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個人輸入業者必見!関税の計算方法と注意点

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輸入ビジネスをする上で切っても切り離せないのが関税です。商品・国・目的によって関税率が違うため、輸入ビジネスは利益計算が非常に面倒です。

そこで今回は、海外ECサイトから個人輸入を行う事業者に向けて、関税の計算方法を徹底解説します。

関税とは?

そもそも関税とは何でしょうか。

関税とは、安い海外製品が売れて国内製品が売れなくなることを防ぐために設定された「輸入品にかけられる税金」のことです。

関税は複雑

関税の仕組みは非常に複雑です。なぜなら、輸入国・輸入目的・商品によって関税率が異なるからです。

さらに、同じ商品でも輸入方法によって関税がかかったりかからなかったりします。

関税率の調べ方

商品ごとの関税率は税関のホームページで確認できます。

輸入統計品目表(実行関税率表)

関税率は毎月更新されています。

関税をざっくり概算して利益計算

輸入ビジネスの利益を算定する際は、関税をざっくりと計算することをおすすめします。

なぜなら、厳密な関税率を調べるのは凄く手間がかかるからです。「関税は一律10%」と仮定した上で利益を計算すれば、時間もかかりませんし、そこまで大きく外れることもありません。

関税の見積もりサービスの利用

それでも厳密な関税率で利益を計算したいという方には、関税見積もりサービスの利用をおすすめします。

日本語でeBayを利用できるようにしてくれるサイトである「セカイモン」でも、以前は関税見積もりサービスを提供していました。

個人輸入の関税について

続いて、個人輸入の場合の関税について説明します。法人輸入と個人輸入では関税が少し異なります

個人輸入の定義

まずは「個人輸入の定義」を説明します。税関が定義する個人輸入とは、以下のいずれかに該当する行為のことです。

・自分が使うための商品を、輸入者自身が直接海外のECサイト・小売店・メーカーに注文して直接購入する
・自分が使うための商品を、輸入代行業者に注文して、その代行業者を通じて購入する

共通して言えるのは、「自分で使うことを目的として購入する」という点です。

個人輸入で関税がかからない場合

個人輸入の場合は、関税がかからない場合があります。

そもそも関税は、輸入した商品代金の60%に対してかけられる税金です。そして、個人輸入した商品の代金の60%が1万円以下の場合、基本的に関税はかかりません。つまり、個人輸入した商品の代金が16,666円以下の場合は基本的に免税となるのです。

個人輸入の関税計算方法

個人輸入でも商品代金が16,667円以上の場合は関税がかかります。個人輸入の場合の関税額は、基本的に以下の式で計算されます。

関税=(商品代金×0.6)×関税率

消費税と通関手数料

また、個人輸入には関税以外にも「消費税」や「通関手数料」がかかります。

消費税率は国内ショッピングと同じで8%ですが、消費税がかけられるのは商品代金の60%です。そのため、20,000円の商品を輸入した場合の消費税は以下のようになります。

(20,000円×0.6)×0.08=960円

商品代金の60%が1万円以下の場合は、関税と同様に消費税もかかりません

通関手数料は、配送業者が代行してくれた通関作業に対する料金です。各配送業者の通関手数料は以下のようになっています。

個人輸入する際の関税計算

個人輸入における関税の計算方法をさらに深く解説します。

海外小売価格の60%で計算

関税を計算する際は、まずは購入代金の60%を計算します。前述のとおり、これが1万円以下であれば基本的に関税はかかりません。

単価ではなく小包内の合計金額で計算

ただし、商品単価の60%が1万円以下でも、同梱された商品の合計金額の60%が1万円を超える場合は、関税がかかります

例えば、16,000円の商品を単品で購入した場合は関税はかかりませんが、5,000円の商品を4つ購入してまとめて梱包して発送してもらった場合は、同梱商品合計金額の60%が1万円を超えるため、関税がかかります。

同梱してまとめて配送してもらえば送料は安くなりますが、場合によっては関税がかかる場合もあります。注意してください。

1万円以上でも20万円以下なら簡易税率

同梱商品価格の60%が1万円以上でも、20万円以下の場合は一般税率より安い簡易税率が適用されます。製品別の簡易税率は以下のとおりです。

ワイン:70円/リットル
焼酎等の蒸留酒:20円/リットル
清酒、りんご酒:30円/リットル
トマトソース、氷菓、なめした毛皮(ドロップスキン)、毛皮製品:20%
コーヒー、茶(紅茶は除く)、なめした毛皮(ドロップスキンは除く):15%
衣類及び衣類附属品(メリヤス編み・クロセ編み製品は除く):10%
プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム)製品、家具、玩具:3%
ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品:無税
その他のもの:5%

個人輸入の関税の注意点

続いて、個人輸入の際に付加される関税の注意点を解説します。

革製品の関税率が高い

まず1つ目は、革製品の関税率が高いことです。

レザー製品の多くは関税率が20%、毛皮をトリミングとして使用した衣類は国によっては関税率が40%も課せられる場合もあります。

スキー商品も関税率が高い

また、スキー商品の関税率も高いです。

スキー靴は27%、スキー・ボードブーツは20%の関税率がかけられます。

簡易税率が適用されない製品がある

以下の製品は20万円以下でも簡易税率が適用されず、一般税率が適用されます。

・穀物とその調製品
・牛乳、クリームなどとその調製品
・ハムや牛肉缶詰など食肉調製品
・たばこ
・精製塩
・革製の旅行用具・ハンドバッグ
・ニット製衣類
・靴類
・身辺用模造細貨類(卑金属製を除く)

また、これらの商品は1万円以下でも免税になりません

配送方法別税金の支払い方法

最後に配送方法別に関税の支払い方法を解説します。

EMS(国際スピード郵便)の場合

まずは、国際郵便のEMSで配送したケースです。

関税が安い場合は、商品受け取り時に配達員に関税を支払うことになります。

関税が高額の場合は、郵便局窓口で手続きをする必要があります。

FedExの場合

次は、FedExで配送したケースです。

FedExでは、商品が先に配達され、後日関税の請求書が送られてきます。商品到着から1ヶ月以内には請求書が届きます。

支払期限は、請求書が届いてから約10日以内に設定されています。支払い方法は銀行振込かコンビニ払いです。

関税は難しく考えない

関税の仕組みは複雑です。厳密に計算すると難しくなるため、一律10%として利益計算しておきましょう。





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