取り扱っている近所の店舗を検索してみましょう。

また、ハードオフコーポレーションの各店舗は同じ場所に複数固まっているケースが多いです。余裕があれば複数の店舗を巡って利益商品(転売によって利益を出せる商品のこと)を探してみてください。

種類

ハードオフコーポレーションが運営している店舗には以下の種類があります。それぞれの店舗の名前とそのお店が扱っている商品についてご紹介します。

ハードオフ:電化製品、日用品、楽器など趣味や仕事に関わる商品
オフハウス:家具、白物家電、洋服など暮らしに関係する商品
ホビーオフ:トレカやラジコン、フィギュアなどのおもちゃ関連商品
ガレージオフ:自転車や自動車の周辺機器など
モードオフ:服やバッグ、靴などファッション全般
リカーオフ:ワインやワイングラスといったお酒に関する商品
ブックオフ:本、CD、DVDなど
ブックオン:新品の書籍を扱う店舗

正確には、ブックオフはハードオフコーポレーションによって運営されているわけではありませんが、同じ敷地で競合販売しているケースも多いので、せどりを行う上では同じだと考えて問題ありません。店舗や地域によってはさらに詳しく分類されるケースもあります。近所にどのお店があるのか確認しておきましょう。

地域差

ハードオフ各店舗が取り扱っている商品は、地域によって値段に違いが見られます。具体的には、都会よりも地方のお店の方が価格が安い傾向があるのです。

また、利用者が多い都会より、地方の方が掘り出し物が眠っている可能性も高くなっています。そこで、仕入れを行うなら、都会より地方の店舗を巡るのも1つの方法です。

メリット

ハードオフせどりでは店舗まで直接足を運ぶ必要がありますが、ネットによるせどりならその必要がないので時間効率がいいと考える人は多いです。しかし現地で商品を探すせどりにも、相応のメリットはあります。

続いては、ハードオフせどりのメリットについてご紹介します。ネットせどりにも見劣りしないメリットがあるため、仕入れ方法を決める際の参考にしてください。

利益率が高い

ハードオフで販売されている商品の価格は各店舗の店員さんの判断によって決められています。しかし店員さんは全ての分野に精通しているわけではないので、相場よりかなり安く値付けをしている商品も珍しくありません。

例えば正常に動くのにジャンク品として売られていたり、限定品であることに気付かず類似商品と同じ価格で販売されていたりといったケースがあるのです。この手の商品は大きく利益を上げられる可能性が高いため、足を運んででも仕入れる価値があります。

質の良い商品を仕入れられる

中古商品は商品ごとに状態が異なるため、ネットでの仕入れではその状態を十分に確認できません。それに対してハードオフせどりであれば、現物を見ながら商品を確認することができます。

中古商品は市場受けが悪いという印象を持っている人もいるかもしれませんが、購入価格を抑えられるので中古商品を好む人はたくさんいます。特に学生や若い人向けの商品なら、中古でも問題なく販売できるでしょう。

中古品は新品よりも仕入れ値を抑えられるので、それにともなって販売価格を下げることも可能です。そうなれば新品を販売している他のネットショップよりも価格面で有利になります。これも、中古品を扱うメリットと言えるでしょう。

デメリット

もちろんハードオフせどりにもデメリットはあります。良い面だけを見ていると思わぬところで失敗してしまって、せどり自体を挫折してしまうことにもなりかねません。

続いては、ハードオフせどりのデメリットについてご紹介します。メリットとデメリットの両方を把握しておけば、「こんなはずじゃなかったのに…」ということが少なくなりますので、しっかりと確認しておきましょう。

大量の仕入れが難しい

中古商品は、多くの場合、展示品以外に在庫がないので、同じ商品を1度にたくさん仕入れることができません。したがって、ひとつ売れるだけでも十分な利益の見込める商品である必要があるのです。そのため、大量に購入することによってひとつひとつの商品の仕入れ値を抑え、安く販売する薄利多売のビジネススタイルでせどりを行っている人には、ハードオフせどりは向きません。

作業の量が多い

中古商品のせどりでは、新品のせどりよりも作業量が増えます。出品用の写真の撮影や販売後の商品の包装及び発送が必要なのは新品を扱う場合と同じですが、中古商品はそれに加えて、元の値札剥がしや動作確認も行わなければなりません。また、中古商品は動作に支障がない程度の破損や汚れがあることも多く、それを理由としたクレームへの対応が増えることも予想されます。

作業量という点では、ハードオフせどりはネットせどりよりも不利なのは否めません。ハードオフせどりは利益率が高いぶん、かかる手間と時間も多いと思うしかないでしょう。

仕入れのコツ

ハードオフせどりで成功するためには、仕入れる商品を見極める目、つまり目利きの能力を磨く必要があります。仕入れの目利きは、せどりで利益を上げるためにとても重要なので必ず向上させたいところです。

もっとも、ハードオフせどりを始めて間もないうちから目がきくことはほぼないでしょう。そこで、以下では、専門的な知識がない初心者でもある程度通用する方法をご紹介していきます。まずは今回ご紹介する方法を使って、利益商品を探してみてください。

狙いどころはジャンク品

ハードオフで最も目立つのは中古品に貼ってある赤札の値札ですが、基本的にこれは狙いません。なぜならお赤札の値札がついている商品は店側が細かく動作チェックした完全動作品であるために、安価での仕入れが困難だからです。

では何を狙うのかというと、ずばりジャンク品です。ジャンク品と聞くと粗悪品というイメージを持つ人も多いですが、ハードオフにおけるジャンク品とは「動作チェックが不十分で動く保証がない商品」を意味します。

ただ、動く保証がないといっても全ての動作チェックをしていないだけなので、問題なく動く商品もたくさんあります。また、陳列スペースの関係で中古商品と全く同じ商品がジャンク品として陳列されている場合もあり、その場合は特に狙い目です。

ジャンク品になると商品価格も大きく下がり、正規価格の2〜3割程度で購入できる商品も珍しくありません。これらを通常価格で販売して、大きな利益を得るのがハードオフせどりの基本戦術です。

ジャンク品で見るべきポイント

ジャンク品を購入する際にチェックするべきところは、動作確認の項目です。動作確認済みの表記があれば、少なくとも全く動かないことはないので仕入れの対象となります。

また、陳列場所も重要です。特にレジの前に置かれているカゴは要チェックです。そこには入荷したての商品が入っているため、まだ競合に見つかっていない掘り出し商品が眠っている可能性があります。ショーケース内の商品も忘れてはいけません。ここに入っている商品は調べるのに手間がかかるため、見逃されているケースが高いからです。

加えて、記録メディアやインク、電灯なども、未使用にもかかわらずジャンク品として販売されていることもあります。この手の商品も利益商品になり得ますので、どのスペースで販売されているのかを確認するようにしましょう。

狙い目の商品ジャンル


ハードオフには様々な商品が陳列されていますが、全て見て回るには膨大な時間と知識が必要です。そこである程度ジャンルを絞り、効率的に仕入れる必要があります。

続いては、ハードオフせどりにおけるおすすめジャンルをご紹介します。以下のジャンルに属している商品は目利きが比較的簡単なので、せどり初心者でも安心して扱うことができるでしょう。

ゲーム機本体・ゲームソフト、及びその周辺機器

中古品でも利益を出しやすい商品の代表格が、ゲーム機本体やゲームソフトです。昔の名作ゲーム機や限定販売されたゲームソフトはプレミアがついて高価格で取引されているため、この手の商品を見つけることができれば思わぬ掘り出し物となる可能性があります。

ゲーム機本体等はどのハードオフでもある程度それ専用の販売スペースが確保されているため、商品を探しやすいというのも嬉しいところです。事前にある程度知識を身につけておく必要はありますが、このジャンルの商品は相場を調べるのも比較的簡単なので、挑戦する価値はあるといえるでしょう。

電灯類

電球や蛍光灯といった電灯類は、見逃しがちですが良い利益商品となり得ます。この手の商品は、季節やはやりに関係なく需要がある商品だからです。

家電量販店で購入するとなると商品代金の他にお店に行くまでの交通費もかかってしまうとあって、ネットで購入する人はたくさんいます。そのため、お客さんがいないということはありませんし、電灯は在庫が多いケースが多く、安価でたくさん仕入れられるので、継続的な利益も狙えます。

記録メディア類


CDやDVDといった記録メディアは、ハードオフであっても基本的には未使用の新品が販売されています。それでいて価格は新品で購入するより安価なため、こちらも利益商品です。

記憶媒体は、少数を販売しているだけでは大きな利益は見込めませんが、これを必要としている人は多いので継続的な売上は見込めます。こういった回転率の高い商品はせどりの売上を安定させるのに役に立つので、積極的に仕入れていきましょう。

本体だけの中古品

中古品の中には、パッケージや付属品などがなく、本体のみが販売されている商品もあります。これらは相場に比べてとても安価で購入できるため、仕入れない手はありません。

特にカメラやゲームソフトなどの本体さえあれば十分という商品は、付属品がなくても購入してもらえるため狙い目です。ある程度の商品知識は必要ですが、大きな利益を狙えるので余裕があれば仕入れに挑戦してみましょう。

ハードオフせどりの注意点

ハードオフせどりをするにあたって、1つだけ絶対に事前に準備しておく必要があるものがあります。それは古物商許可です。

せどりに限らず、中古品を販売するには絶対必要なものです。これを得ないまませどりをしてはいけません。

続いては、せどりに必須な古物商許可についてご紹介します。古物商許可を受けないまま中古品を販売してしまうと、最悪の場合、警察沙汰になる可能性もあるため、絶対に許可をとっておきましょう。

古物商許可とは?

古物商許可とは、中古商品の転売ビジネスをする際に必要な資格です。せどりだけでなく、中古商品を修理して売ったり部品だけ売ったりする場合にも必要になります。

中古商品の販売であっても、転売でなければこの資格は必要ありません。例えば自分が使っていた中古品や、自分で使うつもりだったが諸事情で使えなくなった中古品などをメルカリなどで売る行為は転売行為には当たらないので、古物商許可は不要です。

古物商許可は、最寄りの警察署内の「生活安全課の防犯係」に、必要書類を揃えて申請してください。自分で申請するのが面倒であれば、専門家に代理してもらうことも可能です。申請書を提出してから40営業日程度で許可が下ります。

無許可でせどりをするとどうなる?

もし無許可でせどりを行っていることが発覚した場合は、古物営業法違反となり警察に逮捕されてしまいます。

無許可でせどりを行うと、「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」とかなり重い罰が下されます。また、仮に前科がついてしまうと欠格事由該当者となり、その後は古物商許可を得られなくなりますので注意してください。

許可を取ること自体は簡単ですし、資格を更新する必要もありません。無許可でせどりを行うのはリスクが高すぎるため、必ず許可を取ってからビジネスを始めましょう。

まとめ

ハードオフせどりは、直接お店まで足を運ぶ必要はあるものの、ネットせどりにない魅力がたくさんあります。専門的知識が不足していても利益商品を見つけるのが簡単なせどりの手法なので、初心者にもおすすめです。

ただし、ハードオフせどりは、お店が開いている時間帯でしか商品を探すことができないため、ネットせどりに比べて時間的に拘束されるという面はあります。また、値札剥がしや動作確認が必要になるぶん、ネットせどりよりも物理的な作業量が多くなりがちでもあります。ハードオフせどりを行うのであれば、このようなデメリットも正確に把握しておきましょう。

また、せどりを行う以上は古物商許可が必須です。無許可でのビジネスは警察に逮捕されるリスクがあるため、必ず許可をとってからせどりに臨むようにしましょう。

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この記事を監修した人

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