中古のKindleを売買する際の注意点、まとめてご紹介します!

この記事では、中古のKindleを売買する際の注意点を中心に解説します。

Kindleとは、Amazonが提供している電子書籍を読むための専用端末です。Kindleには、「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Oasis」「Kindleキッズモデル」「Kindle Scribe」の5機種があります。ただ、それぞれに「第〇世代」という販売時期による違いもあるので、実際にはもっと細かくモデルが分かれています。

Kindleの売買に興味のある方は、是非こちらの記事を参考になさってください。

目次

中古のKindleを購入する際のチェックポイント

まずは、中古のKindleを購入する際のチェックポイントについて解説します。

以下の内容は、中古品を販売する際に商品説明に書いたり、お客様からの問い合わせに答えたりする際に必要になるポイントばかりです。そのため、Kindleを売りたい人もよく確認しておいてください。

機種の違いの他に世代の違いがある

Kindleは発売時期による世代の違いがありますが(2023年7月時点での最新機種は第11世代)、古い世代のものは買わないほうが無難です。古い世代のKindleは年月を経ているため、内蔵されているバッテリーが使えなくなるおそれがあるからです。

バッテリーの耐用年数は使用条件によっても変わりますが、だいたい5年と言われています。そのため、中古品を購入する場合は、3年以内に発売された機種を購入すると良いでしょう。世代で言うと、2021年発売の第11世代以降ということになります。

なお、世代と型番の対応は、以下のようになっています。

用途に応じて判断したい、データ容量

無印の「Kindle」と「Kindleキッズモデル」は8GBもしくは16GBのデータ容量モデルのみですが、「Kindle Paperwhite」と「Kindle Oasis」は基本的に8GBと32GBのモデルが、現時点で最新機種となる「Kindle Scribe」は16GB,32GB,64GBのモデルが選べます。

Kindleは電子書籍を読むためだけに使うという人なら、8GBでも数千冊の本が保存できるので、あえて32GBモデルを選ぶ必要はありません。

しかし、コミック中心に楽しむ人の場合は、画像データのダウンロードが必要になってくるため、8GBモデルでは100冊~150冊程度でデータが一杯になります。もちろん、容量が一杯になるたびにデータを削除して読みたい本をダウンロードするという使い方もできますが、これでは不便だと感じるようであれば、32GBモデルを買いましょう。

8GBモデルと32GBモデルの価格差は、新品の「Kindle Paperwhite」を購入した場合で1,000~2,000円、「Kindle Oasis」で3,000円です。

付属品が含まれているか確認する

中古品を購入する場合は、付属品が欠品していないかも確認すべきポイントです。具体的には、スタートガイド、保証書、USBケーブルが付属しているかチェックしてください。

スタートガイドはAmazonのホームページでも確認できるので、なくても問題はありません。保証書も保証期間が切れているものは、あっても意味がありません。

しかし、USBケーブルは必須です。手元に代用できるケーブルがある場合は問題ありませんが、そうでなければ別途購入することになるので、ケーブルが付属しているかは必ずチェックするようにしましょう。

Kindleには広告ありと、広告なしがある

Kindleには広告ありのモデルがあって、ホーム画面の下部や、スリープ時のスクリーンセーバー画面にキャンペーン情報が表示されます。

電子書籍を読んでいるときには表示されないのでそこまで邪魔にはなりませんが、気になるという人は広告なしモデルを選びましょう。

広告ありモデルは、なしモデルよりも新品で2,000円安くなります。

4G接続が必要かも検討しよう

KindleはWi-Fi接続に対応していますが、Wi-Fiに加えて無料で使える4G接続機能が付帯しているモデルもあります。

自宅にWi-Fi環境がない人や、外出先でも書籍のデータをダウンロードしたい人にとっては便利な機能と言えるでしょう。一方で、自宅でWi-Fiが使える人で、外ではフリーWi-Fiが使えれば十分という人には、必要のない機能です。

無料4G接続が使えるモデルは、「Kindle Paperwhite」で5,000円~8000円高くなり、「Kindle Oasis」で6,000円高くなります。

また、4G接続が使えるモデルの容量は32GBに限定されるので、32GBモデルにするための金額も加算されることになります。

それなりに高い出費になるので、自分にとって本当に必要な機能なのか、よく吟味した上で購入するようにしましょう。

Kindleを利用するメリット

ここでは、まだKindleを利用したことがない人のために、Kindleを利用するメリットについて解説します。

本が安く買える

Kindle用の電子書籍と新品の紙の本を比べた場合、Kindleの方が多少価格が安く設定されています。

また、読み放題サービスの「Kindle Unlimited」を申し込めば、対象の書籍や雑誌を追加料金なしで好きなだけ読むことができます。

電子書籍ならではの機能も

紙の書籍の場合、紙面にメモしたりラインを引いたりするのは、本を汚しているように感じるという人も多いと思います。

その点、Kindleなら、気兼ねなくメモしたりラインを引いたり(ハイライトを付ける)といったことができます。もちろん、データを削除すれば、本は元のきれいな状態に戻ります。

また、Kindleには辞書とWikipediaを検索する機能も用意されているので、読書中に分からない単語が出てきてもすぐに調べることができます。

Kindleの転売について

Kindleは転売ビジネスの商材にもなりますが、メリットだけでなくデメリットもあります。

そこで、Kindle転売のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

Kindle転売は儲けやすい

Kindle転売のメリットは、なんと言っても需要が安定していることです。おかげで値崩れすることがありません。そのうえ回転率が良いので、現金化もしやすくなっています。また、Kindleなら、値段が下がっているときにAmazonで仕入れて、それをオークションサイトやフリマサイトで売るだけなので、高度なノウハウも必要ありません。

このようなメリットがあることから、転売ビジネスの最初の商材としてもおすすめです。

Kindleは仕入れの機会が限られる

Kindleの仕入れは、Amazonのセール時期に限定されてしまいます。常時仕入れが可能な商材ではないため、安定して利益を出すには、Kindleを扱っているだけでは無理があります。この点はデメリットと言えるでしょう。

「副業で多少の儲けが出ればそれで良い」というのであればKindleだけでも十分ですが、転売で大きく稼ぎたいのであれば、他の商材と組み合わせる必要があるでしょう。

転売目的でKindleを購入する際の注意点

基本的に、Kindleの仕入れ先はAmazonです。もっとも、Amazonでは中古のKindleは販売されていないので、新品を仕入れることになります。それをオークションサイトやフリマサイトで販売することになるのですが、販売手数料や送料を支払っても儲けが出るようにするにはそれなりの安値で仕入れなければなりません。ただ、これがなかなかの難題です。

Kindle転売はやや不利になっている

以前は、Amazonのプライム会員になっていると、それだけで常時Kindleが4,000円引きで買えました。正確にいうと、Amazonギフト券が4,000円分もらえていたのですが、現在ではこの特典はなくなっています。そのため、Kindleを安く仕入れるのが難しくなりました。

大型セール時が狙い目

リーズナブルな仕入れが難しくなってしまったKindleですが、それでも大型セールのときは3,000円引きから7,000円引きで販売されています。このタイミングで仕入れれば、まだまだ十分な利益を見込めます。

大型セールとしては、Amazonプライムデーやサイバーマンデー、ブラックフライデーといったものがあります。Amazonプライムデーはプライム会員限定なので、まだ会員になっていない人は会員登録を済ませておきましょう。

Amazonギフト券やクレジットカードを使って安く仕入れる

Amazonギフト券は、amatenのような転売サイトを使えば安く買うことができます。

また、Amazonが三井住友カード株式会社と提携して発行しているAmazon Mastercardを使うと、1.5%~2.5%のポイントが還元されます。Amazonで定期的に買い物をする人や転売の仕入れ先としてAmazonを利用する人なら、申し込んでおいて損はありません。
これらの方法を活用すれば、Kindleをさらに安く仕入れることが可能です。

Kindleを使って、より読書を楽しむ

ここではKindleの魅力についてさらに解説しておきます。

本の保管場所に困らない

本好きな人にとって、本の保管場所は大きな問題です。大きな本棚を買ってもすぐに一杯になってしまいますし、次々と本棚を買い足すわけにもいきません。引っ越しの際には、持っていくにも処分するにも手間がかかります。

この点、電子書籍なら、保管スペースに困ることはありません。保管だけでなく、持ち運ぶのも簡単です。

さらに、防水機能がある「Kindle Paperwhite」や「Kindle Oasis」なら、お風呂場で読書を楽しむことさえできます。

画面の表示を調節できる

Kindleは、画面の明るさや文字の大きさも調節できるようになっています。寝る前は明るさを下げたり、文字が小さくて読みにくいときは自分に合ったサイズに変更したりといったことが簡単にできます。

なお、Kindleの画面は、スマホやタブレットに使われているバックライト方式ではなく、ディスプレイの表面に光を当てるフロントライト方式が採用されています。フロントライト方式だと目に直接光が入らないので、目が疲れにくいという特徴があります。

読みたい本がその場で買える

Kindleで読む電子書籍は、KindleストアやAudibleストアで簡単に購入できます(Audibleストアで買えるのは、音声で聴くオーディオブックです)。ネット接続できる環境さえあればどこでも本が買えるので、店に足を運ぶ必要がありませんし、品切れの心配もありません。話題の本も確実に手に入ります。

あえて欠点を挙げるとすれば、Kindleのディスプレイが16階調のグレースケール、つまり白黒になっていることです。写真がメインの本や雑誌を楽しみたいときは、Kindleでは物足りなさを感じるかもしれません。

スマホやタブレットと同期可能

Kindleの電子書籍は、Kindleアプリをインストールしたスマホやタブレット端末でも読むことができます。したがって、Kindleで読んでいた本の続きをiPhoneで読むといった使い方もできます。家ではKindle、外出先ではスマホといった読書スタイルももちろん可能です。

Kindleを他人に譲渡、販売する際はデータの消去を忘れずに

ここからは、Kindleを他人にプレゼントしたり、売ったりする際に必要なデータの消去について解説します。

なお、以下でご紹介する内容は、Kindleの世代によっては異なる場合があります。そのため、お使いのKindleのユーザーガイドも併せてご参照ください。

第5世代以降のKindleユーザーガイドは、以下のページから閲覧することができます。

参考:Kindle電子書籍リーダーユーザーズガイドおよびクイックスタートガイド

Amazonアカウントから端末の登録を解除する

Kindleを手放す際は、アカウント登録を解除しましょう。アカウントの登録を解除すると、新しく書籍を購入したりダウンロードしたりすることができなくなります。

登録を解除する際は、メニューから「設定」を選んで「マイアカウント」に入ります。

それから「端末の登録を解除」を選択してください。

その他のデータの削除方法

現在販売されている第10世代のKindleでは、アカウント登録を解除すると端末からコンテンツがすべて削除され、多くの機能が使えなくなります。もっとも、Amazonストアから購入したアイテムはクラウド上で保存されているので、再びダウンロードすることが可能です。

旧世代のKindleでは、アカウント登録を解除しただけでは端末のコンテンツは削除されず、ダウンロード済みのコンテンツを読むことができましたが、この仕様は現在変更されています。

なお、最初にアカウント登録した際にAmazonから送られてくるサンクスレターは、別人のアカウントが再登録されると削除されますし、個別に削除することもできます。

ハイライトした箇所やメモは、「My Clippings.txt」というフォルダに格納されています。USBケーブルを使ってパソコンと接続し、外部ストレージとしてKindleを開くと、内容が確認できます。

このフォルダの中身を削除すれば、ハイライトやメモは削除できます。

これ以外のKindleで保存したスクリーンショットなども、同様にケーブルで繋いでファイルを開けば、確認・削除ができます。

工場出荷状態に戻す端末のリセット

アカウント登録を解除するだけでもKindleのほとんどの機能が使えなくなりますが、他人にKindleを譲る際は、工場出荷時の状態に戻す「リセット」をしておくと万全です。

設定ページのメニューにある「リセット」を選択してください。

リセットすると、ダウンロードしたコンテンツは全て削除され、設定も保存されません。

Kindleのことを正しく理解した上で売買しよう!

中古のKindleを売り買いする場合は、この記事でご紹介した知識を正しく理解しておけば失敗することはまずありません。

Kindleは転売の商材としても魅力的なので、興味のある方は是非取り扱ってみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

目次