無料仕入れ転売は違法？仕入れのコツとおすすめ商品を紹介！

「無料で仕入れられるものはある？」

「0円転売は違法？気をつけたいリスクは？」

「試供品やサンプル品も売れる？」

このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

転売で利益をあげるとき、無料で仕入れることができたら非常にメリットは大きいです。一方で0円仕入れは場合によっては法律や各種ECモールの規約に違反する可能性もあるので注意が必要です。

そこで今回は

• 0円転売とは？実際に仕入れる方法
• 0円転売の法的リスクや注意点
• 0円で仕入れ可能な商品

これらを徹底解説します。

無料で仕入れると聞くと「世の中甘くない」「あったとしても売れない」と思うかもしれませんが、世の中には0円で仕入れることができる売れ筋商品がたくさんあります。特に転売ビジネスをされている方は利益率を上げるためにも確認してみましょう。

0円転売とは？Amazonレビューで仕入れる方法

0円転売とは、0円（タダ）で商品を仕入れ、それを転売することで利益を得る手法です。そもそもの仕入れ費用がかからないため、モノによっては大きく稼ぐことができます。

0円転売は大きく分けて、「Amazonのレビューを使って仕入れる方法」と「その他」の2種類があります。まず、Amazonのレビューを利用した0円転売のやり方を説明していきます。

Amazon0円転売とは？

Amazon0円転売とは、レビューの投稿と引き換えに購入代金をキャッシュバックしてもらえる商品をAmazonで購入し、その商品を転売することです。

以下では、具体的なAmazon0円転売の流れを紹介していきます。

まず、Facebookで「amazon レビュー」と検索します。すると、「Amazon（アマゾン） 無料商品」といったキーワードが含まれた投稿が検索結果に表示されます。

このユーザーとやり取りすることで、レビューと引き換えに商品代金を肩代わりしてもらう商品を紹介してもらうことになります。

SNSのコミュニティに参加する

FacebookやLINE、Twitter、WeChatなどのSNSで「Amazon レビュー 無料」のように検索すると、レビュー募集のコミュニティが検索結果に出てきます。その中から自分が参加したいコミュニティに参加申請をして承認されると、商品や依頼内容といった情報を得ることができます。

投稿内容をよく確認してから出品者にコンタクトをとります。報酬や購入、返金の方法など出品者から案内があるので確認し、必要があれば出品者とやり取りをした上で商品購入へ進みましょう。

この方法はAmazonの規約に反するため、危険なものになります。リスクがあることを理解しておく必要があります。

販売業者から商品を購入する

日本語がおかしい、もしくは中国語での投稿もあることから、中国人出品者がレビュー目当てで投稿しているケースもあるようです。

レビューがほしい販売業者は多くいるため、商品選びに困ることは少ないでしょう。

仕入れたい商品が決まったら販売業者とやり取りし、商品購入へと進みます。

レビューを投稿し、キャッシュバックを受ける

販売業者から商品を購入したら、商品レビューを投稿します。その際は、販売業者からどういった内容のレビューを投稿してほしいか具体的な指示があるケースがほとんどです。写真付きの投稿を求められるケースもあります。写真付きの投稿はレビューが上位に表示されやすく、多くの人に読まれやすいためです。

レビューを完了し販売業者へ連絡すると、PayPalやAmazonギフト券などを通して購入代金がキャッシュバックされます。これで実質0円で商品を入手することができました。

メルカリやヤフオクで0円で手に入れた商品を転売する

あとは、メルカリやヤフオクといったフリマアプリやオークションサイトを利用して商品を転売するだけです。以上が、0円転売の流れです。

レビューを求める販売業者と商品は大量に存在しているので、なんらかの規制が入るか、もしくはアカウントが削除されないかぎりは、0円転売用の商品を仕入れることは可能です。

0円で仕入れて転売した場合のメリット・デメリット

規約に違反しない商品を無料で仕入れて売れた場合、かかる経費は販売手数料程度で残りが利益となります。売れなかったときはサービスの利用に応じてかかる利用料程度の経費で済むため、お金を払って商品を仕入れた場合より大きな損失にはなりません。

このように、金銭的なリスクが小さく販売額がほぼ利益になるというのが無料仕入れ転売のメリットです。

しかし0円の商品を探すには時間と手間がかかり、安定した仕入れを継続できるわけではありません。元々が0円の商品のため、大きな利益もあまり期待できないでしょう。

得られる利益に対して時間と手間がかかりすぎる、継続して仕入れるのが難しいといった点が無料仕入れ転売のデメリットです。

販売業者はなぜ0円で商品を販売するのか？

販売業者は、レビューを見返りに商品をタダで販売して損をしないのでしょうか？ここには、Amazonというプラットフォーム上で商品が売れる仕組みが大きく関係しています。

販売業者が0円で商品を販売するのは、「販売数」と「レビュー数」を稼ぎたいからです。これらは、Amazonで商品が売れるための絶対条件といっても過言ではありません。順に説明していきます。

商品の販売数を増やす

そもそもAmazonでよく売れている商品の特徴をご存じでしょうか？それは、Amazonで上位表示されていて、かつレビュー（評価）数が多い商品です。逆に言うと、Amazonの商品検索で上位に表示され、かつレビュー数の多い商品は売れる可能性が高いということです。

そして、Amazonは「よく売れている商品は良い商品である」という価値観のもと、売れている商品を検索結果の上位に表示させる仕組みを採用しています。ここに目を付けた販売業者が、0円でもいいので商品を実際に購入してもらい、販売数を稼ごうと考えたわけです。

レビューの数を増やす

また、レビューの数を増やすことも商品の売上増には欠かせない条件となっています。

みなさんにも考えてほしいのですが、商品を購入する際、何を決め手にしますか？価格・効能・品質など、さまざまな要素があると思いますが、実際に商品を買った人の意見を参考にする人は多いはずです。あなたにも友人知人に勧められたので「買ってみた、試してみた」という経験があるはずです。

そして、Amazonは「レビューの数が多い商品＝それだけ購入者の不安を解消できる商品＝良い商品」と考え、レビューの数を評価しているのです。

0円転売は規約違反？法律に抵触？

ところで、Amazonの0円転売に違法性はないのでしょうか？さまざまな角度から検証していきます。

Amazon上では0円転売は禁止

Amazonにはコミュニティガイドラインというものが存在します。そこには対価を受け取ることを前提にレビューを投稿することを禁止する旨がはっきりと記載されています。

Amazonは、いわゆる「さくらレビュー」が発覚した場合、レビュー投稿機能自体を利用停止としたり、アカウントを削除したりします。

そのためAmazonの0円転売を行う人は、それ専用の捨てアカウントを利用することが多いのもこのためです。

法律上問題はないのか？

それでは、法律上の問題はないのでしょうか。結論からいうと、「不当景品類及び不当表示防止法」に違反している可能性があります。これは、俗に「景品表示法」と呼ばれている法律で、さくらレビューはこの法律の「品質、内容、価格等を偽って表示を行う」という規定に抵触する可能性があります。

そのほかのリスク

また、さくらレビューがらみのトラブルも発生しています。例えば、商品を購入してレビューを投稿したものの、商品代金が送金されないケースも起こっています。この場合、欲しくもない商品を定価で入手してしまったことになり、転売で利益を出すことも難しく、単純にお金を出して不要品を買ってしまったことになります。

また、ステマ商品の流通に手を貸している点も忘れてはなりません。Amazonを利用した0円転売をやるか否かはあなた次第ですが、リスクのある手法だということは理解しておく必要があります。

またもし購入に使ったアカウントが停止になってしまうと、そのアカウントの全てのAmazon関連コンテンツへのログインも不能になります。そのため購入したKindle本やプライムビデオなども全て削除されてしまうので、要注意です。

Amazon以外で0円仕入れする方法

Amazon0円仕入れは規約や法律に抵触するリスクがあるため、あまりおすすめできません。

しかし、世の中には安全に0円仕入れができるものがたくさんあります。そのようなものを転売する分には何ら問題はありません。

無料仕入れのコツ

無料仕入れのコツは、固定概念を捨てることです。

「無料で手に入るものなんて、売れるわけがない」と思っている人は、無料仕入れ転売に向いていません。

自分がいらない・必要ないと思うモノでも、それが欲しいという人は必ずいるのです。

無料仕入れ転売のコツは、まずは無料で仕入れられる商品を集めて、それが売れる市場を探すことです。

ただでもらったものを売るのは違法？

• 家族に買ってもらったもの
• 自治体や企業からもらったサンプル品
• 譲ってもらった子供服やおもちゃ

このように自分がお金を出して買わなくてももらえる機会もあります。ただし、実際に使ってみたけどサイズが合わなかったなどの理由で、使い切れず取り扱いに困ることも少なくありません。

もらいものを勝手に処分するのは譲ってくれた相手に失礼と思うかもしれませんが、完全に所有権が移っている場合は特に問題ありません。

ただし、最初から売買を目的にもらう場合は要注意です。古物営業にあたるので古物商許可の免許を取得する必要があるからです。ただでもらう場合だけでなく、商品を安く仕入れて高く売るような場合も同様です。

古物商許可の申請を行い、許可決定の連絡を受けてはじめて古物商として営業活動ができるようになります。申請をしないまま転売活動をすると法律違反とみなされるおそれがあるので注意しましょう。

これまでにチケット類やマスクの高額転売などが問題視されたことがありますが、フリマアプリによっては出品を禁止しているものもあります。出品時には必ず運営会社が定める禁止事項を確認しましょう。

試供品・サンプル品の転売

ここからは無料での仕入れが可能で、かつ転売しやすい商品例を紹介します。

1つ目は、化粧品やサプリの試供品・サンプルです。

試供品・サンプルの仕入れ方法

デパートやドラッグストアに行くと、「ご自由にお取りください」と張り紙がされているコーナーがあります。そこには化粧品などの試供品がたくさん置かれています。

また、ネットで「化粧品 試供品」と調べると、無料でサンプルを入手できるサイトがたくさん出てきます。ただし、中には詐欺サイトもあるため注意してください。

化粧品の他には、サプリのサンプルも仕入れやすいためおすすめです。有名どころで言うと、グルコサミンや万田酵素は抽選で無料サンプルがもらえるキャンペーンをよく実施しています。

チラシ・カタログ類

劇場や映画館に置いてある無料パンフレットやチラシも、0円で仕入れられる商品です。

全てが売れるわけではありませんが、人気のアイドルや役者が写ったものであれば、メルカリやヤフオクに出品するとファンが購入してくれることがあります。

機内誌

あとは、飛行機内から無料で持ち帰ることができる機内誌もおすすめです。

特に、ANAの機内誌「翼の王国」は利益を出しやすい冊子です。

新聞

正確には0円仕入れとは言えませんが、大きなニュースが取り上げられている新聞は後々売れることがあるので仕入れておきましょう。特に、人気の芸能人や有名人関連の記事は、おめでた・ゴシップ問わず需要があるので要チェックです。

クーポン券

家電量販店やレストラン、コンビニなどで何か購入した時に無料でもらえる割引券やクーポン券も転売に向いています。

単価は安い

ただ、クーポン券などは単価が安いため、数を仕入れないと利益が出ません。

割引券をメルカリで売るのは違法

もっとも、メルカリでは金券類の出品が禁止されています。クーポン券や割引券を出品してもすぐ削除されてしまいます。

そのため、クーポン券や割引券の類はヤフオクへ出品しましょう。

ジモティー

不要品を無料で仕入れたいときは、ジモティーが便利です。

参考：ジモティー

ジモティーは地元のネット掲示板のようなサイトです。不要になった家電や家具などがたくさん掲載されています。

直接引き取りに行く必要あり

ただ、ジモティーに掲載されている不要品の全てが無料というわけではありません。

また、直接引き取りに行かなければいけないケースが多いため、仕入れ先が近所に限定されてしまうのが不便ではあります。

こんなものでも売れる

他にも無料で仕入れられる転売可能商品はいくつかあります。

自然素材

流木・貝殻・木の実などは、ナチュラルインテリアやハンドメイド雑貨の材料となるため、メルカリなどに出品すると売れることがあります。

過去には、状態の良い流木が数万円で売れたケースもあります。

役所の書類

役所で簡単に手に入る離婚届なども、数百円で売れることがあります。わざわざ役所まで書類を取りに行く時間がない人や、面倒だという人が買ってくれるのです。

懸賞の当選品

懸賞の当選品も売れる商品です。ハガキで応募する懸賞の他、ネットやSNSの懸賞も増えています。ネットの懸賞は入力は必要ですが、ハガキを用意する手間は省けるので手軽に応募することができます。試してみるのもよいでしょう。

転売する前に懸賞の当選品が、禁止物、他者に権利を譲渡できないもの、利用規約により転売できないものに該当しないか注意が必要です。

ホットペッパーの冊子

無料で配布されているホットペッパーの冊子も売れることがあります。配布日当日にファンが長蛇の列を作った三代目J soul Brothersやジャニーズ、有名なアーティストやアイドルが表紙を飾ったものは高い人気があり、高値で取引される場合もあります。

見かけたら集めてみるのもよいでしょう。

0円仕入れが可能な商品はたくさんある

世の中には0円で仕入れることができて、なおかつ転売できる商品がたくさんあります。

ただし、Amazonなどの0円転売は規約違反行為に該当する場合があります。法的にも問題を孕んだ行為なので注意してください。