ネイルチップ販売で月収UP!自作ネイルが売れるコツを解説

指先のおしゃれアイテムとして大人気のネイルチップ。自分で作って販売してみたいけど、やり方がわからないという人のために、今回は自作ネイルチップ販売に役立つ知識や月収アップのための「売れるコツ」をたっぷりご紹介します!

目次

自作のネイルチップを販売するにはどうすればいいの?

簡単におしゃれな爪を演出できる「ネイルチップ(つけ爪)」

デザインが豊富で、好きなタイミングで付け替えができるので、仕事の都合上ネイルができない人でも手軽に楽しむことができます。さらにネイルサロンの施術に比べて価格もとってもリーズナブルなので、その需要はどんどん高まっています。

そのため、最近ではネイルチップを自作して販売する人も増えています。ネイルチップ販売は、空いている時間を利用して製作できるので効率よく稼げますし、うまくすれば月に数万円~10万円ほどの収入を得ることも可能です。

まずはネイルチップ販売の知識を増やそう!

自作のネイルチップを販売して稼ぐためには、まずは「ネイルチップ販売についての知識」を増やすことが重要です。最初に押さえておくべき内容は、以下の5つです。

「種類と販売価格」
「必要経費」
「販売ルート」
「メリット・デメリット」
「将来性」

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

ネイルチップの種類と販売価格

ネイルチップには、「既製品」「オーダーメイド」「ハンドメイド」の3種類があります。それぞれの種類によって販売価格が異なります。

【既製品の販売価格】
既製品のネイルチップの価格帯は、100円~5,000円台と幅広いのが特徴です。
100円ショップには、シンプルなものからデザイン性のあるものまで豊富に揃っており、手軽に購入することができます。

その他にも、化粧品専門店やドラッグストア、バラエティショップなどでも販売されており、価格は500円〜2,000円ほどになります。100円ショップとは違った立体感やデザインを楽しめます。

さらにファッションブランドや有名人とコラボしたネイルチップなどもあります。価格は2,000円~5,000円ほどの商品が多いようです。

【オーダーメイドの販売価格】
より個性的でおしゃれなネイルにこだわりたい人におすすめなのが、オーダーメイドのネイルチップです。ネイルサロン店やネイリストに自分の理想のデザインを直接オーダーします。

オーダーメイドは既製品よりも時間や手間がかかるため、どうしても高額になりがちです。価格の相場は5,000円〜10,000円程度と言われています。

【ハンドメイドの価格】
既製品のネイルチップには自分の理想のデザインがない、でもオーダーメイドはちょっと高い…と言う人におすすめなのが、ハンドメイドのネイルチップです。

100円ショップでクリアタイプのネイルチップやマニキュア、ネイルシールといった基本的なものを揃えれば、300円台から手作りすることもできます。

いずれにしろ、工夫次第で理想のネイルチップを安く作れるところがハンドメイドの魅力なんです。

ネイルチップ販売に必要な経費

ネイルチップ販売に必要な経費はどれくらいなのでしょうか?

ネイルチップ販売に必要な経費は、主に以下の3つになります。

「材料費」
「送料」
「販売手数料」

【材料費】
まずは「ベースチップ、ネイルシール、チップ収納ケース」など、基本的な道具を揃えなくてはなりません。これらは100円ショップでも手に入りますから、安く揃えられるでしょう。その他にも、デザイン用の筆や絵の具、ジェル、マニキュア、ストーンなども必要です。さらにポリッシュ、やすり、両面テープ、ネイルチップを固定するネイルスタンド、LEDライトなどがあれば作業がしやすいでしょう。

このような材料や道具が一式揃った「スターターキット」などもAmazonや楽天などで販売されています。安いものであれば2,000円台で販売されている商品もありますので、利用してみるのもいいですね。

【送料】
商品の大きさや重量にもよりますが、定形郵便なら25g以内ですと送料84円から利用できます。さらにおすすめなのは「クリックポスト」という日本郵便が行っているサービスです。全国一律185円、クレジット決済OKで追跡番号も発行されるので、フリマアプリでの発送にとても便利です。

参考:第一種郵便物の料金

しかし、発送の際には破損を防ぐための梱包材を入れたり、商品を可愛らしくラッピングすることも必要です。さらに取り扱い説明書や、入浴剤などのちょっとしたプレゼントを付けるといったサービスもリピーター獲得のためには外せません。これらの費用も送料の一部として考えましょう。

【販売手数料】
ハンドメイドサイトやフリマアプリは登録料が無料なので、気軽に利用する人が多いですね。しかし、商品が売れた際には売り上げから「販売手数料」が引かれます。サイトによって手数料は違いますが、メルカリやヤフオクなど10%に設定しているところが多いようです(ヤフオクはプレミアム会員になると8.8%)。

それでは、スワロフスキーのラインストーンを10個付けたカラージェル1色塗りでのネイルチップを1,500円で販売した場合、経費はどのくらいになるか計算してみましょう。

手数料(10%の場合)…150
送料(最安の定形郵便)…84
ケース(100円ショップで購入)…110
装着シール(10枚分)…約60
ネイル材料費(ジェル、ストーン代)…約300

合計704円となり、これを販売価格から引くと796円の利益になります(道具代や梱包材、ラッピングなどの諸費用は計算に入れていません)。

ネイルチップ販売のルート

ネイルチップを販売するルートは主に3つあります。

「ネイルサロンなどから仕事を請け負う」
「自分で通販サイトを立ち上げる」
「ハンドメイドサイトやフリマアプリに出品する」

ひとつずつご紹介しましょう。

【ネイルサロンなどから仕事を請け負うルート】
店側からの注文に応じて製作します。店側から材料を提供してもらえる代わりに、単価の相場は1箱(10個)で500円程度と低く、稼ぐためにはかなりの数をこなさなければなりません。また、常に仕事の発注があるとは限りません。

【自分で通販サイトを立ち上げるルート】
デザインや価格設定は自分で決められるので、自分のデザインを高値に設定できるところが魅力です。しかし製作だけでなく、集客もすべて自分で行わなければならないので、リスクも大きいと言えるでしょう。

【ハンドメイドサイトやフリマアプリに出品するルート】
売上の数パーセントを手数料として支払わなくてはなりませんが、集客をサイトにまかせられるので、製作に集中できます。さらに価格設定も自由なので、1箱2,000~3,000円ほどで出品しているネイリストも多くいます。しかし競合相手も多いので、ライバルとの差別化が課題になります。

その中でも、ネイルチップ販売で特におすすめのサイトは、minne(ミンネ)」「creema(クリーマ)」です。

minne(ミンネ)は、大手インターネット会社GMOが運営している国内最大級のハンドメイド通販サイトです。圧倒的な集客力でビジネスをしっかりサポートしてくれます。お金のやり取りもミンネが代行してくれますので、初めての方でも安心です。登録料は無料で、販売手数料は10.56%(税込)です。

一方、1,400万点以上の商品数を誇るcreema(クリーマ)は、ナチュラルな雰囲気のおしゃれな作品が多いハンドメイドサイトです。登録は無料で、販売手数料は11%~21%(税込)です。

ネイルチップを専門に扱う販売サイトで販売

上記の方法に加え、ネイルチップを専門としている販売サイトを利用する方法があります。

ネイルチップを専門に取り扱っているので、ネイルチップを購入したいと考えている人が主に利用することになり購入してもらえる可能性が高いです。基本的にはネイリストの募集に対して応募し採用されることによって、販売することができるようになります。

顧客対応などはサイトでやってくれる分、制作に集中することができますがサイトへ仲介手数料などの支払いがあり自分で販売するよりも多少利益は減ってしまう点に注意が必要です。

販売サイトの例として以下のサイトがあります。

・ミチネイル

ミチネイルは全国のプロネイリストと業務委託契約を交わしており、ECサイトと実店舗にて販売しています。

現役のネイリストや副業として作成をしている会社員など様々な人が活動しており、全て手作りです。

応募するには条件があり、最低条件として1月に30セット作成することがあるので自分がどのぐらい作成できるかをまず把握して応募しましょう。

3Dデコネイルやアイシング技術、グラデーションやマーブル柄などを作成できるスキルがあると更に歓迎されます。

店舗の空きスペースなどで委託販売する

作成したネイルチップを、自分ではなく美容室や雑貨屋などを経営している人に預けて店舗の一部分を間借りするなどの方法で販売する委託販売という手法もあります。

自分で販売する際に生じる手間や接客などの対応をする必要がなくなるため他の事に時間を使うことができますが、委託手数料などの手数料などを支払うことになるためその点に注意です。

美容室を利用する人は美容関連商品であるネイルチップを購入する可能性は高く、評判が上がればネイルチップを選ぶ間に美容室を利用するなど、WIN-WINの関係を結ぶこともできるでしょう。

経営者と信頼関係を深めれば手数料を減らすことができる可能性もあるため、頑張り次第では利益をそこまで落とすことなく販売ができる手法と言えます。

販売イベントに参加する

ショッピングモールや多目的ホール、レンタルスペースなどで期間限定で出店するポップアップストアという手法があります。

イベントスペースを借りる費用のみで出店が可能なためコストを抑えて販売を行うことができます。

しかし、個人で販売するのとは違い出店に際しショップ名やロゴなどが必要な場合が多く、ある程度の商品数がないと販売することは難しいので、他の販売方法で経験を積んでから参加すると上手く商品を売ることができます。

ネイルチップ販売のメリット

ネイルチップ販売のメリットは、何と言っても空いた時間に自分のペースで製作できるところでしょう。仕事が終わった後や休日などを使って副業として取り組むことができますし、子育て中などで外に働きに行けない人でも、自宅でゆっくり作業することができます。

そして何と言っても、自分の作品を多くの人に披露し、購入してもらえる喜びがあります。

ネイルチップ販売のデメリット

一方、ネイルチップ販売のデメリットは「利益率の低さ」です。最初にそろえるべき材料や道具がかなりありますし、製作にも時間や手間がかかります。しかも軌道に乗るまでは価格もそれほど高く設定できないので、どうしても利益率が低くなってしまうのです。まずは最初の道具代が回収できるほどの収益を目指しましょう。

またハンドメイドサイトなどで販売する場合、商品の説明はすべて画像や説明文だけになります。そのため、サイズやデザインがイメージと違うとなどのクレームが発生するケースもあり、その際のお客様対応をストレスに感じてしまうこともあります。

ネイルチップ販売には将来性がある!

ネイルチップ販売は利益率が低く、競合相手も多いため、初めのうちは全く収益がないという時期もあるかもしれません。しかし、すぐに売り上げを出そうとせず、技術を磨きながら長く続けていれば、いつかリピーターがついて売り上げも安定してきます。そうすれば月数万円~10万円程度の売り上げも夢ではありません。

さらにネイルチップ販売で豊富な経験を積み、安定した収入を得られるようになると、次は「人に教える事」もできるようになります。

YouTube等の動画サイトでネイルチップの製作方法をアップすることもできますし、スクールや教室を開業して生徒に教えることで収益をあげることもできます。

このように、自作のネイルチップ販売はとても将来性のあるビジネスなのです。

ネイルチップ販売は月にどれくらい稼げる?

ネイルチップ販売はどれだけ稼げるものなのでしょうか。

2019年にminneが実施した意識調査によると、活動歴1年未満の場合は収入0円から1万円未満が約8割、活動歴2年を過ぎると収入2万円以上が3割以上であることが分かりました。

ネイルチップ販売は、販売歴が長くなるにしたがって収入が増えていくことが分かります。すぐに高収入を達成することはできませんが、コツコツと継続していくと成果が出るでしょう。

気になる実際の販売価格相場は、minneが500円~13,000円程度、メルカリが300円~11,000円程度です。売れやすい価格帯は、メルカリが500円~1,000円と低価格帯のものになります。

相場からみても、人気となり収入が数十万円になるのは稀なことで、売れはじめれば月数万円を目指すことができる程度といえるでしょう。

ネイルチップ販売で稼ぐコツとは?

それでは、ネイルチップを販売する際のコツをご紹介します。ポイントは以下の通りです。

「ネイルチップ販売には資格を持っている方がお得!」
「マニキュアよりも断然ジェル!」
「コツコツ作り続けて作品数を増やす」

ひとつずつ詳しくご紹介します。

ネイルチップ販売には資格は必要なし!でも、持っている方がお得!

ミンネやクリーマ、メルカリの出品者のプロフィールに「ジェルネイル資格あり」などと書いてあるのを見たことはありませんか?それを見て、「やっぱりネイルチップ販売には資格がないとダメなんだ・・」と思った人もいると思います。

でも大丈夫!自作ネイルチップ販売には、資格は一切必要ありません!

ネイルチップ販売は、自分でチップを作って販売するだけ。お客さんの爪に直接施術するわけではないので、資格は必要なく、誰でもすぐに始めることができるのです。

では、どうして出品者がネイルの資格を記載するかと言えば、その方が商品の価値がグンとアップするからです。競合者が多いネイルチップ販売では、少しでも差別化を図れるものがあると有利なんです。だから販売を始めた後、徐々に資格を取得していくのもいいですね。

ネイル系の資格にはさまざまなものがありますので、興味のある方は調べてみて下さいね。

参考:JNEC 公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター

参考:JNAジェルネイル技能検定試験

マニキュアよりも断然「ジェル」!

ネイルチップは、マニキュアではなく「ジェルネイル」の方が圧倒的に売れます。

なぜならジェルネイルは、マニキュアよりも長持ちするからです。しかも自分でやろうとすると手間がかかるし、ネイルサロンでやってもらえば高くつきます。だからこそ、安くて簡単に楽しめるジェルのネイルチップが大人気なんです。

そのため、「ネイルチップ販売で稼ぎたい!」と思っている人は、ジェルネイルのネイルチップを販売することをおすすめします。

コツコツ作り続けて出品数を増やす

そして、これはとても基本的な事ですが、やはりコツコツ作り続けて作品数を確保することが重要です。やはり販売する商品がなければビジネスは成り立ちませんからね。

ネイルチップ販売を始めたいけれど、自信がない…という人は、まずは作品を作り始めてみましょう。YouTubeやブログ、ウェブサイトなどを見ればやり方はいくらでも学習できますし、作り続けることで技術やセンスが磨かれていきます。そしていざ販売を始める時にも、すぐにいろんな作品を出品することができます。

ネイルチップ販売は資格も必要なく誰でもできるのですから、悩むよりもまずはひとつでも多く作品を作り、ストックを貯めておきましょう。

いくつかの販売先で売る

販売当初からハンドメイドサイトやフリマサイトなどの販売先をいくつか持っておき、同じ作品を並行して販売してみることをおすすめします。

なぜなら、自分の作品の雰囲気がどの層のターゲットに合っているのか、またどの販売サイトに合っているのか見極めるためです。

販売をスタートしたばかりのころは、どの販売先を選べばいいか迷ってしまいますが、自分の作風にぴったり合う販売先が見つかれば、その販売先に注力することで売上が上がっていきます。

ただ、全ての販売先を試すのは負担になってしまいます。いくつかを選ぶのが良いでしょう。

ネイルチップ販売にはインスタなどのSNSを利用する

ネイルチップ販売をスタートしたら、InstagramなどのSNSのアカウントも開設し、ネイルチップの作品をどんどん投稿していきましょう。

ショップを始めただけでは、誰もあなたのショップにたどり着けないからです。ショップの存在を広く伝えるために、SNSを積極的に活用するのです。

Instagramはテキストとあわせて画像や動画を投稿できるため、ネイルチップの魅力を伝えるのにベストなツールです。あなたの作品に興味を持った人が、商品ページを見にきてくれるようになります。

ぜひInstagramなどのSNSを利用して、多くの人にあなたの作品を発見してもらいましょう。

フリマアプリでネイルチップを売るコツとは?

自作ネイルチップをフリマアプリで売るには「コツ」があります。それは「商品のプロフィールに徹底的にこだわること」「固定客を掴む努力を惜しまないこと」です。

まず、商品のプロフィールですが、何の工夫もせずに商品の写真や説明をアップしても、誰の目にも止まらない可能性があります。こうなると、どんなに素晴らしい作品を作っても、全く収益を上げられないでしょう。人気ネイルチップ作家ほど、自分の作品のプロフィールにこだわり、消費者の目をくぎ付けにしているのです。まずは作品を「見てもらう」ことを意識しましょう。

次に固定客の獲得ですが、競合者が多いネイルチップ販売において、固定客を掴むことは必要不可欠です。自分のファンを獲得することこそ、ビジネスを軌道に乗せるチャンスなのです。

作品の紹介文はくわしく丁寧に!

もしあなたがこのネイルチップを出品するとしたら、どんな紹介文を書きますか?

「赤い花のネイルを作りました」

そんなわかりきった紹介文では、誰もあなたの作品を見てくれません!

紹介文で大事なのは、「消費者が知りたいこと」を具体的に説明することです。

消費者が気にしているのは以下のような内容です。

(1)値下げの可否
やはり、値下げは消費者にとって非常に気になる点です。値下げ交渉が可能とわかれば、商品を見てみようという気になる人も多いでしょう。

(2)商品の説明
「赤い花」のような見たままの説明ではなく、どんな素材を使用し、どんなシーンにふさわしいかなど、実際につけた時の姿を想像できるような情報を与えることが大事です。

(3)サイズ
自分の爪のサイズを確認できるように、ネイルチップの種類とサイズのサンプルを提示しましょう。

(4)注意点
ヨレやガタがある、サイズ変更対応可、といった注意点はしっかり説明しましょう。

では以上の点に注意して、実際に説明文を書いてみましょう。

「値下げ交渉できます!現在、200円から値下げ中です。

ホワイトのフレンチネイルにゴールドラインをモチーフにしました。どんな洋服にもあう色とデザインです。ウェディングなどの大切な日にぜひどうぞ!

ネイルチップ一覧表を参考に、ご希望の種類と各爪の幅をご記入ください。
(例) ショートラウンドオーバル 親指1.5㎜ 人差し指1.2㎜ 中指1.2㎜ 薬指1.2㎜ 小指0.9 ㎜

サイズは大きめに作っていますので、調節可能です!
素人なのでヨレ、ガタつきなどの可能性があります。ご注意ください。」

このように詳しく丁寧に紹介文を書くことで、商品と売り手に対して信頼が生まれるのです。

作品の写真は綺麗に、わかりやすく

写真もネイルチップ販売において非常に重要な要素です。どんなに素晴らしい作品でも、画像が不鮮明であればまず見てもらえません。

そのような事態を避けるためにも、ネイルの細部を鮮明に伝える美しい写真を撮ることが重要です。お客様に「つけてみたいな」と思わせる写真を撮ることを心がけましょう。

それでは、そのような美しい写真を撮るコツをご紹介します。

【明るいレンズのカメラを使う】
明るいレンズとは、「大口径で光を多く取り込めるレンズ」のことです。ネイルチップの撮影は屋内で行われることが多いので、どうしても光が少なく不鮮明な写真になりがちです。明るいレンズを使用すると光を大量に取り込むことができるので、高画質でブレの少ない写真を撮影できるのです。

明るいレンズのカメラが購入できない場合は、自然光が差し込む明るい場所で取るか、LEDライトなどを使って光を取り込みましょう。

【マクロレンズを使う】
スマホに取り付けられるマクロレンズを使ってネイルの模様を詳細に写すのもいいですね。マクロレンズは100円ショップにも売っていますので、ぜひ活用しましょう。

【ツールを使って鮮明に加工】
画像加工ならPhotoshop(フォトショップ)が有名ですが、有料な上に初心者には少しハードルが高いですよね。そこでおすすめなのが「fotor(フォーター)」です。

フォーターは簡単に画像加工や編集を行えるツールで、色や明るさの調整、コラージュ、文字挿入など、さまざまな編集が簡単&無料で行えますよ。

ただし、過度に加工してしまうとトラブルになる可能性がありますので気を付けましょう。

最適価格を設定する

自作のネイルチップを売れる作品にするためには、常に最適価格を模索する必要があります。

まず、「自分の理想の価格」を設定して販売します。もしその価格ではなかなか売れない場合は、お客様からのコメントなどを参考にして適正価格に下げていきましょう。

人気のネイルチップ作家さんの価格と比較するなど、常にフリマアプリ内をチェックして参考にしましょう。

あなたのファンを増やす努力を惜しまない

フリマアプリで稼ぐためには、「固定客を増やす努力を惜しまないこと」が重要です。

つまり、あなたのファンを増やす努力を続けることです。作品を心待ちにしてくれるファンを獲得できれば、ビジネスの成功は約束されたようなものです。

そのためには、技術やセンスを磨き続けることはもちろんですが、「接客力」をつけることも重要です。お客様とのコミュニケーションを通して趣味や好みを理解し、積極的にデザインに生かしていけばきっと「次のチャンス」に繋がるでしょう。

さらにフリマアプリ販売で大切なのは、「閲覧されること」です。そのためにはコツコツと製作して出品数を増やしたり、SNSに作品をアップして情報発信するなど、できるだけ多くのお客様に自分のネイルチップを見てもらう努力をしましょう。

売れやすいネイルチップを選ぶコツ

アクセスが増えても「買いたい!」と思われなければ、すぐに検索画面に戻ってしまいます。そのためにはどんなネイルチップが売れるのかを知る必要があります。

ここでは売れるネイルチップのポイントを紹介します。

まず、なぜネイルチップを購入しようとしている人がいるのでしょうか?それは非日常を味わいたい、素敵な体験をしたいと思ってはいるものの、ネイルサロンに行くのは高いと思っているからです。

ネイルサロンではジェルネイルが人気があります。そのため、作成するときは普段のマニキュアで作るのではなく、ジェルネイルで作成するようにしましょう。また、ジェルネイルならパーツがはがれてしまうことも少ないため長持ちします。

さらに、ネイルチップを使うのは特別な日ではなく、普段使いがメインです。したがって、派手なデザインよりもシンプルでどんなファッションにも合うようなものが好まれます。

ネイルチップ販売のサイズの決め方

販売するネイルチップのサイズを決めることも重要です。一般的には平均的にどんな人でも合うぐらいのサイズにするか、サイズを予め確認してもらってから作成して販売する方法があります。

サイズが決まっていれば、在庫として商品を作っておくことができ、購入者も自分に合うと分かっていればすぐに購入して手にすることができるので購入後の手間は省けるでしょう。

サイズを確認してもらってから作成する方法では、サイズ確認用のチップを購入者に送付し実際のサイズを合わせて注文してもらいます。

サイズ確認用のチップを送る手間や、実際に注文されてからでなければ作成に入れないという負担はありますが、購入者は自分のサイズにピッタリのものを間違いなく購入することができるので、リピーターになってくれる可能性が上がり、顧客情報を記録しておけば次回の注文からすぐに作成できるメリットがあります。

ネイルチップを販売する際のポイント

ネイルチップの販売には資格は必要なく、誰でも販売ができます。しかし、資格があることで信頼できそうな販売者と思われることができれば、購入してくれる人は増えるでしょう。

また、多くの種類を取り扱っているほうがお店として魅力的に映ります。はじめのうちは1つ作るだけで大変かと思いますが、徐々にバラエティ豊かなお店にしていきましょう。

評判の良い出品者になるためには、お客様の声を取り入れることが重要です。実際に需要がある商品を作ることで売れない不安は減っていきます。また、コメントなどで目にする要望は書きこんだ本人以外にも、思っていたけれど書き込みまでしなかった人もいるので思いもしない売上につながる場合もあります。

ネイルチップ販売の梱包方法

ネイルチップはプラスチック製のため、配送中に強い衝撃などを受けると形状が変化してしまう恐れがあります。そのため、すき間を埋めるようなしっかりとした梱包が必要となります。

以下に梱包方法を紹介しています。

  1. 小物入れケースを用意し、発送するネイルチップを入れる。
  2. 配送中の衝撃に耐えられるよう、すき間にエアーキャップや綿などの緩衝材を詰めて商品を固定。
  3. ケースの蓋が開かないようにテープか輪ゴムでしっかりと閉じる。
  4. ケースの上からエアーキャップでくるみ、さらに防水対策としてビニール袋で包む
  5. 発送用の封筒に入れる。

梱包は購入者との信頼関係を築くための重要な工程です。購入後のトラブルにつながらないよう、丁寧な梱包を心がけましょう。

ネイルチップ販売で注意するべき点

ネイルチップ販売は、誰でも手軽に取り掛かることができる分、日々ライバルが増えているジャンルです。ネイルチップ販売を行う上での注意点を解説します。

ライバルが多いため、一定以上のクオリティは必須

ネイルチップ販売は、誰でも気軽に参戦できるため、その分ライバルも多いといえます。

厳しいようですが、市場に適したクオリティがなければ、あなたの作品が目に留まることはほぼありません。

また、ネイルチップのトレンドは変化が速いため、技術とデザインは日々アップデートしています。トレンドをおさえた商品を作り続けることが大切です。

さらに、資格取得で購入者の安心感を得ることで、ライバルとの差別化をはかることができます。

一定額の稼ぎになれば確定申告が必須

所得が年間で20万円を超えたら確定申告が必要になります。これは、ネイルチップ販売を副業で行う場合も同じことです。

所得とは、ネイルチップ販売の収入から必要経費を差し引いた金額のことを意味します。

そのため、収入が50万円でも経費が35万円の場合は、差額が15万円になるため確定申告の対象にはなりません。

反対に差額が20万円を上回った場合は、確定申告が必要です。確定申告書を作成して、税務署へ提出することになります。

ネイルチップを制作するために購入した材料や機材などの領収書は、捨てずに保管しておきましょう。

ネイルチップ販売で使用するチップを購入する際の注意点

ここまでネイルチップ販売について紹介してきましたが、ここではネイルチップを作るときに使う「クリアチップ」を購入する際の注意点を紹介します。

制作費用を抑えようとするあまり、クリアチップの品質に目をつぶってはいけません。

もっとも大切なポイントは、購入者の目線に立ち、

  • チップの付け心地が良いか
  • チップの耐久性は優れているか
  • 自分でつけてみて使いやすいか

上記の3点を踏まえて、クリアチップの購入を検討するとよいでしょう。

初心者でもできる簡単なネイルチップの作り方

ここでは実際に初心者向けのネイルチップの作り方を紹介します。

① 最重要なチップ選び!

まずは作成するサイズや形を決め、それに合ったチップを選びます。ここで理想に近いものを選ぶことで次からの工程が楽になるでしょう。

適切なものを選ばないと削る作業が増えたり、ぴったり合わないものになってしまったりします。

② 爪に合わせて成型する

次は見本に合わせて形を整えていきます。爪の根元にフィットするように削ります。もし、少し浮くような感じがあればドライヤーを当てながらカーブを調整し、仕上げには冷風を当てて固定させます。

③ 塗装とパーツを進める

最後にデザインをしていきます。まずは作ったチップをスタンドに両面テープなどで固定しましょう。

固定したらジェルやマニキュアなどを塗り進めていきます。ジェルの場合は塗り進めてからライトを当てて固めながら作ります。

マニキュアなどのポリッシュはしっかりと乾くまで待ちましょう。終わりにトップコートをして完成です。

④ 着けるときに気を付けること

装着には専用の両面テープを使うのが一般的です。100円ショップなどでも気軽に手に入れられるため、人気があります。しかし、両面テープでは数時間で取れてしまう場合があるため、1日中使うには不向きです。

さらに長い時間使うようなときはネイルチップ用の接着剤(ネイルグルー)を使います。アルコールで表面の油分を拭き取ってから使えば、ほぼ1日使用できるようになります。

お客様の声は「宝の山」

自作のネイルチップ販売を通してお客様とやりとりをしていると、「もう少し違う色がないの?」「もっとサイズをカスタマイズできない?」など、いろんな質問や希望を受けることがあります。

そのお客様の声は、「もっとこうだったら買うのになあ」という気持ちの現れであり、その多くは作家自身が見逃している点なのです。この声を丁寧に拾ってデザインに反映させれば、収益アップに必ずつながります。

つまり、お客様の声は売り上げに直結する「宝の山」なのです。これを見逃す手はありませんよ!

意外に多い「シンプルがいい」という声

自作のネイルチップを出品するとなると、やはりこだわった作品を作りたくなりますよね。つい意気込んでトレンドアートや小難しい技術を使ってしまったり…。

ところが、お客様の中で意外に多いのが、「シンプルなものが欲しい」という声です。

ネイルチップを購入しようとするお客様の中には、初心者の方や、普段はネイルをしない方も多くいます。その場合、デザインは一番ベーシックなものや、無難なものを好む傾向にあります。

「キラキラしたストーンを取って欲しい」「カラーは1色のみで」など、シンプルさを求められることが意外に多いのです。

お客様の目線とプロの目線は全く違うことを理解し、お客様の要望をしっかり受け止めるようにしましょう。

1人のお客様の声は、全体のお客様の声

ある一人のお客様の要望に応えたネイルチップを出品したら、すぐに他のお客様から注文が入った、ということがあります。

つまり、一人のお客様の声が全体のお客様の声を代表している場合があるのです。さらなる需要アップにつなげるには、まずは一人のお客様の要望を大事にしましょう。

また、同じデザインに複数の注文が入るようになればまとめて製作できるので、作業効率もアップし、まさに一石二鳥です。

「ご要望はすべて受けます!」には注意が必要

売上に直結する大切なお客様の声。しかし、お客様の要望を何でもかんでも受けるようなスタンスでは、ビジネスに支障が生じかねません。

完全オーダーメイドのようにお客様の要望をすべて受けていると、色やデザイン設定が非常に細くなり、その都度、確認作業が必要になります。作品が出来上がっても、お客様のイメージと合わなければ修正が必要になりますし、どんどん要望がエスカレートしていく可能性もあります。そうなると作業効率は悪化し、たとえ高い料金設定をしたとしても利益率も下がってしまいます。

「もうちょっと」「あと少しだけ」のような曖昧な要望をすべて受けることはやめましょう。そのためには、可能なカスタマイズの範囲を明確に設定しておくことが重要です。

売れるコツを習得して「稼げる」ネイルチップ作家になろう!

自作のネイルチップ販売で稼ぐ方法やコツについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

ネイルチップ販売は資格も不要ですし、自分の好きなタイミングで取り組めることから多くの人が副業として取り組むようになってきました。

そのためライバルも多く、ネット販売をしてもすぐには収益を上げることは難しいかもしれません。

しかし、今回ご紹介した売れるコツをしっかり習得して地道に技術を磨けば、きっとあなたの作品が欲しい!というお客様が現れるはずです。

そしてお客様の声にしっかり耳を傾けながら、コツコツと作品を作り続けていきましょう。そうすれば、きっとあなたの作品のファンが増えて「稼げる」ネイルチップ作家になれるはずですよ。

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この記事を監修した人

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