レアな限定商品を転売するときのコツ!メリット・デメリットも解説します

企業が販売期間やエリアを区切って売り出している商品、それが限定品です。そもそもの供給量が少ないことに加えて、人気のあるジャンルの商品は手に入れるのが大変ですし、そもそも販売されているエリアに行くことが出来ない人もたくさんいます。

そのため限定品については転売商品を探す人も少なくありません。そこで今回は、限定品を転売するときに抑えるべきポイントについてご紹介します。

目次

限定品の中でもおすすめの商品とは?

限定品を求めている人は多いと述べましたが、人気が高い限定品=売れる商品とはいかないのが実際のところです。そこで、最初はどういったジャンルの商品であれば売れやすいのかご紹介していきます。

ディズニー関連のグッズ

ディズニーのグッズに高い人気があるのはご存じだと思いますが、その人気の根強さと熱心なファンが常に一定以上いるというのは大変珍しいです。

特にディズニーグッズはオンラインサイトやディズニーストアで販売されていないものが多く、直接パークに行く必要があるため入手経路も限られています。加えてイベント時のグッズや周年祭関連のグッズはプレミアがつくこともよくありますので、転売ビジネスでは非常に魅力的な商品です。

新発売が多いゲーム機器・ソフト

大手ゲーム会社から毎年様々な種類のゲームが発売されていますが、こちらも転売商品として非常に魅力的なジャンルです。

新発売のゲーム機はもちろんのこと、ゲームソフトなども人気のものはすぐに売り切れてしまいますし、初回限定版で生産数が限定されている場合はより入手困難となります。

また、近年増えてきたのが「コラボ商品」です。人気アニメや漫画、時には芸能人とタイアップしたコラボ商品は、ゲームにそこまで興味がない消費者からのニーズも高まるので、限定生産と合わせておすすめの商品となります。

コアなファンに人気なフィギュア

アニメや漫画では高確率でフィギュアが作成されますが、コアなファンにはフィギュアの収集を熱心に行っている人が少なくありません。そして人気のジャンルであればそれだけフィギュアの価値も高まるので、やはり転売品として魅力的な商品と言えます。

予約生産限定のものもありますし、市場としては大きくないため売り切れてしまえば再販となる可能性が低いというのもポイントです。しかし、映画化やアニメ化で突如人気が盛り上がったりすることもあります。そうすれば再販する可能性も出てきますので、見極めが必要です。

限定モデルなどのスニーカー

数あるアパレルの中でも靴は収集癖を持っている人が多く、ハイブランドや注目ブランドのスニーカーはコレクションとしても高い人気があります。中でも限定モデルが生産されているものや、芸能人や他ブランドとのコラボ品は世間的にも注目が集まりやすいため、プレミアとして価値が付くものも少なくありません。

またスニーカーは、コレクション目的を除けば消耗品ですので、同じ商品を持っている人からもリピーターとしてニーズがあるのが魅力です。

加えて映画やドラマ、InstagramなどのSNSで芸能人が着用している場合には、話題性も相まって価格が跳ね上がることもあります。

限定品の転売方法とはどんなもの?トピックスも合わせてご紹介

まず、近頃の転売市場においてお伝えしたいトピックスがあります。

それは自動購入プログラムといわれるものを利用して、限定品やコラボ品を発売と同時に購入するというものです。これを使うと、該当商品が発売されて数秒~数分後には自動的に商品が購入できるようになっています。

有名なのは「bot」というものですが、オンライン通販で取り入れられている画像認証や難読文字解析の防護システムを破ることが出来るツールも出ていますし、現在は一般向けに販売され始めました。

もともとは転売をビジネスにしている人が作ったツールなのですが、今やライバルは人間ではなくプログラミングシステムと言えるでしょう。

前項では、限定品を買うのにおすすめのジャンルをご紹介しましたが、この項目では期間限定品の転売について紹介します。それぞれ転売におすすめの方法もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

メルカリを使って期間限定品を転売しよう

フリマアプリであるメルカリは転売ビジネスで非常に活躍しています。出店料なども取られないため、コストが少なく転売ができるのがメリットです。

そして、アパレルなどの期間限定品は転売しやすいので、ジャストシーズンであればすぐに、シーズン終わりのセール品を狙うなら来シーズンに売り出すことで利益を出しやすくなります。

ただ、来シーズンまで在庫を抱える場合は利益化するまで時間が掛かりますので、資金面にご注意ください。

期間限定セールを利用しよう

期間限定のセールをうまく使うと限定品も安く仕入れることが出来ます。中でも「Amazon」と「Neowing」、「楽天市場」はタイムセールを行っていることと、限定品の見つけやすさからおすすめです。

Amazon

Amazonはご存知の方が多いと思いますが、こちらを使う場合は割引率が高く数量を限定されている商品を買うのがよいでしょう。またタイムセールは1人当たり1商品までと個数制限がかかりますので、くまなくチェックしてください。

また購入する商品の目星をつける時に、商品の価格やランキングの推移が見れるKeepa(有料)やSellerspriteなどのサービスを使うと便利です。

Neowing

DVDやゲームなどを取り扱っているショップで、期間限定のセールが頻繁にあるのが利点です。メルマガに登録をしておくとセールのタイミングも把握しやすいので、購入したい商品をリストアップしてセールでお得に手に入れましょう。

楽天市場

年に数回の楽天スーパーセールが狙い目です。こちらは限定品がかなり安く手に入れられるチャンスですので、スーパーセールのタイミングに合わせて購入商品のピックアップを済ませましょう。

また開催数が少ないセールなので、それだけ競争率が高くなっています。セール開始と同時に購入できるよう準備を万全にしておいてください。

限定品の転売をするメリットとは?

これまで限定品の転売について紹介してきましたが、転売ビジネスでは他にも様々な商品を扱います。その中で限定品の転売をおすすめするのは以下のようなメリットがあるからです。

  1. 入手が難しいからこそライバルが少ない
  2. 限定生産や売り切れでプレミア商品になりやすい
  3. 商品の絶対数が少ないので値下がりしにくい

それぞれ詳しく説明していきます。

入手が難しいからこそライバルが少ない

これまでに挙げた限定品は、どれも入手するのに一定以上の労力が必要とされるものでした。普通は簡単に仕入れられる商品を選んで転売する人が多いため、それだけライバルが少なくなります

また、エリアや販売店が限定されているなら、安定的に仕入れるためには近場に住んでいないと難しいです。ディズニーグッズなどが分かりやすい例です。

仕入に労力が掛からないジャンルで転売をしていると、勝負所は商品の仕入れだけでなく販売経路や売り方・見せ方までトータルで考えないと利益が出せないことも多くなります。それに反して限定品であれば、住んでいる場所や掛ける労力によって転売できる人が限られているため、利益が出しやすいのです。

限定生産や売り切れでプレミア商品になりやすい

先述した通り、限定品の中でも期間限定品や初回生産版、周年イベント関連のグッズについては生産数が非常に少ないので、プレミアがつきやすくなります。

プレミアがつけば価格が一気に高騰しますので、仕入れ値からかなり上乗せされた金額で販売することが可能です。

商品の絶対数が少ないので値下がりしにくい

初回限定版や期間限定商品など、限られた人しか買えない商品は転売に出す人も入手に苦労しますし、コアなファンであれば相当なことがなければ手放しません。そのため、市場に出回る数が非常に少ないので、時間が経っても価格が下がりにくいというメリットがあります。

特に販売エリアが限定されているものはそれが顕著です。

限定品の転売をするデメリットとは?

これまで限定品転売のメリットを解説してきましたが、デメリットももちろんあります。一つはメリットの裏返しで、誰でも購入できるわけではないということです。

もう一つは限定品だけで大きな売り上げを出すことは難しいという点です。それぞれのデメリットについて詳しく説明しています。

仕入れるのが難しい

先述したメリットの裏返しで、仕入れるのに人を選んだり苦労が伴うという点です。

例えばディズニーのパーク限定グッズは転売ビジネスでも人気がありますが、千葉県のディズニーランド近郊に住んでいないと安定的に仕入れるのは困難です。

あるいは限定品の発売日に向けて数日前から行列に並ぶというのも、体力と時間がないとなかなか出来ることではありません。だからこそプレミアがついて価格が高騰するのですが、その分仕入れる側も大変なのです。

大きな売り上げを出すことが難しい

限定品の転売は1つ1つの利益率で考えると稼げるジャンルではあるのですが、限定品は毎月・毎シーズン出るわけではありません。コラボ商品ならタイアップの企画がない限りは発売されませんし、周年イベントも5周年や10周年といった区切りのよいタイミングでやりますから、頻度はかなり低いです。

そのため、商品の仕入れが安定して出来ず、安定して売り上げを出すことは厳しいジャンルです。

「売れる商品リスト」をうまく使う方法とは?

転売をしていると「売れる商品リスト大公開」や「儲かる商品リスト20選」という記事やサイトを見かけることが多くなります。

自分が出品する際の参考にするのはもちろん良いのですが、それは他の転売ビジネスをしている人もチェックしている可能性が高いですし、そうなればライバルと似たような商品ばかり出品することになるでしょう。

そこで、この項目では「売れる商品リスト」の活用方法についてご紹介していきます。

ターゲット層を明確にしよう

転売ビジネスで大事になってくるのが「ターゲット層の設定」です。ビジネスやマーケティングでは「売る商品」を決めるよりも先に、「誰に向けて」販売をするのか設定していきます。これを明確に決めることで、売れる商品や効果的な売り方を決めることができるのです。

ターゲットの設定をする際は性別や年齢・職業など様々な要素から絞り込んでいくのですが、今回は簡単に以下のような設定で考えてみましょう。

・男性、家庭を持っていて子供が2人、30代半ば、趣味はアウトドア、仕事は営業職、休みは家族サービスをして過ごしている

このような人はどんなものが欲しいでしょうか。まず家族サービスをしているけど、平日は営業周りで疲れているなら、自宅で子供と遊べるゲーム機や子供向けのDVDなどはニーズが考えられます。また子供は子供向けのアニメや番組のキャラクターが好きなことが多いので、プレゼント用にキャラクターグッズも需要があるでしょう。

アウトドアが趣味なら、夏休みにキャンプや旅行に出かけるためにキャンプ用品や旅行グッズなども興味を持っていると想定できます。

このように、ターゲット層を具体的に設定することで、より具体的でニーズに寄り添った商品選びができるようになるのです。本格的にターゲット層の設定について学びたい場合はサイトや書籍で調べてみるとよいでしょう。

リサーチした商品から少しずらしてみよう

リサーチした商品の大半は、他の出品者もたくさんいるレッドオーシャンになっており、競争が激しい市場で勝ち上がるのはとても難しいです。ただ、競争が激しい市場の商品でも、少し視点をずらしただけでブルーオーシャン、つまりライバルが少ない市場で勝負ができるようになります。

人気アニメのフィギュアが売れている場合、コアなファンならフィギュアを飾る台座やケースも購入したいと考えるでしょう。コラボ商品のスニーカーならば靴ひもが、腕時計ならベルトも需要が出てきます。

こうして需要から少し外すだけでライバルの出品者が一気に減って、利益が出やすい市場で勝負することができるのです。

先述したターゲット層の設定と掛け合わせることで、より効果的にブルーオーシャンを開拓することができるようになります。

仕入先や販売先を広げましょう

ターゲット設定と同じく大事なのが、仕入れ先や販路を広げて選択肢を持たせることです。

購入する商品が決まったら、その商品をどこから仕入れるとよりお得になるのかを考えていきましょう。今回も一部ご紹介しましたが、商品や時期によって最適な仕入れ先は変わるものです。

商品が家電なら、家電量販店のセールや家電専門の安いサイトを探したり、アニメグッズなら専門店以外にも予約販売特化のサイトもあります。アパレルでも海外のハイブランドを買うなら、海外に買い付けに行ったり現地価格で買えるサイトを探すのもよいでしょう。

また同じように、販売するサイトやアプリによってユーザーのメイン層は変わってきます。この仕入れ先と販売先、商品の組み合わせが利益を上げるための足掛かりに繋がるので、ぜひ試行錯誤してみてください。

転売ビジネスでの買い占めは非常にハイリスク

限定品の転売ビジネスで考えるのが、商品の買い占めです。市場を独占できれば利益になると考えがちですが、買い占めをすることは非常に高いリスクを伴います。

【買い占めで起こる4つのリスク】

  • 仕入れの難易度が非常に高い
  • 売買をするタイミングの難しさ
  • アカウントが悪評を買う可能性が高い
  • 法律や条例で取り締まり対象になる可能性がある

それぞれのリスクについて詳しく説明していきます。

仕入れの難易度が非常に高い

買い占めをしようとすれば、発売日の数日前からお店に並んだり、予約が開始されるタイミングを待って何度も注文予約を申し込んだりと、多大な労力が掛かりますし、さらに購入制限が掛かるケースが殆どです。

レアな商品であるほど「1人1商品まで」と制限が入り、1つのショップだけでは買い占めするのは不可能に近いです。

この争奪戦を回避するなら、今後の販売予測を立てて品薄が見込まれる商品を買い占めるという手法があります。しかしこの手法は、販売予測を立てること自体の難しさと、予測が外れた場合に不良在庫を抱えるリスクが大きいです。

そもそも販売予測を正確にできる人なら、他のビジネスでも十分利益を出せるはずなので、わざわざリスクを抱える必要はないでしょう。

売買をするタイミングの難しさ

買い占めを行うのは限定品やプレミア商品ですが、これは価格が高騰しているタイミングに売り出さないと値崩れします。

これは消費者の関心が高まっているとき、というタイミングでもありますが、商品が再販されたり生産量が増えれば価値は暴落して、プレミア価格まで戻るのに非常に時間が掛かります。

そうなれば在庫を抱えるだけになってしまいますので、どうやって在庫を処分するのか考える必要がありますが、その場合はほとんどが赤字となって損失を出すことになります。

アカウントが悪評を買う可能性が高い

転売ビジネスを行うためには、メルカリでもAmazonでも自分のアカウントを使って売買をしなければなりません。そしてアカウントの評価は、購入者にとって大きな影響を与えます。

そもそもその商品を買いたいと思う人からすれば、買い占めして定価より高値で販売する人に良い印象を抱きにくいものです。そうすれば売買の対応が良くてもアカウントに対する評価は低くなってしまうリスクが高くなります。

顔が見えない相手から買う通販サイトやアプリでは、購入するに足りる信用があるかはアカウントの評価しかありません。そしてアカウントは複数持つことができないので、評価次第ではその販路が使えなくなることも考えられます。

法律や条例に違反する可能性がある

チケットなどの転売は「国民生活安定緊急措置法」で取り締まられています。これは転売によって購入したい人や興行主、出演者などに損害を与えているという理由から設立されました。違反した場合の罰則は1年以下の懲役、100万円以下の罰金、あるいはその両方と、かなりの罰則が科せられます。

参考:国民生活安定緊急措置法による転売規制についてのQ&A(PDF)

また、チケット売買禁止の法律がなかった時期には、「チケットを転売目的ではないと偽って購入した」と詐欺罪を課せられた人もいました。

つまり市場を独占した迷惑行為だと認められれば、今は法律が無くても法律違反となってしまう可能性があるのです。

まとめ

今回の記事では、限定品の転売ビジネスについてご紹介させていただきました。転売ビジネスは副業や起業で人気のあるビジネスモデルのひとつです。メリットやデメリットなど詳しくご紹介させていただきましたので、転売ビジネスを始めようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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この記事を監修した人

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