Instagramでフォロワーを増やす方法とは?商品の売り上げにつなげるコツを伝授!

現在、Instagram(インスタグラム)の国内利用者数は月間3300万人と言われています。

ネット物販を行う個人の方や、通販事業を扱う企業の方などにとっては、この圧倒的なユーザー数を持つInstagramが非常に魅力的なビジネスツールとなっています。フォロワー数を増やすことで、商品の売り上げアップにつなげることも大いに期待できます。また、近年ではInstagram内にショッピング機能も搭載され、より消費者が商品を購入しやすくなっています。

そこで今回は、Instagramでフォロワー数を増やし、商品をより多く販売する方法を解説します。また、Instagramのショッピング機能についても併せてご紹介しますので、ぜひご一読ください。

目次

Instagramのアカウントをフォローするには?

Instagramのフォロワー数を増やすには、まずはユーザーがどのようにアカウントをフォローするのか、その方法を理解する必要があります。これにより、自分のアカウントの課題がわかりやすくなるからです。

アカウントをフォローするには、以下のステップが必要です。

1.アカウントにアクセスする
2.プロフィールを見てフォローする

ひとつずつ詳しく解説します。

アカウントにアクセスする

まずは、アカウントにアクセスします。ユーザーは主に以下の方法でアクセスしています。

【外部からのアクセス】
口コミや他のSNS、マスコミなど、外部からアカウントを発見してアクセスする

【おすすめからのアクセス】
タイムラインに表示される「おすすめアカウント」(ユーザーの閲覧やフォロー状況に合わせ、フォローする可能性が高いアカウント)からアクセスする

【投稿からのアクセス】
投稿に添えられたハッシュタグや位置情報からアカウントにアクセスする。また、発見タブから投稿を見て、アカウントにアクセスする

【インフルエンサーからのタグ付けによるアクセス】
インフルエンサーがタグ付けすることで、そのフォロワーがアカウントを認知してアクセスする

【ユーザーの自発的なアクセス】
「いいね!」やコメントを残してくれたアカウントに自らアクセスする

その他にも、ストーリーからのアクセスや、DM(ダイレクトメッセージ)からのアクセスなどもあります。

プロフィールを見てフォローする

アカウントにアクセスしたら、次にプロフィールを見てフォローします。これで、希望のアカウントのフォロワーになることができます。

このように、Instagramのフォロワー数を伸ばすには、アカウントにアクセスしてもらうだけでは不十分であり、当然ながらフォローしてもらう必要があります。つまり、アクセス数だけではなく、フォロワーへの転換率も意識しなくてはならないということです。

そのためには、Instagramの「インサイト」という機能を利用しましょう。

インサイトはInstagramのアクセス解析ツールで、投稿やストーリーに対するユーザーのアクセス数などを見ることができます。フォロワー数の増減と共に観測すれば、おおよその転換率が把握できます。

インサイト機能は、アカウントの設定を「個人」から「ビジネス」へ変更することで利用できます。使用方法は以下の通りです。

Instagramの「設定」→「プロアカウントに切り替える」→「(活動内容の)カテゴリを選択」→「完了」(なお、完了後もいくつか設定がありますが、ここでは割愛します)

フォロワーのエンゲージ率を上げる

インスタグラムのフォロワー数を増やすには、アクセスからフォロワーへの転換率を意識する必要があると先ほど説明しました。

しかし、よりアカウントを成長させるには、表面的なフォロワー数だけでなく、投稿に対するフォロワーのエンゲージメント(反応)率にも注目しなくてはなりません。

エンゲージメント(反応)率とは?

Instagramには、Facebookの「シェア」やTwitterの「リツイート」といった拡散機能がありません。

そのため、アカウントをより認知・拡散してもらうには、

「人気投稿」…ハッシュタグ検索で上部表示される投稿
「おすすめ投稿」…タイムラインに表示されるフォロー外アカウントの投稿

などに選ばれる必要があります。

これらの投稿は、単に「いいね」の数だけで選ばれるわけではなく、フォロワー数に対するいいねの割合、つまりフォロワーの投稿に対するエンゲージメント(反応)率が関係します。 たとえば、

100万人フォロワー→1万いいね(エンゲージメント率1%)
1,000人フォロワー→1,000いいね(エンゲージメント率100%)

この2つのアカウントの場合、前者の方がフォロワー数が圧倒的に多いにもかかわらず、人気投票に掲載される可能性が高いのは、エンゲージメント率の高い後者になるのです。

このように、エンゲージ率を上げることがアカウントを成長させるためには必要不可欠なのです。

エンゲージメント率を下げる可能性のあるフォロワーはブロック

フォロワーのエンゲージメント率は、エンゲージメント率を下げる可能性のあるフォロワーをブロックすることで上げることもできます。

エンゲージメント率を下げる可能性のあるフォロワーとは、フォロー後に何の反応もない、いわゆる「ゴーストフォロワー」のことです。ゴーストフォロワーは以下のようなアカウントの特徴を持ちます。

・宣伝や相互フォローが目的のアカウント
・フォロー数が多すぎるアカウント
・スパム的な非公開アカウント

エンゲージメント率を上げるためにも、このようなフォロワーは順次ブロックしていきましょう。

ハッシュタグを付けてフォロワーを増やそう

ハッシュタグ(#)とは、Instagramの検索用語です。「#犬」のように、投稿をワードでカテゴリ化して検索しやすいようにするものです。

写真や画像にハッシュタグを付けて投稿することで、より多くのユーザーに見てもらえる可能性が高くなります。さらに、ハッシュタグ検索の上位9位が表示される「人気投稿」に選ばれると、圧倒的な数のユーザーに閲覧されたり、爆発的に投稿を拡散させたりできるようになるため、新たなフォロワーの獲得の可能性が非常に高くなります。

ここでは、Instagramのハッシュタグの付け方のポイントをご紹介しましょう。

検索しやすいハッシュタグを使用する

より多くの人に投稿を見てもらうには、ユーザーが検索しやすいハッシュタグを使用することが重要です。

内容が詳細すぎたり、わかりにくかったりすると、検索されない可能性が生じます。また、「#happy」や「#love」といった抽象的なものも避けた方が良いでしょう。

投稿件数が多いハッシュタグは避ける

投稿件数が多いハッシュタグは、より多くのユーザーが検索してくれる可能性がありますが、投稿件数自体が多いのでなかなかユーザーの目に留まりにくいという欠点もあります。

反対に、投稿件数の少ないハッシュタグは、検索してくれるユーザーは少なくても目に留まる可能性はアップする可能性があります。

ターゲットユーザーと関連のあるハッシュタグを活用する

ネット物販ビジネスを行っている個人や企業の方は、ビジネスのターゲットユーザーと関連のあるハッシュタグを付けることで、フォロワー以外のユーザーにも投稿を見てもらえる可能性が出てきます。

ターゲットユーザーが投稿で使っているハッシュタグをよくリサーチして活用してみましょう。

Instagramで商品を販売するには?

Instagramに投稿された商品が欲しい場合、以前はGoogleで検索したり、アカウントのプロフィール欄にある通販サイトのリンクをクリックしたりする必要がありました。これだと手間がかかり、せっかく商品に興味を持ったユーザーが離れてしまうことも度々でした。

そこで、Instagramは、2018年6月からショッピング機能「Shop Now」を導入し、フィードから直接商品を購入できるようにしました。

ここでは、Instagramのショッピング機能についてご紹介します。

Instagramのショッピング機能「Shop Now」とは

Instagramのショッピング機能「Shop Now」は、投稿した商品写真に商品情報をタグ付けすることで、タグをタップするだけで商品の詳細を確認したり、直接ECサイトに飛んで購入できたりするシステムのことです。

購入までの手間がかからず、導線もわかりやすいため、ユーザーの離脱を防ぎつつ、販売機会の有効活用が見込めるようになりました。

ネット物販ビジネスで成果を挙げたい方は、ぜひとも活用したい機能です。

Shop Nowの使い方

それでは、Shop Nowの使い方について詳しくご紹介しましょう。

Shop Nowの利用方法

Shop Nowを導入しているアカウントの投稿の中には、ショッピングマーク(ショッピングバッグのアイコン)がついているものがあります。

少し待つと画面上に商品名が表示されるので、タップします。

画面上の「ウェブサイトで見る」をタップすると、商品のショップサイトへ飛びます。

後は、ショップサイトの購入ボタンから決済するだけです。

Shop Nowを導入するために必要な条件

このShop Nowをさっそく使いたい!と思われた方もいらっしゃることでしょう。しかし、Shop Nowを利用するためには、Instagramに申請し、審査に通る必要があります。

申請には以下の条件をクリアする必要があります。

・コマースポリシーに準拠した物理的な商品(洋服やバッグなど)を販売していること
・ビジネスアカウントに移行済みであること
・Facebookページと接続されていること
・Facebookページで商品カタログを作成していること(またはBASE、EC-CUBEなど国内事業者のECプラットフォームと連携していること)

詳細は、Instagramヘルプセンターでご確認ください。

Instagramの提携ECプラットフォーム

Instagramと提携している主な国内ECプラットフォームとしては、BASEやEC-CUBEがあります。ここでは、BASEとEC-CUBEのInstagramショッピングサービスについて解説します。

BASE

BASEは、ほんの数クリックでネットショップが作成できる無料ショッピングカートASPです。このBASEのInstagramショッピングサービスを利用すると、1つの投稿に最大5つの商品リンクのタグを付けることができます。さらに複数枚投稿の場合は、20の商品リンクのタグ付けが可能です。

EC-CUBE

EC-CUBEは多彩なショッピング機能を搭載したオープンソース型無料ショッピングカートASPです。Facebook連携プラグイン「EC-CUBE4」でInstagramショッピング機能との連携が可能であり、InstagramフィードでEC-CUBEの商品を販売することができます。

Instagramのフォロワーを増やして売り上げをアップするコツ3選

それでは最後に、Instagramのフォロワーを増やして商品をより多く販売するための3つのコツをご紹介しましょう。

投稿写真にこだわる

Instagramでは、写真は商品そのものであり、ネットショップのコンセプトを伝えるカタログでもあります。そのため、できるだけ魅力的かつ個性的な写真を投稿して、消費者の目を惹きつける必要があります。

たとえば彩度や明るさにこだわったり、小物や背景などを使ったりして、商品自体の良さが伝わるように意識しましょう。

また、投稿する写真に統一感を持たせるよう心がけると、商品のコンセプトがユーザーに伝わりやすくなります。アカウント全体のバランスを考えながら、投稿写真を選びましょう。

また、投稿写真を適切に説明するハッシュタグを選ぶことも重要です。

プロフィール欄は簡潔&わかりやすく

ユーザーは興味を持ったアカウントがある場合、プロフィール欄を見てフォローするかどうかを決める傾向があります。そのため、プロフィール欄は簡潔かつわかりやすく書く必要があります。

もしわかりにくい内容や不適切な内容が書いてあれば、コミュニケーションが円滑に行えないと判断されてフォロワーになってもらえる可能性は低くなるでしょう。

箇条書きでシンプルな構成にするなど、できるだけユーザーにとってわかりやすいプロフィール欄を心がけましょう。

ユーザーに役立つ情報を提供する

Instagram内の商品写真に対して、商品名しか書いていないなんてことはありませんか? Instagramの投稿では、文章も重要なファクターです。商品の詳しい説明は当然ですが、その商品が製造された背景や歴史、使用例など、ユーザーにとってわかりやすく、役立つ情報を文章にすれば、ユーザーの購入への後押しになります。

アカウントを訪れたユーザーに役立つ情報を発信するように意識しましょう。

Instagramのフォロワーを増やすには、フォロワーの転換率やエンゲージ率などを意識しよう!

今回は、Instagramでフォロワー数を増やし、より多くの商品を販売する方法を解説してきましたがいかがでしたか?

Instagramのフォロワーを増やすには、アクセス数だけでなく、フォロワーの転換率やエンゲージ率などを意識する必要もあります。また、ショッピング機能「Show Now」をうまく利用すれば、商品の売り上げアップにつながる可能性が高まります。

今回ご紹介した情報を元にInstagramのフォロワーを増やし、ネットショップの経営に活かしてくださいね。

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この記事を監修した人

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