iPhone無料動画撮影のおすすめアプリ10選!スマホ以外の必須アクセサリーや上手に撮影するコツもご紹介

すべてのiPhoneには、動画を撮影できるカメラが内蔵されています。映像や音響の機能では世界トップレベルを誇るApple社のスマホだけあって、精度の高い動画撮影が可能です。これを活かして個性的で自分ならではの動画を撮影・編集しようと思えば、他にも方法があります。

それは、動画撮影アプリを活用することです。App Storeからダウンロードするだけで、お金をかけずとも加工やフィルター、BGMの挿入、手ブレ補正など、プロに負けない動画作成が実現できます。鮮明で美しく、迫力や面白味のある映像を配信できれば、再生回数やフォロワーは確実にアップするに違いありません。

そこで今回は、iPhoneで使えるおすすめ無料動画撮影アプリと、上手に撮るためのコツやスマホ以外の必須アクセサリーについても紹介します。

目次

動画撮影アプリは必要?

iPhoneに最初から入っている撮影機能を使って撮影することに慣れていると、「そもそも動画撮影アプリを使う必要があるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。そこで、まずは動画撮影アプリを使う場合とそうでない場合の違いについて解説します。

動画撮影アプリは絶対に使うべき

単にプライベート用に動画撮影するなら、iPhoneのカメラを使って撮るだけで充分かもしれません。

しかし、YouTubeにアップロードして収益化を狙ったり、所属企業のイベントやインタビューを撮影してサイトに載せたりするとなれば、話は別です。

かつての状況と比較すると、今や動画を見る機会は桁違いに増加し、アマチュアでもプロ顔負けの撮影・編集技術を持つ人は相当数存在します。その中で人目を引く動画を配信しようと思えば、スマホのカメラ機能だけではとうてい太刀打ちできないのが現実といってよいでしょう。

そこで動画撮影アプリを使えば、4K・フルHD対応の美しく鮮明な動画が撮れたり、BGMを流しながら編集を意識した撮影が可能です。他にもトリミングや美顔加工、スロー再生、スポーツや料理動画・夜間撮影などに特化した高音質撮影など、さまざまな機能が揃っています。

動画撮影アプリを使うと、同じ素材でも編集後の完成度が大きく異なるので、活用しない手はないでしょう。しかも、無料で使えるものが多数あるので、用途や目的に合わせて自由に選ぶことが可能です。

動画撮影アプリのおすすめ機能

この項目では、動画撮影アプリのおすすめ機能について、さらに詳しく掘り下げていきます。

フィルターをかけたり加工することができる

精度の高い動画を撮影しようと思えば、フィルター効果は欠かせません。減光、偏光、反射抑制などにより、幻想的な映像にしたり、ショーウィンドウ内のアイテムや商品をはっきりと映したり、背景を浮かび上がらせたりすることができるからです。動画撮影アプリにはフィルター効果が高いものが多くあり、アプリによってその特徴や演出効果もさまざまです。

また、バリエーション豊かな美顔加工やぼかしや映像に柔らかみを持たせるといった背景加工も自在に行えます。動画撮影していると意図しない人物や看板、建物などが映り込んでしまうことがよくあります。特に初心者の場合は、その編集作業に苦労することが少なくありません。その点、動画撮影アプリの加工技術を駆使すれば、単に映り込みを消すだけでなく、逆に見た目を良くする効果も狙えるので、ぜひ使ってみてください。

無音撮影ができる

動画撮影を始めて実感することの一つに、撮影時のシャッター音が意外に大きいことが挙げられます。そこでおすすめするのが、動画撮影アプリの無音機能です。

至近距離に他人がいたり、静粛にしなければならなかったりするシーンで音を出して撮影すると、ひんしゅくを買う恐れがあります。寝たばかりの赤ちゃんやペットを撮影する際にも、できるだけ音を立てたくありません。そんな時に無音機能を使えば、周囲にバレずに撮影することができるので便利です。

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ゲーム画面の撮影ができる

最近流行りのゲーム実況動画も、バックグラウンド起動が可能な動画撮影アプリを使えば簡単に撮影できます。SNSのやりとりを撮影することもできるので、リアルで臨場感のある動画作成が可能になるでしょう。

手ブレ補正ができる

動画を再生したときに、もっとも興ざめすることの一つに「手ブレ」があります。せっかく見応えのある映像が撮れているのに、手ブレがひどいと、一気に視聴する気が失せてしまうということがよくあるものです。

しかし動画撮影アプリには、優秀な手ブレ補正機能が備わったものが多くあるので、ちょっとしたブレであれば簡単に修正できます。充分に注意をしていても、知らない間に手ぶれしてしまうことはよくあるので、それを防ぐ大きな味方となるでしょう。

背景の変更やBGMの挿入ができる

動画の演出で欠かせないのがBGMです。どのような音楽を流すかによって動画の印象はずいぶん異なるため、あなどれません。動画撮影アプリには、さまざまなジャンルの著作権フリーな音楽が用意されているので非常に便利です。

さらに背景をガラリとまったく異なるものに変更することもできるので、動画の雰囲気を変えたい時にはうってつけです。

おすすめの無料動画撮影アプリ10選

この項目では、iPhoneで使えるおすすめの無料動画撮影アプリ10選を紹介します。

iMovie

手軽に動画撮影を体験してみたい方には、「iMovie」がおすすめです。iMovieは、iPhoneだけでなく、MacBookやiPadなど他のデバイスにもデフォルトで内蔵されているので、作成動画を共有することができる点は、大きなメリットでしょう。

iMovieでは、今までに撮影してiPhone内に保存している動画をそのまま編集することができるので、試しにオリジナル動画を作ってみるのもよいでしょう。もちろんiMovie上で動画撮影することも可能です。トリミングや文字入れなど、基本的な機能が一通り揃っているので、まず撮影や編集に慣れる意味でも一度使ってみてはいかがでしょうか。

参考:iMovie

VivaVideo

動画編集に慣れていない人にとっては、撮影した映像をつなぐだけでも意外と時間がかかってしまううえ、それに加えてBGMを挿入するとなるとなかなか大変かもしれません。そこでおすすめするのが、「VivaVideo-動画編集&動画作成&動画加工」です。

VivaVideoは、フリー音源や効果音が多数取り揃えてあるうえ、それらを流しながら動画を撮影することができるので、編集作業が非常に楽です。フィルターやエフェクターも豊富で、再生スピードの調整や逆再生などもできるため、遊び感覚に富んだムービータッチの動画や幻想的でオシャレ感に満ちた動画を撮りたい人にはうってつけでしょう。写真をつなげてスライド動画に仕上げることもできるので、幅広いアレンジが楽しめます。

テーマを決めれば、VivaVideoが自動編集してくれる機能もあるので、お任せで作ってみるのも面白いかもしれません。

参考:VivaVideo

ミクチャ

ミクチャ- ライブ配信 & 動画アプリ」は、他の動画撮影アプリとは一風変わった特徴があります。

動画を撮影して編集できるだけでなく、そのままプラットフォーム上で配信したり、他のユーザーの動画を視聴することも可能です。手書き文字を浮き上がらせたり、点滅させたりとポップな演出機能が豊富なため、女子中学生や高校生から絶大な人気を誇ります。「PPAP」で世界的に大ブレイクしたピコ太郎も、このミクチャで動画配信をスタートしました。

ライブ配信も可能で、人気が出れば収益化することもできるので、動画作成のモチベーションを上げたいときに使うのもよいかもません。オリジナル音源をカラオケで歌えば歌詞が自動的に表示され、それをライブ配信することもできるので、幅広い楽しみ方ができるでしょう。

参考:ミクチャ

無限カメラ

無限カメラ 超長時間ビデオを録画」は、文字通りバッテリーが続く限り何時間でも連続で録画することができるアプリです。

動画撮影は、イレギュラーやハプニングが付き物です。予定とはまったく異なる展開が待っていたり、自分以外の人たちの都合でスケジュール変更を余儀なくされたりすることはよくあります。ほかの動画撮影アプリは撮影時間に限りがあることが多いですが、無限カメラであればその心配はありません。電源さえ確保していれば、クラウドにデータ保存できるので安心です。長期遠征や旅動画など、実際に撮影を始めてみなければ何が起こるかわからない、といったコンテンツ作成に利用すると安心でしょう。

参考:無限カメラ

夜撮カメラ

夜撮カメラ- 夜景・夜空を素敵に撮影」は、夜間の動画撮影に特化したアプリです。

光量が少なくなる夕方から夜間、そして明け方まで、天体撮影や花火大会、お祭りなどの動画を撮影するならこの夜撮カメラがおすすめです。

肉眼では明るいと思っても、実際に夕方や明け方に撮影すると驚くほどノイズが多いことがあります。このアプリでは、そのノイズをコンポジット合成によって激減させることができます。しかも手ブレ補正機能が充実しているので、三脚を使わず手で持ったままでも、きれいな映像の撮影が可能です。

花火大会やお祭りの場合、人出や時間帯により場所を変えて楽しみたい場面が少なくないでしょう。そんな時にも気軽に移動しながら撮影が続けられるので、大変便利です。

参考:夜撮カメラ

BeautyPlus

BeautyPlus-可愛い自撮りカメラ、写真加工フィルター」はもともと写真専門の撮影アプリだったのですが、後から動画機能も追加され、多くの女性から大変支持されています。美顔加工やフィルター機能が、動画を撮りながらリアルタイムで活用できるので、若々しく、そして美しく、華やかな盛り動画を簡単に作成したい方に、強くおすすめします。

参考:BeautyPlus

FILTIST

Instagramに短時間の動画を配信したい方は、ぜひ「FILTIST- 面白フィルター盛りだくさんの動画撮影アプリ」を使ってみてください。6秒や15秒といったように撮影時間を指定できるので、使いやすいのが特徴です。

そのうえ、31種類もの豊富なフィルターが用意されており、美肌加工、万華鏡、8mm風、ポップアートなど、インパクトの強い動画編集が可能です。遊び感覚で動画撮影と配信を楽しみたい方にピッタリです。

参考:FILTIST

Stage CameraHD

Stage CameraHD- 高画質マナー カメラ」は、ズーム機能を駆使して、動きと迫力のある動画を撮影したい方におすすめします。

ズームをすると、どうしても画質が粗くなりがちです。Stage CameraHDを使えば、高画質なだけでなく、手ブレ補正もしっかり行なわれるので、被写体が激しく動くスポーツや子供やペットが遊ぶシーンなどの撮影に向いています。運動会や文化祭で家族の活躍ぶりをしっかり動画に収めたい場合に、ぜひ使ってみてください。

参考:Stage CameraHD

PowerDirector

PowerDirector 動画編集&作成&加工アプリ」は、初心者からプロまで使える動画編集機能が大変豊富なアプリです。

カット、BGM・効果音、早送り・スロー、そしてフェードイン・フェードアウトやトランジション(画面切り替え効果)など、クオリティの高い動画を編集するために必要な機能が初心者でも簡単に利用できます。自分が撮影した動画に、アプリ内からプロ仕様のフリー動画を加えて編集することもできるので、さりげなく活かせばワンランク上の動画コンテンツが作れることでしょう。

参考:PowerDirector

キネマスター

キネマスター」は、4Kにも対応したハイクオリティの編集が可能な動画撮影アプリです。特有の操作があるので慣れるまで少し時間がかかりますが、マスターしてしまえば動画の速度を微妙にコントロールしたり、オーディオを外部からインポートできたり、動画の上に動画を重ねるピクチャーインピクチャーができたりと、プロレベルの編集が実現します。

一度別の動画撮影アプリを使ってみてからキネマスターを使用すると、その良さが実感できるに違いありません。

参考:キネマスター

プロのように上手に撮影するための4つのテクニック

動画撮影アプリがあれば動画を上質に編集することができますが、動画そのもののクオリティが高ければ、完成度はさらにアップするでしょう。そこで、この項目ではアプリを使用する前に、動画撮影にあたって心に留めておきたい点について解説していきます。

手ブレをなくす

前述のように視聴者への訴求力が高い動画を作成しようと思えば、手ブレをなくすことは不可欠です。

しかし、iPhoneを直接手で持ちながら手ブレをなくすというのは、至難の業です。じっと立っている場合ならまだしも、歩いたり走ったりしながら画面を固定するのは、ほぼ不可能といってよいでしょう。

そこで、後述するジンバルや三脚などを使って手ブレを軽減することをおすすめします。とっさの動画撮影でそれらのツールを持っていないときは、片手でiPhoneを持ち、しっかりと脇を締めて被写体を追いかけるようにしてください。また、アップで撮りたい場合も、極力ズーム機能を使ったり、手だけ動かしてスマホを被写体に近づけたりせずに、脇を締めたまま体ごと近づくようにしてください。

カメラは横向きで撮る

YouTubeをはじめとする動画投稿サイトは、Instagramを除いて横長の画面であることがほとんどです。縦向きで撮影すると実際に視聴する際に余白ができるうえ、映像が小さくなってしまうことがあり、見た目の印象が悪くなりかねません。加えて、横向きの方が、広い範囲を撮影できるので、特に野外での撮影にはおすすめです。

確実に収音する

動画を公開するうえで、映像に勝るとも劣らず大切な要素が「音声」です。出演者のセリフや配信者の説明が聴き取りにくかったり、メインとなる動物の鳴き声がこもっていたりすると、視聴者は思いのほかストレスを感じます。よって、ターゲットをどのアングルから撮影するかを考えるのも重要ですが、音を確実に拾える距離かどうかも十分考慮に入れる必要があります。

事前に試し撮りをしたり、現場を下見したりして、重要度の高い音声を遮る要素がないかを確かめて、あるならスマホの位置を変えたりマイクを他に用意したりするなどの対策を講じるようにしてください。

明るさを調整する

動画では、明るさの調整も非常に大きくものを言います。特に室内は想像以上に暗く写ったり、窓の位置によっては余分な影が差したりして、動画のクオリティを下げてしまうことがあります。昼間でも灯りをつけたり、撮影用の照明を用意して対策しましょう。屋外でも太陽に向かって撮ると逆光になり、被写体がほとんど映らなくなる恐れがあるので注意が必要です。

スマホ以外の必須アクセサリー

この項目では、動画を撮影する際に持っておくと便利なアクセサリーについてご紹介します。

ジンバル

手ブレを防止するためには、「ジンバル」が必要不可欠です。回転台がついているので、そこにスマホをセットすると、撮影の際常に水平・垂直に保つことができます。手動式と自動式がありますが、手動式は慣れるまでに時間がかかるため、初心者の場合は自動式がよいでしょう。使う際は基本的に片手で持つことになるので、長時間の撮影が想定される場合や女性には、1kg以下の軽いタイプをおすすめします。

特に屋外で歩いたり走ったりしながらの撮影、手の届きにくい高い場所や体を入れるには狭すぎる所での撮影、自撮りの際にも非常に重宝します。

三脚

手ブレ防止の味方として、三脚を使うのもよいでしょう。定点で撮影できるので、手ブレの心配がないのはもちろん、カメラ前で自分が話したり、撮影中に他の作業ができたりする際にも非常に便利です。

高さやアングルが調整でき、脚をフレキスブルに曲げられるタイプなら不安定な場所でも難なく使えます。軽量かつ、手すりや木などに巻き付けて使用できるタイプもあるので、アウトドアや旅ロケの際でも持ち運びしやすいでしょう。

マイク

スマホのマイクだけでは収音力が弱いので、多くの動画を満足のいくクオリティで撮りたいなら、ぜひ専用マイクを用意してください。 音源までの距離が遠い場合は、収音しにくいことがあるのでショットガンマイクがよいでしょう。

イベントや試合の実況、料理やオンラインサロンなどのライブ配信、一人ロケの場合はピンマイクがもってこいです。

歌の動画を撮影するならハンドマイクの使用をおすすめします。

長距離を歩いたり走ったりする場合やスマホゲームの実況なら、スマホ本体に差し込むタイプのマイクが使いやすいでしょう。

まとめ

今回の記事では、iPhoneの無料で使える動画撮影アプリを紹介しました。

どれも無料で使えるので、初心者の場合、まずは自分のやりたいことに合っていると感じるアプリを選び、簡単な撮影と編集を試すところから始めてみましょう。中には有料課金制のものもあるので、ニーズに合わせてうまく活用してください。

操作に慣れれば編集作業時間はどんどん短くできるうえ、作業も楽しくもなっていくでしょう。今回ご紹介した動画撮影アプリを用いて、自分だけの素敵な動画を撮影してください。

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この記事を監修した人

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