メルカリの後払いにはデメリットが多い?リスクや回避方法・賢い使い方も詳しく解説!

メルカリでは、とても便利な「後払い」というサービスがあります。商品を購入したその場で決済をするのではなく、クレジットカード払いのように支払い期日を延期することができるのです。

「思わず買いすぎてしまった」「今月は出費が多くて余裕がない」といった場合に、手軽に手続きできるので多くのユーザーが利用しています。

しかし、この後払いには、さまざまなデメリットもあるので注意が必要です。

そこで今回は、メルカリ後払いのデメリットやリスクとその回避法、さらに始め方や知っておくと得する豆知識も紹介します。

目次

メルカリの後払いとは

まず、メルカリの後払いについて概要を解説しましょう。

後払いとは「メルペイスマート払い」のこと

後払いを利用すると、今月にメルカリで購入した分の支払いを、全額翌月に回すことができます。

実は、後払いは、かつて多用されていた呼び方で、現在では「メルペイスマート払い」と言われています。
公式サイトでも、いまだに「後払い」と「スマート払い」の両方が混同されているので、勘違いしやすいかもしれませんが、同義だと理解しておいてください。

後払いの決済方法は、以下の3種類です。

  • 自動引き落とし
  • メルペイ残高
  • コンビニまたはATM

メルペイ残高なら、翌月の好きな日付で決済することができます。
例えば、8月に購入した分を、9月1日〜30日の好きな日に支払えるという具合です。しかも手数料は無料です。

コンビニやATMでも好きな日付を選べますが、後述するように支払い手数料が必要になるので注意してください。

銀行口座からの自動引き落としの場合は、6、11、16、21、26日のいずれかに限定されます。この場合は、引き落とし口座の登録と、「アプリでかんたん本人決済」が済んでいることが条件です。こちらも手数料は無料です。

本人確認は、行わなくてもメルカリサービスを使うことはできます。しかしできることが限定されるうえ、本人確認をしていないとユーザーからの信用が低くなって出品した商品が売れにくかったり、買いたくても売ってもらえなかったりする恐れがあります。よって、済ませておく方が無難でしょう。

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「定額払い」もある

後払いサービスは、2段階になっています。

上記の翌月払いに加えて、「定額払い」もあるのです。

定額払いを利用すると、クレジットカードの要領で、購入の翌月以降に定額による分割払いが可能になります。

高額商品を購入したり、他での支払いが重なったりしている場合には、非常に便利です。

ただし、定額払いは、後述するように審査や年齢制限、支払い総額が増額するといったデメリットもあるので注意が必要です。

メルカリ後払いのデメリット

それではここから、後払いのデメリットを解説しましょう。

年齢制限がある

まず後払いは年齢制限があるので、だれでも利用できるわけではありません。

具体的には、

  • 18歳以上であること(未成年の場合は、保護者の同意が必要)
  • 定額払いは20歳以上であること

さらに先ほど説明した「アプリで本人確認」を済ませることも必須条件になります。

本人確認には以下の書類のいずれかが必要になります。

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証か運転経歴証明書
  • パスポート
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

手数料がかかることがある

決済方法に「コンビニ」か「ATM」を選択した場合は、購入金額に応じた手数料が必要になります。

支払い金額 手数料
2,000円未満220円
2,000円〜20,000円未満330円
20,000円〜35,000円未満550円
35,000円〜40,000円未満770円
40,000円以上880円

毎回上記の金額を支払うことになるので、積み重なると思いのほか出品額が大きくなります。
よってできれば、自動引き落としかメルペイ残高での支払いがおすすめです。

クレジットカードでの決済ができない

後払いは、クレジットカードで決済ができない点もデメリットです。

キャッシュレスサービスといえば、クレジットカード払いができるのが一般的です。クレジット払いができれば、ポイントもつくので得ですが、それができない点は不便でしょう。

利用上限がある

後払いには、メルカリから各ユーザーに利用上限金額が自動設定されます。この金額以上の支払いを後払いにすることはできません。

自身の上限金額がいくらかは、以下の方法で確認できます。

【アプリから確認】
「支払い」→「メルペイ設定」→「メルペイあと払い」「利用上限金額」

【PCから確認】
「アカウント」→「マイページ」→「支払い設定」→「あと払い利用上限金額の設定」

延滞手数料や遅延損害金が発生する

後払いでもっとも注意しなければならないデメリットは、支払いが遅れた場合に「延滞手数料」や「遅延損害金」が発生する点です。

後払いを利用して、翌月に約束の金額が支払えなかった場合、その翌月から1日と15日にそれぞれ「300円」の延滞手数料が請求されます。
1ヶ月遅れたら600円、2ヶ月なら1,200円という形で加算されていきます。

さらに年率14.6%の遅延損害金が発生。遅れて支払ったとしても、利用金額の14.6%を日割り計算した額に支払いまでの日数を掛け合わせた分(小数点以下は切り捨て)が請求されます。

そもそも定額払いを利用するとなると、購入金額に年率15%の利子が付くので、その上乗せ分の金額も考慮しておく必要があるでしょう。

後払いの支払いが遅れた場合のリスク

後払いで支払いが遅れた場合には、上述のように延滞手数料と遅延損害金が発生します。
それ以外にも知っておくべきリスクがあるので、さらに掘り下げて見ていきましょう。

後払いサービスが利用できなくなる

後払いでの決済が遅れると、まず後払いの翌月払いと定額払いの両方が、期限日の翌日から使えなくなります。

翌月払いなら、8月分は翌9月30日までが支払い期限ですが、この日までに決済できない場合は、10月1日から翌月払いも、定額払いも利用できなくなるということです。

メルカリでの買い物ができなくなる

さらに、後払いの支払いに遅れると、その翌月11日からは後払い以外の決済も、メルカリでの買い物もできなくなります。

例えば、メルペイ残高があれば、メルカリ以外のコンビニやスーパー、ドラックストアなど全国5万店以上のお店での買い物や飲食、加盟のネットショップでのショッピングができますが、そのサービスも使えなくなってしまいます。

復活できても利用上限が厳しくなる

支払いが遅れても、延滞手数料や遅延損害金を含めた支払いがすべて完了すれば、再び後払いサービスを利用することができます。

しかし、支払いが遅延したことはペナルティとなるため、利用上限金額は以前と比べると確実にダウンしてしまいます。

信用情報機関に履歴が残る

信用情報は、クレジットカードの発行やローン契約、融資の際の審査で必ず各社が確認を行います。そのため、後払いの遅延が履歴にあると、クレジットカードが発行されなかったり、ローン審査をパスできなかったりする恐れがあるでしょう。

信用情報履歴は、消滅までに5年間を要します。よって、後払いでの支払い遅延は、メルカリ内だけの問題にとどまらないので、くれぐれも注意しなければなりません。

後払いの遅延を防ぐ方法

後払いは便利ですが、上述のようなデメリットやリスクがあるので要注意です。
そこで続いては、リスクを抱えなくて済むための支払い遅延の回避方法について解説しましょう。

シミュレーションをして明確な返済計画を立てる

とくに「定額払い」を利用する場合は、支払いが遅れると返済額が上積みされていくので気をつけなければなりません。

そこでおすすめするのは、利用前のシミュレーションで返済計画をきちんと立てておくことです。

シミュレーションは以下の要領で行うことができます。

「マイページ」→「残高・ポイント」→「メルペイスマート払い履歴」を選びます。

「定額払いの設定」を選びます。

「プランを変更する」を選んでシミュレーションができます。

一回の返済額が多くなれば、支払い期間を短縮できますし、返済額が少なければ支払い期間を延ばすことになります。
現状からどのような設定が最適かをよく考えたうえで支払いパターンを決めてください。

自動引き落としにしてアプリで通知を受け取る

支払い方法を自動引き落としにすると払い忘れがないうえ、手数料もかからないのでおすすめです。

もしどうしても自動引き落とし以外の方法を望む場合は、あらかじめ設定しておくと支払い時にはお知らせ通知を受け取ることができるので安心でしょう。

通知の設定方法か以下の通りです。

「マイページ」→「お知らせ・機能設定」と進みます。

すると、項目ごとにボタンのON・OFFができるので、ここをONに設定してください。

後払いのメリット

後払いには、当然メリットもあるので、ここで改めて解説しておきましょう。

支払いを翌月に回せる

繰り返し言いますが、後払いを利用すると、支払いを一括して翌月に回せます。

しかもメルペイ残高かコンビニ・ATMなら支払う日付を自由に決めることが可能です。

できるだけ先延ばししたい場合は翌月の末日でも良いので、最大で約2ヶ月近くも支払いが猶予されます。

利用限度額を自分で決められる

後払いは、利用金額の総額は事務局から自動で設定されますが、その範囲内なら利用上限金額を自分で決めておくことが可能です。

つまり、自分で設定した金額以上は使えないので、買いすぎを回避できます。後述しますが、上限金額は後払いを利用するにあたり、最初に設定することになります。その上限金額は以下の方法でいつでも変更可能です。

【アプリから変更】
「支払い」→「メルペイ設定」→「メルペイのあと払い」→「利用上限金額」

【PCから変更】
「アカウント」→「マイページ」→「支払い設定」→「あと払い利用上限金額の設定」

状況に応じて「定額払い」へのシフトができる

後払いで翌月に支払おうと思っていても、利用金額が多い場合は、定額払いに変更できる点も便利です。

後払いの設定方法

続いては、後払いの設定方法について解説しましょう。

アプリで簡単に設定できる

「メルペイ」→「使い方」→「メルペイスマート払い」を選びます。

「設定をはじめる」をタップしてください。

利用目的を確認してから「上記の利用目的で申込む」をタップします。

「パスコード」に4桁のパスコードを入力します。

「利用上限金額を設定」で、希望の利用上限金額を入力しから、「この金額ではじめる」をタップして設定終了です。

銀行口座を登録しよう

自動引き落としは、手数料がかからず、支払い忘れも回避できるのでおすすめです。

引き落とし口座の登録方法は、以下の通りです。

「メルペイ」をタップして「使い方」→「銀行チャージ」→「銀行口座を登録する」へ進みます。

「銀行の選択」から該当する銀行を選び、「同意して次へ」をタップします。

必要情報を入力したら「銀行サイトへ」をタップしてください。

4桁のパスコードを入力します。

銀行サイトに遷移するので、指示にしたがって登録を済ませてください。

「お店で使えるメルペイスマート払い」を設定すると便利

メルカリ以外の加盟店で後払いをしたい場合は、「お店で使えるメルペイスマート払い」を設定します。

「メルペイ」→「使い方」→「メルペイスマート払い」へと進みます。

「設定をはじめる」をタップし、指示にしたがって設定するのみです。

実際に加盟店で後払いを利用するときには、メルペイ画面上の「⇆ ¥〇〇〇」をタップしてください。支払い方法を、「メルペイ残高払い」から「メルペイスマート払い」に切り替えて使います。

後払いの豆知識

続いて、後払いについて知っておくと得する豆知識を紹介しましょう。

「定額払い」は繰上げ支払いが可能

定額払いを設定した後に、お金に余裕ができた場合は、支払いを前倒しすることができます。

方法は、「定額払いの設定金額」を開いて支払い金額を希望額まで引き上げます。

そして支払い方法を「チャージして支払う」か「コンビニ/ATM」に変更して支払えば完了です。

後払いで購入しても支払い期間前の決済も可能

いったん後払い扱いにしたものを、すぐに決済したい場合も変更可能です。

「支払い」→「毎月のご利用状況」あるいは
「支払い」→「最近のご利用」→「毎月のご利用状況」

から支払うことができます。

滞納後の復活は可能

後払いは、翌月払いでも定額払いでも、延滞手数料や遅延損害金を支払ったあとには、復活することができます。

ただし、前述の通り、上限金額は確実にダウンするので、注意が必要です。利用実績を積み上げることで利用上限金額はアップされる可能性もあります。しかしそれには時間がかかるので、滞納をしないに越したことはないでしょう。

利用上限金額の基準は非公開

利用上限金額がどのような基準で決められたり、増減されたりするのか知りたいという方も多いでしょう。

しかし残念ながら基準はいっさい非公開となっています。

まとめ

メルカリの後払いは、便利ではありますが、それなりのデメリットもあるため利用する際には注意が必要です。

とくに支払いが遅延した場合は、その後が大変になります。

自動引き落としを使ったり、通知をONにしたりして、極力リスクを回避するのがおすすめです。

また、お金に余裕ができた場合は、できるだけ支払いを前倒しするのがよいでしょう。

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