ハードオフ転売で儲ける方法!仕入れのコツや注意点も解説!

リサイクルショップとして圧倒的な存在感を放つ「ハードオフ」。

あらゆる中古品が手に入るとあって、せどりの仕入れ先としても人気です。ただし、メリットが多い反面、デメリットもあります。

そこで今回は、ハードオフ転売における仕入れのコツや注意点について詳しく解説します。

目次

ハードオフ転売のメリット

創業50年を迎えるハードオフは、国内におけるリサイクルショップの草分け的存在です。まずは、ハードオフを活用して転売を行うメリットについて解説していきます。

品揃えが豊富

ハードオフの魅力は、家と車以外の中古品なら何でも買い取ると言われるくらいの品揃えの良さです。店頭には、ファッションアイテムや日用品はもちろん、家電製品やカー用品、楽器、家具、ジュエリー、おもちゃ、ジャンク品など、転売向けのアイテムが所狭しと並んでいます。

なかには、ネットでは見つからない掘り出し物や、高い利益が見込めそうなレア品もあるので、これからせどりを始めたい方にはおすすめです。

店舗数が豊富

ハードオフの創業は1972年で、その歴史は半世紀になります。店舗数は900を上回り、主要都市のみならず全国に店舗展開しているため、どこに住んでいても使いやすい点も大きなメリットです。

店舗によって品揃えが異なるため、車を使うなどして複数箇所に足を伸ばせば、同じカテゴリーでも傾向の違う商品が手に入ります。しかも直接見たり触れたりできるので、ネットで仕入れるよりも安心感が持てるでしょう。ネットで仕入れると、画像やイメージと異なる商品が届いて転売できない、というアクシデントが生じることがありますが、ハードオフの場合はその様な心配はありません。

ハードオフアプリがお得

ハードオフアプリは、中古品を買う時だけでなく、売ってもポイントが貯まります。ポイントの数に応じてランクが上がり、購入なら金額の0.5~1%、売却なら1~4%がエコポイントとして付与されます。

エコポイントは、「ガレージオフ」「モードオフ」「オフハウス」「リカーオフ」など、他のハードオフグループの店舗でも利用可能です。ハードオフだけでなく、ハードオフグループの店舗も簡単に検索でき、店舗を訪れて「チェックイン」するだけでも、1店舗につき1日1回1ポイント入ります。

売りたい商品があれば、アプリを通じてアップすると、ハードオフが買取りを検討するというサービスもあります。つまり、ハードオフを相手に電脳せどりができるということです。

参考:iOS版

参考:Android版

ハードオフ転売のデメリット

続いて、ハードオフ転売のデメリットについて解説します。

同じ商品が大量に買えない

ハードオフでは、例えばある商品を仕入れて高い利益率で売れたからといって、同じ商品を大量に仕入れることはできません。商品との出会いは偶然によるところが大きく、仕入れ商品を固定したり、シリーズ化したりするのは非常に難しいです。よって、継続的に利益を獲得しようと思えば、カテゴリーが同じで、デザインや年代などの傾向、メーカーの違うものを幅広く取り揃えるなどの対策が必要でしょう。

転売行為には厳しい店舗もある

ハードオフでは、店舗によっては転売行為に対して厳しい場合があります。あきらかな買い占めは、純粋に買い物を楽しみたい一般客の利益を損ねる可能性があります。店舗に長時間滞在して商品をリサーチするだけの行為も、迷惑行為の一つとみなされて注意されるかもしれません。

SNSなどで事前に店舗の評判を調べてから訪れることを推奨します。

ジャンク品に注意

ハードオフには、とてもわかりやすく「ジャンク品」のコーナーが設けられています。中には、価値ある商品が破格の安さで売られていることがあるので、メリットもあります。ところがジャンク品だけあって、動作不良のガジェットや、キズものが含まれているケースがあるのも特徴です。

ハードオフ側も、ジャンク品については「安かろう悪かろう」というコンセプトで販売している面があるので、値札の注意書きによく目を通し、納得した上で購入するようにしてください。

ハードオフ転売には古物商許可が必要

ハードオフ転売に限ったことではありませんが、一般的に継続してせどりを行おうと思えば、古物商許可が必要になります。

古物商許可とは?

国内で委託を受けて中古品を売買・交換する場合も、自分で行う場合も、「古物商許可」を得ることが義務付けられています。これは法律で定められているため、違反すれば処罰の対象となります。

許可制がしかれているのは、昔から古物には盗品が含まれていることが多く、古物取引が犯罪の温床となるのを防ぐためです。古物商許可を得た者は、盗品とおぼしき怪しい中古品が出回っていることを知った場合は、警察に通報する義務を負います。つまり、ただ転売で儲けるだけでなく、せどり業者には、その流通環境を良好に保つために貢献することも求められるのです。

許可申請は、主たる営業所を管轄する警察署の「生活安全課保安係」に行い、19,000円の手数料を支払います。許可証は約40日以内に交付されます。

参考:古物商許可申請 – 警察庁

古物商許可が必要な場合の見分け方

古物商許可に違反すると、3年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられます。ハードオフ転売をする際にも、必ず許可申請が必要です。もちろん、ハードオフ自体も古物商許可を得て営業を行っています。

参考までに、古物商許可が必要かどうかを見分ける基準をお伝えしましょう。

ハードオフをはじめ、ネットでも実店舗でも知人を介してでも、何らかの中古品を仕入れて転売する行為を継続的に行う場合は、古物商許可が必要になります。一方、どこかから購入した中古パソコンが故障したという理由で売ったり、修理して売ったりする場合は、古物商許可は必要ありません。単にいらなくなった古本や古着を売る場合も問題ありません。

そこに継続性があるのか、あきらかに利益目的で転売を行っているのかという点が基準となります。つまり、リサーチツールで商品リサーチを行い、価格調査もするなどして、利益を捻出する目的で販売する意志があれば、古物商許可が必要ということです。

ハードオフでの仕入れのコツ

この項目では、転売で成功するために、ハードオフでうまく仕入れるコツについて詳しく解説したいと思います。

ハードオフの値札の意味を知ろう

ハードオフの値札にはいくつか種類があります。

まず、とても目につきやすいのが、赤い値札です。

この札の商品は、細かい調査の上で適正価格がつけられているため、比較的高めの値段設定になっています。よって、ほとんどが転売目的で仕入れるには割に合わない商品と考えてください。ただし、中には「未使用品」をうたっているケースがあり、この場合は新品に近い中古品として高く売れることがあるので、見落とさないようにしてください。リサーチして売れそうなら、仕入れるのがおすすめです。

実は、ハードオフには「新品」が売られていることがあり、その場合は下記のような青い値札となります。中古品とは異なり、長期保証が付いていることも多いので、購入する分には安心でメリットも大きいでしょう。ただし、新品だけあって目を引くほど安い商品は少ないため、転売には不向きです。もし気になる商品があれば、リサーチして利益が出るようなら仕入れるようにしてください。

黄色い値札の商品は、「新古品」という位置づけになります。新古品という言葉は、一般的にはあまり使われませんが、限りなく新品に近い中古品という意味です。基本的には未使用品のため、付属品も充実しています。定価よりはずい分安くなっていることもあるので、店頭で目にした場合は要チェックです。

「ジャンク品」こそ狙い目

ハードオフ転売で重視すべきは、白地に薄緑の札が付けられている「ジャンク品」です。ジャンク品のため、仕入れて得する場合もあれば、そうでない場合もあります。しかし、一様に値段は安く、中には動作確認済の商品もあるので、店舗に入ったら早い段階でチェックしてください。ライバルのせどらーもジャンク品目当てで来店していることが多いので、お得商品はいち早く見つけて購入するに限ります。ジャンク品の中から優良な商品を数多く入手できれば、より大きな利益確保が期待できます。

商品名の右下部に日付が記載されていますが、これはいつ店頭で販売開始したかを意味します。この日付が近いほど、最近売り出されたばかりということです。逆に数カ月以上時間が経過している場合は、ライバルも無視した価値の薄い商品である可能性が高いので、安易に仕入れないように注意してください。

レジ前をチェックしよう

ジャンク品に加えて、さらに重視すべきは、レジ前のスペースです。ハードオフでは、レジ前に入荷したての目玉商品が陳列され、ここで売れなければジャンク品扱いとなるケースが多いです。ジャンク品も大切ですが、それ以上にレジ前の商品もしっかりと確認してください。

ハードオフで仕入れる際の注意点

続いては、ハードオフで仕入れを行う際に、商品に関して特に注意すべきポイントを伝授いたします。

付属品を確認する

転売の際、付属品があるか無いかでユーザーの評価は大きく分かれるので、せっかく仕入れても、付属品が無いと思ったように利益が得られない可能性があります。

ハードオフでは、付属品の有無については値札にしっかりと記載されているはずですので、それを確認するとともに、本当にあるかどうかを必ず確かめるようにしてください。

動作確認を行う

家電製品を仕入れる際は、動作確認が必須です。ハードオフには、店内に動作確認専用のスペースが設けられています。もし無い場合でも、スタッフに頼めば対応してくれます。故障している商品を動くと思い込んで確認せず発送してしまうと、トラブルの元になります。くれぐれも動作確認は、丁寧に行うように癖づけてください。

ユーザーの手元に届く様子を想像する

ハードオフ転売では、ただ商品を仕入れるだけでなく、それがユーザーの手元に届く様子を明確に想像することも大切です。せっかく購入した商品が、実際に届いてみると外箱が破れていたり、想定していなかった傷がついていたりすると、興ざめするでしょう。

新品のようなわけにいかずとも、外箱がなければ代わりとなる綺麗な箱に梱包したり、商品自体を緩衝材で丁寧にくるんだり、細かな付属品はOPP袋に入れるなどして、ユーザーの満足度を高める努力が必要です。

届いたときの印象が良ければ、リピーターになってもらえる可能性が上がります。売ってしまえば同じという粗末な姿勢では、ユーザーからの信用が築けず、成功は難しいでしょう。

仕入れにおすすめのタイミング

ハードオフでは、特に買取商品が増える時期が年に何度かあります。買取商品が多いということは、店頭に並ぶ商品も増えるということです。その時期を狙えば、目玉商品が安く手に入る可能性が高まります。

年末を狙おう

年末は大掃除のシーズンでもあり、不要品を売りに来る客が大変多いです。普段は手に入りにくいものでも大量に入手できるチャンスですので、ぜひ積極的にリサーチに出向きましょう。

決算期を狙おう

ハードオフの決算は3月です。この時期は毎年決算セールが催され、早ければ2月からお買い得商品が数多く店頭に並びます。卒業、進学、進級のシーズンとも重なるため、家電製品や日用品、家具、ファッションアイテムなどが仕入れやすくなるでしょう。

月末~月初も狙い目

年末や決算期ほどではありませんが、毎月の末から月初めにかけても、新たに商品が加わることが多いので狙い目です。なぜなら、季節に関係なく、月末には生活費の足しにするために、不要品を売りに来る客が意外と多いからです。高額な商品や掘り出し物、その他の利益商品を狙うなら、この時期がおすすめです。

まとめ

今回の記事では、ハードオフ転売で利益を確保するための仕入れのコツや注意点について解説しました。

ハードオフ転売で成功するためには、人気商品をいかに安く仕入れるかが重要です。そのためには、マメに店舗に足を運ぶに越したことはありません。時間と予算の許すかぎり複数の店舗に出向き、店舗ごとの強みとなる商品やカテゴリー、商品入れ替えのタイミングなどを把握して、上手く仕入れてください。

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この記事を監修した人

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